仕 様 書 1.更新の背景及び目的 宮崎県工業技術センターと宮崎県食品開発センター(以下「甲」という)は、平成1 0年に宮崎テクノリサーチパーク内に新規移転し、様々な機関と連携して県内の工業や 食品を取り扱う民間企業や研究団体の支援を行っている。当センター内の研究環境は社 会の高度情報化と歩調を合わせるべく、新規移転当時より全館の全ての研究室に配線さ れたネットワークシステムを稼動させている。また、当センターのネットワークは、研 究環境とあわせて適切なシステム環境を整備維持する必要がある。 本庁グループウェアの仕様により、工業技術センター内ネットワークシステム(以下、 センター内ネットワークシステム)と県庁ネットワークシステムが競合するので、ファ イアウォールにより県庁ネットワークシステムとセンター内ネットワークシステムを分 ける機器構成としている。 このため、当センターでは仮想デスクトップシステムを導入し、このシステムを利用 してセンター内ネットワークシステムから県庁ネットワークシステムに接続している。 今回の調達ではこの仮想デスクトップシステムの更新を行う。 なお、今回の調達では、使用者に負担を掛けず、これまでの利便性を活かしたネット ワークシステムの構築、運用、管理を行うものとする。 2.更新の目的 上記 1 のシステムを維持し、研究開発支援を円滑に行えるように更新を実施するもの である。 3.仕様の範囲 本仕様の範囲は、機器の借入、搬入、据付、配線、調整、検査、設定保守及び甲に対 する諸手続を含むものとする。本仕様に明示のない事項であっても、機能上及び作業上 必然と思われるものについては、請負者(以下「乙」という。)において充足するものと する。 また、本仕様に係る契約は機器リース会社と設置、設定及び保守点検会社との3者契 約とする。 4.運送及び保管 乙は、甲に引渡しを完了するまでの間、機器材料の輸送、搬入、保管等に際し生じた 事故について、その責を負うものとする。 1 5.据付・調整 5.1 据付については、甲が指定した場所に設置すること。調整については、納入期 限までに完了すること。試験運用についても同様に納入期限までに行うこと。 5.2 機器の設置にあたっては、既設のHUBやLANケーブル等を利用しても構わ ないが末端のコネクタなどを破損した場合はその補修(再圧着)を行うこと。 6.保証及び保守 6.1 乙は、納入した全ての機器・装置を常に良好な状態に保つため、機器・装置に 精通した保守要員により常時保守できる体制を取り、その保守要員と休日・夜間等に おける連絡先を開示すること。 6.2 納入した機器・装置の稼働環境を確保するため、保守要員を甲の要請後概ね6 時間以内には現地に到着させ、保守点検等にあたるものとする。また、障害発生時は 当日中に現地で確認を行い、障害を最小限にとどめる等の処置を行ったうえで、速や かに修理を行うこと。 6.3 リモート(遠隔操作)での保守は一切認めない。 6.4 アラート情報のSMTPによるメール通知については、本庁の許可を得て、さ らに甲に事前に許可されたもののみ外部に送信できるものとし、その通報内容と同じ ものが甲の指定するアドレスにも通知されなければならない。 6.5 サーバ入替後の初日は保守要員を業務に立会わせること。 6.6 乙は機器・装置を完全に使用できるよう保守の責任を負うものとし、機器・装 置の故障によって甲の業務に支障を生ずるおそれのある場合は、代替機器等を提供す ること。 6.7 機器の保守にあたっては、甲の使用者における重大な過失によるハードウェア の故障以外は全て無償保守の対象とする。 7 調達物品の納入場所 7.1 宮崎県宮崎市佐土原町東上那珂16500-2(宮崎県工業技術センター内) 更新にあたっては、以下のスケジュールに従うものとする。 2 6月 上旬 中旬 7月 下旬 上旬 中旬 下旬 ○機器設置など ○設定、調整など ○仮運用 ○本稼働 導入機器の設置については、それぞれの設置場所につき、平日(9時~17時)の 1日程度で作業を行う。ただし、平日の作業に関しては、職員の業務に影響を及ぼさ ない(騒音が発生しない等)よう十分注意すること。また、甲の指示により、休日ま たは平日の17時30分以降に作業を行う場合もある。スケジュールについては、変 更もありえるので、その際は甲の指示に従うこと。 8. 借用期間満了時の取り扱い 8.1 納入機器の借用期間満了時には、乙が対象機器のハードディスクのデータ内容 を完全に消去し、引き取りを行うとともに、データを完全消去した旨を示す証明書を 甲に提出すること。また、機器の取り外し等については甲の指示に従い、乙が行うこ と。 なお、今回納入された機器の一部又は全部について、再リースを行うことがある。 9. 機密保護 9.1 本契約内で得た情報に関して機密保持ができること。 10.その他 10.1 調達するすべての物品は中古品であってはならない。 10.2 導入する機器には甲の定めた項目を記載した管理ラベルを乙が作成し貼り付 ける。 10.3 既設のネットワーク装置との相性について検証や動作確認等を十分に行った 上、機器の選定と設置を行うこと。 10.4 本仕様書に記載のない事項については、随時協議する。 10.5 納入完了時には、完成図書と管理マニュアル等を書面及び電子データ(CD 等)にて提出すること。 10.6 契約期間中に甲から各種協力依頼があった場合には、システムの円滑な稼働 に必要な限り迅速に対応すること。 3 11 基本仕様 11.1 システムの導入及び変更により、既に導入している他のシステムに影響を与 えないように考慮すること。 11.2 システムの安定稼働、他のシステムへ影響がない構成であること。 11.3 入札時点で、一般市場において出荷されている製品であること。 11.4 入札時点で、本仕様を満たしているものであること。 11.5 機器の設置、設定、調整においては指示する情報に従い、確実な運用、管理 が行えるようにすること。 12 概要仕様 12.1 既存ファイアウォールによりセンターネットワークと県庁ネットワークが分 かれている。ネットワーク図として、図1を参照のこと。 12.2 既存ファイアウォールを使用し、必要なポートのみ解放し、図2のとおりの 動作となるよう設定すること。設定変更を行う時は甲と協議の上行うこと。 センター研究員(県職員)の PC から仮想デスクトップシステムで、県庁ネ 12.3 ットワークシステムが利用可能になること。 12.4 仮想デスクトップシステムのクライアント数は40を満たすものとする。OS は Windows7 Professional SP1 を使用すること。 12.5 仮想デスクトップシステムで利用できるアンチウイルスソフト(TREND MICRO ウィルスバスターコーポレートエディションまたは同等品)を導入すること。 クライアントすべてにアンチウィルスシステムを導入すること。(平成28年7月1 日から平成30年3月31日まで使用する。) 仮想デスクトップシステムの各クライアントは本庁 ActiveDirectory に参加 12.6 すること。 12.7 仮想デスクトップシステムの各クライアントではインターネット接続は本庁 プロキシを使用すること。 12.8 仮想デスクトップシステムに本庁グループウェアシステム Desknet's NEO を 使用できるようにすること。(ライセンス調達不要) 12.9 仮想デスクトップシステムに本庁メールシステムを使用出来るようにするこ と。 12.10 仮想デスクトップシステムに本庁財務会計システムを使用できるようにす ること。 12.11 仮想デスクトップシステムに本庁資産管理システム SKYSEAClientView クライアントを導入すること。(ライセンス調達不要) 12.12 仮想デスクトップシステムに本庁統合認証システム Novell クライアントを 導入すること。(ライセンス調達不要) 4 12.13 仮想デスクトップシステムに本庁 SecureDevice を導入すること。 (ライセ ンス調達不要) 12.14 仮想デスクトップシステムに下記のアプリケーション Viewer の最新版を 導入すること。数はいずれも40とする。 一太郎、マイクロソフトオフィス(Word,Excel,PowerPoint)、AcrobatReader 12.15 仮想デスクトップシステムからセンター設置のプリンタに印刷が可能であ ること。 12.16 仮想デスクトップの各クライアントはセンターネットワークシステムのフ ァイルサーバシステム、業務管理システム等が使用できるようにすること。また、ど のシステムを使用するかは甲と協議の上、構築・設定等行うこと。 12.17 ハードウェアの仕様を表1に示す。 12.18 仮想ソフトウェアの仕様を表2に示す。 12.19 仮想ソフトウェアメーカーサポートの仕様を表3に示す。 12.20 ハードウェア構成概要を図3に示す。 12.21 システム構成図を図4に示す。 12.22 仮想デスクトップシステムは、平成28年7月1日から平成30年3月3 1日まで使用する。ハードウェア機器については平成28年7月1日から平成33年 6月30日までの5年間使用する。 12.23 乙は仮想化に対して知識力、技術力、保守力等一定以上の水準が必要であ る。 12.24 以下のライセンスについては、甲が保有しているため、調達は不要である。 ・Windows Server 2008 CAL ・Microsoft VDA Japanese MonthlySubscriptions-VolumeLicense OLV 1 License Level D Additional Product PerDvc 1Month 5 図1. 図2. 6 図3 HW構成概要 既存NWへ 1G Server #1 Server #2 Server #3 10G 2920-24G 図4 システム構成図 アクセスクライアント ※既存PC利用の想定。 宮崎県庁ActiveDirectory インフラLAN 仮想デスクトップ×40 40 ※リンククローン 仮想マシン Windows 7 SP1 メモリ:4GB HDD:50GB(システム)+10GB(プロファイル) ※マスターOSイメージは1つの想定 vSphere HA (仮想デスクトップ基盤)×3 バックエンドLAN 10Gb VSAN Network アンチウィルス(物理サーバ毎) 仮想マシン VirtualAppliance ※物理サーバ毎のローカルDISKに 配置 共有ストレージHDD 実容量:約3.7TB 7 表1 ハードウェア仕様 項目 仕様 CPU 1プロセッサー当り2.8GHz、8コア以上 当 相 (Opteron6320 以上) 8 GB ( デ ュ ア ル ラ ン ク RDIMM) PC3L-10600R-9 以上 合計:128GB 以上 ネットワーク Gigabit ネットワークアダプター×4ポート以上 搭載 電源 2 基以上の冗長化構成とする 共有ストレージ 10Gigabit SFP+ 2ポート ネットワークアダ 用ネットワーク プター×1基 ハードディスク ホットプラグ対応 2.5 インチハードディスクを8 基以上搭載 ホットプラグ SAS ハードディスク 10krpm 300GB×2基 ホットプラグ SATA ソリッドステートドライブ 400GB×1基 ホットプラグ SAS ハードディスク 7.2krpm 1 TB×4基 RAID0、RAID1、 アレイコントロ ライトキャッシュ1GB 以上 ーラー RAID5の 3 セットが構成可能なこと DVD ドライブ SATA DVD-ROM ドライブ搭載 パワーサプライ ホットプラグ対応。冗長構成であること 冗長用電源コー 100V 電源コード 2m 以上 ド ラックレール ボールベアリング方式ラックレールキット×1基 運用管理 遠隔からのハードウェアの状態監視、電源、BIOS 操作などが可能であること ハードウェアオ 当日6時間対応 平日受付 ンサイト保守 8 数量 物理サー 3 バ 搭載数:2基以上 メモリ 用途 5年 相当以上 主な機能 • 10G(10G-T および 10G SFP+)対応製品を最 共有スト 大 4 台接続可能 レージネ • スタック技術を使用し、最大 4 台を 40Gbps/ ットワー ポートで Plug&Play で使用可能 ク • 0~55℃に対応 • EEE 対応で環境に配慮した設計 • 80PLUS Silver 認証電源を使用 • レイヤー2/3、スタティック/RIP ルーティング のサポート • ライフタイム保証、sFlow、ACL、レートリミ ット ポート 20 個の RJ-45 オートセンシング 10/100/1000 ポ ート(IEEE 802.3 Type 10Base-T、IEEE 802.3u Type 100Base-TX 、 IEEE 802.3ab Type 1000Base-T)、 通信方式: 10Base-T/100Base-TX: 半二重または 全二重、1000Base-T: 全二重のみ 4 個の RJ-45 デュアルパーソナリティポート 10/100/1000 ポ ー ト ( IEEE 802.3 Type 10Base-T 、 IEEE 802.3u Type 100Base-TX 、 IEEE 802.3ab Type 1000Base-T)もしくは光フ ァイバー接続用 SFP スロット(Gigabit-SX、-LX、-LH、または 100-FX) 2 個のモジュールスロット 1 個スタッキングモジュールスロット 1 個のデュアルパーソナリティ(RJ-45 または USB マイクロ B)ポート 1 個の USB 1.1 ポート 1 個の RJ-45 アウトオブバンド管理ポート 電源 1 個の電源スロット 最低 1 個の電源が必要 必要条件 3台のサーバを接続し、各サーバ間の速度が10 Gbps 以上の通信を保証すること モジュールは光ファイバー用 SFP+とする 9 1 接続するためのケーブルは SFP+コネクターが両 端に装着された3m以上のケーブルとする×3本 出力 1200W / 1200 VA 出力電力容量 最大設定可能電力 1200W / 1500 VA 定格出力電圧 100V 出力電圧歪率 7 % 未満 定格周波数 50 Hz で 47 ~ 53 出力周波数 Hz, 定格周波数 60 Hz で 57 ~ 63 Hz 接続形態 ラインインタラクティブ 出力波形 正弦波 NEMA 5-15R 出力接続 入力 ×6口 100V 定格入力電圧 50/60 Hz +/- 3 Hz (オート・センシン 入力周波数 グ) 入力形態 NEMA 5-15P コード長 2.44 メートル以上 最大入力電流 12A バッテリとラン バッテリ・タイプ 小形シール鉛蓄電池 タイム 充電時間** 4 時間 RBC 数量 1 通信と管理 インタフェース ネットワーク プロトコル HTTP, HTTPS, IPv4, IPv6, NTP, SMTP, SNMP v1, SNMP v2c, SNMP v3, SSH V1, SSH V2, SSL, TCP/IP, Telnet ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー フ ェ イ ス 接 続 RJ-45 10/100 Base-T 認証 Radius 空き SmartSlot 数 1 コネクタ・パネル ステータス監視と制御のため の多機能 LCD 付コンソール 警報音 バッテリ使用中のアラーム:バッテリ残 量の極端な低下を知らせるアラーム:設定可能な 待機時間。 10 無停電電 源装置 2 管理ソフトウェ コマンドファイルの実行 ア ネットワークのスタートアップシーケンス、また シャットダウンシーケンスでもコマンドファイル を動作できる。 オペレーティング・システムのシャットダウン 長時間の停電やコンピューターシステムのトラブ ルが発生した場合に、オペレーティングシステム でデータ破壊の危険性を回避する。 イベントログの記録 イベントログを伴う事象につながるようなイベン トのタイミングと順序を正確に表示する。 E-メール通知機能 アドミニストレータなど設定したユーザに対して UPS や 電 源 に 関 す る 各 イ ベ ン ト の 発 生 時 に E-mail にて通知させる。 シャットダウンおよび再起動のスケジュール設定 ユーザが定義可能なパラメータを利用して、必要 に応じた接続機器や UPS のシャットダウンが行 える。保守目的での OS のシャットダウンを実行 する、その他の UPS のシャットダウン時刻を設定 する、など。 シーケンスド サーバー シャットダウン 優先度のより高いサーバーのランタイムを延ばす ため、1 つの UPS から受電している複数のサーバ ーのシャットダウンの順序を決定できる。 整理されたネットワークのシャットダウンと再起 動 接続しているサーバーと UPS のネットワークシ ャットダウンおよび再起動シーケンスをカスタマ イズする。 11 通信の安全を確保 デフォルトでの HTTPS によ る安全な Web アクセスにより、デバイスとクラ イアント インターフェイスの間の通信が外部に 漏れるのを確実に防ぐことができる。 導入する仮想ソフトウェアをメーカーサポートし ていること。 表2 仮想ソフトウェアの仕様 項目 仕様 用途 数量 管理 仮想デスクトップの展開、変更、追加/削除、ユー 仮想デスクトップ 40 以上 ザーアサインなどの機能を GUI で提供している こと 仮想デスクトップ環境の状態を目視可能であるこ と 仮想デスクトップ環境の管理を 1 つの Web ベース ツールで実現可能であること 職務分掌に応じて、仮想デスクトップ環境の管理 権限を分けることが可能であること 仮想デスクトップをユーザの部門、業務に応じて グループ単位で管理、展開が可能であること 仮想デスクトップの展開には、マスターイメージ からの展開が可能であること パッチ適用やアプリケーションの配布といった、 展開後の変更においてもマスターイメージを更新 することで適用させることが可能であること ストレージのディスク消費を抑えるため、マスタ ーイメージを共有利用する機能を有すること マスターイメージとユーザー領域を分割して管理 し、別々のストレージ領域に保存することが可能 であること 12 TMP フォルダを別のストレージ領域に保存し、適 宜削除する事が可能であること ユーザー環境は、業務内容に応じて固有割り当て、 流動割り当ての選択が可能であり、共通の手法に て管理が可能であること 例外的なユーザーの環境も、可能な限り同じツー ル、手法で管理可能であること アプリケーションの配布を仮想デスクトップ管理 ツールから実行可能であること ユーザープロファイルをネットワークフォルダ上 に保存する事が可能であること イメージ更新は一括実行、あるいは、利用終了し た仮想デスクトップから実施できること ハイパーバイザーが連携し、仮想デスクトップ毎 のストレージ領域のうち仮想デスクトップ内でフ ァイルを削除するなどの操作で使用しなくなった 領域を回収し再利用し、ストレージ容量を節約す る機能を有すること 仮想デスクトップのプロビジョニングを高速化さ せるため、プロビジョニング処理をストレージコ ントローラへオフロードできる機能を有すること 仮想デスクトップの管理に柔軟性があること。具 体的には、仮想デスクトップ管理単位ごとに、最 初に作る仮想デスクトップの数、仮想デスクトッ プの最大数、常に余剰に作成しておく仮想デスク トップの数を設定できること ユーザ 仮想デスクトップ方式のソリューションであるこ ー と エクス 一人のユーザーに対して複数の環境を割り当てる ペリエ ことが可能であること ンス ユーザーが移動した際にも同一仮想デスクトップ が、移動前の状態から利用可能であること パッチ適用やアプリケーションの配布、バージョ ンアップにおいて業務影響がないこと 13 ユーザーの異動、配属にあたって迅速な仮想デス クトップ環境の提供が可能であること 仮想デスクトップへの接続権限情報及び接続を複 数のサイトを跨いで共有することができること マスターイメージを簡素化するために、アプリケ ーションを OS から分離し、exe もしくは msi 形 式のファイルにパッケージ化でき、そのパッケー ジ化したアプリケーションは Windows の管理者 権限を持たないユーザでも利用できる機能を有す ること 旧バージョンのアプリケーションを新しい環境上 でも継続的に利用可能であること 同一アプリケーションの複数バージョンの混在が 可能であること システム領域に対してインストールを行わずにア プリケーションを配布、稼働できること 配布されたアプリケーションは仮想デスクトップ に割り当てられたリソースで稼働すること アプリケーションのウィンドウのみを、端末に画 面転送する機能を有すること 画面転送されるアプリケーションのショートカッ トを作成できること 1 つのサーバーに複数人がセッション接続可能な ターミナルサービス方式を利用でき、単一のコネ クションブローカーからセッションを振り分ける ことが可能なこと Windows、Mac、iOS、Android 端末にアプリケ ーション画面を転送することが可能であること ローカルにインストールされたアプリケーション の単一のインタフェースから、仮想デスクトップ 及び画面転送型アプリケーションに接続し、利用 可能なこと 14 単一の Web インタフェースから、仮想デスクトッ プ及びターミナルサービス方式デスクトップだけ でなく、画面転送型アプリケーション・パッケー ジングされた仮想化アプリケーション・SaaS ア プリケーションを再度認証することなく、利用す ることができること 印刷データによるネットワーク帯域の消費を抑え ること ユーザーが移動した際に、最も近くのプリンタか ら印刷が可能であること 3D グラフィック機能を特別なハードウェアを追 加することなく利用可能であること 最大 512MB のグラフィックメモリを持つ仮想デ スクトップが構成可能であること 最大 2560x1600 ピクセルのモニタが利用可能で あること 最大 4 つまでのマルチモニタ環境での利用が可能 であること ウィルススキャン時にシステムの負荷によって業 務に影響が出ないよう考慮すること ログイン時のプロファイルデータのダウンロード によって時間がかかってしまうことを防ぐ機能を 有すること 滑らかな描画を実現するために、描画に係る処理 を仮想化基盤(物理サーバに装着するデバイスな ど)にオフロードできる仕組みを有していること ゼロクライアントからも仮想デスクトップ機能を 利用できること 仮想デスクトップをユーザー自身で強制リセット できること 画面転 状況に応じて画面転送プロトコルを 3 つ以上から 送 選択可能であること プロト チューニングによって業務特性に応じた帯域利用 コル が可能であること 画像や音声に適した UDP プロトコルにて通信が 15 可能であること ネットワーク帯域に応じて、画質を調整、補完す る機能を有すること マルチメディアタイプ(メディアファイルタイプ) に依存せず動画再生処理を最適化できること 表示プロトコルは、状況に応じて可逆圧縮(ロスレ ス)コーデックが使用可能であること セキュ AES 128 bit 以上の暗号化強度にて画像転送の通 リティ 信が可能であること SSL-VPN 接続が可能な機能、コンポーネントを 標準的に備えること アンチウィルスのパターンファイルの更新が確実 に行えること アンチウィルスの仕組みを実現すること USB デバイス使用の許可/不許可を管理側で設定 できること 仮想デスクトップと接続元端末間において、コピ ー・貼り付けの許可、不許可が設定できること。 また、許可する場合は、仮想デスクトップから接 続元端末、接続元端末から仮想デスクトップ、も しくは双方向というようにコピー元・先を設定で きること。 稼働基盤のハイパーバイザーにおいて Common Criteria EAL4+ 以上を実現すること 仮想デスクトップ環境へのパッチ適用など、コン プライアンスを満たす上で有効な機能を有するこ と 仮想デスクトップの利用履歴が記録されること 仮想化 仮想デスクトップが稼働する仮想化基盤は高い性 基盤 能、拡張性を確保するため、ホスト OS を必要と しないハイパーバイザ型であること 管理性を考慮し、仮想化基盤と仮想デスクトップ 環境に用いるソフトウェアメーカは同一であるこ と 仮想デスクトップのパフォーマンス管理を自動化 16 すること 特定のグループやユーザーに優先的に CPU・メモ リ・ストレージ・ネットワークリソースを割り当 てる機能を有すること 全てのサーバーに対して一貫したネットワーク設 定が可能であり、追加や変更時の作業負荷を最小 限に抑える機能を有すること 仮想デスクトップの管理ツールとの親和性が高い こと 物理サーバーの障害時に当該サーバーで稼働中の 仮想デスクトップを自動的に復旧可能であること CPU,メモリ使用率をホスト間で負荷分散する機 能があること 物理サーバーのメンテナンス時に当該サーバーで 稼働中の仮想デスクトップを停止する必要がない こと 読み取り IO を削減するためのホストキャッシュ 機能を備えていること 複数台の物理サーバーの内蔵ディスクを共有スト レージとして構成でき、仮想マシンの構成ファイ ル群を配置できること。また、その機能は仮想ア プライアンスを利用した分散ストレージの仕組み でなく、オーバーヘッドの少ないハイパーバイザ ーに組み込まれた形で提供されること。 複数台の物理サーバーの内蔵 SSD を利用して、読 み込み及び書き込みのキャッシュ機能を利用でき ること 仮想マシンごとに、耐障害性・ストライピングデ ィスク数・シンプロビジョニング・キャッシュの 予約をポリシーとして設定できること 分散ストレージクラスタに物理サーバーを追加し たり、クラスタメンバ内の物理サーバーにディス クを追加することによって動的にストレージ容量 を増加できること 17 分散ストレージクラスタに物理サーバーを追加し たり、クラスタメンバ内の物理サーバーに SSD を 追加することによって動的に処理能力を増加でき ること 処理能力を高めるために PCIe ストレージデバイ スの利用が可能なこと 内蔵ディスクを持たない物理サーバーをクラスタ に参加可能なこと ライセ 同時接続セッション数ライセンスであること ンス 利用ユーザー数ライセンスであること リソース増強時にも仮想デスクトップの利用数が 変わらなければライセンスコストが増加しないよ うに、仮想デスクトップの基盤となるハイパーバ イザーや管理サーバーのライセンスが含まれてい ること 表3 仮想ソフトウェアメーカーサポートの仕様 項 目 Production Support(プロダクション サポート) 対応時間 1 日 24 時間、週 7 日、年間 365 日 サービス期間 1 年、2 年、または 3 年 製品のアップデート 必要に応じて実施できること 製品のアップグレード 必要に応じて実施できること サポート対象製品 全製品 利用方法 電話または Web 仮想ソフトウェアメーカーからの 電話または E メール 応答方法 リモート サポート 可能 仮 想 ソ フ ト ウ ェ ア メ ー カ ー Web 可能 サイトへのアクセス 仮想ソフトウェアメーカー ディス 可能 カッションフォーラムとナレッジ ベースへのアクセス 契約あたりのサポート管理者の最 6 大数 18 サポート リクエスト数 無制限 目標応答時間 クリティカル( 重要度 1) 30 分以内、24 時間 365 日 メジャー( 重要度 2) 4 営業時間 マイナー( 重要度 3) 8 営業時間 コズメティック( 重要度 4) 12 営業時間 営業時間 日本 月曜日 ~ 金曜日 日本語サポート: 午前 8 時 ~ 午後 8 時( 日本時間) 英語サポート: 午前 9 時 30 分 ~ 午後 9 時 30 分 (日本時間) 19
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