心理福祉総合演習Ⅳ

2016 年度 通年 4 単位
心理福祉総合演習Ⅳ
対 象 学 科 ・学 年: 心理福祉学科 4年
時
間: 前期:金曜日Ⅲ時限(13:00~14:30)・後期:木曜日Ⅱ時限(10:40~12:10)
教
室: 前期:5 号館 535 教室
教
科
後期:5 号館 532 教室
書 : 使用しない
1.担当教員
(1) 名前: 白川 充 (しらかわ みつる)
(2) 研究室:5 号館 4 階
(3) 連絡先:
(4) オフィスアワー:前期:木曜日(16:20~17:50)、後期:木曜日(10:40~12:10)
(5) 主な研究・教育業績
東北福祉大学大学院修了(社会学修士)。日本社会福祉学会、日本ソーシャルワーク学会(理事)、
日本社会福祉教育学会(理事)所属。白澤ほか編(2014)『社会福祉士相談援助実習(第 2 版)』中
央法規(分担執筆)、米本ほか編著(2014)『相談援助実習・実習指導(第 2 版)』久美(分担執筆)、
白澤ほか編(2015)『社会福祉士相談援助演習(第 2 版)』中央法規(分担執筆)。
専門はソーシャルワーク論、担当科目はソーシャルワークに関する講義・演習・実習。
2.授業の目的
(1) 授業の目的
この授業(演習)を通して、社会福祉学、あるいはソーシャルワークに関する研究動向と実践課題を
網羅的に理解し、それと関連して自分自身の研究テーマの立案とそれに基づく学問的な研究ができる
ようになることを目標とする。
(2) 到達目標
①これまでの社会福祉学、ソーシャルワーク研究の成果を一定の範囲と水準で把握すること。
②近年の福祉問題への取り組みとソーシャルワークの課題を把握すること。
③自分自身の研究テーマを持ち、それに挑むための研究方法を身につけること。
④自分自身の研究テーマについて社会福祉学、ソーシャルワークの研究方法を用いてその結果と考
察をまとめること(卒業論文として)。
(3)心理福祉学科ディプロマポリシーとの関係
本科目は、心理福祉学科のディプロマポリシーのうち、主に「技術・方法」について、関連して「態
度・倫理」「知識・技術」について、「広く社会に貢献するために無限の人間の力を尊重する態度を持ち、
それを実践するための福祉の知識と技術を身につけている」ことの達成を目指している。また同じく「知
識・技術」について、「よりよい人間生活をめざし、医療・福祉・教育などの他分野に渡り、人間理解と実
践行動が取れる」ことの達成も目指している。さらに「技術・方法」について、「広く社会に貢献するため
の科学的な人間理解の態度を備え、そのための心理学的な知識と方法を身につけている」ことの到達
も目指している。
3.授業の概要
1
心理福祉総合演習Ⅳのいわゆる 4 年ゼミは、基本的には心理福祉総合演習Ⅲとして開講される 3
年ゼミを発展させる内容とする。また原則として卒論の履修を求め、演習の一部で卒論指導を行う。
(1)ゼミのテーマ:ソーシャルワークに関する最近の研究動向と実践課題について把握することをテー
マとする。キーワードは「ミクロからマクロへ、連携から協働へ」である。このテーマに取り組むことによっ
て、「知識活用力」や「課題解決力」、「コミュニケーション能力」や「自主性・自律性」などのジェネリック
スキルが身につくことになる。
(2)主な活動内容:ソーシャルワークに関して、バランスよくトータルに学ぶため、文献購読あり、フィー
ルドワークあり、さらに白川ゼミ OG をゲストスピーカーとして招聘するなど、さまざまな方法を駆使して
活動する。そしてその成果を卒論に反映させる。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
発表を担当する学生(グループ)は、担当箇所についてのレジュメと参考資料を用意し、30 分~40
分程度の報告を行う準備をすること。それ以外の学生は、その日の課題となる箇所を精読し、演習に
臨むこと。予習の際、不明な専門用語に遭遇した場合には、社会福祉学・ソーシャルワーク関連の辞
書、社会福祉小六法等を使って丁寧に調べること。また予習段階で不明な点があれば、演習における
質疑応答で明らかにすること。
(2) 授業の受け方
授業全体はアクティブ・ラーニング的な手法を駆使する。フィールドワーク的な課題への取り組み方
は別にして通常の授業は以下のように進める。
最初の 30~40 分は担当者(グループ)の報告となる。学生は時間厳守、私語厳禁で報告内容を聞
くこと。また単に聞いて理解するだけでなく、自分の中で疑問に思ったこと、大切だと判断したことはメ
モを取ること。
その後、30~40 分は報告内容に関する質疑応答と担当者(グループ)が出す検討課題に取り組む
ことになる。その際、積極的に発言することと、所定の課題に取り組むことが求められる。
(3) 復習の仕方
演習内容の復習は、教科書と当日配布されたレジュメ、資料と自分が演習時間中にメモしたこと(ノ
ート)を照合し、どの程度理解できたかを確認すること。また演習時間内でよくわからなかったことにつ
いては、担当教員に聞くなり、図書館等で調べること。
5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナーとして、私語、内職、居眠り等は原則として認めない。
(2)社会福祉学とソーシャルワーク研究に関心を持つこと。
(3)ゼミ活動に対して労力を惜しまないこと。
(4) 遅刻・早退は、公共交通機関のトラブル、体調不良等の場合は申し出ること。欠席については、
演習であるため(それぞれの役割が決まっているため)、原則として認めない。ただし体調不良ある
いは欠席せざるを得ない理由がる場合は、ゼミのメンバー、担当教員にメール等にて連絡すること。
(5)大学のゼミにふさわしく、また白百合の良さを出しながら、さらにこれまでの白川ゼミの伝統を継承
する。
6.授業計画
2
(1)前期
回
月日
テーマ・内容
予習・復習
備考
1
4/15
オリエンテーション…演習の進め方(前期)
白川担当
2
4/22
研究報告①
学生①
3
5/6
研究報告②
学生②
4
5/13
研究報告③
学生③
5
5/20
研究報告④
学生④
6
5/27
2 回から 5 回までの総括
白川担当
7
6/3
研究報告⑤
学生⑤
8
6/10
研究報告⑥
学生⑥
9
6/17
研究報告⑦
学生⑦
10
6/24
研究報告⑧
学生⑧
11
7/1
7 から 10 回の総括
白川担当
12
7/8
研究報告⑨
学生⑨
13
715
研究報告⑩
学生⑩
14
7/22
研究報告⑪
学生⑪
15
7/29
前期総括
白川担当
8/5
予備
※ 授業の展開によっては、変更の可能性がある。変更の場合には随時知らせる。尚、研究報告は卒業論文と連動させること。
(2)後期
回
月日
テーマ・内容
予習・復習
備考
1
9/23
オリエンテーション…演習の進め方(後期)
白川担当
2
9/30
研究報告①
学生①
3
10/7
研究報告②
学生②
4
10/14
研究報告③
学生③
5
10/28
研究報告④
学生④
6
11/4
2 回から 5 回までの総括
白川担当
7
11/11
研究報告⑤
学生⑤
8
11/18
研究報告⑥
学生⑥
9
11/25
研究報告⑦
学生⑦
10
12/2
研究報告⑧
学生⑧
11
12/9
7 から 10 回の総括
白川担当
12
1/6
研究報告⑨
学生⑨
13
1/13
研究報告⑩
学生⑩
14
1/20
研究報告⑪
学生⑪
15
1/27
後期総括
白川担当
2/3
予備
※ 授業の展開によっては、変更の可能性がある。変更の場合には随時知らせる。尚、研究報告は卒業論文と連動させること。
3
7.評価方法
前期・後期ともに、演習での発表内容と取り組みによって評価する。卒業論文の評価と連動させる。
8.参考図書・文献
受講にあたって参考になる図書等は、演習の中で逐次、紹介する。
9.履修上の注意
(1) 前提科目や履修条件についての情報
必修科目であると同時に卒業論文と連動している点に注意すること。
国家試験との兼ね合いがあるため、卒業論文は 12 月初旬までに仕上げること。
(2) 資格要件に関する情報
(3) 特別な配慮を要する学生に対する扱い
特別な配慮を要する学生は申し出ること。
申し出があった場合には、特別な配慮をする場合があり得る。
4