ラストステージ課題 はじめに Bコース「超○ クイズ」は、お陰さまで挑戦者多数となりました。 2ndステージでなかなか高い成績(※)を残すことができなかった方は、 積極的にAコースへ再挑戦されることをオススメします。 ※ 最終成績150位以上がラストステージ挑戦への目安です。 たくさんの挑戦、ありがとうございました。 2 はじめに 激戦が続いたBコース・超○✕クイズもいよいよラストステージ。 最後はあなたの 未来を発明する力 を見せてください。 このラストステージでは、私たち博報堂/博報堂DYメディアパートナーズが 未来に向かって発明していきたい、5つのテーマを問題としてご用意しました。 あなたにはこの中のひとつのテーマが割り当てられています。 そのテーマについて、あなたの 発明力 を貸してください。 あなたにしかできないクリエイティブな発想と、 緻密な科学的思考を両立させた、素敵な発明をお待ちしています。 3 解答の前にお読みください 4 問題の選び方 問題は0番から4番の全5問。この中の一つに取り組んでいただきます。 1stステージと2ndステージの成績が、あなたに割り当てられた問題を示す鍵になっています。 こちらの特設ページ (http://h-mp-recruit.jp/2017/marubatsu/)から、1st / 2nd 両ステー ジのあなたの順位が確認できるはずです。あなたの1stステージの順位を n 位、2ndステージ の順位を m 位としたとき、 nm + m を計算し、さらにそれを「5」で割ったあまりを求めてください。 そのあまりは0∼4の整数になるはずです。この値があなたに取り組んで欲しい問題の番号です。 ※ 1stステージで、第一期と第二期の両方参加された方は、2つの順位のうちより上位の順位があなたの順位です。 例1: 1stステージが5位、2nd ステージが1位のとき (51 +1) ÷ 5 = 1 あまり 1 → 問題 1. があなたの問題 例2: 1stステージが3位、2nd ステージが5位のとき (35 + 5) ÷ 5 = 49 あまり 3 → 問題 3. があなたの問題 5 解答のファイルフォーマットと提出方法 問題の解答は、次のいずれかの形式(拡張子)の電子ファイル「一つ」にまとめて回答してください。 – PDF形式 (.pdf) – Microsoft Word形式(.doc / .docx) – Microsoft Excel形式(.xls /.xlsx) – Microsoft PowerPoint形式(.ppt /.pptx) 本ラストステージへの挑戦権を有している方のマイページ上には、ラストステージ専用のファイルアップロー ドフォームが出現しているはずです。解答提出はそちらから行ってください。 ZIP形式など、複数のファイルをまとめて圧縮したものはシステム上受け付けることはできません。 また、2MBを超えるファイルも受け付けることができないため、これを超えないようファイルサイズは調整 してください。 ファイル名は、 <あなたの博報堂/博報堂DYメディアパートナーズマイページログインID>_<カナ氏名>.<拡張子> としてください。 ラストステージの解答提出期限は 2016年5月10日(火)の正午 です。 この時点でアップロードされていたファイルがあなたの解答になります。期限までは何度も再提出が可能です が、ファイルを再提出すると前回提出したファイルは上書きされてしまうので注意してください。 6 解答する上でのポイント 次ページ以降の問題では、様々な発明に取り組んでいただきます。 解答に際しては次の点に注意してください。 • 単にアイデアを示すだけでなく、なぜそのアイデアに至ったのか、なぜそのアイデア が素晴らしいと考えるのかも教えて下さい。誰の受け売りでもない、あなただからこ そ思いつけるアイデアを期待しています。 • 解答は、読んだ人が再現できるくらい具体的に記述してください。 読み手が再現できないような、あいまいで抽象的な記述は避けてください。 具体的に手法を考えていく中で、発明した手法をアイデアだけに留めず実際に作ってみ た、という行動力も大いに歓迎します。 7 口頭面接に際して 当ラストステージの後は口頭面接が控えています。 口頭面接の際には、1stステージや2ndステージの問題にどう取り組んだのか、あなたの とったアプローチについて質問をさせていただきます。 ラストステージの解答とは別のファイルに、 • 1stステージや2ndステージはどのような考え方で取り組んだか • 点数の改善に結びついた/結びつかなかった仮説や取り組み • 用いたプログラムのソースコードの一部 • 取り組むなかでデータから見つけた意外な・面白い発見 などを記述して、ラストステージ専用のファイルアップロードフォームから提出してくだ さい。提出期限やフォーマットは、ラストステージの解答ファイルと同じです。 順位を見るだけでは分からない、あなたの試行錯誤の過程を正しく評価するための参考 にさせていただきます。 8 問題一覧 9 問題 0. 名前に宿る魔力をその手に あなたは広告会社の、コピーライター。 入社以来さまざまなタイプのコピーに携わってきたあなたですが、 モノやサービスの「ネーミング」の仕事だけはずっと苦手意識を抱いていました。 特にあなたの考えた名前は、「なんか印象が弱いんだよね」という指摘を受けることが 多く、ネーミング会議のたびに苦い思いをしてきました。 そんな時「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」というタイトルの本を書店で見かけたあ なたは、名前が私たちに与える印象には一定の規則があるのではないか、その規則を解 明することができれば、自分にも卓越したネーミングができるのではないか、と考えま した。 強そう、美味しそう、柔らかそうなど、名前が与える印象を自由に3つ挙げてください。 与えられた名前に対して、その3つの印象の度合いをそれぞれ客観的に数値として計測 する方法を発明してください。 10 問題 1. 言葉の 重み のそのワケは 「彼の発言は重いね」 「先輩から温かい激励の言葉をもらった」 「その言い方はちょっと冷たいんじゃないかな」・・・ 本来、 言葉 には物理的な実体はありません。しかし私たちは、 言葉 の性質を、「重さ(重量)」 や「温かさ(温度)」といった物理的なものさし=物理量で形容する慣用句を日常的に使います。 言葉 を受け取ったとき私たちは、どのようなメカニズムでその重さや温かさを測っているのでしょ うか。次の二問に答えてください。 問1-1. 「重さ」「温かさ」に加えてもう一つ、 言葉 の性質を形容するために慣用的に使われる物理量を挙 げてください。そして 言葉 からその3つの物理量をそれぞれ客観的に数値として計測する方法を発 明してください。 問1-2. 問1-1. で挙げた以外の物理量を使って、言葉の性質を表す全く新しい言い回しを生み出してみてくだ さい。そしてその計測方法を発明してください。 11 問題 2. 発明! やる気メーター 広告の仕事は 人を動かす仕事 といわれます。 広告によって生活者の やる気 に働きかけ、その行動を喚起することが 広告の大切な役割の一つです。 ところでそもそもこの私たちの行動を左右する やる気 とは、一体何なのでしょうか? どの人が今 やる気 に満ちているのか、どんな働きかけが大きな やる気 を起こさせ るのか、私たちが知りうる方法はあるのでしょうか? あなたなりに、生活者、特にあなたと同じような生活をしている人々にとっての やる気 とは一体何なんのか、わかりやすく定義・説明してください。そしてその生活者の やる 気 を、客観的かつリアルタイムに計測するための方法を発明してください。 12 問題 3. 新職種・ アニマルメディア・プロデューサー あなたは広告会社の社員です。 ある日、上野動物園から帰って来たあなたの上司は突然、 「人間の時代は終わりだ、これからは動物がメインターゲットだ。」 と訴え始めました。 そうして設立された、新職種・アニマルメディア・プロデューサー。 あなたは最初の仕事として、「広告表現が、動物に与えることのできるインパクト」を測る方法を開 発することになってしまいました。次の二問に答えてください。 問3-1. 「広告によって動物の心が動く」とはどういうことでしょうか。 例えば犬は警戒すると尻尾を立てて振り、喜ぶと尻尾を下げて振る、といったように,心の動きが尻 尾の動きに現れると言われています。この例のように、ターゲットとなるヒト以外の動物を自由に一 つ挙げ、「心の動きを示す客観的な指標」と「その計測方法」を発明してください。 問3-2. 問3-1.であなたの発明した指標で高い効果を示す広告を考案してください。広告で扱う商品・サービ スは自由に決めて構いません。 13 問題 4. ロボットと人の わかりあい をデザインする 時は2050年、ロボットとの暮らしが私たちの日常に欠かせなくなった未来。 あなたは人間のパートナーとなるようなロボットの研究に携わっています。 人間と自然に受け答えができるまでに発達したロボットたちを前にしても、 あなたはまだ彼らと大きな隔たりを感じていました。 「私はこのロボットたちと、一度でも わかりあえた と感じたことはあるだろうか―」 言葉が通じるだけでは、ロボットが人間と真の信頼関係を築くことはできないと考えたあなた は、人間と わかりあえる ロボットを作りたいと考えました。次の二つの問いに答えてくだ さい。 問4-1. そもそも、人間が互いに わかりあえる とは一体どういうことでしょうか。 「この人とわかりあえた」と感じたときの人間の心の動きをあなたなりに理解した上で、二人 の人間が互いに わかりあえている強さ を、客観的に測る方法を発明してください。 問4-2. 人間とわかりあえるロボットはどうすれば作れるでしょうか。 ロボットが持つべき機能とその実現方法を発明してください。 14
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