愛荘町のみらい創生へ向けて

愛荘町の人口将来展望およびまちの将来像“心ふれあい・笑顔いっぱいの元気なまち”の実現に向け、
愛荘町みらい創生戦略(総合戦略編)において、以下のとおり
4つの基本目標
を設定しました。
基本目標1 地域産業の振興と安定した雇用を創出する
愛荘町のみらい創生へ向けて
地域産業の競争力強化を図るとともに、若者の安定した雇用を創出および地域における女性の活躍を推進します。
<重点施策>
●地域の資源を活かした産業の振興
・地域の特徴を見極め、立地や資源など地域の強みを
活かしながら、商工業の活性化をはじめ地場産業や
伝統工芸、農林業など、多様な産業支援と振興に取
り組みます。
●地域産業を活かした魅力の発信
・ものづくりの町としての強みを活かし、産業を新た
な観光資源と捉え、情報発信に取り組むとともに、
地域産業の発展を促進します。
●創業・雇用機会の創出
・空き家(空き店舗)など地域の既存ストックを活用
した創業支援や地域雇用のマッチングに取り組み、
若い世代や女性が活躍できる創業・雇用機会の創出
を図ります。
愛荘町の人口の現状と将来人口推計
基本目標2 新しいひとの流れをつくる
既存ストック等を活用した移住・交流施策を推進するとともに、地域資源を活かした新たなひとの流れをつくります。
<重点施策>
●地域の魅力の増進
・地域資源の旅行商品化や町の魅力を町内外に効果的
に発信していくことで、町の知名度とイメージの向
上に取り組み、愛荘ファンを増やします。
●観光地域づくりの推進
・愛荘町観光振興計画における目標像『愛荘の光を育
み 訪れて感動のまち 心ふれあう まち愛荘』の実現
に向けて、観光受け入れ体制の整備、町のホスピタ
リティ向上など観光地域づくりを推進します。
愛荘町みらい創生会議、町民・学生アンケートおよびパブリックコメント等により、多くの
みなさまのからのご意見をいただき、まち・ひと・しごと創生法に基づく、愛荘町版の人口ビ
ジョンおよび総合戦略となる『愛荘町みらい創生戦略』を策定しました。
【人口の推移】
愛荘町の人口は1990年以降増加を続けていますが、近年、増加幅は鈍化傾向にあります。
【自然動態】
●地域資源の掘り起こしと活用
・愛荘町まちじゅうミュージアム構想の実現に向け
て、歴史文化、自然など地域資源を活かした地域の
魅力の発掘・発信のもと、地域と人、人と人をつな
ぐ個性と魅力ある地域づくりを進めます。
●移住・定住・交流の促進
・移住希望者の交流機会づくりとともに、空き家等を
活用した居住環境の充実に取り組み、魅力ある愛荘
ライフを推進します。
基本目標3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
団塊ジュニア世代を中心に子育て世代が比較的多く、出生数は増加を維持し、合計特殊出生率1.81は全国
平均を上回ります。
【社会動態】
直近では転出者数が転入者数を上回る社会減に転じ、特に若者世
代の流出が目立っています。
【将来人口推計】
・このままの状態が続くと、町人口は2060年(平成72年)には、
18,559人となり、ピーク時の約9割まで減少すると予想されます。
・老年人口は約30%に達し、年少人口は約14%まで減少します。
将来人口推計結果
若い世代を中心とした結婚・出産・子育て環境の創出、強化、充実を図り、出生率の維持向上による自然増を目指します。
<重点施策>
●就学前教育・学校教育の充実
●結婚・出産の希望の実現
・愛荘町で学び育つことを誇りと思える教育・保育環
・愛荘町に集う未婚者の結婚の希望を実現するため、
境の充実を通じて、夢と志をもって学習に励み、ふ
出会いの場を創出するとともに、不妊に悩む夫婦の
るさと愛荘を愛する子どもたちを育成します。
経済的負担を軽減し、生み育てやすい環境を充実し
●子育てと仕事が両立できる環境づくり
ます。
・男女共同参画社会の推進のもと、仕事と生活の調和
●子ども子育て支援の充実
が図れ、働きながら子育てしやすい環境づくりと地
・『子育てのまち 愛荘町』として、住民・行政が一
域女性の活躍の場づくりに取り組みます。
体となり、町・地域全体で子育てを支援していくた
めの仕組みや環境整備を一層推進します。
基本目標4 時代にあった地域をつくり、魅力あるまちの暮らしを実現する
地域の特性や資源を活かしながら、居住・生活・安全安心環境の向上に取り組むことで、地域活力の維持向上を図り、
人々が愛着と誇りをもてる町の暮らしの実現を目指します。
<重点施策>
●暮らしやすい居住・生活環境の整備
・空き家対策や居住環境の改善とともに、公共交通等
の充実を進め、便利で暮らしやすい居住・生活環境
づくりに取り組みます。
●地域コミュニティの活性化
・地域づくりに関わる自主的・主体的なコミュニティ
活動等の促進を通じた地域の再生と個性と魅力ある
まちづくりのもと、人々の町への愛着と誇りを醸成
します。
9
広報あいしょう
2016.5
●生涯現役のまちづくりの推進
・高齢者をはじめとする幅広い世代の住民が住み慣れ
た地域で健康で安心して暮らし、いつまでも地域コ
ミュニティの担い手として社会参加することができ
る生涯現役のまちづくりを推進します。
●安全で安心な社会の構築
・地域安全と防災体制の強化や防災・防犯意識の向上
等を通じ、町民が安心して住み続けられるまちづく
りを推進します。
人口の変化が地域に与える影響
暮 ら し・・・地域活力の低下、交通や買い物など日常生活への支障 等
地域経済・・・労働力の不足、地場産業、伝統産業の縮小 等
地方行政・・・町税の減収と社会保障費の増大 等
そ の 他・・・地域環境への影響、子育て・教育環境の変化 等
愛荘町の人口将来展望
目指すべき将来の方向
視点1 人口流出の抑制とUIJターンの促進
視点2 若い世代の結婚・出産・子育ての希望を実現
視点3 地域の特徴を生かした課題解決と活性化の推進
人口目標
2060年(平成72年)時点での人口2万人の維持を目指します
※出生数:2040年(平成52年)以降 合計特殊出生率2.07に上昇
※社会増減:若い世代(20代)の転出入ゼロ~転入超過を確保
将来展望における人口推移
問 総合政策課(愛知川庁舎)☎42ー7684
広報あいしょう
2016.5
8