地域再生法施行規則の一部を改正する内閣府令の概要 内閣府地方創生推進事務局 1.地域再生法の一部を改正する法律の施行に伴う改正 (1) 地域再生計画の認定申請時の添付資料の追加(第1条関係) ① 地域再生計画にまち・ひと・しごと創生交付金の対象事業又はまち・ひと・しご と創生寄附活用事業に関する事項を記載する場合には、当該認定申請をしようとす る地方公共団体が定めたまち・ひと・しごと創生総合戦略を添付するものとする。 ② 地域再生計画に生涯活躍のまち形成事業に関する事項を記載する場合には、生涯 活躍のまち形成地域のおおむねの区域を表示した地形図及び当該区域の付近の状況 を明らかにした概況図を添付するものとする。 (2) 地域再生計画の記載事項の追加(第2条関係) ① 地域再生計画にまち・ひと・しごと創生交付金の対象事業に関する事項を記載す る場合には、 イ 事業の内容、期間及び事業費(ソフト事業の場合) ロ 上記に加えて、整備施設の種類並びに施設ごとの整備量及び事業費(ハード事 業の場合) を記載するよう努めるとともに、事業の実施状況に関する客観的な指標及び評価の 方法並びに当該事業が先導的なものであると認められる理由を記載するものとす る。 ② 地域再生計画にまち・ひと・しごと創生寄附活用事業に関する事項を記載する場 合には、事業の内容、期間及び事業費を記載するよう努めるとともに、事業に関連 する寄附の見込額並びに当該事業の実施状況に関する客観的な指標及び評価の方法 を記載するものとする。 ③ 地域再生計画に生涯活躍のまち形成事業に関する事項を記載する場合には、事業 の内容を記載するよう努めるものとする。 (3) まち・ひと・しごと寄附活用事業に係る寄附の要件(第3条関係) ① まち・ひと・しごと寄附活用事業の実施に必要な費用に充てられることが確実で あること。 ② 寄附の額が一の寄附ごとに十万円以上であること。 ③ 主たる事務所が当該まち・ひと・しごと創生寄附活用事業を行う地方公共団体の 区域内に存する法人からの寄附でないこと。 (4) 寄附を行う法人に対する利益供与の禁止(第13条関係) 認定地方公共団体は、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行う 法人に対し、当該寄附を行うことの代償として経済的な利益を供与してはならないも のとする。 (5) まち・ひと・しごと創生寄附活用事業の実施に係る手続(第14条関係) 認定地方公共団体は、法人からまち・ひと・しごと創生寄附活用事業に関連する寄 附を受けたときは、当該法人に対し、当該寄附の額及びその受領した年月日を証する 領収書を交付するものとする。 (6) 生涯活躍のまち形成事業計画の作成等の提案の手続(第38条関係) 生涯活躍のまち形成事業計画の作成又は変更の提案を行おうとする地域再生推進法 人は、その名称及び主たる事務所の所在地を記載した提案書に生涯活躍のまち形成事 業計画の素案を添えて、認定市町村に提出しなければならないものとする。 2.特定地域再生事業に係る課税の特例の改正 (1) 課税の特例の対象となる特定地域再生事業の改正(第7条関係) 課税の特例の対象となる事業を、地域における特定政策課題の解決に資する事業で あって地域再生拠点の形成を図るため株式会社により行われる次に掲げる事業とす る。 ① 集落生活圏の住民の共同の福祉又は利便のため必要な施設の整備又は運営に関す る事業 ② 集落生活圏における就業の機会の創出に資する施設の整備又は運営に関する事業 (2) 特定地域再生事業を行う株式会社の確認の要件の追加(第23条関係) ① 専ら集落生活圏の住民の共同の福祉若しくは利便のため必要な施設の整備又は運 営に関する事業を行う株式会社を除外。 ② 確認の日において設立の日以後十年を経過していないこと。 ③ 確認の前事業年度における営業利益の額の売上高の額に対する割合が百分の二を 超えていないこと。 (3) 株式投資契約等時の要件の追加(第26条関係) ① 株式投資契約等の日において設立の日以後十年を経過していないこと。 ② 常時雇用する従業員の数が、確認の日における常時雇用する従業員の数以上の数 を維持していること。 ③ 常時雇用する従業員の数が、当該締結日の属する事業年度の直前の事業年度末に おける常時雇用する従業員の数に比べて二人(商業又はサービス業に属する事業を 主たる事業として営む者にあっては一人)以上増加していること。 3.その他所要の改正 4.施行期日 公布の日
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