別 紙 【人権啓発リーフレットに盛り込む項目】 1 さまざまな人権問題について 《女性》 「男性は仕事、女性は家庭」という性別による固定 《子ども》 いじめ、体罰、児童虐待、児童買春など子どもが被害 的役割分担意識は、家庭や職場でのさまざまな男女差 者となる人権侵害が増えています。また、子どもの気持 別の原因となっています。また、女性に対する暴力は ちを無視したり、大人の意見を子どもに押し付けたりす 重大な人権侵害です。これからは、女性と男性が協力 ることも多くみられます。 し、対等な社会のパートナーとして責任を分かち合う 子どもたち一人ひとりの人格を尊重することが大切 ことが大切です。 です。 《高齢者》 《障害者》 わが国の高齢化は世界でも類を見ない速さで進んで 障害の発生原因や症状への理解不足からくる偏見や います。高齢を理由に社会参加の機会を奪われたり、 差別意識、物理的・制度的バリアフリーの未整備などか 身体的虐待や介護の放棄、話をしないなどの心理的虐 ら、障害のある人々が不利益を被ったり、自立や社会参 待、財産権の侵害などの問題が生じています。 高齢者の豊かな経験や知識を尊重し、社会の重要な 加を妨げられたりする問題が生じています。 共に社会の一員として自立した生活を送ることがで 一員として、お互いに支え合っていくことが大切です。 きる社会を目指して、お互いの人格と個性を尊重し、支 え合っていくことが大切です。 《同和問題》 《外国人》 同和問題は、日本社会の歴史的過程で形づくられた 国際化が進む中で、わが国で生活する外国人は増えて 身分的差別が、就職や結婚などさまざまな形で現れて います。しかし、言語、文化、宗教、生活習慣の違いな いるという、日本の社会構造に根ざした人権問題です。 どから、外国人をめぐる人権問題が起きています。 私たちは同和問題を正しく理解し、差別を許さない これからは、他国の文化や習慣などの多様性を受け入 人間形成をめざすことが大切です。 れ、尊重していくことが大切です。 《HIV 感染者・ハンセン病患者等》 《犯罪被害者等》 HIV やハンセン病などの感染症については、誤った 犯罪被害者は、犯罪による直接的な被害だけでなく、 知識や理解不足から、感染者・元患者や家族が嫌がら 被害後に無責任な噂話や中傷、過剰な報道などさまざま せや人権侵害を受けてきました。 な二次的被害に苦しめられています。犯罪被害者やその 差別や偏見を取り除くためには、感染症に対する正 家族の立場になって考え、プライバシーに配慮すること しい知識と理解を深めることが大切です。 が大切です。 《インターネットによる人権侵害》 インターネットによる人権侵害としては、発信者の 《北朝鮮当局による拉致問題等》 平成14年10月に5人の拉致被害者が帰国しましたが、 匿名性を悪用して、他人を誹謗中傷する表現や差別を 北朝鮮当局は、他の被害者について、いまだ問題の解決 助長する表現を掲載するなどの人権に関わる問題が発 に向けた具体的な行動をとっていません。 生しています。 拉致問題は、国民の生命と安全に関わる重大な人権 インターネットを利用する一人ひとりが、人権を侵 問題です。拉致問題の解決には、市民一人ひとりの声が 害するような情報を発信しないよう、個人のプライバ 何よりも強い力となり、拉致被害者や家族の大きな心の シーや名誉、情報モラルについて正しい理解と認識を 支えとなります。拉致問題等についての関心と認識を深 深めていくことが大切です。 めることが大切です。 《その他の人権問題》 アイヌの人々、刑を終えて出所した人、性的指向、 ホームレス、性同一性障害に対する偏見、人身取引 など、さまざまな人権問題があります。 私たちは、身のまわりのことを「人権」という視 点から、もう一度考え直してみる必要があるのではな いでしょうか。 2 『心の手 つなげばみんな 友達さ』 3 人権相談窓口の案内 ◇人権問題で困ったときは、お気軽にご相談ください。 ●相談は無料で、秘密は厳守されます。 ●相談日時については、各相談場所にお問い合わせください。 (別紙2参照) 4 鹿児島市市民局人権啓発室 〒892-8677 鹿児島市山下町11番 1 号 ℡099-216-1232 http.//www.city.kagoshima.lg.jp/
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