LRTトータルデザイン設計業務に係る仕様書(PDFファイル 193.3KB)

LRTトータルデザイン設計業務に係る仕様書
第1
総則
1
業務の名称
LRTトータルデザイン設計業務
2
業務の目的
本市の公共交通システムとして,我が国初となる全線新設のLRTを導入するにあた
り,市民が接する全ての要素に対して,ひとつのコンセプトを基に,独自性豊かなデザ
インとすることで,LRTをシンボルとした新たな都市の価値や風格を創出する必要が
ある。
本業務では,基本コンセプトを策定の上,それに基づきLRT車両や各種施設,サイ
ンといった施設デザインから,広報やPR,市民参画手法といったソフト面でのデザイ
ン方針を明確にし,車両・施設等の詳細設計に反映させるとともに,広報・市民参加の
取組をデザインすることを目的とする。
3
業務の期間
本業務の期間は,契約締結の日から平成29年3月24日までとする。
第2
共通仕様
1
適用の範囲
本仕様書は,本業務に適用されるものとする。
なお,本仕様書に明記なき事項であっても,本業務遂行上必要と思われる事項につい
ては,市と受託者の協議により決定するものとする。
2
業務内容・基本要件等
本業務の内容・基本要件等は,第3特記仕様によるものとする。
3
担当者及び業務管理
(1)受託者は,業務主任担当者をもって,秩序正しい業務を行わせるとともに,高度な
技術を要する部門については,相当の経験を有する技術者を配置するものとする。
(2)業務主任担当者は,業務の全般に渡り,管理を行うものとする。
(3)業務技術者は,高度な技術を要する部門について,管理を行うものとする。
(4)受託者は,常に市との連絡を密にするとともに,十分な協議のもとで業務の円滑な
遂行を図るものとする。
1
4
疑義
本仕様書に定める事項について疑義が生じた場合,又は本仕様書に定めのない事項に
ついては,市と受託者の協議により決定するものとする。
5
関係法令等
受託者は,本業務の遂行に当たっては,本仕様書に従うほか,関係法令等を遵守する
とともに,関連計画等(国,県,市等)との整合,調整に十分留意するものとする。
6
機密の保持
(1)受託者は,本業務の遂行上知り得た事項について,第三者に漏らしてはならない。
(本業務終了後も同様とする。
)
(2)受託者は,個人情報の漏えい,滅失及びき損の防止その他の個人情報の適正な管理
又は情報資産の保護のために必要な措置を講じなければならない。
(3)受託者は,市の承諾なく,成果品(未完成の成果品を含む。
)を他人に閲覧,複写又
は譲渡してはならない。
7
一括再委託の禁止
(1)受託者は,業務の全部を一括して,又は市が仕様書等において指定した主たる部分
を第三者に委任し,又は請け負わせてはならない。
(2)受託者は,業務の一部を第三者に委任し,又は請け負わせようとするときは,第三
者の商号又は名称その他必要な事項を市に通知し,あらかじめ,市の承諾を得なけ
ればならない。
8
地域経済貢献
本市が指定した主たる部分に該当しない業務を第三者に委任し,請け負わせようとす
るときは,再委任先を地域経済の振興や市内業者育成の観点から,市内に本社を有する
業者(以下,「市内業者」という。)から選定するよう努めるものとする。
9
資料の貸与
本業務の遂行上必要な資料の収集,調査等は原則として受託者が行うものとするが,
本市から貸与を受けた資料については,業務完了とともに返却すること。
なお,市から返却の要求があった場合は,速やかに返却すること。
10
関係機関との協議
本業務の遂行上必要な関係機関との協議については,受託者の責任において適正に
処理するとともに,その内容を遅滞なく市に報告するものとする。
2
11
打合せ
打合せは,業務着手前,中間,業務完了時に行うほか,随時必要に応じて行うもの
とする。
なお,業務主任担当者及び業務技術者は,業務着手時,成果品納品時その他主要な
打合せに出席するものとする。
12
議事録
受託者は,業務遂行に当たっての事務打合せ等の都度,その結果について整理し,
書面をもって市へ報告するものとする。
13
提出書類
受託者は,業務の着手及び完了に当たっては,契約書に定めるもののほか,下記の
書類を提出し,市の承認を受けるものとする。
なお,承認された事項を変更しようとするときは,その都度,市の承認を受けるも
のとする。
(1)契約締結時
・課税事業者届出書
(2)業務着手時
・業務着手届
・業務工程表
・主任担当者届
・技術者届及び履歴書
・業務実施計画書
(3)業務完了時
・業務完了届
・成果品納品書
(4)その他業務遂行上必要とされる書類
14
検査及び業務の完了
(1)
受託者は,業務を完了したときは,遅滞なく業務完了届を提出し,市の検査を受
けるものとする。
(2)
前項の検査の結果,不合格となり補正を命じたときは,受託者は遅延なく当該補
正を行い,市に補正完了の届を提出して再検査を受けなければならない。
(3)
受託者は,検査に合格した場合,遅延なく本仕様書に指定した成果品及び成果品
納品書を提出しなければならない。
(4)
前項の成果品及び成果品納品書の提出をもって業務の完了とする。
3
15
成果品
本業務の成果品は次のとおりとする。
(1)報告書(レザック製本)
一式
(2)その他,協議により必要な資料等
一式
(3)上記成果品に係る電子データ(CD-ROM)
16
著作権の取り扱いについて
(1)著作権の譲渡等
受託者は,成果品又は成果品を利用して完成した物品・建築物等(以下「本件物品・建
築等」という。
)が著作権法(昭和 45 年法律第 48 号)第 2 条第 1 項第 1 号に規定する著
作権物(以下「著作物」という。)に該当する場合には,当該著作物に係る著作権法第 2
章及び第 3 章に規定する著作権の権利(著作権法第 27 条及び第 28 条の権利を含む。以下,
(1)著作権の譲渡等から(4)著作権の侵害の防止までにおいて「著作権等」という。
)
のうち,受託者に帰属するもの(著作権法第 2 章第 3 節第 2 款に規定する著作人格権を除
く。
)を当該成果品に引渡し時又は部分引渡し時に委託者に譲渡する。
(2)著作者人格権の制限
ア
受託者は,委託者に対し,次の各号に掲げる行為をすることを許諾する。この場合に
おいて,受託者は,著作権法第 19 条第 1 項又は第 20 条第 1 項に規定する権利を行使し
てはならない。
① 成果品又は本件物品・建築物等の内容を公表すること。
② 本件物品・建築物等の完成,増築,改築,修繕,模様替,維持,管理,運営,広報等の
ために必要な範囲で,成果品を委託者自ら複製し,若しくは翻案,変形,改変その他の
修正をすること,又は委託者の委託した第三者をして複製させ,若しくは翻案,変形,
改変その他の修正をさせること。
③ 本件物品・建築物等を写真,模型,絵画その他の媒体により表現すること。
④ 本件物品・建築物等を増築し,改築し,修繕若しくは,模様替えにより改変し,又は取
り壊すこと。
イ
受託者は,次の各号に掲げる行為をしてはならない。ただし,あらかじめ,委託者の
承諾又は合意を得た場合は,この限りではない。
① 成果品又は本件物品・建築物等の内容を公表すること。
② 本件物品・建築物等に受託者の実名又は変名を表示すること。
ウ
委託者が著作権を行使する場合において,受託者は,著作権法第 19 条第 1 項又は第
20 条第 1 項に規定する権利を行使してはならない。
4
(3)受託者の利用
委託者は,受託者に対し,成果品を複製し,又は,翻案することを許諾する。
(4)著作権の侵害の防止
ア
受託者は,その作成する成果品が,第三者の有する著作権を侵害するものではないこ
とを,委託者に対して保障する。
イ
受託者は,その作成する成果品が第三者の有する著作権を侵害し,第三者に対して損
害の賠償を行い,又は必要な措置を講じなければならないときは,受託者がその賠償額
を負担し,又は必要な措置を講ずるものとする。
第3
特記仕様
本業務の内容及び要求事項等は以下のとおりとする。
1
業務内容
(1)トータルデザイン設計
本仕様書に基づきトータルデザインの設計を行う。
(2)
(仮称)LRTデザイン部会の資料作成,運営補助。
2
要求事項
(1)基本コンセプトの作成
ア
基本コンセプトの作成
デザインを総括するコンセプトを親しみやすく,分かりやすい言葉で表現する。
イ
要素別デザインの作成
要素別デザインには,沿線各地域ごとの地域性を表現するとともに,地場産材の
積極的な活用や,地元で活動を行っているデザイナー等の参画機会を設ける。
(2)ハード面のデザイン
ア
車両デザイン
別途,発注予定である(仮称)LRT車両設計業務の受託者と,デザインの変更
可能部分等について協議し,随時調整を図りながら業務を行う。
平成28年度に申請を予定している車両設計認可申請に合わせて,
(仮称)LRT
デザイン部会での検討や,効果的な方法で市民意見を聴取し,その結果を反映させ
る。
【対象範囲】
・
エクステリアデザイン(外観形状)
・
カラーデザイン(色彩,グラフィック)
・
インテリアデザイン(内装,シート・手すり形状,照明)
・
マテリアルデザイン(トレインビジョン画面,車内標記)
5
等
イ
施設デザイン
各種施設デザインについては,別途発注または別途発注予定である詳細設計の受
託者と十分な協議を行い,デザイン可能な範囲,構造等を確認するほか,工事施行
認可申請等の法定手続きのスケジュール,工事費等について,随時調整を図りなが
ら業務を行うこと。
①停留場
停留場は,各地域ごとの地域性に配慮し,ランドマーク性を備えた形状及びデザ
インとする。
【対象範囲】
・
上屋
・
ベンチ
・
防風
・
照明
・
広告スペース
等
②架線柱
架線柱は,単なる架線を吊架するだけの架線柱とせず,地域性に配慮した形状及
びデザインとする。
③トランジットセンター
トランジットセンターは,停留場等との統一性を考慮し,また,地域の交流広場
としての位置付けに配慮したデザインとする。
【対象範囲】
・
上屋
・
通路
・
舗装
・
照明
等
④車両基地(建物外観,見学ルート)
車両基地内に建設予定である建物(管理棟,検修庫等)について,機能,構造に
影響のない範囲のデザインとする。
多くの見学者が見込まれる施設であることを考慮し,想定される見学ルートに配
慮したデザインとする。
【対象範囲(案)】
・
建物外観
・
見学ルート
等
6
ウ
サインデザイン
サインは,LRTが分かりやすく利用しやすい公共交通となるようデザインする。
【対象範囲】
・
駅舎内サイン
・
まちなか,鉄道駅から停留場への案内サイン
・
可変表示装置(デジタルサイネージ)
・
関連機器グラフィック(発券機,ICカードリーダー)
等
(3)ソフト面のデザイン
ア
市民参加,活用手法の枠組みデザイン
LRT事業に対する市民,地元企業の気運を高めるため,着工から開業に向けた
市民参加,活用手法の枠組みをデザインする。
【市民参加手法】
・ 車両デザインに対する意見聴取
・ 愛称募集(車両,路線)
・ ドネーション企画(ベンチ)
イ
等
広報,PR手法のデザイン
LRT事業の進捗に合わせ,効果的な広報展開や,開業に向けて気運を高め,利
用促進を図るPR手法のデザインを行う。
年度内の着工に合わせたパンフレット等の広報用資料の編集を行う。
(製本費は別
途)
ウ
LRT事業VI※デザイン
※VI(ビジュアルアイデンティティ)
→事業イメージをグラフィック化し,経営戦略的に
マーケティング力のあるツールとして活用
LRT事業を表現し,汎用性のあるシンボルマーク,カラーデザインを検討する。
エ
VR※データの作成
※VR(ヴァーチャルリアリティ)
→パソコン上で閲覧可能な仮想現実空間
本年度におけるトータルデザインの取組を反映させた上で,優先整備区間におけ
る,市民理解の促進に資する効果的なVRを作成する。
7
オ
(仮称)LRTデザイン部会の資料作成
5回程度の開催を予定している(仮称)LRTデザイン部会(以下部会)の資料
作成を行う。
部会当日の出席と,開催準備,運営支援を行う。
3
スケジュール
(1)トータルデザイン設計期間
契約締結後~平成29年3月24日
(2)トータルデザイン供用開始
同時に進行しているLRT事業に関連する各種詳細設計業務と調整の上,業務期
間内であっても,個々の業務の進捗に応じて,本業務の成果を反映させる。
8