記者発表(記者発表・資料配付) 月/日 (曜) 4/15 (金) 担当課・係名 TEL 企画県民部水エネルギー課 水資源班 078-362-3057 (内線 2238) 発表者名 (担当班長名) 課長 中尾 兼人 (班長 大西 孝) その他 配布先 - ひょうご水ビジョンの改定 「ひょうご水ビジョン」については、平成16年5月の策定後10年以上が経過し、水を取り巻く社 会情勢も大きく変化しました。そこで、平成42年の水需給の見通しのもと、経営環境が厳しさを増 す水道事業、頻発する豪雨災害など顕在化する課題に対して、今後の水に関わる施策・取組の基本 方針を示すため本ビジョンを改定しましたので、お知らせします。 1 内 容 (1)役 割 ・県における水に関する計画策定、施策立案、事業展開の指針。 ・市町における水資源施策の誘導指針。県民、事業者の水とのかかわりや水利用などの 実践活動に関する誘導指針。 (2)計画目標年度 平成42年度 (3)めざすべき姿と基本方針 ・めざすべき姿 「水、さと、まちの共生 ~水を知り、水を活かし、水に備える~」 ・基本方針 ①おいしい水をつくる 兵庫の森や土が兵庫のおいしい水をつくり「食」を育む。森林保全、安定した水道供給等を推進 ②水をもっと上手に使う 水は限りある資源。渇水リスクが高まる中、さらに有効利用を推進。雨水の利用、エネルギー源にも活用 ③水へのおそれ(畏れ、恐れ)を知り備える 大規模化する豪雨災害、水を正しく知り備える。総合治水の推進、防災情報の強化 ④水の豊かさを守る、つくる 季節によって表情豊かな兵庫の水辺を、守り、育てる。水辺環境の保全、水の環境教育の推進 ⑤水の文化・伝統を育む 多様な自然から育まれた兵庫の水文化を次の世代に。水文化の継承、交流の促進、伝統産業の振興 2 改定のポイント (1)水道事業の再構築 ・水需要の減少、大量の水道施設の更新・耐震化が必要となる中、持続可能な水道事業の再構築が急務 →健全で安定した水道事業経営に向けた広域化や、生活・工水の用途間の転用についての検討を記述 (2)頻発する豪雨災害への対応 ・流域全体で取り組む総合治水に向けて、これまでの対策の充実に加え、内水対策等への支援が必要 →利水ダムの活用など流域貯留対策の推進、市町管理の上流部の普通河川等への改修支援検討を記述 (3)効率的な水利用の推進 ・雨水、再生水、井水の利用促進や、下水処理場の未利用エネルギー活用など効率的な水利用を推進 →避難所での井戸整備や、中小水力発電の推進、下水汚泥から発生するメタンガスの有効利用について記述
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