記者発表(発表・資料配付) 月/日 (曜日) 担当課室名 TEL 発 表 者 名 (担当班長) 2/9 (月) 新行政課 078-362-4041 内線2298 新行政課長 小畑 由起夫 (組織・事務改革班長 足立 晶一) その他の発表 ・配付先 総合事業等審査会の審査結果について 平成 27 年度に事業着手を予定している審査対象事業(総事業費 10 億円以上)について、「総 合事業等審査会(会長 森津秀夫 流通科学大学教授)」で審査を行った結果は次のとおりであっ た。 1 審査対象事業 県立柏原病院と柏原赤十字病院の統合再編整備事業 2 審査日 平成27年1月27日(火) 3 審査結果 事業推進は妥当である。 【審査結果の全文】 県立柏原病院は丹波圏域の中核病院として急性期を中心とした医療を、柏原赤十字病院は予防 医療や回復期等を中心とした医療を提供してきた。 しかし、両病院とも築後 30 年以上が経過し、施設の老朽化・狭隘化等への対応が必要となって いる。また、臨床研修医制度の改正後、両病院とも医師数が減少し、必要な医療の安定的提供に 支障が生じるとともに、患者数の減によって経営面でも赤字が続いている。 こうしたなか、両病院の機能を統合再編して新病院を整備し、急性期から回復期までの幅広い 医療を提供することは、施設の高度化や症例数の拡大等を通じて、医師の確保につながり、医療 の安定的提供と病院経営の改善に資すると期待できる。さらに、新たな候補地への移転によって、 丹波市が構築する地域包括ケアシステムに基づく医療と福祉との連携や、ヘリポート整備など救 急搬送・受入体制の強化にもつながり、丹波圏域全体の医療に係る安心の水準を高める。 以上のことから、当事業の推進は妥当である。 なお、事業推進にあたっては、次の点に留意されたい。 ① 今回の統合再編の目的の一つは医師不足の解消であることから、診療機能の拡充や施設機 能の向上等のメリットを十分に生かし、目的達成に努めること。 ② 将来的に環境やニーズに変化が生じた場合は、診療科の再編や病床の見直し等を適切に行 うとともに、ハード面でもそれに柔軟に対応できるよう施設整備時に配慮しておくこと。 ③ 適切な価格での用地取得も含め、事業費の効率的な執行に努めること。 ④ 新病院がその機能を効果的に果たせるよう、職員・組織・情報システム等の融合を図るこ と。 ⑤ 関連施設を整備する丹波市との間で、用地費や運営費の負担を含め、適切な役割分担を行 うこと。 ⑥ 本事業における統合再編は経営統合ではなく、機能統合である。新病院整備をこの統合形 式で推進していくことが最善であり、圏域の医療水準の向上及び病院経営の効率化に資する ことを県民に丁寧に説明すること。 (参考) <出席委員> 森津会長、浅倉委員、田中委員、田端委員、村田委員、吉田悦教委員 計6名
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