川越市納税呼びかけセンター運営業務委託に関する仕様書 1 業務の目的 川越市の健全な財政運営を図り、安定した市税収入を確保する必要があ るため、民間委託が可能な市税の電話催告業務を民間に委託する。この業 務委託は、現年度課税分の自主納付を重点的に呼びかけるとともに、納税 意識の高揚と累積滞納を防止し、市税収入率の向上と歳入の根幹である市 税収入の安定した確保を目的とする。 2 3 入札書に記載する金額 月額 事業概要 (1) (2) (3) (4) (5) 業務名 川越市納税呼びかけセンター運営業務 委託期間 契約締結日から平成29年5月31日 (水) ま で 業務期間 平 成 28年 6月 1日( 水)から平成29年5月31日(水)まで 委託業務内容 基本的には未納者に対し、督促状の発送後、相当期間経過後、 電話(架電及び受電)による自主納付案内を行い、公権力の行使 に当たらない範囲で下記の業務を行う。 ① 電話による納付勧奨業務 ② 納付書の再発行及び納税催告文書発送業務 ③ 電話番号不明者に対する調査・登録業務 ④ セ ンターの管理運営業務 催告対象事案 ① 税目 市県民税・固定資産税・都市計画税・軽自動車税及び国民健 康保険税 ② 納付勧奨対象者 ・6~7月→新規滞納繰越者(平成27年度課税分) ・8月以降→現年度(平成28年 度)課税分未納者(累積滞納 のない新規滞納者) 軽自動車税については、滞納繰越分も含む。た -1- だし、他税目の滞納繰越分がある者は除く。 (業務の実施状況を勘案し、市と業務委託先との協議により、 当該条件について変更できることとする。) (6) 対象事案の提供方法 催告業務の架電対象者の提供は、電子媒体によりCSV形式のリス トにて毎月10日頃及び現年催告発送後に提供する。 (7) 催告期間 1箇月を周期として行う。 (8) 業務量の見込み 対象件数は、月平均5,000件程度。 (9) 努力目標値 「収入率」 市税 平成28年度現年課税分収入率98.5%台を努力目標値とする。 ( 参 考)平 成 25年度(5月末) 現年課税分収入率 98.31% 平 成 26年度(5月末) 現年課税分収入率 98.51% 国 民健康保険税 平成28年度現年課税分収入率91.0%台を努力目標値とする。 ( 参 考)平 成 25年度(5月末) 現年課税分収入率 89.90% 平 成 26年度(5月末) 現年課税分収入率 90.82% 「その他の努力目標値」 ① 納付約束率を7%以上とする。 架電した対象者の内、架電時から1箇月以内の納付約束を結 べた件数の割合を月7%以上とする。 人数等 管理者1名、オペレーター2名とし、いずれも常時配置すること 。 (但し、市と事前に協議がなされ了解を得た場合や突発的な事情 により欠員が出た場合は、この限りではない。) ※1 管理者及びオペレーターについて、以下の条件を満た すこととする。 ① 管理者及びオペレーターは、「対話スキル」及び「税金 に関する知識」の維持向上のため原則として全員が契約 期 間 ( 12箇 月 間 ) を 通 じ て 勤 務 可 能 な 者 と す る 。 ② 管理者については、官公庁関連の業務経験者とする。 ③ 市民へ直接税金に関して説明等を行うため、高度な対話 能 力 を 有 し 、税 金 に 関 し て の 基 礎 的 な 知 識 を 有 す る こ と 。 ④ 催告業務のため、債権に関する収納業務(税金、公金、 公共料金、民事債権問わない)に関して精通しているこ と。 ※2 管理者による下記の業務全般に関わる運営管理が困難 な場合、会社内部に担当者を配置すること。 -2- ① ② (10) ① ② ③ ④ (11) 月報の作成及び報告。 トークスクリプト等業務マニュアルの更新及び見直し。 業務全般にわたる運営管理について市との調整及び協議。 「架電結果」、「月報に基づく結果」及び「納付約束率 が努力目標値から大幅に乖離した場合」等、業務効率化 に関する企画提案及び必要に応じた業務見直し。 担当者別業務内容 管理者 ① センター内の管理運営に関すること。 a 架電対象者リストは、架電対象者の住民コード(7桁の数 字)、氏名、住所、電話番号、対象税目( 名寄したもの)、 対象税額( 名寄された税目の合計金額)をCSV形式で提供 する。 b 架 電 状 況 の 管 理 は 、 住 民 コ ー ド ( 7桁 の 数 字 ) を 利 用 し 、 架電した者について、架電日時・架電回数・催告税目・ 催告金額等を記録し、架電結果に応じた運用が可能な体 制を作ることとする。 c 架電の進捗状況及び架電結果から管理者により独自の架 電対象者リストを再加工及び再抽出し、適宜効率的な電 話催告が可能となる運営管理を実施することとする。 d 効果測定のため、住民コード(7桁の数字)及び必要項目 の電子データをテキスト形式で市へ提供することとする。 e 運営管理及び統計分析が可能となる架電結果項目を市と 協議の上作成し、週報及び月報における報告項目とする。 また、報告は翌月までに報告会を設けて報告するものと する。 f 電話による納付勧奨業務は、行政及び運営上のクレーム も含め原則としてセンター内で終話させることとする。 ② 週報等の市への提出。 ③ オペレーターの架電状況を把握し、クレームに対応する。 ④ 電話番号不明者に対する調査・登録業務。 ⑤ 研修計画の策定及び実施に関すること。 ⑥ 市側との協議等。 オペレーター ① 未納者リストに基づく納付勧奨業務。 ② 電話番号不明者及び常時不在者等については、代替方法(催 告書の作成及び送付等)を行う。 ③ 催告業務に係る交渉経過入力及びそれに伴う端末及びプリン ター等の機器操作。 ④ 口座振替への推奨業務。 -3- ※市は、業務遂行に関する指示、指図等は、管理者に対して行う ものとし、オペレーターに対しては行わないものとする。 (12) 稼働日時等 稼動日時は、原則以下のとおりとする。 平日(月・水・金) 10 時 00 分から 17 時 00 分まで 平日(火・木) 12 時 00 分から 19 時 00 分まで 第 2・4 土曜日 10 時 30 分から 12 時 30 分まで 上記の日時に加え、市の休日収納窓口(以下、 「休日窓口」とい う)の開設に合わせ年2回、10 時 30 分から 12 時 30 分まで、稼 働日とする。休日窓口で勤務した際には平日を振替休日とする。 詳細な稼働日及び振替日は、市と業務受託者の協議により決定す るものとする。 なお、年末年始については、年末の稼動日は 12 月 9 日(金)ま でとし、年始については 1 月 10 日(火)からとする。 また、以下の条件を満たすこととする。 ① 「国民の祝日に関する法律」(昭和23年法律第178号)に規定 する休日を除いた日。 ② 休息時間及び休憩時間については、労働基準法等の関連法令 に従うこととする。 ③ 不測の事態が発生した場合には、必要に応じ市と業務受託者 の協議により稼働日時を変更できることとする。 なお、稼働時間中は管理責任上、市の職員が常駐します。 (13) 職場環境 庁舎内の空調は、自動設定により温度管理がなされているが、 時間外(17時15分以降)は、空調が停止する。 業務従事者が通勤に自動車を利用する場合、本市の駐車場は利 用できない。 (14) 執務場所 川越市役所本庁舎 2階 収税課内 (埼玉県川越市元町1丁目3番地1) -4- 4 物品等 市が負担する物品等は以下のとおりとする。 物品名等 機器等 電話回線、電話機3台及びその周辺機器、 パソコン端末機3台及び周辺機器、プリ ンター1台 備品等 事務机4台、椅子4脚、書庫1台、キャビ ネット2台、ロッカー2台 消耗品等 印刷用紙、納付書用紙、各種封筒、口 座 振替申込書、プリンター用トナー、プ リ ンター用ドラムキット、その他業務に伴 う事務用品 料金等 電話回線使用料、通話料、郵送料 5 秘密の保持及び個人情報保護に関する事項等 (1) 秘密の保持 ① 業務受託者及び業務従事者は、委託業務の履行に際して知り 得た事項は、契約期間のみならず、準備期間及び契約終了後 においても、一切第三者に漏らしてはならない。 ② 業務受託者及び業務従事者は、端末機に入力されている情報 並びに、この契約を履行するために用いた資料及びその結果 等について、第三者に転写、閲覧及び貸し出し等してはなら ない。 ③ 業務受託者及び業務従事者は、委託業務完了後は、市の指示 により保管を要するものを除き、市より受領したデータを速 やかに市に返却するとともに、作成したメモ等の記録を焼却、 裁断及び返納等、使用不能な方法により処分しなければなら ない。 (2) 個人情報の保護 業務受託者及び業務従事者は、委託業務の履行に伴い、個人情 報を取り扱うときは、個人情報の保護に関する法律(平成15年法 律第57号)及び川越市個人情報保護条例(平成16年条例第19号) を適用する。 6 その他 (1) 委託料の支払いは月払いとし、端数に関しては、初回請求分に含 めるものとする。 (2) 請求書は市税分と国民健康保険税分とし、2枚にて収税課へ請求 することとする。 (3) 業務の実施に当たっては、支障のないよう研修等事前準備に万全 を期すこと。 -5- (4) (5) (6) (7) (8) 架電業務の実施に当たっては、業務従事者全員の案内内容の統一 が図れるよう、市と協議の上、トークスクリプト等業務マニュア ルを作成し提出すること。 稼動初日までに、業務従事者名簿を提出すること。また、業務従 事者に変更があった場合は、変更後の業務従事者名簿を提出する こと。 施設の運用をしていく上で、社会通念上実施しなければならない ものは業務受託者の負担により実施する。 業務委託期間中、庁舎の耐震工事が予定されており、振動、騒音 がおこる可能性があること。 仕様書に基づき業務運営をしていく上で、不都合等が生じた場合、 市と業務受託者は協議により変更する事ができるものとする。 -6-
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