別紙1 企画提案仕様書 東大阪市立総合病院の地方独立行政法人化に

別紙1
企画提案仕様書
東大阪市立総合病院の地方独立行政法人化に伴う法人取引
金融機関選定業務企画提案仕様書
1
目 的
本市では、東大阪市立総合病院を、平成28年10月1日に地方独立行政法人市立東
大阪医療センター(以下「法人」という。)へ移行する準備を進めている。
このことに伴い、地方公営企業法の規定に基づく出納取扱金融機関の制度が適用され
なくなることから、法人設立後に法人が入出金及び資金移動等の出納業務を総合的に取
り扱わせる金融機関を取引金融機関として選定し、法人と金融機関との間に緊密かつ継
続的な関係を構築していく必要がある。
そこで、出納業務を取り扱うことのできる金融機関に提案を求め、経済性、利便性、
健全性、業務提案を総合的に評価することにより、費用対効果の高い業務を提供できる
金融機関を法人取引金融機関として選定することを目的とする。
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選定に必要な業務内容
以下の(1)∼(4)の業務に関し、安全かつ迅速な銀行サービス業務を提供する
こと。ただし、入出金及び口座間振替等の資金移動業務に関しては、受託者の提供す
るファームバンキングシステムの導入を前提とし、法人成立までの間に、人事給与、
財務会計の各システムとの連携テスト、ファームバンキングのテストデータ送信、確
認が完了していること。
なお、取引金融機関としての契約は法人成立日となる。
(1) 出金業務
法人が指定する口座から債権者(職員及び業者等)へファームバンキングシステ
ム(以下「FBシステム」という。)を利用した銀行振込業務を行うこと。
なお、業務実施にあたっては、以下の条件を満たすこと。
① 法人の年間振込想定件数に対応可能なこと。なお、年間振込想定件数は、平
成26年度における実績値で下表のとおりである。
表 年間振込件数
総合振込件数
約1万件
職員給与、賞与
振込件数
約1万件
合
計
約2万件
② 振込明細・出金明細の把握が可能なこと。
③ 誤振込等があった場合、その旨の連絡並びに組戻し及び訂正作業の迅速な対応
が可能なこと。
④ 振込手数料等の額が無料又は低廉であること。
⑤ FBシステム上のセキュリティが確保されていること。
⑥ FBシステムにより振込ができない金融機関リストを提出し代替手段を提案
できること。
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FBシステム異常があった場合、直ちに無償で対応すること。
FBシステム操作に係るサポート体制が確立されていること。
FBシステム導入時において、各担当者を対象とした操作説明会を実施
できること。
(2) 入金業務
① 債務者から法人口座への入金が行えること。
② ファームバンキングにより、入金明細を随時把握が可能なこと。
(3) 短期融資事業
安全かつ迅速に短期の借入れができること。(限度額10億円を想定)
(4)その他の業務
当該仕様書に記載された業務のほか、法人の業務効率化や患者サービス向
上に資することが可能な業務が提供できる場合は、その内容及びコストを提
案すること。
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契約期間
平成28年10月1日から平成33年9月30日まで(5年間)
4
秘密の保持
(1) 受託者は、業務上知り得た秘密・個人情報を本業務以外の目的に使用
し、又は第三者に漏らしてはならない。
(2) 受託者は、業務の遂行にあたっては、「東大阪市個人情報保護条例」
を遵守し、取得した個人情報は、その取扱いに最大限の注意を払うこと。
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契約の解除
法人は、受託者が重大な法令違反をした場合、並びに債務超過や継続的な営
業損失が発生した場合等により、契約を継続することが難しいと判断したとき
は、受託者の同意を得ず、契約を解除することができる。
6
協議
本業務を適正かつ円滑に実施するため、受託者は各々の業務について法人と
常に密接な連絡に努め、本仕様書に記載のない事項及び疑義が生じた場合は、
法人と受託者で協議の上、法人の指示に従い業務を遂行すること。
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