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プレスリリース
2016 年 4 月 15 日
報道関係者各位
慶應義塾大学
慶應義塾大学経済学部・
慶應義塾大学経済学部・経済学研究科が
経済学研究科が
HEC 経営大学院(
経営大学院(Etablissement d'Enseignement Supérieur Consulaire
Hautes Etudes Commerciales de Paris:
Paris:フランス)
フランス)との
修士ダブルディグリー・プログラム
修士ダブルディグリー・プログラム
および学部
および学部・
学部・修士 5 年プログラムに関
プログラムに関する協定
する協定を
協定を締結
慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科とHEC経営大学院(Etablissement d'Enseignement
Supérieur Consulaire Hautes Etudes Commerciales de Paris:フランス)は、修士ダブルディグリ
ー・プログラムおよび学部・修士5年プログラムに関する協定を2016年3月15日に締結しました。これ
によって所定の要件を修めた慶應義塾大学経済学部PEARLの学生が慶應義塾大学経済学士号とHEC経
営大学院修士号(Master in Management)を、所定の要件を修めたHEC経営大学院の学生が慶應義塾
大学経済学修士号とHEC経営大学院修士号を、取得できます。
HEC経営大学院は1881年に創設されたフランス屈指のグランゼコール(Grandes Ecoles)です。フ
ランスのみでなく各国から厳しい競争に勝ち抜いて入学した学生を教育し、世界を舞台に活躍する数
多くの実業家・起業家・官僚・閣僚等を輩出し続けています。慶應義塾大学とは2007年4月に包括協
定を締結して以来、交換留学生の派遣・研究者の交流を活発に行ってきました。
1.背景
世界全体で人・物・資本の移動が活発になった今日、欧州におけるアジアに対する関心は高まって
います。その中でも日本は、長い歴史・古い伝統・独自の文化と同時に、強い経済も持つ国として注
目されています。他方、日本では戦後一貫して米国のみに向く傾向があった関心が、欧州やアジアに
広がりつつあります。HEC 経営大学院と慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科は、これを欧州
と日本およびアジアの相互理解を深め、お互いから学びながら世界水準の活動を世界規模で展開する
人材を育てる絶好の機会としてとらえて、このプログラムを開始しました。
2.修士ダブルディグリー・プログラムおよび
修士ダブルディグリー・プログラムおよび学
ダブルディグリー・プログラムおよび学部・修士 5 年プログラムについて
(1) 開始時期:2016 年 9 月入学者から
(2) 対象者:HEC 経営大学院修士課程在籍者、慶應義塾大学経済学部 PEARL 在籍者、それぞれ年間 2
名ずつを上限とする。
(3) 学位:慶應義塾大学経済学部 PEARL 在籍の学生は 3 年間慶應に、その後 2 年間 HEC 経営大学院に
在籍し、所定の要件を修めた場合に、4 年目修了時に慶應義塾大学経済学士号、5 年目修了時に
HEC 経営大学院修士号(Master in Management)を授与される。HEC 経営大学院修士課程在学者
は 1 年間 HEC 経営大学院、1 年間慶應に在籍し、所定の要件を修めた場合に、慶應義塾大学経済
学修士号及び HEC 経営大学院修士号(Master in Management)を授与される。
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【参考 1】
】グランゼコール(
)
グランゼコール(Grandes Ecoles)
フランスの高等教育機関は、「大学 Universités」と「グランゼコール Grandes Ecoles」に分かれ
ています。この「グランゼコール」はフランス独自の教育機関であり、高校卒業後、2 年間の準備学
級(Les classes préparatoires)を経たのち、さらに難易度の高さで知られるグランゼコール入試に
合格した者のみが入学できる、高等教育機関です。
これらグランゼコールは 18 世紀のフランス革命前後に、専門エンジニア・高級官僚・教員を養成
するために創られたのが始まりと言われ、主な特徴として以下のような点が挙げられます。
入学時のきびしい選抜
高度な総合的・専門的教育
官民各界の人材を集めた教授陣
経済界、産業界との緊密な共同
主に官界、産業界の幹部の育成を目的とした教育
【参考 2】
】慶應義塾大学経済学部 PEARL
Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership(PEARL)は、4 年間一貫して
英語で経済学を学ぶ新しいプログラムで、 2016 年 9 月に開始します。プログラムの特徴は以下の
とおりです。
(1) 能力と意思のある学生には、5 年間で学士号と修士号の双方を授与する。
(2) 連携する海外のパートナー校から一流の教授陣を招聘すると同時に、インターネット等を駆使
した双方向遠隔授業を活用する。
(3) 経済学の授業のほか、福澤諭吉の思想や日本の近代化に関する授業、ビジネス関連の授業、イ
ンターンシップ等を設ける。
(4) 講義のみでなく、ゼミ、研究プロジェクトのほか、現存する PCP(Professional Career
Programme、3・4 年生向けの英語で経済学を教えるプログラム)の授業を取り入れ、4 年間一貫
して英語で学ぶカリキュラムを提供する。
(5) ダブル・ディグリー制度や交換留学制度を利用した海外留学を奨励する。
【参考 3】
】慶應義塾大学と
慶應義塾大学と海外の
海外の大学との
大学との ダブルディグリー・プログラム等
ダブルディグリー・プログラム等について
(カッコ内は、慶應義塾大学大学院の研究科名)
○パリ政治学院(経済学部・経済学研究科)
○エコールセントラルグループ(グループ下の5つの大学と実施)(理工学部)
○マルティン・ルター・ハレ・ヴィテンベルク大学(文学研究科)
○CEMS MIM(経済学研究科、商学研究科、メディアデザイン研究科)
○ミラノ工科大学(理工学研究科)
○スウェーデン王立工科大学(理工学研究科)
○復旦大学(政策・メディア研究科)
○延世大学(政策・メディア研究科)
○ESSEC 経営大学院(経営管理研究科)
他 現在計 26 件
※ご取材の際には、事前に下記までご一報くださいますようお願い申し上げます。
※本リリースは文部科学省記者会、各社社会部、教育部等に送信させていただいております。
本発表資料のお問い合わせ先
慶應義塾広報室(竹内・山崎)
TEL:03-5427-1541
FAX:03-5441-7640
Email:[email protected] http://www.keio.ac.jp/
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