「堺市職員の女性活躍推進プラン」の概要 プラン策定の背景 平成27年6月 プランの構成 項目 「女性活躍加速のための重点方針2015」 のみならず、全ての人にとって暮らしやすい社会づくりにつながる。 平成27年9月 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」 (女性活躍推進法) (1) 女性の活躍を推進することにより、男女の人権が尊重され、少子高齢化の進展等 の社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある社会を実現する。 女 性 職 員 の 採 用 女性が個性と能力を十分に発揮して職業生活において 活躍できるよう、必要な施策を策定し、実施すること ・推進計画等の策定 推進計画(努力義務) ・特定事業主行動計画(義務)を 策定し、公表することが求められる。 女性の職業生活における活躍 状況把握・分析の に関する状況の把握、改善す 結果を勘案した定 べき事情の分析 量的目標の設定 (2) 市 ○計画期間 平成28年度から平成30年度まで の ○数値目標 女 性 職 員 の 登 用 現 採用者に占める女性割合 40%以上 実績値 状 37.2%(平成 27 年度) (※1) 管理職に占める女性の割合 12%以上 11.4%(平成 27 年度) (※2) 役職者に占める女性の割合 26.8%以上 19.6%(平成 27 年度) (※3) 男性職員の育児休業の取得率 10%以上 取組内容 ① 採用者に占める女性の割合 ・H25~27 の推移は上昇傾向 ・政令市比較において低位 ・技術職、消防職の女性割合が 低い ・技術職・消防職を中心に、意欲 と能力を備えた女性を幅広く 1 女性職員の採用拡大に向けて (1)採用説明会の拡充、広報活動の充実 採用できるよう、女性受験者の ①女性を対象とした採用説明会の開催【新規】 増加に向け、積極的な広報活動 ②女性の理系学生等を対象とした合同企業説明会への参加 【新規】 や、男性職員が多い職場での環 ③消防職の業務説明会の開催【拡充】 境整備などに積極的に取り組 む必要がある。 ④広報活動の充実【拡充】 (2)女性用施設の整備 ①庁舎における女性用施設の整備【継続】 取組の実施状況の公表 計画期間・数値目標 平成 30 年度 目標値 分析項目 行動計画の策定・公表 堺 項目 課題の抽出 【各分析項目は「女性活躍推進法に基づ く特定事業主の行動計画の策定等に係る 内閣府令」第2条第1~7号及び14号 に基づく】 女性の力の発揮は、社会の様々な課題の解決を主導する人材の層を厚くし、女性 ・地方公共団体の責務 状況把握・分析 4.5%(平成 26 年度) (※4) 男性職員の出産サポート休暇 の取得率 100% 93.6%(平成 26 年度) 男性職員の子育てパパ休暇 の取得率 100% 91.7%(平成 26 年度) ※1 「堺市男女平等社会の形成の推進に関する条例」において、市における政策の立案及び決定に男女が対等に参画する機会を 確保するとの基本理念のもとに、附属機関の委員を任命しまたは委嘱するときは、男女いずれか一方の委員の数が委員の総 数の 10 分の 4 未満とならないよう努める旨が規定されています。採用者に占める女性割合についても、この考え方のも とに、男女いずれか一方の採用者の数が、採用者の総数の 10 分の 4 未満とならないことを目標として設定するものです。 ※2 平成 24 年3月に策定した「第4期さかい男女共同参画プラン」における目標値(平成 33 年度までに 12%)を目標年次 を前倒しし目標とするものです。 ※3 平成 24 年3月に策定した「第4期さかい男女共同参画プラン」における目標値(平成 28 年度までに 23.8%)設定の考 え方のもとに、国が掲げる「平成 32 年度までに指導的地位に女性が占める割合を 30%程度にする」目標の達成をめざし、 平成 30 年度における目標値を設定するものです。 ※4 平成 26 年1月に策定した「堺市職員仕事と子育て両立プラン~ワーク・ライフ・バランスの実現をめざして~」における 目標値(平成 30 年度までに 10%)設定の考え方のもとに、国が掲げる「平成 32 年度までに男性の育児休業取得率を 13%にする」目標の達成をめざし、平成 30年度における目標値を設定するものです。 ※ 3臨 項時 目職 )員 の・ 状非 況常 把勤 握職 、員 課に 題つ 分い 析て をも 行、 っ該 た当 。す る 分 析 項 目 ( ① ④ ⑥ の (3) 男 性 職 員 への の家 参事 加・ 育 児 ・ 介 護 等 (4) ( ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス ) 仕 事 と 生 活 の 調 和 分析項目 ② ・女性職員を幅広く役職者に登用 管理職に占める女性の割合 できるよう、係長級昇任試験に ・H25~27 の推移は上昇傾向 おいて女性職員の受験促進に取 ・政令市比較において中位 り組む必要がある。 ・育児、子育てのための休暇休業 分析項目 ③ の取得によるキャリアロスの低 役職者に占める女性の割合 減に取り組むなど、職員の状況 ・H25~27 の推移は上昇傾向 に応じたきめ細かい対応や配慮 ・政令市比較において中位 を行うことが求められる。 分析項目 ④ 男性職員の育児休業の取得 率、平均取得日数 ・H24~26 の推移は横ばい ・政令市比較において上位 分析項目 ⑤ 男性職員の出産サポート休暇等 の取得率、平均取得日数 ・H24~26 の推移は横ばい (概ね 90%台前半) ・政令市比較において最上位 分析項目 ⑥ 男性職員の介護休暇の取得者 数、平均取得月数 ・H24~26 の取得状況におけ る性別の差異に大きな傾向なし 分析項目 ⑦ 時間外勤務の状況 ・H24~26 の時間外勤務は年 間平均 130 時間~140 時間 ・男性職員が取得する育児休暇・ 育児休業は短期間のものが多 く、中長期間の休業取得に消極 的な状況が窺えることから、男 ⑧ 継続勤務年数の状況 ・H17~27 の5年毎の推移は 縮小傾向 ・政令市比較において中位 女性職員の登用拡大に向けて 性職員の中長期間の休業取得 促進に向けて取り組む必要が ある。 ・男性職員が家事・育児・介護等 に積極的に参加できるよう、管 理職をはじめとする職員の意 識啓発や、男性職員全体の意識 改革、休暇休業が取得しやすい 環境づくりに取り組む必要が ある。 ・長時間にわたる時間外勤務は、 男性と女性がともに家事、育 3 男性職員の家事・育児・介護等への積極的な参加に向けて (1)男性職員の家事・育児・介護等への参加意識の向上 ①イクメンリーダーの養成【新規】 ②職場優先の環境や固定的性別役割分担意識の是正【継続】 (2)男性職員の家事・育児・介護等への参加に係る環境の整備 ①所属長への出産予定の申出【継続】 ②ワーク・ライフ・バランスに関する研修の実施【継続】 ③仕事と子育て両立支援相談窓口の開設【継続】 (3)育児・介護等に係る休暇・休業制度の情報提供 ①「パパママさわやか子育て通信」の発行【拡充】 ②庁内ホームページを通じた休暇休業取得者への情報発信 【継続】 ③育児休業取得者の体験談等の情報提供【継続】 ④育児休業取得に係る給与等の試算シート活用【継続】 ⑤休暇休業制度の周知【継続】 児、介護等に参加できる環境づ くりを妨げ、女性職員の活躍を 分析項目 2 (1)女性職員のキャリア形成の支援 ①女性登用プロジェクトチームの立ち上げ【新規】 ②キャリア形成支援研修の実施【継続】 ③ロールモデルとなる先輩女性職員の紹介【拡充】 ④メンター制度の実施【継続】 ⑤女性職員の派遣研修の充実と参加拡大【継続】 ⑥係長昇任試験の対象となる女性職員の交流会の開催【継続】 ⑦係長級昇任試験実施時の託児所の設置【継続】 ⑧テレワークの導入可能性の検討【拡充】 (2)休暇休業取得者のキャリアロスの低減 ①所属を通じた育児休業取得者への情報提供【新規】 ②職場復帰時の面談や研修の実施【継続】 ③休暇休業取得者を対象とした自己啓発の支援【継続】 ④庁内ホームページを通じた休暇休業取得者への情報発信 【継続】 阻害する要因のひとつとなる ことから、今後も引き続き、時 間外勤務の縮減に向けて、取り 組んでいく必要がある。 4 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現に向けて (1)時間外勤務の縮減 ①時間外勤務に係るマネジメントの強化【拡充】 ②ノー残業デーによる定時退庁の推進【拡充】 ③業務の簡素化及び合理化の取組強化【継続】 ④時間外勤務及び深夜勤務の制限の周知【継続】
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