セフメタゾン静注用、キット点滴静注用、筋注用の相互作用 (1)併用禁忌とその理由 該当しない (2)併用注意とその理由 3. 相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 アルコール 飲酒により、ジスルフィラム様作用(顔面 潮紅、心悸亢進、めまい、頭痛、嘔気等) があらわれることがある。[投与期間中及 び投与後少なくとも 1 週間は飲酒を避けさ せること。] 明らかではないが、3 位側鎖の N-メチルチ オテトラゾール基がジスルフィラム様作用 を有すると考えられている。 利尿剤 フロセミド等 腎障害が増強されるおそれがある。 機序は不明だが、動物実験(ラット)でフ ロセミドとの併用により、軽度から中等度 の近位尿細管上皮細胞の核の萎縮及び濃縮 が認められたとの報告がある。 解説: アルコール:3 位の側鎖に N-メチルチオテトラゾール基を有するセフェム系抗生物質投与後に、ビールなど のアルコール飲料を摂取してジスルフィラム作用(顔面潮紅、心悸亢進、めまい、頭痛、嘔気等) を発現したとの報告がある。 利 尿 剤:機序は不明であるが、動物実験(ラット)でフロセミドとの併用により、軽度から中等度の近位 尿細管上皮細胞の核の萎縮及び濃縮が認められた。 (社内資料) また、フロセミドはある種のセファロスポリン類の腎毒性を増強するとの報告、フロセミドによ りセファロリジンのクリアランスが減少し、半減期が 25%増加したとの報告等がある。
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