横須賀市国民健康保険データヘルス計画推進支援業務委託仕様書１件名横須賀市国民健康保険データヘルス計画推進支援業務委託２委託期間契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日３履行場所横須賀市の指定場所４目的横須賀市では、国民健康保険被保険者の健康の保持・増進を図るべく、平成 26 年度にレセプトデータ及び特定健康診査データ等の分析を行い、データヘルス計画を策定した。この計画により PDCA サイクルに沿って効果的かつ効率的な保健事業を着実に進めていくために、データ分析による現状把握および計画の効果検証・見直しが必要となる。本業務は、平成 27 年度から平成 29 年度を計画期間とする横須賀市国民健康保険データヘルス計画の推進支援として、レセプトデータや特定健康診査等データの追加分析（保健事業対象者の抽出を含む。）を行うとともに、分析結果に基づく事業の効果検証をしながら必要に応じて計画の見直しや新規事業の提案を行うものである。５業務概要受託者は、本業務の推進支援にあたって、横須賀市の意図及び目的を十分理解した上で、経験豊富な業務内容に精通した者を定め、かつ適正な人員を配置し、正確丁寧にこれを行わなければならない。業務内容は次のとおりとし、これらに関して発生する一切の費用は、委託料に含まれるものとする。なお、業務にあたっては、厚生労働省等の動向や各種学会等のエビデンス等を踏まえた医学的知見に基づき行うこと。（１）レセプトデータ及び特定健康診査等データ分析業務 ①データヘルス計画にあげたデータと同様の項目についての最新データの追加と分析 ②ジェネリック医薬品 ③重複頻回受診者 ④その他、協議の上、データ分析が必要と認められる項目（２）保健事業対象者の抽出 ① 重症化予防の対象者の抽出 ② 平成 28 年度特定健康診査受診者のうち糖尿病有所見者の抽出および報告（毎月）（３）保健事業の効果検証 ① 特定健康診査 ② 特定保健指導 ③ 重症化予防対策事業（４）効果的かつ効率的な保健事業の提案業務（１）～（３）の分析の結果、次年度以降に修正の必要な事業又は新規に実施が必要となる事業について、単年度及び中長期的な観点から可能な限り詳細な提案を行う。（５）分析結果報告業務 ①平成 27 年度特定健康診査受診者のうち保健事業対象者の抽出を８月までに行い報告すること。また、データ提供後３か月以内に分析結果の報告をすること。 ②定期的な委託業務打ち合わせ（月１回程度）の他、横須賀市の必要に応じ、別途報告会を実施すること。 ③報告書、分析統計資料等は横須賀市の指定する以下の部数・形式・媒体にて提出すること。なお、媒体は受託者が準備することとする。ア．報告書電子媒体２部、紙媒体 10 部。 Microsoft PowerPoint、Word 並び Excel 形式を使用。Ａ４版カラー印刷。イ．分析統計資料等電子媒体２部、Microsoft PowerPoint、Word 並び Excel を使用。ウ．報告書および調査の過程で得られた統計資料等を表やグラフなど加工可能な Microsoft Word 並び Excel 形式で、電子媒体（CD－R、DVD －R 等）で提出すること。６従事者要件本業務の窓口となる担当者を 1 名配置すること。ただし、専任である必要はない。また、従事者に医師 1 名以上及び看護師・保健師・管理栄養士いずれか 1 名以上を含むか、またはこれに準じた体制をとることとし、特定健康診査・特定保健指導に精通した者、国の動向に則し、専門職の観点から提案できる者を含むこと。なお、データの運用にあたっては、システムに精通したものが担当すること。７提供データについて横須賀市より受託者へ下記のデータを電子媒体にて提供する。なお、媒体（ハードディスク等）は受託者が準備すること。（１）特定健康診査等受診結果データ（平成 24 年度～27 年度分約 20,000～25,000 件／年） (平成 28 年健診実施分約 2,000 件／毎月) （２）特定保健指導利用結果データ（平成 24 年～27 年度分約 50～200 件／年）（３）レセプトデータ（平成 24 年 5 月審査分～28 年 3 月審査分約 2,000,000 件／年）（４）ＫＤＢシステムデータ及び帳票横須賀市に設置しているＫＤＢシステム端末を執務時間内に限って使用することを認める。データ及び帳票については横須賀市の許可を得たうえで使用すること。（５）分析に必要と認められるデータで、横須賀市が提供可能なもの８個人情報の取り扱い（１）受託者は本業務を通じて知り得た情報を機密情報として扱い、契約の目的以外に利用し、または第三者に提供してはならない。業務終了後も同様とする。（２）本業務に関して知り得た情報の漏洩、滅失、棄損の防止、その他適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。（３）その他、本業務を処理するための個人情報の取り扱いについては、別紙「個人情報の取扱いに関する特記事項」を遵守すること。９その他（１）契約後、本仕様に定めのないことについて疑義が生じた場合は、必要に応じて契約者双方が協議して定めるものとする。（２）契約後、本仕様の内容を変更する必要が生じた場合は、契約者双方が協議して定めるものとする。（３）成果物の所有権、著作権、利用権は横須賀市に帰属するものとする。（４）本業務により得られた成果品及び資料、情報等は、横須賀市の許可なく他に公表、貸与、使用、複写、漏洩をしてはならない。（５）業務完了後に、受託者の責任に帰すべき理由による成果物の不良箇所があった場合は、受託者は速やかに必要な訂正、補足等の措置を行うものとし、これに対する経費は受託者の負担とする。