(契約関係抜粋)(PDF:166 KB)

○大野城市財務規則(昭和53年1月11日規則第3号)
第4章 支出
(前金払)
第58条 支出命令者は,政令第163条第1号から第7号までに掲げる経費及び政令附則第7条に規定す
る保証事業会社の保証に係る公共工事に要する経費のほか,保険料及び補償費については,前金払
をすることができる。
2 前項の規定により保証事業会社の保証に係る経費について前金払いをすることができる公共工事
は,次の各号に掲げる要件をすべて満たすもので,当該契約金額の4割(土木建築に関する工事の
設計,調査及び土木建築に関する工事の用に供することを目的とする機械類の製造並びに測量は,
3割)を超えない範囲とする。
(1) 契約金額が300万円以上のもの
(2) 履行期間が90日以上のもの
3 政令附則第7条の規定により前金払の請求をしようとする者は,その保証書を市に寄託しなけれ
ばならない。
一部改正〔平成8年規則28号・13年22号〕
(中間前金払)
第58条の2 支出命令者は,前金払を行つた請負契約(工事に係るものに限る。以下この条において
同じ。)であつて,かつ,次の各号に掲げる要件をすべて満たすものについては,前条第2項の規
定にかかわらず,契約金額の2割に相当する額を超えない範囲内において,既にした前金払に追加
して前金払(以下「中間前金払」という。)を行うことができる。
(1) 履行期間の2分の1を経過するまでに実施すべきものとされている当該請負契約に係る作業
が行われていること。
(2) 工程表により履行期間の2分の1を経過するまでに実施すべきものとされている当該請負契
約に係る作業が行われていること。
(3) 既に行われた当該請負契約に係る作業に要する経費が,契約金額の5割以上の額に相当する
ものであること。
2 中間前金払の請求をしようとする者は,その保証書を市に寄託しなければならない。
追加〔平成13年規則22号〕
第6章 契約
第1節 一般競争入札
(入札参加者の資格の公示等)
第86条 市長は,政令第167条の5の規定により一般競争入札に参加する者に必要な資格を定めたとき
は,大野城市公告式規則(昭和52年規則第1号)によりこれを公示するものとする。
2 契約担当者は,政令第167条の4第2項各号に掲げる場合に該当すると認める者があつたときは,
すみやかに,その者の住所及び氏名並びにその事実を市長に報告しなければならない。
(入札の公告)
第87条 契約担当者は,一般競争入札により契約を締結しようとするときは,法令に定めのあるもの
のほか,その入札期日の前日から起算して少なくとも5日前までに市長が指定する場所及びインタ
ーネットを利用して,その旨を公告しなければならない。
2 前項の規定による公告には,次の各号に掲げる事項を記載しなければならない。
(1) 入札に付する事項
(2) 入札に参加する者に必要な資格
(3) 契約条項を示す場所及び日時
(4) 入札の場所及び日時
(5) 入札保証金に関する事項
(6) 入札の無効に関する事項
(7) その他必要な事項
一部改正〔平成19年規則27号〕
(入札保証金)
第88条 契約担当者は,一般競争入札に参加しようとする者(以下この節において「入札者」という。)
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に対し,入札金額の100分の5以上の入札保証金又はこれに代わる担保を納付又は提供させなければ
ならない。
2 前項に規定する担保は,次の各号に掲げるものとし,その価値は,当該各号に定めるところによ
る。
(1) 国債,地方債 政府ニ納ムヘキ保証金其ノ他ノ担保ニ充用スル国債ノ価格ニ関スル件(明治
41年勅令第287号)の例による額
(2) 日本国有鉄道改革法(昭和61年法律第87号)附則第2項の規定による廃止前の日本国有鉄道
法(昭和23年法律第256号)第1条の規定により設立された日本国有鉄道及び日本電信電話株式会
社等に関する法律(昭和59年法律第85号)附則第4条第1項の規定による解散前の日本電信電話
公社が発行した債券 額面金額又は登録金額(発行価格が額面金額又は登録金額と異なるときは,
発行価格)の10分の8に相当する金額
(3) 銀行又は市長が確実と認める金融機関が振出し,又は支払保証した小切手 額面金額
(4) 銀行又は市長が確実と認める金融機関の保証 その保証する金額
全部改正〔平成9年規則7号〕、一部改正〔平成16年規則24号・18年19号・19年13号・27号〕
(入札保証金の減免)
第88条の2 次の各号の一に該当する場合は,前条第1項の規定にかかわらず,入札保証金又はこれ
に代わる担保の全部若しくは一部の納付又は提供を免除することができる。
(1) 入札者が,保険会社との間に市を被保険者とする入札保証保険契約を締結したとき。
(2) 政令第167条の5及び政令第167条の5の2に規定する資格を有する者による一般競争入札に
付する場合において,過去2箇年の間に市,国(公社,公団を含む。)又は他の地方公共団体と
種類及び規模をほぼ同じくする契約を数回以上にわたつて締結し,かつ,これらをすべて誠実に
履行した者について,その者が契約を締結しないこととなるおそれがないと認められるとき。
(3) その他市長が特に認めた場合
追加〔平成9年規則7号〕、一部改正〔平成16年規則24号・19年27号〕
(入札保証金の還付等)
第88条の3 契約担当者は,入札保証金又はこれに代わる担保を入札終了後ただちに入札者に還付す
る。ただし,落札者に対しては,契約保証金に充当する場合のほか,契約締結後これを還付する。
追加〔平成9年規則7号〕
(予定価格)
第89条 契約担当者は,一般競争入札に付する事項の価格を当該事項に関する仕様書,設計書によつ
て予定し,その予定した価格(以下「予定価格」という。)を記載した書面を封書にし,開札の際
開札場所に置かなければならない。ただし,市長が特に認めた場合は,予定価格を入札前に公表す
ることができる。
2 予定価格は,一般競争入札に付する事項の価格の総額について定めなければならない。ただし,
一定期間継続して行う製造,修理,加工,売買,供給,使用等の契約の場合においては,単価につ
いて,その予定価格を定めることができる。
3 予定価格は,契約の目的となる物件又は役務について取引の実例価格,需給の状況,履行の難易,
契約数量の多寡,履行期間の長短,支払時期等を考慮して適正に定めなければならない。
一部改正〔平成10年規則16号・19年27号〕
(最低制限価格の作成)
第90条 契約担当者は,政令第167条の10第2項に規定する最低制限価格を設けた場合は,前条の予定
価格に併記しなければならない。
全部改正〔昭和55年規則32号〕
(入札書の提出)
第91条 入札者は,入札書(様式第57号)を作成し,所定の日時までに所定の場所へ提出しなければ
ならない。
2 代理人が入札する場合は,入札前に委任状を提出しなければならない。
3 前項の代理人は,同一入札において2人以上の代理人となることができない。
4 入札者は,同一入札において他の入札者の代理人となることができない。
5 一般競争入札の入札書は,市長が認めたものについては,郵便により提出することができる。こ
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の場合においては,入札期日の前日までに到着したものに限り受理するものとする。
6 入札者は,すでに提出した入札書はどのような理由があつてもこれを引替え変更し,又は取消す
ことはできない。
一部改正〔昭和58年規則23号・平成8年81号・16年24号・19年27号〕
第91条の2 入札者及び入札関係職員以外の者は,許可を受けずに入札執行の場所に立入ることはで
きない。
2 市長は,入札に際し不正の行為があると認められる入札者の入札を拒絶することがある。
追加〔昭和58年規則23号〕
(入札の執行の取消し又は執行中止)
第92条 契約担当者は,一般競争入札を行うにあたり,不正その他の理由により競争の実益がないと
認めるとき,又は天災地変等のやむを得ない事由が生じたときは,入札の執行を取り消し,又は中
止することができる。
(無効とする入札)
第93条 次の各号に掲げる入札は,無効とする。
(1) 入札に参加する者に必要な資格のない者のした入札
(2) 入札書が所定の日時までに到着しない入札
(3) 入札者又はその代理人が同一事項について2通以上した入札又はこれらの者がさらに他の者
を代理していた入札
(4) 談合その他の不正行為によつてされたと認められる入札
(5) 入札保証金を納付すべき場合において,入札保証金が納付されていない入札又はその額が所
定の額に達していない入札
(6) 入札書の入札金額,入札者の氏名及び押印のない入札又はこれらが分明でない入札
(7) その他入札に関する条件に違反した入札
(落札の通知)
第94条 契約担当者は,落札者を決定したときは,直ちに口頭又は書面をもつてその旨を落札者に通
知するとともに,落札者に対し契約締結についての必要事項を通知しなければならない。
(せり売り)
第95条 第86条から第89条まで,第92条及び前条の規定は,せり売りの場合に準用する。
第2節 指名競争入札
(入札参加者の資格及び公示)
第96条 市長は,政令第167条の11第2項の規定により指名競争入札に参加する者に必要な資格を定め
たときは,第86条第1項の例によりこれを公示するものとする。
(入札書の提出)
第96条の2 指名競争入札に参加しようとする者(以下この節において「入札者」という。)は,入
札書(様式第57号)を作成し,所定の日時までに所定の場所へ提出しなければならない。
追加〔平成16年規則24号〕
(入札者の指名)
第97条 契約担当者は,なるべく5人以上の入札者を指名しなければならない。
2 前項の場合においては,第87条第2項第1号及び第3号から第7号までに掲げる事項をその指名
する者に通知しなければならない。
(一般競争入札に関する規定の準用)
第98条 第86条第2項及び第88条から第94条までの規定(第89条第1項ただし書及び第91条第1項の
規定を除く。)は,指名競争入札の場合に準用する。
一部改正〔昭和58年規則23号・平成10年16号・16年24号〕
第3節 随意契約
(予定価格の決定)
第99条 契約担当者は,随意契約によろうとするときは,第89条の規定に準じてあらかじめ予定価格
を定めなければならない。
全部改正〔昭和58年規則23号〕
(随意契約額の範囲)
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第99条の2 政令第167条の2第1項第1号の規定により随意契約によることができる場合は,契約の
種類に応じその予定価格が次の各号に掲げる額を超えない場合とする。
(1) 工事又は製造の請負 130万円
(2) 財産の買入れ 80万円
(3) 物件の借入れ 40万円
(4) 財産の売払い 30万円
(5) 物件の貸付け 30万円
(6) 前各号に掲げるもの以外のもの 50万円
全部改正〔昭和58年規則23号〕
(特定の随意契約に係る手続)
第99条の3 市長は、政令第167条の2第1項第3号の規定による随意契約により契約を締結しようと
するときは、あらかじめ、次に掲げる事項を公表するものとする。
(1) 発注を予定する時期
(2) 発注する物品又は役務の名称及び数量
(3) 契約の相手方の決定方法及び選定基準
(4) 納入の期限又は履行の期限若しくは期間
2 市長は、前項の随意契約により契約を締結したときは、次に掲げる事項を公表するものとする。
(1) 契約の相手方
(2) 契約の相手方とした理由
(3) 契約を締結した年月日
(4) 契約金額
(5) 契約の内容
3 前2項の規定による公表は、次に掲げる方法により行うものとする。
(1) 市長が指定する場所で閲覧する方法
(2) インターネットを利用して閲覧に供する方法
追加〔平成19年規則12号〕
(見積書の徴収及び開封)
第100条 契約担当者は,政令第167条の2第1項の規定により随意契約によろうとするときは,原則
として3人以上の者から見積書を徴さなければならない。ただし、契約の性質若しくは目的により
契約の相手方を特定せざるを得ないとき又は災害の発生等により緊急を要するときは、この限りで
ない。
2 前項本文の規定により徴した見積書の開封は,見積書を徴した者のうち2人以上の者の立会のも
とに行わなければならない。ただし,市長が特に認めた場合は,この限りでない。
一部改正〔昭和58年規則23号・平成19年12号・27号〕
第4節 契約の締結
(契約書の作成)
第101条 契約担当者は,契約の相手方を決定したときは,第94条に規定する通知の日から原則として,
7日以内に契約書を作成しなければならない。
2 議会の議決に付すべき契約を結ぼうとするときは,契約担当者は,議会の議決を経たときに当該
契約が効力を有する旨を契約者に告げ,かつ,その旨を記載した仮契約書により契約を締結するも
のとする。
3 契約書には,契約の目的,契約金額及び履行期限に関する事項のほか,次に掲げる事項を記載し
なければならない。ただし,契約の性質又は目的により該当のない事項については,この限りでな
い。
(1) 契約履行の場所
(2) 契約保証金
(3) 契約代金の支払,又は受領の時期及び方法
(4) 履行の遅滞その他債務の不履行の場合における遅延利息,違約金,その他の損害金
(5) 権利義務の譲渡等の禁止
(6) 危険負担及びかし担保の責任
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(7) 監督及び検査
(8) その他必要な事項
4 建設業法(昭和24年法律第100号)第2条第1項に規定する建設工事の請負契約の場合には,前項
の規定によるほか,同法第19条の規定によらなければならない。
5 市長は,必要があるときは,前2項の規定により標準となるべき契約書の書式を定めるものとす
る。
6 契約担当者は,前項の書式が定められたときは,当該書式に準拠して契約書を作成しなければな
らない。
一部改正〔昭和58年規則23号・平成19年27号〕
(契約書の省略及び請書)
第102条 契約担当者は,次の各号のいずれかに該当する場合においては,前条の規定による契約書の
作成を省略することができる。
(1) 契約金額が50万円以下(工事請負契約については300万円以下)の契約をするとき。
(2) せり売りにするとき。
(3) 官公署又は公共団体と契約をするとき。
(4) 災害等で緊急を要するとき。
(5) その他市長が契約書の作成を要しないと認めるとき。
2 契約担当者は,前項の場合においても,契約の適正な履行を確保するため必要があると認めると
きは,請書(様式第58号又は別に定める様式によるものとする。)を当該契約の相手方に提出させ
なければならない。
3 前項の規定にかかわらず,契約金額が10万円以下の場合は見積書(様式第58の2)の提出をもつ
て代えることができる。
一部改正〔昭和58年規則23号・平成4年11号・8年28号・9年7号〕
(契約保証金)
第103条 契約担当者は,契約の相手方をして,契約金額の100分の10以上の契約保証金又はこれに代
わる担保を納付又は提供させなければならない。
2 前項に規定する担保は,次の各号に掲げるものとし,その価値は,当該各号に定めるところによ
る。
(1) 第88条第2項各号に掲げるもの 当該各号に定めるところによる。
(2) 公共工事の前払金保証事業に関する法律(昭和27年法律第184号)第2条第4項に規定する保
証事業会社の保証 その保証する金額
全部改正〔平成9年規則7号〕、一部改正〔平成18年規則19号・19年13号・27号〕
(契約保証金の減免)
第103条の2 次の各号の一に該当する場合は,前条第1項の規定にかかわらず,契約保証金又はこれ
に代わる担保の全部若しくは一部の納付又は提供を免除することができる。
(1) 契約の相手方が,保険会社との間に市を被保険者とする履行保証保険契約を締結したとき。
(2) 契約の相手方から委託を受けた金融機関等と工事履行保証契約を締結したとき。
(3) 政令第167条の5及び第167条の11に規定する資格を有する者と契約を締結する場合において,
その者が過去2箇年間に市,国(公社,公団を含む。)又は他の地方公共団体と種類及び規模を
ほぼ同じくする契約を数回以上にわたつて締結し,これらをすべて誠実に履行し,かつ,契約を
履行しないこととなるおそれがないと認められるとき。
(4) 法令に基づき延納が認められる場合において,確実な担保が提供されたとき。
(5) 物件を売り払う契約を締結する場合において,売払代金が即納されるとき。
(6) 契約金額が50万円以下(工事請負契約については300万円以下)であり,かつ,契約の相手方
がその契約を履行しないこととなるおそれがないとき。
(7) 国(公社,公団を含む。)若しくは他の地方公共団体と契約を締結するとき又は公共的団体
等と随意契約(公益を目的としたものに限る。)を締結する場合において,契約の相手方が契約
を履行しないこととなるおそれがないとき。
(8) 不動産の買入れ又は不動産若しくは物品の借入れ若しくは交換に係る契約を締結する場合に
おいて,契約の相手方が契約を履行しないこととなるおそれがないとき。
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(9) 第7号に掲げる場合を除き,市の事務に係る放送,広告,調査,研究,計算,鑑定,評価,
訴訟等を随意契約により委託する場合において,契約の相手方が契約を履行しないこととなるお
それがないとき。
(10) 資金を貸付する契約,預金契約,寄付に係る契約,運送契約及び雇用契約等の契約を締結す
る場合において,その性質又は目的により必要がないと認められるとき。
2 契約担当者は,前項第1号若しくは第2号の規定により契約保証金の納付又はこれに代わる担保
の提供を免除するときは,契約の相手方に保険証券若しくは公共工事履行保証証券を提出させなけ
ればならない。
追加〔平成9年規則7号〕、一部改正〔平成19年規則27号〕
(契約保証金の還付)
第103条の3 契約保証金又はこれに代わる担保は,契約の履行後還付する。
追加〔平成9年規則7号〕
第5節 契約の履行
(監督及び検査)
第104条 法第234条の2第1項において規定する監督又は検査は,契約担当者が自ら又は補助者に命
じて行うものとする。
全部改正〔平成15年規則14号〕
(監督職員の職務)
第105条 前条の規定により監督を命ぜられた補助者(以下「監督職員」という。)は,当該契約の履
行について仕様書,設計書その他の関係書類に基づき,立合い,工程の管理,履行途中における工
事製造等に使用する材料の試験若しくは検査等の方法により監督をし,契約の相手方に必要な指示
をするものとする。
2 監督職員は,契約担当者に監督の実施状況について報告をしなければならない。
3 監督職員は,当該工事を担当する課の課長補佐又は担当係長とする。
全部改正〔平成15年規則14号〕
(検査職員の職務)
第106条 第104条の規定により検査を行う契約担当者又は検査を命ぜられた補助者(以下「検査職員」
という。)は,請負契約においては,当該請負契約に係る給付の完了の確認(部分払を行う場合の
既済部分の確認を含む。)について契約書,仕様書,設計書その他の関係書類に基づき,かつ,必
要に応じ当該契約に係る監督職員の立合いを求め,当該給付の内容について検査を行わなければな
らない。
2 契約担当者が検査を命じることができる補助者は,大野城市職員の職の設置に関する規則(昭和
52年規則第4号)第6条第2号に規定する副検査員とし,当該補助者が検査を行うことができる契
約は,工事請負契約及び工事関係の委託契約とする。
3 検査職員は,請負契約以外の契約においては,当該契約に係る給付の完了の確認(部分払を行う
場合の既納部分の確認を含む。)について契約書その他の関係書類に基づき,当該給付の内容及び
数量について検査を行わなければならない。
4 検査職員は,前2項の場合において必要があるときは,破壊若しくは分解又は試験して検査を行
うことができる。
5 検査職員は,工事の請負契約については,完了の通知を受理した日から14日,その他の契約につ
いては,完了の通知を受けた日から10日以内に検査を行わなければならない。
6 検査職員は,検査を完了したときは,検査調書を作成しなければならない。ただし,当該契約金
額が50万円(工事請負契約については130万円)をこえない契約に係る検査については,請求書等の
表面余白に契約履行確認の旨並びに年月日及び氏名を記載し,押印することをもつて検査調書の作
成にかえることができる。
7 検査職員は,検査の結果,その給付が当該契約の内容に適合しないものと認めるときは,その旨
及びこれに必要な措置を検査調書に記載して契約担当者に提出しなければならない。
8 契約担当者は,工事又は製造の請負契約について検査が終了したときは,その結果を7日以内に
契約の相手方に通知しなければならない。
一部改正〔昭和58年規則23号・平成16年24号・19年27号〕
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(監督の職務と検査の兼職禁止)
第107条 検査職員は,監督職員の職務を兼ねることができない。
一部改正〔平成15年規則14号〕
(監督及び検査の委託)
第108条 前3条の規定は,政令第167条の15第4項の規定により市の職員以外の者に監督又は検査を
委託した場合に準用する。
(契約内容の変更)
第109条 契約担当者は,技術,予算その他やむを得ない理由により必要があるときは,契約の相手方
と協議して契約の内容を変更することができる。
2 契約担当者は,工事の請負契約で設計変更に基づき契約金額を変更するときは,変更設計工事費
に当初の契約金額と原設計工事費との比率を乗じて算出しなければならない。この場合における計
算は,前乗後除の方法によるものとする。
3 契約担当者は,契約内容の変更協議がととのつたときは,第101条又は第102条第2項の規定によ
り遅滞なく変更契約書,変更請書等を作成しなければならない。
(契約の解除)
第110条 契約担当者は,次の各号のいずれかに該当する場合においては,契約を解除することができ
る旨の約定をしなければならない。
(1) 契約の相手方が正当な理由なしに契約の履行着手期限を過ぎても履行に着手しないとき。
(2) 契約の相手方がその責に帰すべき理由により,契約の履行期限内に契約を履行しないとき,
又は契約を履行する見込みがないと明らかに認められるとき。
(3) 契約の相手方が建設業法の規定により,登録を取り消され又は営業の停止を命ぜられたとき。
(4) 契約の相手方又はその現場代理人その他の使用人が監督又は検査に際し,職務執行を妨げた
とき。
(5) 前各号に掲げるもののほか,契約の相手方又はその代理人が契約事項に違反し,そのため契
約の目的を達することができないと認められるとき。
2 契約担当者は,前項に規定する場合のほか,特に必要があるときは,契約を解除することができ
る。この場合において,契約の相手方に損害を与えたときは,これを賠償するものとする。
3 市は,前2項の規定により,契約担当者が契約を解除したときは,既済部分(工事の出来形で検
査に合格したもの(現場にある検査済材料を含む。)をいう。以下同じ。)又は既納部分(物件の
納入で検査に合格したものをいう。以下同じ。)の代価を支払い当該部分の所有権を取得するもの
とする。
4 契約担当者は,契約を解除しようとするときは,その理由を記載した書面により契約の相手方に
通知しなければならない。ただし,契約書及び請書をともに省略した場合にあつては,書面を要し
ない。
5 契約担当者は,第1項の規定により契約を解除した場合において,損害を受けたときは,法令又
は契約の定めるところにより損害賠償の請求をしなければならない。
(部分払の限度額)
第111条 契約担当者は,請負契約にあたつては,その既済部分に対する代価の10分の8,物件の買入
れその他の契約にあたつては,その既済部分に対する代価を超えない範囲内で部分払をすることが
できる。ただし,その性質上可分の請負契約に係る完済部分にあつては,その代価の範囲内とする
ものとする。
2 前金払をしたときにおける部分払の額は,前項の規定により部分払をしようとする額から前払金
の額に出来高の割合を乗じて得た額を差し引いた額とする。
3 前2項の規定により部分払のできる回数は,次の各号によるものとする。
(1) 契約金額 5,000万円まで 1回
(2) 契約金額 5,000万円をこえる場合 2回以内
一部改正〔昭和58年規則23号〕
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