ASEAN･インド月報 - 三菱東京UFJ銀行

平成 28 年（2016 年）4 月 5 日
ASEAN･インド月報
（2016 年 4 月）
目
次
■ASEAN・インドのマクロ経済動向
インドネシア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
マレーシア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
フィリピン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
シンガポール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
タイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
ベトナム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
インド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
■アジア主要国・地域の主要経済指標（国・地域別）・・・ 8
■アジア主要国・地域の主要経済指標比較・・・・・・・・ 13
1. インドネシア
インドネシア中銀は 3 ヵ月連続で政策金利を引き下げ
3月16、17日に開催された金融政策決定会合において、インドネシア中銀は1月以降、3
ヵ月連続となる利下げを決定した。主要政策金利であるBIレートやFASBIレート、貸出フ
ァシリティ金利はいずれも25bp引き下げられ、それぞれ6.75％、4.75％、7.25％となった。
中銀は今回の利下げについて、グローバル金融市場の不安定さが落ち着く中でインフレ圧
力の緩和といったマクロ経済の安定性が利下げ余地をもたらしているためと説明している。
実際、直近3月のインフレ率は前年比+4.4％と、引き続き中銀のインフレ目標レンジ（4±
1％）の範囲内にとどまっているほか、ルピア相場もインフレ率の鈍化と海外からの証券
投資を通じた資金流入の回復を受けて緩やかに上昇を続けている。
今回の利下げ後も実質金利は過去数年のピーク付近に高止まっているが、資源安を背景
にインフレ圧力が強くない状況が続くとみられる中、貸出増加を通じた国内景気の押し上
げに向けて中銀が追加利下げを決断する可能性は十分にあると言えよう。
3 月 29 日、インドネシア政府は経済対策第 11 弾を発表
3月29日、ダルミン経済担当調整相は、昨年9月以降発表している経済対策の第11弾とし
て、不動産投資信託（REIT）のほか、製薬会社や医薬品メーカーに対する税制優遇、中
小企業に対する輸出関連中小企業への金融支援、通関手続きの簡素化による港湾所要日数
の短縮を通じた貿易促進等の措置を公表した。貿易手続きについては、現在、運輸省や税
務署、検疫庁、国家医薬品食品監督庁を含む18の政府機関が輸出入業務に関わっているが、
機関毎の手続き・検査の調和を通じて輸出入活動の促進を図る狙い。
実際、世銀が毎年公表するDoing Businessによれば同国で輸入時の通関や書類作成に係
る時間数はそれぞれ99時間、144時間とASEAN主要国比大きく劣後する状況にある。今回
の措置で実際の所要時間短縮に繋がれば、貿易取引促進に繋がることが期待される。
図表 1：BI レートと消費者物価上昇率
図表 2：ASEAN 主要国及びインドの
（前年比、％）
運輸・通信・金融以外
運輸・通信・金融
輸入手続きに必要な日数
10
消費者物価上昇率
政策金利（BIレート）
（時間）
実質政策金利
8
通関
書類作成
手続き
24
10
マレーシア
35
1
シンガポール
50
4
タイ
64
106
ベトナム
72
96
フィリピン
インドネシア
99
144
287
63
インド
（資料）世界銀行『Doing Business 2016』より
三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
6
4
2
0
-2
09
10
11
12
13
14
15
（資料）インドネシア中央統計局統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
16
（年）
（経済調査室
1
シンガポール駐在）
2. マレーシア
1 月の輸出は資源安の影響で 8 ヵ月ぶりの前年割れに
1月の輸出（リンギット建て）は前年比▲2.8％と昨年5月以来、8ヵ月ぶりに前年割れと
なった。品目別には、一段の資源安の進展を受けて鉱物性燃料が同▲36.3％と大幅マイナ
スとなったほか、鉄鋼・すず・ゴム製品を含む工業製品が同▲3.6％とマイナスに転じた
一方、エレクトロニクスや輸送用機器を含む機械輸出は同+4.8％と、12月の同+8.8％から
は減速しつつもプラスの伸びを保っている。
機械輸出を仕向け地別にみると中国・香港や日本・韓国など東アジア向けが軟調に推移
する中、ASEAN・インド及び米国向けは増勢を維持し、全体の底割れを回避させている。
政府は外国人雇用に係る課徴金の引き上げを決定
3月18日、マレーシア内務省はマレー半島部での外国人雇用者に係る課徴金を引き上げ
ることを決定した。引き上げ後の課徴金は、製造業と建設業で1,850リンギット（従来は
いずれも1,250リンギット）、農業（同410リンギット）とプランテーション（同590リン
ギット）で640リンギット。一方、サービス業では現行の1,850リンギットから不変とされ
た。政府は年初に上記5業種の課徴金を大幅に引き上げることを通達していたが、コスト
増を懸念する産業界から多くの懸念が表明されたため、値上げの延期と産業界との交渉を
実施した結果、最終的には当初よりも小幅の引き上げで決着した。政府は課徴金引き上げ
の狙いを、労働集約型産業における安価な外国人労働者への過度な依存の軽減とそれを通
じた経済活動の高付加価値化としている。
課徴金引き上げに先立ち、政府は2月19日からメイドを除く外国人労働者の新規受入の
停止に踏み切ったほか、6月からは最低賃金（月額）の引き上げ（マレー半島で従来の900
リンギットから1,100リンギット、マレーシア東部で800リンギットから920リンギット）
を予定している。マレーシアで事業を営む企業にとっては、人件費の上昇や、安価な労働
力の確保が一段と困難になることが予想される。
図表 1：仕向け先別に見た機械輸出
図表 2：外国人雇用に係る課徴金の改定概要
30
25
20
（輸出全体に占めるシェア、％）
その他
米国
欧州
ASEAN・インド
日本・韓国
中国・香港
機械輸出合計
輸出合計
（リンギット）
従来
年初公表
された
課徴金
従来比
最終的な課
引き上げ率
徴金
（％）
製造業
1,250
2,500
1,850
48.0
建設業
1,250
2,500
1,850
48.0
プラン
テーション
590
1,500
640
8.5
農業
410
1,500
640
56.1
サービス業
1,850
2,500
1,850
0.0
15
10
5
0
-5
-10
15/1
15/4
15/7
15/10
（資料）マレーシア統計局統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
16/1
（年/月）
（資料）マレーシア政府資料より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
（経済調査室
2
シンガポール駐在）
3. フィリピン
2 月の銀行貸出の伸びは前年比+15.7％と 1 月から加速
2月の銀行貸出（ユニバーサルバンクと商業銀行の合計）は、前年比+15.7％と1月（同
+15.6％）から小幅に加速した。経済活動別にみると、全体の約16％を占める不動産業向
けが同+25.5％、同じく約9％を占める電気・ガスなど公益業向けが同+36.4％と高い伸びを
示しているほか、消費を中心に堅調な内需を反映して家計向け（同+15.7％）、とりわけ
自動車ローンが同+38.1％と大きく伸びている。他方、全体の約15％を占める製造業向け
は同+5.7％と相対的に低めの伸びとなっている。また、不良債権比率（グロス）をみると、
他のASEAN諸国では資源関連企業向けの不良債権の増加などにより上昇もみられるなか、
同国は1月時点で1.67％と低位に止まっている。
中銀は、国内貸出の今後の見通しとして、経済成長とともに引き続き堅調に伸びていく
との見通しを示している。
1 月の貿易収支は▲26 億ドルと大幅な赤字
1月の輸出は、前年比▲3.9％と、10ヵ月連続のマイナスとなった。品目別にみると、主
力の半導体などの電子製品は同+5.0％とプラスを維持したものの、鉱産物などの一次産品
（同▲14.4％）や化学品（同▲38.4％）は価格下落などを背景に二桁のマイナスが続いた。
他方、輸入は、同+30.8％と大幅に増加した。燃料（同▲1.0％）を除く全ての品目で増
加した。特に、消費を中心に堅調な内需を背景に、自動車などの耐久財をはじめとする消
費財が伸びたことに加え、通信機器や電気機器などの資本財が同+22.0％と全体を押し上
げた。結果、1月の貿易収支は▲26億ドルと、統計で確認できる1979年以降、最大の赤字
となった。
図表 1：銀行貸出
18
図表 2：輸出（品目別）
（前年比、％）
5
25
16
（前年比、％）
20
14
4
15
12
10
その他
家計
不動産
小売・サービス業
公益業
製造業
全体
不良債権比率
10
8
6
4
2
3
5
0
2
-5
その他工業製品
一次産品
輸送用機械
電子製品
輸出全体
-10
1
-15
0
-2
0
15/01
15/03
15/05
15/07
15/09
15/11
16/01
（注）ユニバーサルバンクと商業銀行の合計。
（資料）フィリピン中央銀行統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
-20
12
（年/月）
13
14
15
16 （年）
（注）直近値は2016年1月。
（資料）フィリピン国家統計局統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
（経済調査室）
3
4. シンガポール
シンガポール政府は 2016 年度予算案を公表
3月24日、ヘン・スウィーキート財務相は2016年度（2016年4月～2017年3月）の予算案
を発表した。歳入は2015年度修正予算比+6.7％の684.5億シンガポールドル（以下ドル、名
目GDP比16.7％）、歳出は同+7.4％の734.3億ドル（同17.9％）を見込む。プライマリーバ
ランスは▲49.9億ドル（同▲1.2％）と2年連続の赤字となるが、政府系投資会社からの収
益繰入増を加味した最終的な財政収支は34.5億ドル（同0.8％）の黒字を確保する計画。歳
出面では高齢化進展に伴い医療関連支出が積み増されたほか、中長期的な成長力強化のた
めの産業変革プログラムの推進、公共建設投資拡充、労働者の教育給付金制度であるスキ
ルズ・フュ－チャー拡充、中小企業向けの資金繰り支援等、幅広い施策を盛り込んだ。グ
ローバル金融危機後、2009年度予算で盛り込まれたような大型の景気対策は本予算では導
入されなかったが、政府は経済構造改革を通じて中長期的な成長力を高める取り組みに引
き続き注力していく模様だ。
海外経済減速・貿易停滞や資源安等がシンガポールの金融ビジネスの逆風に
3月31日、米格付け会社のムーディーズはシンガポールの大手銀行3行の格付け見直しを
実施、いずれも現行の格付けは不変としながらも、大手3行の格付け見通しを従来の「安
定的」から「ネガティブ（弱含み）」に変更した。同社は、国内外の景気減速や貿易の伸
び悩み等を背景に、大手3行の業績やクレジットの重石となるとみられることが格付け見
通しの引き下げの理由としている。実際、シンガポールの銀行全体の貸出残高は国内勘定
（DBU：Domestic Banking Unit）、オフショア貸出勘定（ACU：Asian Currency Unit）が揃
って前年割れに転じているほか、不良債権比率も緩やかに上昇基調を辿っている。中国経
済の減速や過去と比べた貿易の伸びにくさ、資源関連セクターの低迷等、今年も同国経済
を取り巻く環境は大きくは変わらないと想定される中、金融ビジネスにとって当面逆風の
強い状況が続くこととなろう。
図表 1：2016 年度予算案
（億シンガポールドル）
歳入
（名目GDP比、％）
税収
税外収入
歳出
（名目GDP比、％）
経常支出
開発支出
プライマリーバランス
（名目GDP比、％）
財政収支
（名目GDP比、％）
14年度
608.4
(15.5)
541.1
67.3
566.5
(14.4)
426.9
139.6
41.9
(1.1)
5.7
(0.1)
15年度
（修正
予算）
641.6
(15.9)
551.1
90.5
684.1
(17.0)
487.3
196.8
▲ 42.5
(▲1.1)
▲ 48.8
(▲1.2)
16年度
（予算）
684.5
(16.7)
591.7
92.7
734.3
(17.9)
544.3
190.0
▲ 49.9
(▲1.2)
34.5
(0.8)
図表 2：銀行貸出残高
50 （前年比、％）
15 年度
修正予算
比（％）
DBU（国内銀行勘定）
ACU（オフショア貸出勘定）
40
6.7
(0.8)
7.4
2.5
7.3
(0.9)
11.7
▲ 3.4
17.4
(▲0.1)
▲ 170.6
(2.0)
30
20
10
0
-10
-20
07
（注）会計年度は4月～翌3月。
（資料）シンガポール政府資料より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
08
09
10
11
12
13
14
15
（資料）シンガポール通貨庁統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
（経済調査室
4
16
（年）
シンガポール駐在）
5. タイ
1-2 月の外国人来訪者数は前年比+15.5％へ加速
1-2月の外国人来訪者数は、前年比+15.5％と、2015年10-12月期（同+3.7％）から伸びが
加速した。国別にみると、全体の2割を占める中国からの来訪者が同+32.2％と高い伸びを
維持しているほか、NIEs（同+10.0％）やASEAN（同+25.9％）といったアジア域内からの
来訪者の増加が全体を押し上げている。他方、これまで振るわなかった欧州からの来訪者
数が2月には同+10.9％となったほか、約2年間前年比マイナスが続いていた景気低迷下の
ロシアからの来訪者数が、漸くプラスに復すなど、悪化に歯止めの兆しがみられる。
外国人来訪者数は2014年10月以降、前年比プラスを維持しており、観光収入は近年名目
GDPの約1割の規模にまで達していることから、今後もサービス輸出の拡大を通じて景気
の下支え役となることが期待される。
2 月のバーツ建て輸出は前年比+22.5％と大幅に加速
2月のバーツ建て輸出は、前年比+22.5％と、1月の同+0.0％から大幅に伸びが加速した。
ドル建てでみても、同+6.2％と14ヵ月ぶりにプラスに回復した。品目別にみると、価格下
落の影響が大きい石油製品や化学品などは二桁の大幅なマイナスが続いたものの、マイナ
ス幅は縮小した。また、主力の自動車（同+8.9％）が引き続き底堅く伸びた。但し、2月
の輸出の大幅な伸びは価格上昇を背景とした金輸出の増加によるところが大きく（全体へ
の寄与でみると+11.2％pt）、政府は「まだ楽観は出来ない」との見方を示している。
他方、2月の輸出では農林水産物もプラスに寄与したことなどから、政府は輸出に改善
の兆しがみえるとしており、今後も原油価格が2月以降持ち直していることや、欧米を中
心とする先進国需要の回復を背景に、輸出の回復が続くことが期待される。
図表 1：外国人来訪者数
50
図表 2：輸出（バーツ建て）
（前年比、％）
20
40
その他
欧州
ロシア
ASEAN
NIEs
中国
（前年比、％）
その他
自動車
石油・同製品・化学
全体
15
30
機械・装置
エレクトロニクス
農林水産物
10
外国人来訪者数
20
5
10
0
0
-5
-10
-20
2012
2013
2014
2015
（注）直近は2月まで。
（資料）タイ観光庁統計等より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
-10
2016
（年）
12
13
14
15
（注）直近は2月まで。
（資料）タイ商務省統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
16
（年）
（経済調査室）
5
6. ベトナム
1-3 月期の実質 GDP 成長率は前年比+5.5％へ減速
1-3月期の実質GDP成長率は、前年比+5.5％と、昨年の1-3月期（同+6.1％）から減速し
た。産業別にみると、サービス業は堅調な内需を反映して同+6.1％（2015年1-3月期：同
+5.8％）と底堅さをみせた。他方、製造業は同+7.9％（2015年1-3月期：同+9.5％）と全体
を牽引する伸びであることには変わりないものの、足元の輸出減速などを背景に、大きく
減速した。また、農林水産業は同▲1.2％とマイナスに転じた。内訳をみると、林業（同
+6.2％）や漁業（同+2.1％）はプラスを維持したものの、農業が同▲2.7％とマイナスとな
った。統計総局は、干ばつが農業に悪影響を及ぼしたとの見方を示している。
政府は、2016年通年の成長率の目標を同+6.7％としているが、同水準は2015年通年並み
の高さであり、目標を達成するためには、4-6月期以降昨年を上回る成長が求められる。
1-3 月期の貿易収支は 7 億ドルの黒字
1-3月期の輸出は、前年比+3.9％と、ASEAN各国の輸出（ドル建て）が軒並み前年比マ
イナスとなるなかプラスを維持した。但し、伸び率は2015年10-12月期（同+4.4％）から
鈍化した。品目別にみると、主力の電子製品・電話・同部品（同+10.8％）は2015年10-12
月期に引き続き二桁の伸びをみせたほか、衣類や食品も同様にプラスを維持した。一方、
資源は同▲43.5％と、価格下落を背景に大幅マイナスが続いた。
輸入は、電子・同部品は二桁の伸びを示したものの、電話・同部品や機械が大幅減とな
ったほか、税率算定法の変更を背景に自動車もマイナスとなり、全体では同▲5.1％とな
った。結果、輸入がマイナスとなったことで、1-3月期の貿易収支は7億ドルの黒字と、
2015年10-12月期から黒字幅が拡大した。
図表 1：実質 GDP 成長率
12
図表 2：貿易収支
（年初来前年比、％）
30
（前年比、％）
（億ドル）
貿易収支
輸出
輸入
10
20
8
6
30
20
10
10
0
0
4
2
0
-10
-10
-20
-20
実質GDP成長率
（注）各産業下（）内は、GDPに占める割合。
（資料）各国統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
Q3
16Q1
Q3
15Q1
Q3
製造業
（15％）
16Q1
14Q1
Q3
15Q1
Q3
農林水産業
（16％）
16Q1
14Q1
Q3
15Q1
Q3
16Q1
14Q1
Q3
15Q1
14Q1
-2
サービス業
（38％）
（年／四半期）
-30
-30
13/1-3
7-9
14/1-3
7-9
15/1-3
7-9
（資料）ベトナム統計総局統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
16/1-3
（年）
（経済調査室）
6
7. インド
2015 年 10-12 月期の経常収支は引き続き小幅の赤字に止まる
2015年10-12月期の経常収支は、▲70.7億ドル、名目GDP比▲1.3％と、7-9月期の▲87.3
億ドル、同▲1.7％から赤字幅が僅かながら縮小した。経常赤字の縮小は資源安を映じた
原油輸入の縮小が主因。金融収支サイドで債券への海外マネーの流入を中心に証券投資の
マイナス幅が縮小したほか、直接投資の流入超過額が約6年ぶりの高水準になったことも
加わり、7-9月期に2年ぶりのマイナスを記録した総合収支はプラスを回復した。なお、
2015年通年の経常収支は名目GDP比▲1.1％と、2014年の同▲1.4％からさらに縮小し、現
行統計で比較可能な2010年以降で最小の赤字幅となった。
今年に入ってからも、一段の原油安が貿易赤字を縮小させていることを踏まえれば、資
源価格次第ではあるが、当面貿易赤字や経常赤字は現状程度のコントロール可能な小幅な
赤字が続いていく可能性が高いとみられる。
コスト減を主因に企業収益は増益基調が継続
インド準備銀行（RBI）が公表した2015年10-12月期の民間非金融上場企業の純利益は前
年比+15.9％と7-9月期の同+9.9％から増益幅が一段と拡大し、5四半期ぶりの高い伸びとな
った。売上高は、機械関連製造業やサービス業が堅調であった一方、鉱業や石油・金属等
の素材系製造業を中心に前期の同▲4.6％に続き同▲3.4％のマイナスとなったが、資源安
に伴い原材料費（同▲16.0％）や光熱費（同▲7.5％）を中心に売上原価・営業費用が大き
く減少したことで、利益が押し上げられた格好。
純利益の前年比増減率を業種別に見ると、製造業では医薬品（ +17.8％）や自動車
（+13.1％）電気機械（+9.6％）、窯業・土石製品（+8.3％）、非製造業ではビジネスサー
ビス（+14.1％）や宿泊・飲食（+8.0％）、通信（+6.2％）、運輸・倉庫（+6.0％）で強め
となったが、製造業では鉄鋼（▲20.8％）や石油製品（▲32.2％）、非製造業では鉱業
（▲19.4％）や不動産（▲6.9％）、電力・ガス（▲18.5％）等で業績の軟調さが際立った。
図表 1：国際収支
図表 2：民間非金融上場企業の業績推移
8
（名目GDP比、％）
8
（前年比、％）
（前年比、％）
売上高
売上原価・営業費用
純利益〈右目盛〉
40
6
6
4
4
2
2
10
0
0
0
-2
-2
-10
-4
-20
-6
-30
-4
-6
-8
経常収支
直接投資
証券投資
その他投資・デリバティブ
誤差脱漏
総合収支
09
10
11
12
13
14
（資料）インド準備銀行、統計計画実施省統計より三菱東京UFJ銀行
経済調査室作成
15
30
20
-8
-40
10-12
（年/月）
（注）非金融民間上場企業の実績。集計社数は、直近2015年10-12月期で2,736社。
（資料）インド準備銀行統計より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
14/1-3
（年）
4-6
7-9
10-12
（経済調査室
7
15/1-3
4-6
7-9
シンガポール駐在）
■ アジア主要国・地域の主要経済指標（国・地域別）
インドネシアの主要経済指標
2013
2014
2015
15/4-6
7-9
10-12
16/1-3
15/12
16/1
2
3
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
915
248.8
890
252.2
862
255.5
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
鉱工業生産指数（前年比、％）
3,679
( 5.6)
( 6.2)
3,531
( 5.0)
( 4.7)
3,374
( 4.8)
( 4.6)
( 4.7)
( 5.3)
( 4.7)
( 4.1)
( 5.0)
( 4.0)
( 1.0)
( 2.9)
1,229,901 1,208,019 1,013,291
( 10.2)
(▲1.8)
(▲16.1)
(6.4)
(6.4)
(6.4)
243,147
(▲22.5)
(7.1)
239,190
(▲17.7)
(7.1)
248,610
(▲9.7)
(4.8)
73,264
(▲7.0)
(3.4)
85,012
(▲9.7)
(4.1)
88,250
(▲0.6)
(4.4)
国内自動車販売（台）
（前年比、％）
消費者物価指数*（前年比、％）
(4.3)
輸出（FOB）（100万ドル）
（前年比、％）
182,552
(▲3.9)
175,980
(▲3.6)
158,407
(▲10.0)
39,300
(▲11.7)
36,781
(▲16.2)
35,149
(▲18.8)
11,916
(▲17.5)
10,481
(▲20.9)
11,299
(▲7.2)
輸入（CIF）（100万ドル）
（前年比、％）
186,629
(▲2.6)
178,179
(▲4.5)
151,793
(▲14.8)
37,218
(▲20.3)
34,040
(▲23.4)
34,706
(▲20.8)
12,077
(▲16.3)
10,467
(▲17.0)
10,162
(▲11.7)
▲ 4,077
▲ 29,109
96,364
▲ 2,199
▲ 27,499
108,836
6,613
▲ 17,761
103,268
2,082
▲ 4,296
105,084
2,741
▲ 4,190
98,876
444
▲ 5,115
103,268
▲ 161
14
1,136
103,268
99,334
101,452
7.50
10,438
4,274.2
7.75
11,881
5,226.9
7.50
13,398
4,593.0
7.50
13,127
4,910.7
7.50
13,863
4,223.9
7.50
13,766
4,593.0
7.50
13,845
4,593.0
7.25
13,887
4,615.2
7.00
13,510
4,771.0
7-9
10-12
15/12
16/1
貿易収支（100万ドル）
経常収支（100万ドル）
外貨準備高（除く金）（100万ドル）◎
BI（政策）金利　◎
為替（ルピア／ドル）*
株価指数　◎
6.75
13,531
4,845.4
(4.4)
6.75
13,195
4,845.4
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。
（資料）インドネシア中央銀行、CEIC、Bloombergなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
マレーシアの主要経済指標
2013
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
2014
2015
15/4-6
16/1-3
2
3
323
29.9
338
30.6
296
31.0
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
鉱工業生産指数（前年比、％）
10,809
( 4.7)
( 3.4)
11,050
( 6.0)
( 5.1)
9,557
( 5.0)
( 4.5)
自動車販売台数（台）
（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
655,793
( 4.5)
( 2.1)
666,487
( 1.6)
( 3.1)
666,674
( 0.0)
( 2.1)
輸出（FOB）（100万ドル）
（前年比、％）
輸入（CIF）（100万ドル）
228,343
233,946
199,899
50,578
49,281
49,447
15,957
14,253
( 0.3)
205,906
( 2.5)
208,868
(▲14.6)
175,985
(▲14.8)
45,025
(▲17.0)
43,908
(▲15.1)
42,289
(▲17.6)
14,030
(▲19.8)
13,010
( 4.8)
22,437
11,205
( 1.4)
25,078
14,473
(▲15.7)
23,914
8,738
(▲16.2)
5,553
2,072
(▲18.8)
5,373
1,247
(▲18.8)
7,158
2,665
(▲16.5)
1,927
(▲14.7)
1,242
外貨準備高（除く金）（100万㌦）
銀行間3カ月金利（％）◎
為替（リンギ／ドル）*
133,444
3.32
3.151
114,621
3.86
3.273
93,979
3.84
3.905
104,097
3.69
3.659
92,009
3.74
4.058
93,979
3.84
4.283
3.71
4.196
93,979
3.84
4.280
94,215
3.79
4.340
94,396
3.74
4.181
3.71
4.068
株価指数◎
1,867.0
1,761.3
1,692.5
1,706.6
1,621.0
1,692.5
1,717.6
1,692.5
1,667.8
1,654.8
1,717.6
15/12
16/1
（前年比、％）
貿易収支（100万ドル）
経常収支（100万ドル）
( 4.9)
( 4.3)
( 4.7)
( 4.5)
( 4.5)
( 2.9)
153,878
163,204
181,286
( 2.7)
69,401
( 3.3)
44,591
37,876
(▲11.2)
( 2.2)
( 2.5)
( 3.0)
( 4.1)
( 2.6)
( 7.3)
( 2.7)
(▲11.9)
( 3.5)
(▲24.8)
( 4.2)
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。鉱工業生産指数の2012年以前は2005年基準、2013年以降は2010年基準。
（資料）マレーシア中銀、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
フィリピンの主要経済指標
2013
2014
2015
15/4-6
7-9
10-12
16/1-3
2
3
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
272
98.2
285
99.9
292
101.6
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
2,769
(7.1)
2,851
(6.1)
2,875
(5.8)
(5.8)
製造業生産指数（前年比、％）
(13.9)
(7.3)
(2.5)
(▲0.4)
(1.7)
(3.7)
(5.1)
(34.3)
国内自動車販売（台）
（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
212,682
(15.4)
(2.9)
270,312
(27.1)
(4.2)
323,210
(19.6)
(1.4)
68,583
(19.8)
(1.7)
74,819
(23.1)
(0.6)
82,325
(26.6)
(1.0)
26,679
(25.1)
(1.5)
23,808
(27.6)
(1.3)
輸出（FOB）（100万ドル）
（前年比、％）
56,698
(8.8)
62,102
(9.5)
58,648
(▲5.6)
14,640
(▲8.3)
15,394
(▲8.1)
14,368
(▲5.0)
4,660
(▲3.0)
4,187
(▲3.9)
輸入（CIF）（100万ドル）
（前年比、％）
貿易収支（100万ドル）
62,411
(0.5)
▲ 5,713
65,398
(4.8)
▲ 3,296
66,686
(2.0)
▲ 8,037
15,024
(▲1.6)
▲ 384
19,276
(12.1)
▲ 3,882
16,685
(0.5)
▲ 2,318
4,057
(▲25.8)
603
6,825
(30.8)
▲ 2,638
11,384
75,689
10,756
72,057
8,397
73,964
2,308
73,266
104
73,536
3,819
73,964
3,157
73,964
73,652
0.00
1.42
1.84
2.14
1.51
1.84
1.47
1.84
1.68
1.51
1.47
42.45
5,889.8
44.40
7,230.6
45.50
6,952.1
44.67
7,564.5
46.05
6,894.0
46.87
6,952.1
47.29
7,262.3
47.23
6,952.1
47.51
6,687.6
47.64
6,671.0
46.72
7,262.3
経常収支（100万ドル）
外貨準備高（除く金）（100万ドル）◎
TBレート金利　◎
為替（ペソ／ドル）*
株価指数　◎
(6.1)
(6.3)
(1.1)
25,150
(21.7)
(0.9)
74,062
（注）*：期中平均値、◎：期末値。国内自動車販売の四半期、月次はフィリピン自動車工業会（CAMPI）加盟分。暦年のみ自動車輸入・流通業者連合（AVID）を追加（一部重複あり）。
（資料）フィリピン国家統計局、中央銀行、IMF、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
8
(1.1)
シンガポールの主要経済指標
2013
300
5.4
2014
306
5.5
2015
293
5.5
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
55,618
( 4.7)
56,010
( 3.3)
52,888
( 2.0)
( 1.7)
( 1.8)
( 1.8)
製造業生産指数（前年比、％）
実質小売売上高指数（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
( 1.7)
(▲4.4)
( 2.4)
( 2.7)
( 0.3)
( 1.0)
(▲5.1)
( 4.6)
(▲0.5)
(▲4.3)
( 6.4)
(▲0.4)
(▲5.7)
( 5.5)
(▲0.6)
(▲6.2)
( 3.2)
(▲0.7)
509,191
513,248
476,285
120,221
119,039
117,934
38,351
35,359
32,174
( 0.0)
466,755
( 0.8)
463,779
(▲7.2)
407,768
(▲9.0)
104,529
(▲8.0)
103,937
(▲5.7)
100,444
(▲6.4)
33,193
(▲15.1)
29,289
(▲3.0)
29,316
(▲1.6)
42,437
67,675
272,864
(▲0.6)
49,469
67,377
256,643
(▲12.1)
68,517
79,136
247,534
(▲13.0)
15,692
16,653
253,071
(▲9.1)
15,102
20,616
251,425
(▲9.9)
17,490
20,597
247,534
(▲10.6)
5,158
(▲13.7)
6,071
( 2.2)
2,858
247,534
244,650
0.40
1.251
0.46
1.267
1.19
1.375
0.82
1.343
1.14
1.392
1.19
1.408
1.06
1.403
1.19
1.408
1.25
1.432
1.25
1.405
1.06
1.371
3,167.4
3,365.2
2,882.7
3,317.3
2,790.9
2,882.7
2,840.9
2,882.7
2,629.1
2,666.5
2,840.9
15/12
16/1
( 1.4)
( 3.7)
101,464
(▲3.5)
( 2.9)
51,821
(▲1.6)
( 3.3)
57,093
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
輸出（FOB）（100万Sドル）
（前年比、％）
輸入（CIF）（100万Sドル）
（前年比、％）
貿易収支（100万Sドル）
経常収支（100万Sドル）
外貨準備高（除く金）（100万㌦）
SIBOR3カ月（Sドル、%）◎
為替（Sドル／USドル）*
株価指数◎
15/4-6
7-9
10-12
16/1-3
15/12
16/1
(▲11.9)
( 0.1)
( 2.4) 6.0921626
(▲0.6)
(▲0.6)
2
3
(▲4.7)
(▲0.8)
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。
（資料）シンガポール統計局、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
タイの主要経済指標
2013
420
64.8
2014
404
65.1
2015
395
65.7
6,481
( 2.7)
( 2.4)
( 2.0)
1,330,678
(▲7.3)
( 2.2)
6,208
( 0.8)
(▲5.2)
( 0.7)
881,832
(▲33.7)
( 1.9)
6,014
( 2.8)
( 0.3)
( 1.5)
799,632
(▲9.3)
(▲0.9)
失業率（％）*
輸出（FOB）（100万ドル）
（前年比、％）
輸入（FOB）（100万ドル）
（前年比、％）
貿易収支（100万ドル）
0.7
225,409
0.8
224,777
(▲0.1)
218,748
経常収支（100万ドル）
資本収支（100万ドル）
対外債務残高（100万ドル）◎
外貨準備高（除く金）（100万㌦）◎
翌日物レポ金利（％）◎
為替（バーツ／ドル）*
株価指数◎
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
製造業生産指数（前年比、％）
民間消費指数（前年比、％）
自動車販売台数（台）
（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
15/4-6
7-9
10-12
( 2.7)
(▲0.3)
(▲0.3)
171,322
( 2.9)
( 0.9)
( 1.0)
184,723
( 2.8)
( 0.3)
( 3.0)
245,800
(▲21.0)
(▲11.0)
( 5.3)
0.9
212,109
(▲1.1)
0.9
52,650
(▲1.1)
0.9
54,224
(▲0.9)
0.8
52,253
(▲0.3)
200,194
(▲5.6)
177,516
(▲5.5)
44,790
(▲4.7)
44,607
(▲0.1)
6,661
(▲8.5)
24,583
(▲11.3)
34,593
(▲10.2)
7,860
▲ 5,169
▲ 2,207
141,933
161,328
2.25
30.72
1,298.7
15,418
▲ 16,389
140,135
151,253
2.00
32.48
1,497.7
31,608
▲ 18,108
129,398
151,266
1.50
34.26
1,288.0
6,119
▲ 1,787
136,483
154,476
1.50
33.25
1,504.6
16/1-3
2
3
( 13.4)
(▲13.2)
(▲10.7)
(▲0.9)
0.7
16,958
(▲0.5)
0.9
15,560
(▲0.5)
0.9
18,120
(▲7.9)
42,616
(▲9.1)
13,739
(▲9.3)
12,924
( 6.2)
12,142
(▲14.5)
9,616
(▲13.2)
9,637
(▲8.7)
3,220
(▲17.8)
2,636
(▲16.3)
5,978
6,866
▲ 7,407
133,827
150,020
1.50
35.25
1,349.0
10,182
▲ 6,900
129,398
151,266
1.50
35.83
1,288.0
3,924
▲ 4,015
129,398
151,266
1.50
36.01
1,288.0
4,066
1,332
129,115
154,586
1.50
36.14
1,301.0
7,401
15/12
16/1
(▲0.5)
1.50
35.64
1,407.7
161,849
1.50
35.61
1,332.4
(▲0.5)
1.50
35.21
1,407.7
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。
（資料）タイ中央銀行、国家経済社会開発委員会、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
ベトナムの主要経済指標
2013
2014
2015
15/4-6
7-9
10-12
16/1-3
2
3
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
171
89.8
1,908
(5.4)
186
90.7
2,052
(6.0)
(6.7)
(6.5)
(6.8)
(7.0)
(5.5)
鉱工業生産（前年比、％）
国内自動車販売（台）
（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
(5.9)
96,692
(19.9)
(6.6)
(7.6)
135,774
(40.4)
(4.1)
(9.8)
208,554
(53.6)
(0.6)
(10.2)
50,872
(54.0)
(1.0)
(10.4)
52,963
(50.8)
(0.5)
(8.9)
63,888
(47.1)
(0.3)
(8.9)
(9.0)
23,775
(44.9)
(0.6)
(5.9)
21,879
(36.5)
(0.8)
(7.9)
11,168
(16.3)
(1.3)
(6.2)
輸出（FOB）（100万ドル）
（前年比、％）
132,033
(15.3)
150,217
(13.8)
162,053
(7.9)
41,373
(9.3)
42,475
(9.4)
41,943
(4.4)
37,662
(3.9)
13,735
(6.7)
13,363
(▲0.3)
10,099
(6.2)
14,200
(6.4)
輸入（CIF）（100万ドル）
（前年比、％）
貿易収支（100万ドル）
経常収支（100万ドル）
外貨準備高（除く金）（100万ドル）◎
132,033
(16.0)
0
7,745
25,894
147,849
(12.0)
2,368
9,359
34,189
166,164
(12.4)
▲ 4,111
42,603
(13.7)
▲ 1,230
691
37,334
42,836
(11.6)
▲ 361
655
30,652
41,744
(2.1)
199
36,988
(▲5.1)
674
14,298
(1.9)
▲ 563
12,598
(▲8.5)
765
10,290
(▲1.8)
▲ 191
14,100
(▲4.3)
100
リファイナンスレート　◎
政策金利 ◎
為替（ドン／ドル）*
株価指数　◎
193
(1.7)
7.00
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
6.50
9.00
21,030
504.63
21,199
545.63
21,923
579.03
21,713
593.05
22,150
562.64
22,429
579.03
22,343
561.22
22,503
579.03
22,407
545.25
22,326
559.37
22,300
561.22
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。
（資料）ベトナム統計総局、中央銀行、IMF、CEIC等より三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
9
インドの主要経済指標
13年度
14年度
15年度
15/4-6
7-9
10-12
15/12
16/1
( 1.8)
736,253
(▲1.2)
230,960
(▲1.5)
232,016
( 6.3)
(▲4.6)
( 3.9)
66,518
( 14.6)
(▲2.3)
( 5.3)
63,073
( 10.5)
( 0.6)
( 1.7)
(▲1.1)
( 5.6)
22,392
(▲0.9)
( 5.7)
21,076
(▲0.9)
( 5.2)
20,739
(▲16.3)
99,101
(▲18.3)
102,191
(▲19.7)
94,442
(▲14.4)
33,923
(▲13.6)
28,715
(▲3.9)
27,280
(▲12.5)
▲ 32,206
▲ 6,134
(▲15.5)
▲ 35,673
▲ 8,728
(▲19.6)
▲ 31,369
▲ 7,071
(▲4.0)
▲ 11,532
(▲11.0)
▲ 7,639
(▲2.9)
▲ 6,542
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
1,734
1,251
1,386
(6.6)
1,914
1,267
1,511
(7.2)
( 7.6)
( 7.7)
( 7.3)
鉱工業生産指数（前年比、％）
乗用車販売台数（台）
（前年比、％）
(▲0.1)
2,507,202
( 2.8)
2,600,007
( 3.3)
653,262
( 4.8)
677,011
(▲ 5.9)
( 6.0)
( 9.4)
314,416
(3.7)
( 2.0)
( 6.0)
309,932
( 6.2)
(▲2.3)
( 5.1)
66,895
(4.7)
450,214
(▲ 1.4)
447,416
(▲ 8.3)
(▲ 0.6)
▲ 135,798 ▲ 137,484
▲ 32,358 ▲ 26,731
卸売物価指数（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
輸出（100万ドル）
（前年比、％）
輸入（100万ドル）
（前年比、％）
貿易収支（100万ドル）
経常収支（100万ドル）
外貨準備高（除く金）（100万㌦）
レポレート（％）◎
為替（ルピー／ドル）*
株価指数◎
16/1-3
2
3
1,283
234,154
285,032
8.00
60.47
323,825
7.50
61.15
6.75
65.46
338,107
7.25
63.46
333,345
6.75
64.98
334,311
6.75
65.92
6.75
67.49
334,311
6.75
66.58
333,078
6.75
67.30
6.75
68.21
6.75
66.96
22,386
27,957
25,342
27,781
26,155
26,118
25,342
26,118
24,871
23,002
25,342
2
3
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。『乗用車販売台数』は、ユティリティ車、多目的車を含む。2012年度以降の『名目GDP』、『一人当たりGDP』、『実質GDP成長率』は
新（2011年度）基準且つ、市場価格ベース。（資料）RBI、中央統計局、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
中国の主要経済指標
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
工業生産（前年比、％）
固定資産投資（前年比、％）
社会消費財小売額（前年比、％）
都市部登録失業率（％）
消費者物価上昇率（前年比、％）
輸出（FOB）（億ドル）
（前年比、％）
輸入（CIF）（億ドル）
（前年比、％）
貿易収支（億ドル）
経常収支（億ドル）
外貨準備高（除く金）（億㌦）
政策金利（％）◎
3ヵ月物金利（％）◎
為替（人民元／ドル）*
株価指数（上海総合）◎
2013
2014
2015
9,491
1,360.7
6,975
( 7.7)
10,351
1,367.8
7,568
( 7.3)
10,866
1,374.6
7,905
( 6.9)
15/4-6
7-9
( 7.0)
( 6.9)
( 6.8)
( 9.7)
( 19.6)
( 13.3)
4.1
( 2.6)
( 8.2)
( 15.7)
( 12.0)
4.1
( 2.0)
( 6.0)
( 10.0)
( 14.9)
4.1
( 1.4)
( 6.3)
( 11.4)
( 10.2)
( 5.9)
( 10.3)
( 10.7)
( 5.9)
( 10.0)
( 11.1)
4.0
( 1.4)
4.1
( 1.7)
4.1
( 1.5)
22,090
23,423
22,747
5,544
5,945
6,126
( 1.6)
2,236
( 1.8)
1,772
( 7.9)
19,500
( 6.1)
19,592
(▲2.8)
16,806
(▲2.9)
4,187
(▲6.3)
4,333
(▲5.1)
4,379
(▲1.7)
1,640
(▲11.4)
1,139
( 7.3)
2,590
1,482
38,396
( 0.4)
3,831
2,774
38,592
(▲14.1)
5,940
3,306
33,452
(▲13.5)
1,357
880
37,090
(▲14.4)
1,613
655
35,293
(▲11.6)
1,747
919
33,452
(▲7.6)
596
(▲19.0)
633
6.00
5.56
6.19
2,116.0
5.60
5.14
6.15
3,234.7
4.35
3.09
6.24
3,539.2
4.85
3.23
6.12
4,277.2
4.60
3.15
6.29
3,052.8
4.35
3.09
6.41
3,539.2
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。『固定資産投資』は、年初来値。『政策金利』は「1年物貸出基準金利」。
（資料）中国国家統計局、税関総署、中国人民銀行統計、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
10
10-12
16/1-3
15/12
( 5.9)
( 10.0)
( 11.1)
16/1
( 5.4)
( 10.2)
( 10.2)
( 2.3)
1,261
(▲25.3)
936
(▲13.8)
326
33,452
4.35
2.82
6.52
3,003.9
4.35
3.09
6.49
3,539.2
4.35
3.10
6.55
2,737.6
4.35
2.90
6.55
2,688.0
4.35
2.82
6.46
3,003.9
香港の主要経済指標
2013
2014
2015
15/4-6
7-9
10-12
16/1-3
15/12
16/1
2
3
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
276
7.2
38,260
( 3.1)
291
7.3
40,145
( 2.6)
310
7.3
42,366
( 2.4)
鉱工業生産指数（前年比、％）
小売売上高指数　（前年比、％）
失業率（％）
( 0.1)
( 11.0)
( 3.4)
( 4.3)
(▲0.4)
(▲0.2)
( 3.3)
( 4.4)
(▲1.5)
(▲3.7)
( 3.3)
( 3.0)
輸出（FOB）（億ドル）
（前年比、％）
うち、再輸出（億ドル）
（前年比、％）
輸入（CIF）（億ドル）
4,590
4,737
4,651
1,140
1,219
1,218
399
386
263
( 3.6)
4,519
( 3.2)
4,665
(▲1.8)
4,590
(▲2.0)
1,123
(▲4.1)
1,204
(▲2.8)
1,204
(▲1.1)
394
(▲3.8)
381
(▲10.4)
259
( 3.8)
5,236
( 3.2)
5,441
(▲1.6)
5,220
(▲1.7)
1,301
(▲3.9)
1,335
(▲2.6)
1,358
(▲1.1)
458
(▲3.6)
408
(▲10.5)
305
（前年比、％）
貿易収支（億ドル）
経常収支（億ドル）
( 3.8)
▲ 646
41
3,111
( 3.9)
▲ 705
38
3,284
(▲4.1)
▲ 569
97
3,588
(▲3.2)
▲ 161
1
3,407
(▲6.7)
▲ 116
62
3,457
(▲7.1)
▲ 140
34
3,588
(▲4.6)
▲ 59
(▲9.0)
▲ 22
(▲10.1)
▲ 43
3,588
3,569
0.38
7.76
23,306.4
0.38
7.75
23,605.0
0.39
7.75
21,914.4
0.39
7.75
26,250.0
0.40
7.75
20,846.3
0.39
7.75
21,914.4
0.56
7.77
20,776.7
0.39
7.75
21,914.4
0.69
7.78
19,683.1
10-12
16/1-3
15/12
消費者物価指数（前年比、％）
外貨準備高（除く金）（億㌦）
3ヵ月物金利（％）◎
為替（香港ドル／ドル）*
株価指数◎
( 2.9)
( 2.2)
( 1.9)
(▲1.2)
(▲0.9)
(▲2.0)
(▲4.8)
(▲1.1)
(▲6.6)
(▲1.1)
(▲8.5)
(▲6.6)
(▲20.6)
( 3.2)
( 3.0)
( 3.3)
( 2.3)
( 3.3)
( 2.4)
( 3.3)
( 2.5)
( 3.3)
( 2.7)
( 3.3)
( 3.1)
0.59
7.78
19,111.9
0.56
7.76
20,776.7
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。四半期・月次の失業率は季節調整値。輸出と再輸出の差額は地場輸出。
（資料）香港統計局、IMF統計、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
台湾の主要経済指標
2013
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
2014
2015
15/4-6
7-9
513
23.3
531
23.4
526
23.5
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
21,982
( 2.2)
22,700
( 3.9)
22,426
( 0.7)
( 0.6)
(▲0.8)
(▲0.5)
鉱工業生産指数（前年比、％）
( 0.7)
( 6.4)
(▲1.7)
(▲1.2)
(▲4.7)
(▲5.7)
失業率（％）
4.2
( 0.8)
4.0
( 1.2)
3.8
(▲0.3)
3.8
(▲0.7)
3.8
(▲0.3)
3.8
( 0.3)
輸出（FOB）（億ドル）
（前年比、％）
輸入（CIF）（億ドル）
3,114
3,201
2,853
732
712
696
( 1.6)
2,780
( 2.8)
2,818
(▲10.9)
2,372
(▲10.5)
615
(▲14.0)
594
(▲13.9)
576
（前年比、％）
貿易収支（億ドル）
経常収支（億ドル）
( 0.2)
334
531
( 1.4)
382
638
(▲15.8)
481
762
(▲15.1)
117
160
(▲18.5)
118
188
(▲15.1)
120
200
(▲14.9)
41
消費者物価指数（前年比、％）
外貨準備高（除く金）（億㌦）
政策金利（％）◎
CP31-90日物金利（％）◎
為替（台湾ドル／ドル）*
株価指数◎
4,117
4,141
4,214
4,164
4,216
4,214
1.875
1.875
1.625
1.875
1.750
1.625
0.64
29.77
8,611.5
0.68
30.37
9,307.3
0.43
31.91
8,338.1
0.61
30.99
9,323.0
0.53
32.21
8,181.2
0.43
32.85
8,338.1
(▲5.8)
3.9
( 0.1)
16/1
2
(▲6.0)
3.9
( 0.8)
(▲3.6)
3.9
( 2.4)
225
222
(▲13.8)
184
(▲12.9)
187
178
(▲11.8)
136
(▲11.5)
35
(▲13.1)
42
3
4,214
4,212
4,242
1.500
1.625
1.625
1.625
1.500
33.35
8,744.8
0.43
33.01
8,338.1
0.40
33.64
8,145.2
0.41
33.55
8,411.2
32.86
8,744.8
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。四半期・月次の失業率は季節調整値。輸出入は再輸出を含む金額。
（資料）台湾中央銀行、行政院主計総処、財政部統計、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
韓国の主要経済指標
2013
名目GDP（10億ドル）
人口（100万人）
2014
2015
15/4-6
7-9
10-12
16/1-3
1,306
50.2
1,411
50.4
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
26,013
( 2.9)
27,989
( 3.3)
( 2.6)
( 2.2)
( 2.8)
( 3.1)
鉱工業生産指数（前年比、％）
( 0.7)
( 0.2)
(▲0.6)
(▲1.2)
(▲0.2)
(▲0.1)
実質小売指数　（前年比、％）
失業率（％）
( 0.7)
( 3.1)
( 2.0)
( 3.5)
( 3.8)
( 3.6)
( 3.4)
( 3.5)
( 6.2)
消費者物価指数（前年比、％）
輸出（FOB）（億ドル）
（前年比、％）
( 1.3)
( 1.3)
( 0.7)
( 3.8)
( 0.5)
( 3.6)
( 0.7)
( 3.5)
( 1.1)
( 1.0)
5,596
5,727
5,269
1,351
1,282
1,300
( 2.1)
5,156
( 2.3)
5,255
(▲8.0)
4,365
(▲7.3)
1,105
(▲9.5)
1,080
(▲0.8)
440
( 1.9)
472
(▲16.9)
904
(▲15.6)
246
811
3,417
844
3,588
1,059
3,632
政策金利◎
CD3ヵ月物金利（％）◎
為替（ウォン／ドル）*
2.50
2.66
1,095.0
2.00
2.14
1,052.8
株価指数◎
2,011.3
1,915.6
輸入（CIF）（億ドル）
（前年比、％）
貿易収支（億ドル）
経常収支（億ドル）
外貨準備高（除く金）（億㌦）
15/12
16/1
2
3
1,378
(▲2.1)
( 4.0)
(▲2.2)
( 4.6)
( 2.4)
( 3.1)
( 3.5)
( 3.5)
( 4.1)
1,160
( 1.3)
424
( 0.8)
366
(▲12.0)
1,063
(▲13.1)
936
(▲14.3)
355
(▲18.9)
314
( 1.3)
364
(▲12.2)
( 1.0)
430
(▲8.2)
(▲18.7)
203
(▲17.8)
237
(▲16.2)
224
(▲19.2)
69
(▲20.1)
52
290
(▲14.6)
74
332
(▲13.7)
98
279
3,700
291
3,633
264
3,632
3,650
74
3,632
68
3,625
75
3,610
3,650
1.50
1.66
1,131.0
1.50
1.60
1,097.4
1.50
1.55
1,169.0
1.50
1.66
1,157.5
1.50
1.56
1,202.4
1.50
1.66
1,172.2
1.50
1.59
1,201.7
1.50
1.53
1,217.4
1.50
1.56
1,188.2
1,961.3
2,074.2
1,962.8
1,961.3
1,995.9
1,961.3
1,912.1
1,916.7
1,995.9
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。四半期・月次の失業率は季節調整値。（資料）韓国中央銀行、国家統計局、産業通商資源部統計、CEICなどより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
11
カンボジアの主要経済指標
名目GDP（10億ドル）
2008
10
2009
10
2010
11
2011
13
2012
14
人口（100万人）
13.9
14.1
14.3
14.5
14.8
14.9
15.2
1人あたりGDP（ドル）
746
739
786
883
950
1,025
1,106
(6.7)
(0.1)
(6.0)
(7.1)
(7.3)
(7.4)
(7.1)
消費者物価指数（前年比、％）
( 19.7)
(▲0.7)
( 4.0)
( 5.4)
( 2.9)
( 3.0)
( 3.9)
経常収支（100万ドル）
▲ 557
▲ 653
▲ 676
▲ 765
▲ 1,150
▲ 1,977
▲ 1,640
貿易収支（100万ドル）
▲ 1,681
▲ 1,740
▲ 1,850
▲ 2,145
▲ 2,506
▲ 3,214
▲ 3,208
外貨準備高（除く金）（100万㌦）◎
2,292
2,851
3,255
3,450
4,267
4,516
5,626
対外債務残高（100万ドル）◎
3,181
3,439
3,755
4,356
5,652
6,427
NA
為替（リエル／ドル）*
4,054
4,139
4,185
4,059
4,033
4,027
4,038
2008
35
2009
38
2010
50
2011
56
2012
56
2013
57
2014
63
人口（100万人）
NA
NA
49.6
50.1
50.7
51.2
51.5
1人あたりGDP（ドル）
705
772
998
1,118
1,100
1,112
1,228
実質GDP成長率（前年比、％）
(10.3)
(10.6)
(9.6)
(5.6)
(7.3)
(8.4)
(8.7)
消費者物価指数（前年比、％）
経常収支（100万ドル）
( 17.9)
( 1.5)
( 7.7)
( 5.0)
( 1.5)
( 5.5)
( 5.5)
1,262
1,093
1,963
▲ 1,601
▲ 1,205
▲ 779
▲ 1,624
貿易収支（100万ドル）
2,236
3,406
2,448
101
▲ 92
▲ 2,556
▲ 4,110
外貨準備高（除く金）（100万㌦）◎
3,717
5,252
5,717
7,004
6,964
NA
NA
対外債務残高（100万ドル）◎
7,454
7,625
8,189
8,371
8,271
7,367
NA
5.44
5.58
5.63
5.44
640.65
933.57
984.35
名目GDP（10億ドル）
2008
92
2009
102
2010
115
2011
124
2012
129
2013
154
2014
173
人口（100万人）
144.7
146.7
148.6
149.7
151.6
153.7
155.8
637
700
775
825
850
999
1,111
実質GDP成長率（前年比、％）
(6.0)
(5.0)
(5.6)
(6.5)
(6.5)
(6.0)
(6.1)
消費者物価指数（前年比、％）
経常収支（100万ドル）
( 9.9)
( 6.7)
( 7.3)
( 10.9)
( 8.7)
( 6.8)
( 7.3)
702
2,272
3,724
▲ 1,686
▲ 447
2,358
1,547
▲ 7,518
▲ 7,051
▲ 7,482
▲ 12,654
▲ 11,711
▲ 11,120
▲ 10,814
21,785
実質GDP成長率（前年比、％）
2013
15
2014
17
ミャンマーの主要経済指標
名目GDP（10億ドル）
為替（チャット／ドル）*
バングラデシュの主要経済指標
1人あたりGDP（ドル）
貿易収支（100万ドル）
外貨準備高（除く金）（100万㌦）◎
5,689
10,219
10,564
8,510
12,031
17,564
22,952
24,619
25,752
27,326
26,188
27,804
NA
68.60
69.04
69.65
74.15
81.86
78.10
77.64
名目GDP（10億ドル）
2008
147
2009
153
2010
167
2011
204
2012
207
2013
212
2014
236
人口（100万人）
166.4
169.9
173.5
177.1
180.7
184.4
188.0
908
951
1,006
1,195
1,188
1,194
1,319
(5.0)
(0.4)
(2.6)
(3.6)
(3.8)
(3.7)
(4.0)
対外債務残高（100万ドル）◎
為替（タカ／ドル）*
パキスタンの主要経済指標
1人あたりGDP（ドル）
実質GDP成長率（前年比、％）
消費者物価指数（前年比、％）
( 12.0)
( 17.0)
( 10.1)
( 13.7)
( 11.0)
( 7.4)
( 8.6)
経常収支（100万ドル）
▲ 13,874
▲ 9,261
▲ 3,946
214
▲ 4,658
▲ 2,496
▲ 3,130
貿易収支（100万ドル）
▲ 18,046
▲ 16,149
▲ 14,908
▲ 15,125
▲ 20,162
▲ 19,418
▲ 20,248
11,807
外貨準備高（除く金）（100万㌦）◎
対外債務残高（100万ドル）◎
為替（パキスタンルピー／ドル）*
7,194
11,318
14,346
14,528
10,242
5,156
49,524
56,340
61,960
63,989
60,938
56,461
NA
70.41
81.71
85.19
86.34
93.40
101.63
101.10
（注）*印：期中平均値、◎印：期末値。貿易収支は国際収支ベース。
ミャンマーの名目GDP、実質GDP成長率、一人あたりGDP、対外債務残高は年度（4月～翌年3月）ベース。
為替相場は2011年までSDRに対する固定相場制の下での公定レート、2012年4月に管理フロート制へ移行。
なお、名目GDPおよび一人あたりGDPは、チャット建て公表値をIM F経済見通し上の市場レートでドル換算したもの。
バングラデシュとパキスタンの名目GDP、1人あたりGDP、実質GDP成長率、経常収支、貿易収支は年度（前年7月～6月）ベース。
（資料）ADB、IM Fより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
12
■ アジア主要国・地域の主要経済指標比較
1. 名目GDP（億ドル）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
7,559
2,550
1,996
2,364
2011
8,929
2,980
2,241
2,752
2012
9,181
3,144
2,501
2,893
2013
9,153
3,233
2,719
3,003
2014
8,904
3,381
2,848
3,064
2015
8,619
2,962
2,920
2,927
タイ
ベトナムインド
3,409
1,160
15,910
3,706
1,355
17,125
3,973
1,558
17,025
4,199
1,712
17,333
4,043
1,862
19,140
3,953
1,934
中国
60,397
74,925
84,616
94,907
103,511
108,665
香港
2,287
2,485
2,626
2,756
2,912
3,099
台湾
4,483
4,870
4,970
5,132
5,312
5,262
韓国
10,945
12,025
12,228
13,056
14,113
13,779
2. 人口（100万人）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
237.6
28.6
94.0
5.1
2011
242.0
29.1
94.8
5.2
2012
245.4
29.5
96.5
5.3
2013
248.8
29.9
98.2
5.4
2014
252.2
30.6
99.9
5.5
2015
255.5
31.0
101.6
5.5
タイ
ベトナムインド
63.9
86.9
1,186.0
64.1
87.9
1,220.0
64.5
88.8
1,235.0
64.8
89.8
1,251.0
65.1
90.7
1,267.0
65.7
1,283.0
中国
1,340.9
1,347.4
1,354.0
1,360.7
1,367.8
1,374.6
香港
7.0
7.1
7.2
7.2
7.3
7.3
台湾
23.1
23.2
23.3
23.3
23.4
23.5
韓国
49.4
49.8
50.0
50.2
50.4
3. 1人当たりGDP（ドル）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
3,181
8,920
2,123
46,569
2011
3,690
10,252
2,364
53,094
2012
3,741
10,653
2,591
54,452
2013
3,679
10,809
2,769
55,618
2014
3,531
11,050
2,851
56,010
2015
3,374
9,557
2,875
52,888
タイ
ベトナムインド
5,337
1,334
1,341
5,784
1,543
1,404
6,164
1,755
1,379
6,481
1,908
1,386
6,208
2,052
1,511
6,014
中国
4,504
5,561
6,249
6,975
7,568
7,905
香港
32,489
35,042
36,647
38,260
40,145
42,366
台湾
19,374
21,002
21,359
21,982
22,700
22,426
韓国
22,151
24,156
24,454
26,013
27,989
4. 実質GDP成長率（前年比、％）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
6.2
7.4
7.6
15.2
2011
6.2
5.3
3.7
6.2
2012
6.0
5.5
6.7
3.7
2013
5.6
4.7
7.1
4.7
2014
5.0
6.0
6.1
3.3
2015
4.8
5.0
5.8
2.0
2014/03
5.1
6.3
5.6
4.6
2014/06
5.0
6.5
6.7
2.6
2014/09
5.0
5.6
5.5
3.1
2014/12
5.0
5.7
6.6
2.8
2015/03
4.7
5.6
5.0
2.7
2015/06
4.7
4.9
5.8
1.7
2015/09
4.7
4.7
6.1
1.8
2015/12
5.0
4.5
6.3
1.8
タイ
ベトナムインド
7.5
6.4
8.9
0.8
6.2
6.7
7.3
5.3
5.6
2.7
5.4
6.6
0.8
6.0
7.2
2.8
6.7
▲ 0.5
5.1
5.8
0.8
5.3
7.5
0.9
6.1
8.3
2.1
7.0
6.6
3.0
6.1
6.7
2.7
6.5
7.6
2.9
6.8
7.7
2.8
7.0
7.3
中国
10.6
9.5
7.7
7.7
7.3
6.9
7.3
7.4
7.1
7.2
7.0
7.0
6.9
6.8
香港
6.8
4.8
1.7
3.1
2.6
2.4
2.9
2.1
3.1
2.5
2.4
2.9
2.2
1.9
台湾
10.6
3.8
2.1
2.2
3.9
0.7
3.7
4.1
4.3
3.6
4.0
0.6
▲ 0.8
▲ 0.5
韓国
6.5
3.7
2.3
2.9
3.3
2.6
3.9
3.5
3.4
2.7
2.4
2.2
2.8
3.1
5. 消費者物価上昇率（前年比、％）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
5.1
1.7
3.8
2.8
2011
5.3
3.2
4.7
5.2
2012
4.0
1.7
3.2
4.6
2013
6.4
2.1
2.9
2.4
2014
6.4
3.1
4.2
1.0
2015
6.4
2.1
1.4
▲ 0.5
タイ
ベトナムインド
3.3
9.2
10.5
3.8
18.7
8.6
3.0
9.1
9.9
2.2
6.6
9.4
1.9
4.1
6.0
▲ 0.9
0.6
中国
香港
2.3
5.3
4.1
4.3
4.4
3.0
台湾
1.0
1.4
1.9
0.8
1.2
▲ 0.3
韓国
2.9
4.0
2.2
1.3
1.3
0.7
3.3
5.4
2.6
2.6
2.0
1.4
（注）インドは年度（4月～翌年3月）ベース。インドの2012年度以降の実質GDP成長率は新基準且つ、市場価格ベース。
2011年度以前は、旧（2004年度）基準且つ、要素価格ベース。
（資料）各国統計、IM F, CEICより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
13
6. 外貨準備高（除く金、億ドル）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
929
1,049
554
2,255
2011
1,065
1,318
673
2,375
2012
1,088
1,378
735
2,591
2013
964
1,334
757
2,729
2014
1,088
1,146
721
2,566
2015
1,033
940
740
2,475
15/4
1,079
1,045
734
2,517
5
1,078
1,050
729
2,500
6
1,051
1,041
733
2,531
7
1,048
952
735
2,499
8
1,025
933
731
2,502
9
989
920
735
2,514
10
978
927
739
2,496
11
976
932
735
2,469
12
1,033
940
740
2,475
16/1
993
942
737
2,447
2
1,015
944
741
3
タイ
ベトナムインド
1,675
125
2,753
1,674
135
2,713
1,733
256
2,706
1,613
259
2,765
1,513
342
3,035
1,513
3,343
1,552
365
3,337
1,526
372
3,343
1,545
373
3,381
1,515
369
3,363
1,502
329
3,346
1,500
307
3,333
1,526
310
3,367
1,504
303
3,339
1,513
3,343
1,546
3,331
1,618
中国
28,661
32,028
33,311
38,396
38,592
33,452
37,635
37,263
37,090
36,661
35,726
35,293
35,405
34,531
33,452
香港
2,686
2,853
3,173
3,111
3,284
3,588
3,431
3,448
3,407
3,398
3,344
3,457
3,570
3,557
3,588
3,569
台湾
3,768
3,805
3,979
4,117
4,141
4,214
4,132
4,139
4,164
4,171
4,201
4,216
4,220
4,199
4,214
4,212
4,242
韓国
2,915
3,043
3,232
3,417
3,588
3,632
3,651
3,667
3,700
3,660
3,631
3,633
3,648
3,637
3,632
3,625
3,610
3,650
7. 対外債務残高（億ドル、年末値）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
1,808
1,349
736
0
2011
2,254
1,758
756
0
2012
2,524
1,951
799
0
2013
2,661
2,212
785
0
2014
2,939
2,285
777
0
2015
2,136
775
0
タイ
ベトナムインド
1,006
449
3,060
1,043
531
3,452
1,307
591
3,940
1,419
655
4,269
1,401
719
4,588
1,294
4,802
中国
5,489
6,950
7,370
8,632
8,955
14,162
香港
8,797
9,827
10,297
11,603
13,011
13,035
台湾
1,016
1,225
1,308
1,701
1,779
1,590
韓国
3,559
4,000
4,089
4,235
4,244
3,966
8. 対ドル為替相場（期中平均）
ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ
ﾏﾚｰｼｱ
ﾌｨﾘﾋﾟﾝｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
2010
9,084
3.219
45.1
1.363
2011
8,772
3.059
43.3
1.257
2012
9,388
3.089
42.2
1.249
2013
10,438
3.151
42.5
1.251
2014
11,881
3.273
44.4
1.267
2015
13,398
3.905
45.5
1.375
タイ
ベトナムインド
31.7
19,138
45.7
30.5
20,663
46.7
31.1
20,873
53.5
30.7
21,030
58.6
32.5
21,199
61.0
34.3
21,923
64.2
中国
6.77
6.44
6.31
6.19
6.15
6.24
香港
7.77
7.78
7.76
7.76
7.75
7.75
台湾
31.6
29.5
29.6
29.8
30.4
31.9
韓国
1,156
1,108
1,127
1,095
1,053
1,131
（資料）各国統計、IM F、世界銀行、bloombergより三菱東京UFJ銀行経済調査室作成
照会先：三菱東京 UFJ 銀行経済調査室
土屋祐真
[email protected]
：UFJ シンガポール駐在
中村逸人
[email protected]
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り、著作権法により保護されております。全文または一部を転載する場合は出所を明記してください。また、当
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