意見交換の状況(PDF:67KB)

平成27年度宮崎県協同農業普及事業に係る外部有識者との意見交換会の状況
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説明内容
県営農支援課及び中部農業改良普普及センター、児湯農業改良普及センターから説明
を行った。
(1)宮崎県における普及指導活動の概要について
(組織体制、普及指導活動体制、普及指導活動の課題、資質向上の取組等)
(2)普及指導活動の実施状況について
(普及指導計画の作成(課題設定)、普及指導活動の概要、活動の成果等)
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意見交換
主な意見等は次のとおり。
(1)普及指導活動体制について
センター数及び普及指導員数が減少している中、その対策等について取り組む必要
がある。
(2)普及指導員の資質向上について
普及指導員の育成方法等や専門性をどう図っていくか考えていく必要がある。
(3)普及指導活動計画について
普及指導活動の取組については、長期の目標、長期の課題に対する取組も大切。
(4)普及指導活動の課題について
普及指導活動では実態を良く分析している。
新規就農者等担い手の育成支援については、地域に根ざすための総合的な支援が必
要。
(5)普及指導活動について
①普及センターのPRについて
普及センターの職員は少ない人数で良く活動している。なかなか目が届かないと思
うが、出向くと丁寧に接してくれる。
普及センターを利用できることを知らない農家もいることから、農家に向けてのア
ピールも大事。
②関係機関等との連携について
JA等関係機関と連携して活動を行っているが、普及指導員の数には限りがあるの
で、マスコミも利用しながら活動をしてほしい。また、農業関係以外の部署との連携
も重要。
③普及指導活動の方法について
普及指導活動は農家の生活向上が目的であり、農家の意見を聞くなど広く情報を収
集し、その人にあった助言・アドバイスを行う取組も大事。
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主な意見への回答及び今後の対応
(1)普及活動体制については、活動範囲も広くなり効率的な活動を行うために資質向上
と合わせてJAとの役割分担も必要であるため、現在どのような方法がいいか研究し
ている。
(2)普及指導員の育成・資質向上については、初めは基礎的な研修を受け、普及経験3
~5年頃は専門的な技術を修得し、10年くらいで一本立ちできるようにしたい。ま
た、技術だけでなく行政や試験研究も若いうちに経験し、合わせて専技(農業革新支
援専門員)の養成も図りたい。
(3)普及指導活動の課題については、新規就農者に対して手厚い支援により就農をサポ
ートしている。就農5~10年後の支援は生産部会等による支援となる。一部の生産
部会では、トップリーダー等が若手農家を中心に技術力向上を図っており、そのよう
な事例を広めていきたい。
(4)普及センターのPRについては、普及センターを利用してもらうためには何が大切
かということは考えないといけない。農家に興味を持ってもらう研修を行う等、地域
に求められる普及方法を考える必要がある。
(5)普及指導活動の方法については、普及センターは直接農業者に接するのが本分であ
り、農家に寄り添いながら普及活動を行っている。農家に出向く、寄り添うを今後も
続けていく。
(6)総合的な担い手対策や普及活動の地域でのPRの大切さ、関係機関との連携の在り
方や普及指導活動を行っていくうえでの職員の意識等、今回外部有識者からいただい
た意見を参考に、農家の経営改善や農村振興等、今後の普及指導活動の改善に努める。