別添1 受援計画の見直しの際の留意事

別添1
受援計画の見直しの際の留意事項
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応援等要請の手続きについて(第3)
(1)次に掲げる事項に留意し、都道府県知事が迅速に緊急消防援助隊の応援等の要請を行える
よう努めること。
ア
被害状況や都道府県内応援の状況に応じた応援等要請の判断の目安
イ
応援等の要請を判断するための代表消防機関等との円滑な情報共有、調整
ウ
知事が自衛隊の災害派遣要請を行う場合、緊急消防援助隊の応援等が必要な非常事態で
あるか否かの判断に迷う場合等における消防庁長官との早期調整
(2)消防庁への被害情報の報告は、ヘリコプターテレビ伝送システムや緊急消防援助隊動態情
報システム等を活用して、動画や写真等を用いた情報提供に努めること。
(3)迅速出動の適用時における早期情報収集、消防庁への報告、その他の必要な事項について
定めておくこと。
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消防応援活動調整本部の設置について(第7)
(1)調整本部は、都道府県災害対策本部、政府現地対策本部(災害対策基本法(昭和 36 年法律
第 223 号)第 25 条第6項若又は第 28 条の3第8項の規定に基づく非常災害対策本部又は緊
急災害現地対策本部をいう。)に近接した場所で、かつ、実動機関と緊密な連携を図ることが
できる場所に設置すること。
(2)調整本部(調整本部と同様の組織を含む。)の設置場所、構成員、事務、都道府県災害対策
本部や他の実動機関との調整方法等についてできる限り具体的に定めておくこと。
(3)地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 153 条に基づき、調整本部又は部隊移動に係る都
道府県知事の権限に属する事務をその補助機関である職員に委任等する場合は、その旨を明
記すること。
3
指揮本部の設置について(第8)
(1)指揮支援本部は、指揮本部及び市町村災害対策本部と緊密な連携を図ることができる場所
に設置すること。
(2)被災地における実動機関との調整は、実質的に市町村災害策本部の場となることに留意し、
指揮本部と市町村災害対策本部の両方に近接した場所に指揮支援本部を設置することや市町
村災害対策本部へ職員を派遣すること等について定めること。
(3)被災地が壊滅的な被害を受けて緊急消防援助隊の受け入れ体制が整わない場合は、近隣の
消防本部からの応援を行うなどの対応について考慮すること。
(4)指揮本部と緊急消防援助隊が緊密な連携を図るため、被災地消防本部、当該被災地で活動
している都道府県内応援隊、緊急消防援助隊の合同会議の開催、被災地の消防職員及び消防
団員の緊急消防援助隊車両への同乗等について考慮すること。
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資機材の貸出し及び地図の配付について(第 15)
被災地における活動が効率的に行われるよう、応援都道府県大隊長等に対して、広域地図及
び住宅地図を配付できるよう事前に準備しておくこと。
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進出拠点について
(1)進出拠点に応じて担当消防本部を定めるとともに、担当消防本部と進出拠点へ派遣される
連絡員との間の情報連絡手段について定めておくこと。
(2)進出拠点は、災害の発生場所に応じて柔軟に対応できるよう消防本部又はブロック毎に複
数設定し、給油施設や駐車台数等の必要な情報をとりまとめておくこと。
6
宿営場所について(第 17)
(1)宿営場所に応じて担当消防本部を定めるとともに、担当消防本部と宿営場所へ派遣される
連絡員との間の情報連絡手段について定めておくこと。
(2)宿営場所は、野営を前提とした場所だけでなく、厳寒期等を考慮し、活用可能な屋内施設
も選定しておくこと。
(3)宿営場所は、被災者への配慮及び隊員の心理的負担軽減を考慮し、できる限り避難施設と
共用しない場所を選定しておくこと。
7
活動終了及び引揚げの決定について(第 27)
(1)被災地の市町村長が、当該市町村の区域内における緊急消防援助隊の活動終了を判断する
ものであること。
(2)消防庁長官に対する緊急消防援助隊の要請を行うこととされている知事が、政府現地対策
本部と調整のうえ、緊急消防援助隊の引揚げを決定するものであること。
8
通信連絡体制について(別紙第2、第6)
消防救急無線デジタル方式への移行における通信連絡体制等について、運用要綱第 22 条に基
づくものとし、平成 28 年6月1日より対応すること。
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