中野区子ども総合相談窓口及び関連業務委託仕様書

中野区子ども総合相談窓口及び関連業務委託仕様書
1
件名
中野区子ども総合相談窓口及び関連業務委託
2
業務目的
中野区(以下「甲」という)子ども総合相談窓口における児童手当等業務、医療費助成業務、母
子保健業務、母子健康業務、学童クラブ受付業務、保育施設等入園業務に係る業務等を迅速かつ正
確に処理することで、届出・申請のあった利用者サービスの向上に資するとともに、受付後の事務
処理についても効率化を図ることを目的とする。
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業務委託期間
平成28年(2016年)10月1日から平成29年(2017年)3月31日まで
保育施設等入園業務の窓口受付業務・電話照会対応については、平成29年1月1日から平成
29年3月31日までとする。
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業務従事時間
(1)業務開始時間、終了時間については次のとおり。
平日月曜日から金曜日の8時30分から17時15分まで(窓口開設時間は8時30分から
17時まで)
※
「平日」とは国民の祝日に関する法律に規定する休日と年末年始(12月29日~翌年1月
3日)を除いた日のことである。
※
平日の17時15分を超えて業務が継続している場合は、同案件が終了するまで対応するこ
と。
(2)児童手当の現況届業務において、5月中の土曜日又は日曜日のいずれか1日に現況届の作成
(出力)を行う。
(3)受託者(以下「乙」という)は、下記の業務の通常・繁閑状況等を勘案しながら、効率的かつ
効果的運営が可能な体制を確保し、甲が指定するエリア内の入出力端末・業務席において、迅速
かつ正確な処理を行わなければならない。
(4)甲が指定する業務エリア(『別紙1
作業場所見取図』)内において行う乙の配置ポストは、年
間の業務量(別添「年間業務量等一覧表」を参照)から算出するものとする。ただし、乙は各業
務の繁閑状況に応じ、配置ポストの増減を適宜兼職するなど柔軟かつ弾力的な配置をすることで
業務を効率的に執行するものとする。
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業務履行場所
東京都中野区中野四丁目8番1号
6
中野区役所内
業務体制とその管理等
(1)乙は、第7項に規定する業務(以下「業務」という。)を処理するにあたり、業務に必要な知識
及び技術を有するとともに、児童福祉法、母子保健法、中野区保育所条例及びその他関係法令
1
(以下「関係法令」という。)の趣旨と業務の効率性を十分理解し、円滑に業務を行うことのでき
る者(以下「従事者」という。)を甲の指定する場所に配置し、従事させるものとする。
(2)乙は、業務を処理するにあたり、ワンストップ(来所者が複数の手続きを希望した場合に、
1人の従事者で受付が完了するように受け付けるサービス手法)で受付が完了するように努める
こと。
(3)当該月の従事者名簿を、前月25日までに甲に提出する。
(4)従事者に変更が生じ、臨時に変更するときは、直ちにその旨及び臨時の従事者名を
甲に通知し、業務の遂行に万全を期すこと。なお、この臨時的措置が長期に及ぶときは速やかに甲に
報告するとともに、管理上所要の措置をとるものとする。
(5)乙は、業務遂行にあたり、業務エリア(『別紙1
作業場所見取図』)で第7項の業務の関係法
令を遵守し適切に行うものとする。また、業務遂行時において、乙が判断しかねる事柄が発生し
た場合は遅滞なく甲に報告し、引き渡す。
又、甲が提供する資料等の関係書類や業務に必要な書類及び個人情報に関するものについては、
履行場所以外に持ち出すことを禁止する。
(6)複写及び複製の禁止
乙は、この受託業務に係る個人情報を甲の許可なく複写し、又は複製してはならない。
(7)乙は、従事者を指揮監督するために、あらかじめ業務管理責任者、副管理責任者(以下「業務
管理責任者等」という。)を定め、次の職務を行うこととする。なお、業務管理責任者等の氏名は
事前に甲に届け出るものとする。
ア
甲との連絡調整、第7項の業務及び写真付名簿を提出する。なお、庁舎内駐輪場の利用につ
いては、「駐輪許可証交付申請書」を速やかに提出すること。変更が生じた場合も同様とする。
イ
従事者に対する指揮監督、指導・教育、連絡・引継ぎを行い、円滑な業務委託の履行を管理
する。
ウ
窓口等の繁閑状況に応じて従事者を弾力的に配置する。
エ
従事者が電話対応する際にその名前を名乗らせるようにする。
(8)乙は、業務遂行に適した服装及び名札を着用しなければならない。また、業務の遂行にあたり、
甲の「みだしなみガイドライン」に準じる服装とするように努めるものとする。なお、当該名札
に係る費用については、乙の負担とする。
(9)乙は甲と協議し、業務開始後、必要に応じて研修等を実施する。
(10)乙は、本業務が極めてプライバシー性の高い事務であるため、細心の注意を要するものであ
ることを深く認識し、その従事者に対し、この認識を徹底させなければならない。
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業務内容
業務の内容は次のとおりとする。なお、甲が可否の判断を伴う公権力の行使にあたる業務につい
ては、本業務の対象外である。
(1)業務委託
ア
窓口の環境整備・清掃
・カウンター・遊戯コーナー・授乳室の整備・清掃
イ
児童手当業務
2
(ア)申請の受付
・制度案内
・児童手当認定請求書・額改定認定請求書・諸変更関係書類(以下「申請書等」という)の
受付
・申請内容の確認、添付書類の説明・確認
・端末確認、確認帳票出力
・不足書類の受付(現況届含む)
(イ)申請書等の審査及び入力
・申請書、添付書類、確認帳票等を綴じて、審査・確認
・システム入力、内容チェック(2回確認)
・支払保留・解除入力
・不足書類の督促・電話確認
・保留通知・督促
・他自治体への電話照会と問合せの回答
・過払金の発生報告
※郵送・電子申請・住基担当・戸籍担当・地域事務所・すこやか福祉センター収受分を含む
(ウ)異動リスト処理
・住所・氏名変更・転出・死亡・在留資格・世帯状況の変化等
・支払保留入力と勧奨通知
・過払金・ドメスティックバイオレンス(以下「DV」という。)・住所要件情報発生報告
(エ)認定通知等
・認定・額改定・消滅・支払通知書等の作成・発送
・串刺しリストの作成
(オ)現況届
・届書の作成・発送
・届書の窓口受付、郵送業務
・届書の 書類審査
端末確認
・届書の入力業務・内容チェック(2 回)
・未提出者及び不足書類督促通知作成・発送
・現況認定通知書等の作成・発送
・過払金の発生報告
(カ)支払処理
・チェックリストの確認
・FD 作成
・新規認定、現況届
所得相違者チェック
(キ)すこやか福祉センターへの情報提供
・健診未受診者の児童手当受給の有無
ウ
児童扶養手当業務
(ア)一部支給停止適用除外届
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・届書通知発送
・届書受理
受付簿作成、書類振分、入力、書類不足者名簿作成
・未提出者及び不足書類督促通知作成・発送
(イ)現況届
・届書通知作成(一部)
・発送
・届書受理
受付簿作成、書類振分、入力、書類不足者名簿作成
・所得情報記載・入力
・未提出及び不足書類督促通知作成・発送
・証書作成
・認定通知書発送(証書・しおり同封)
・未提出者への督促通知作成・発送(2回)
(ウ)水道局受給資格者リスト作成(定期2回他)
エ
児童育成手当業務
現況届
・届書受理
書類振分、入力、書類不足者名簿作成
・未提出者及び不足書類督促通知作成・発送
オ
特別児童扶養手当業務
現況届
・届書通知発送
・届書受理
受付簿記入、書類振分、入力、書類不足者名簿作成
・送付通知書(証書・しおり同封)発送
カ
その他業務(イ~オ共通)
(ア)シュレッダー処理作業
(月1回~2回)
(イ)交換便、郵便物発送・受領処理
(ウ)受付簿作成
(毎日)
前日分受付書類の処理(毎日)
(エ)確認帳票出力・振分業務(毎日)
(オ)申請書等保存文書の整理
(カ)各手当の申請等に係る窓口等整備
・各種届書等様式の補充・印刷
・封筒補充、クリアファイル管理
キ
子ども医療費助成業務
(ア)申請の受付
・制度の案内
・子ども医療費助成制度医療証交付申請書・子ども医療費助成制度医療証交付申請・現況届
事項変更(受給資格消滅)届・子ども医療費助成制度医療証再交付申請書・子ども医療費助
成申請書(以下「申請書等」という)の受付。
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・申請書内容確認、添付書類の確認・コピー・返却
・端末確認、申請書等出力
・医療証の回収
・還付金額及び振込予定日の計算、お知らせ
・医療機関・健康保険組合等への電話確認
(イ)書類審査及び入力・出力
・申請書等及び添付書類の確認
・システム入力
・医療証等出力
・システム入力確認
※郵送・電子申請・住基担当・戸籍担当・地域事務所・すこやか福祉センター収受分を含む
(ウ)異動リストの処理
・異動リスト確認・システム入力
・一致確定処理依頼
(エ)資格消滅処理
・システムバッチ処理(生保開始・転出)
(オ)通知及び発送
・(ア)
、(イ)に基づき出力した医療証の作成、発送
・申請書等の発行及び発送
・勧奨通知の作成及び発送
・消滅通知の発行及び発送
(カ)現況届
・発送者の確認及び発送
・窓口受付
・端末確認、書類審査及び入力
(キ)支払処理(現金還付・柔道整復療養費)
・受付簿入力
・申請書等及び添付書類の確認
・口座情報及び施術医療機関の入力・確認
・診療点数等入力・確認
・支払予定者一覧出力、申請書等並び替え
・支払通知書の発行及び発送
(ク)年次更新・資格切替
・封入物の印刷、折り
・医療証の印刷
・封入委託業者との調整、引き渡し
(ケ)レセプトエラーチェック
・連合会受入結果リスト対象医療機関へレセプト返戻の了承電話確認
・再審査請求必要帳票出力
(コ)郵便発送・収受処理
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・郵便物の開封、仕分け
・書類不備案件の突合、審査及び入力
・受付書類の返却
(サ)子育てアンケート
・発送準備
・郵便物処理
・入力
・集計
(シ)すこやか福祉センターの健診未受診者に関する情報提供・医療機関受診状況の台帳への入
力
ク
ひとり親家庭等医療費助成業務
(ア)現況届
・封入物印刷、折り
・現況届等封入、発送数管理
(イ)郵便発送・収受処理
・郵便物の開封、仕分け
・書類不備案件の突合、審査及び入力
・現況届バーコード入力、端末確認、同住所検索
・受付書類の返却
(ウ)支払処理(現金還付・柔道整復療養費)
・受付簿入力
・申請書等及び添付書類の確認
・口座情報及び施術医療機関の入力・確認
・診療点数等入力
・支払通知書の発行及び発送
(エ)レセプトエラーチェック
・連合会受入結果リスト対象医療機関へレセプト返戻の了承電話確認
・再審査請求必要帳票出力
ケ
その他業務(キ~ク共通)
(ア)交換便、郵便物発送・収受処理
(イ)申請書等の保管
(ウ)申請書等の在庫管理、補充・印刷
(エ)シュレッダー処理作業
コ
母子保健業務(母子健康手帳等引き渡し、転入者等対応、受診票処理、母と子の保健バッグ
封入封緘に関する業務)
(ア)申請の受付
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・制度の案内
・妊娠届出書、母子健康手帳交付・再交付申請書、妊婦健康診査受診票等交付申請書、妊婦
健診受診票等再交付申請書、乳児健康診査受診票交付・再交付申請書等関係書類の受付
・端末確認
・ハイリスクの発見と子ども家庭相談等担当への引継
(イ)引き渡し
・母子健康手帳、母と子の保健バッグ、妊婦健康診査受診票、乳児健康診査受診票、その他
関連ちらし等
(ウ)申請事後処理
・受付簿の作成
・妊娠届出書、各種申請書類のコピーを作成し職員に報告する
・妊娠届出書、各種申請書類の原本は4箇所のすこやか福祉センターに送付(1 回/2週)
・妊娠届出台帳、妊娠届出書送付台帳、各種申請書類送付台帳の入力(1回/2週)
(エ)受診票処理(1回/1月)
・妊婦健診受診票等は、転出者分はコピーを取り、転出先に原本送付
・すこやか福祉センターごとに分類し送付
・乳児健康診査受診票は、すこやか福祉センター(4箇所)に送付
・受診票送付台帳の入力
(オ)配布物準備
・母と子の保健バッグ封入・封緘(母子健康手帳、妊婦健康診査受診票、各種ちら
し等)
・封入物等の在庫状況の管理、印刷、補充。
(カ)すこやか福祉センターへの転送・配布
・出生通知票
・各種配布物
サ
母子保健業務(予防接種)
(ア)申請の受付
・制度の案内
・予防接種予診票交付申請書の受付
・予診票の引渡し
・端末確認、システム入出力
・保健予防担当等への問い合わせ
(イ)申請事後処理
・受理済申請書を保健予防担当に送付
(ウ)予診票在庫管理
シ
母子健康医療業務(小児慢性特定疾病医療費支給事務)
(ア)申請の受付
・制度の案内
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・小児慢性特定疾病医療費支給認定申請書(新規・変更・再交付・更新)の受付
・端末確認
・不足書類の受付
・東京都、医療機関、すこやか福祉センター等への問い合わせ
・対象者証明作成、区民へ引き渡し
・不用受給者証の回収
(イ)申請事後処理
・申請書類の必要なコピー作成
・申請書類を束ね、東京都への送付票を記入
(ウ)交換便処理、郵送処理
・すこやか福祉センター受理分の交換便受付
・不足書類の収受
・都の結果受理
(エ)申請履歴・都の結果台帳入力
(オ)帳票類在庫管理
ス
母子健康医療業務(自立支援医療(育成医療))
(ア)申請の受付(新規・変更・再交付)
・制度の案内
・自立支援医療費支給認定申請書の受付
・端末確認
・不足書類の受付(窓口・郵送)
・すこやか福祉センター、医療機関等に問い合わせ
・すこやか福祉センター受理分交換便収受
(イ)審査の終了した書類の医療券作成、送付
(ウ)報告様式への入力(1 回/月)
(エ)帳票類整理・補充、案内ちらし整備
セ
母子健康医療業務(養育医療)
(ア)申請の受付(新規・変更・再交付・転入・転出・看護・移送承認)
・制度の案内
・養育医療給付申請書の受付
・端末確認
・不足書類の受付(窓口・郵送)
・すこやか福祉センター、医療機関等に問い合わせ
・すこやか福祉センター受理分交換便収受
(イ)審査の終了した書類の医療券作成、送付
(ウ)報告様式への入力(1 回/月)
(エ)帳票類整理・補充、案内ちらし整備
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ソ
母子健康医療業務(妊娠高血圧等医療費助成)
(ア)申請の受付
・制度の案内
・妊娠高血圧症候群等医療費申請書の受付
・端末確認
・不足書類の受付(窓口・郵送)
・すこやか福祉センター、医療機関等に問い合わせ
・すこやか福祉センター受理分交換便収受
(イ)審査の終了した書類の医療券作成、送付
(ウ)報告様式への入力(1 回/月)
(エ)帳票類整理・補充、案内ちらし整備
タ
母子健康医療業務(里帰り妊婦健診還付)
(ア)申請の受付(郵送分・すこやか福祉センター受理分含む)
・制度の案内
・里帰り等妊婦健康診査助成金申請書の受付
・端末確認
・未使用分受診票の回収、妊婦健診領収書の内容確認、助成金額の算出、助成台帳の作成
・必要時医療機関等に問い合わせ
・不足書類の受付(窓口・郵送)
(イ)申請書類の確認
・支払通知書の作成及び発送
・不足書類督促、金額訂正連絡
(ウ)支払準備
・金融機関口座振替依頼書の記入
・書類確認
(エ)帳票類整理・補充、案内ちらし整備
チ
母子健康医療業務(妊産婦歯科検診・5歳児歯科健診)
(ア)書類審査及び入力
・関係機関からの書類の点検及び入力
(イ)支払関係事務
・関係機関への振込み等の書類作成
(ウ)通知発送処理
・5歳児歯科関係書類の作成及び発送
ツ
学童クラブ受付業務
(ア)申請の受付
・制度の案内
・学童クラブの空き状況の問い合わせ・確認
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・学童クラブ利用申請等にかかる書類の受付
(イ)所管部署への引継ぎ
・所定のホルダーに入れ、甲(所管部署担当職員)に引き渡し。
テ
保育施設等入園業務
(ア)申請の受付
・制度の案内
・支給認定申請書、保育所等利用申込書の受付、その他各種届出の受付
・端末確認
・不足書類の受付
(イ)書類確認及び入力
・申請書等と入力した内容を合致させ、所定のホルダーに入れ、甲(審査担当担
当職員)に照合を求めるための引き渡し。
(ウ)受付簿の作成
(エ)利用調整会議準備
・利用調整会議資料の印刷等
(オ)リスト処理
・チェックリストの出力
(カ)通知
・(ア)、(イ)に基づき出力した認定通知書、決定通知書等(以下「通知書等」という。)の
印刷、発送
・その他通知、案内等の印刷、発送
(キ)現況届
・発送者の確認及び発送
・窓口受付
・端末確認、書類審査及び入力
・不足書類の窓口受付及び入力、不足者名簿作成
・通知の出力、発送
(ク)郵便発送・収受処理
・保育施設等入園業務関係書類の開封、仕分け、収受簿の作成
・書類の照合、審査及び入力、書類整理等
ト
共通処理
(ア)行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律(平成25年法律
第27号。以下「番号法」という。)で定められた事務、中野区個人番号の利用及び特定個人
情報の提供に関する条例(2015年中野区条例第42号。以下「番号条例」という。)で定
められた独自利用事務に対する対応、関連する窓口の案内、各担当者への引継ぎ・書類引渡
し、郵便発送・収受処理、交換便処理、電話照会対応。
(イ)各手続きの受付において、請求書等に記載された事項が、法令上、必要な内容を満たして
いるか形式的な確認を行う。この場合において、形式的要件が不十分な場合、請求等の任に
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当たっている者(以下「請求者等」という。)に対し、加筆、修正等を求めること。
また、形式的な確認ができない請求等については受付受理が完了する前に速やかに甲に引
き渡すこと。
(ウ)請求者が本人であるかどうか法令等に基づき確認すること。また、代理人等である場合、
委任状の提出を求め、その者が代理権限を有しているか確認すること。
(エ)請求等に際して、必要な添付資料が添付されているか確認を行うこと。この場合、添付書
類が不足または不適当なときは、適宜追完、差し替え等を求めること。(オ)児童虐待、DV
及びストーカー行為等の被害者に関する請求及び相談を受けた
場合、速やかに甲に引き渡すこと。
(カ)その他付随業務
この仕様書に定めのない付随業務については、受託者(以下「乙」という。)は甲と協議の
うえ業務を行う。業務の実施にあたり、疑義を生じたときは、甲乙協議のうえ定めるものと
する。
ナ
電話による各種照会対応
(ア)指定する電話(回線:子育て支援分野6回線(うち2回線は繁忙期のみの使用)、保育園幼
稚園分野3回線)に対する受付を行うこと。
(イ)各種申請・届出の関する問い合わせについて案内を行うこと。ただし、支給決定及び証発
行の決定に係る問い合わせについては、速やかに甲に引き渡すこと。
(ウ)甲に引き渡した概要を記録すること。
(エ)関係各機関への電話問い合わせ
ニ
書類の引き渡しについて
上記ア~ナの事務処理において、その必要に応じて甲による書類審査を受けること。甲への
引き渡しのタイミングは、各事務担当と別途調整を行うこと。
ヌ
業務委託内容に関わる打合せ等について
業務委託内容に関わる打合せ等の出席を求められた場合は、乙の業務管理責任者等が出席す
ること。
ネ
その他付随業務
(ア)シュレッダー処理
(イ)交換便の仕分け、郵便物の発送
(ウ)この実施要領に定めのない付随業務について、乙は甲と協議のうえ業務を行う。業務の実
施にあたり疑義を生じたときは甲乙協議のうえ定めるものとする。
(2)通年の業務
当契約は平成28年度の中途から実施され、次年度以降は初年度に含まれない委託業務が発生
する。上記7(1)に記載がある業務のうち、以下のものは次年度以降に実施する業務とする。
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ア
児童手当業務
(ア)現況届
・届書の作成・発送
※5月中の土曜日又は日曜日のいずれか1日に現況届の作成(出力)を行う。
イ
児童扶養手当業務
(ア)一部支給停止適用除外届
・届書通知発送
(イ)現況届
・届書通知作成・発送
ウ
特別児童扶養手当業務
・届書通知発送
エ
母子保健業務(予防接種)
(ア)申請の受付に関する端末確認、システム入出力
(3)日報及び月報
ア
乙は、毎日の業務実施状況について、業務日報を甲に提出する。業務日報の内容は以下の
(ア)から(オ)を満たすものとする。
(ア)甲が指定したエリアの端末及び業務履行席での窓口受付件数・入出力件数、医療証、その
他書類の作成、発行件数を業務ごと、日ごとに集計し、甲に報告する。
(イ)郵送に伴う交付件数について業務ごと、日ごとに集計し、甲に報告する。
(ウ)電話照会等の件数を業務ごと、日ごとに集計し、甲に報告する。
(エ)発券機で発券した人数の集計票の入力
(オ)業務に伴う特筆事項は原則記録し、遅滞なく甲に報告する。
特筆事項については、甲乙間で情報共有のための調整を行う。
イ
乙は、毎月の業務実施状況について、月報を甲に提出し、報告するとともに完了届を提出す
る。
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業務履行の質の確保
乙は、当該業務を実施するにあたり、業務の安定した履行を確保するため、様々な観点からサー
ビスの質を高める取り組みを行うよう努めなければならない。
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個人情報保護に関する遵守事項
(1)「別紙2
個人情報保護に関する遵守事項」のとおり。
(2)(1)を踏まえ、乙は契約履行開始までに甲に対し「別紙3
個人情報の取り扱いに
関する誓
約書」を提出し、甲の承認を得ること。
(3)乙は本契約終了時に「別紙4
個人情報の取り扱いに関する誓約事項確認報告書」を提出し、
甲の承認を得ること。
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情報安全対策、危機管理等
(1)中野区情報安全対策基本方針等の遵守
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乙は、甲が定める「中野区情報安全対策基本方針」、「中野区情報システム外部委託標準安全対
策」及び「別紙5
外部委託情報安全対策遵守事項」を遵守する。
(2)業務用スタンドアロンパソコンの取り扱い(区民等個人情報の記録は認めない)
乙は、「別紙5
外部委託情報安全対策遵守事項」に順次、甲が定める「機器持込み依頼書」を、
目的、期間、作業内容、責任者、持込機器、搭載ソフト内容を明確にして、甲の情報安全保護担
当者(担当副参事)の承認を得るものとする。
(3)事件・事故の取り扱い
本業務において、事件・事故が発生した場合は直ちに、甲が定める「リスク管理・危機管理連
絡票」を甲の情報安全保護担当者(担当副参事)に届け出なければならない。
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再委託の禁止
乙は、この契約に基づく委託業務について、甲の許可なく第三者に再委託してはならない。
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賠償責任
乙は、この仕様書に定めた事項及び別途、中野区から指示された内容の情報安全対策に基づく遵
守事項に違反し、又はその他乙の責に帰すべき事由により、甲又は第三者に損害を与えたときは、
乙の責任においてその損害を賠償しなければならない。なお、本契約終了後に損害が発生した場合
も同様とする。
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危機管理
乙の責務において、業務に関する安全対策に万全を期し、事故防止に関する必要な措置を講じる
こと。
万一、機器等の障害が発生した場合や、様々な障害、事件、事故、災害などの緊急事態が発生し
た場合においても、本業務遂行に支障をきたすことがないよう甲と連携して十分な対応を図ること。
また、事前に緊急時の体制を整備すること。
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貸与する物品
(1)甲から乙に貸付する物品については、別途契約書を取り交わした上で貸与する。
(2)消耗品等
ア
本業務を遂行するために必要な消耗品は、甲が用意する。ただし、業務の執行上
必要な物品及び消耗品について、甲の許可を得て調達したものは除く。
イ
アの規定によらず、乙は、乙の負担により発券機のロール紙を調達しなければな
らない。
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その他の責務
(1)乙は、常に善良なる管理者の注意をもって業務を遂行し、業務の進捗状況について確認のうえ
適宜報告すること。
(2)乙は、従事者に対して、法律で定められた雇用者としての一切の義務を履行しなければならな
い。
(3)乙は、契約期間終了時(契約解除により契約終了の場合を含む)には、本業務に関し、貸与を
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受けた施設、設備、機器、資料等を遅滞なく甲に返還しなければならない。
なお、貸与されたものについて、損害が生じた場合は、乙はその損害を賠償するとともに、施
設については乙の責任において現状に復帰すること。
また、本契約中に甲が指定する引継ぎ期間に業務引継ぎを行うこと。その際には、引継書を引
継ぎ期間前に3部作成し、うち1部は乙にて保管し、2部を甲に提出し引継ぎを行うこと。
また、甲からの資料等の請求は、すべて応じることとする。更に、甲が行う後任受託者への事
前説明に必要に応じて立ち合うこと。
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委託料の支払
毎月末日業務完了、検査合格後に、乙の正当な請求があった日から30日以内に当該月分を支払
う。
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環境マネジメントシステムへの対応
(1)乙は、この契約による業務の遂行にあたり、著しい環境側面が発生する場合は、甲の関連する
手順書等を確認し、遵守するものとする。
(2)乙は、この契約の実施において、省資源、省エネルギー及び廃棄物の減量に努めるものとする。
(3)乙は、必要に応じて甲が実施する環境マネジメントシステムに関する教育訓練に乙の従事者を
参加させるとともに、その従事者に甲の要求事項を確実に周知するものとする。
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その他
(1)本仕様書の内容に疑義が生じた場合は、甲と協議の上、決定する。
(2)(1)に関することを除く契約履行上の打合せに関しては、事業執行担当者と行うこと。
(3)本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、ア都民の健康と安全を確保
する環境に関する条例(平成12年東京都条例第215条)他、各県条例に規定するディーゼル
車規制に適合する自動車とすること、イ自動車から排出される窒素酸化物及び粒子物質の特定地
域における総量の削減等に関する特別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能
な自動車利用に努めること。
なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置装着証
明書等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示又は提出すること。
(4)乙は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が承認する「プライバシーマーク」又は「IS
MS適合性評価制度」の認定を受けた事業者でなければならない。
(5)非常時における対応
大地震の発生時などにより、本業務の遂行が困難な状況となった場合は、別途甲と十分に協議
の上、その解決に努力する。
新型インフルエンザなどの感染症の大流行などにより業務の遂行方法を変更しなければならな
い場合、事業者はあらかじめ区に業務継続計画書を提出するともに区の承認を得なければならな
い。
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