2015.9 全史料協 会報 No.98 川上委員を新たに迎え、すでに会報・会誌 の企画編集が始まっています。 例年通り今年度も会報 98 号、99 号と会誌 26 号の 3 点の印刷物を編集・発行します。 次号『記録と史料』の特集企画では、戦 後 70 年をむかえる今年、戦後をふり返るう えでアーカーブズでこそ可能となるような 複数の視点を示せないだろうかと議論しま した。 現在、調整中ですが、展示や資料集の刊 行などで特徴的な取組みを行っている機関 からの報告とともに、戦争関連記録の保存・ 広報・広聴委員会 公開に事業全体で取り組んできた実績をも 事務局 柳沢芙美子(福井県文書館) 震災という戦後の大規模災害を契機に設立 第 19 期・20 期と 4 年間の長期にわたり事 課題、また戦中・戦後の紙の劣悪さが、こ 務局を担ってくださった寒川文書館からバ の時期の資料の代替化を不可避にしており、 トンを引き継ぎました。これまでの経過が 戦後にアーカイブズが負うことになったこ わからず十分に役割が果たせない場合も少 うした記録の媒体・材料・記録方法の保存 なくないと思われますが、どうぞよろしく 利用上の問題点等について執筆いただくこ お願いいたします。 とを企画しています。 委員会のメンバーは次のとおりです。 また、40 年間に蓄積した『記録と史料』 委員長 辻岡雄幸 などの刊行物は、全史料協に参加する機関 つ沖縄県公文書館の取組み、阪神・淡路大 された「人と防災未来センター」の実践と と個人の実践と知見の蓄積そのものであり、 (福井県文書館長/新任) その知的なストックを Web 上でいつでも誰 副委員長 髙木秀彰 もが閲覧できるようにすることは、「組織業 (寒川文書館/留任) 務改善計画(平成 27 年度版)」にも示された 委 員 相京眞澄 課題です。事務局では当面、『記録と史料』 (千葉県文書館・個人/留任) の pdf 化を最優先に作業し、著作権者の承 委 員 川上 努 諾が得られたものから段階的に公開する方 (静岡県法務文書課・機関/新任) 向で取り組んでいきたいと考えています。 委 員 坂口貴弘 あわせて Web サイトでの迅速な情報発信 (京都大学大学文書館・個人/新任) も当委員会の重要な業務です。近年「情報 委 員 深井美貴 掲示板」から SNS 等にリンクされ情報が広 (人と防災未来センター・機関/留任) まる場合も少なくありません。みなさまに 委 員 藤吉圭二 より積極的に活用いただければと思います。 (追手門学院大学・個人/新任) 改善すべき点など、なにかお気づきの点が 委員・事務局 柳沢芙美子 ありましたら、お気軽に事務局までお寄せ (福井県文書館・機関/新任) ください。 近畿地区から坂口・藤吉委員、静岡から 7
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