臨床検査技術学科3つのポリシー

1. 臨床検査技術学科
[平成 26~28 年度入学者適用(M14000~M16000 番台)]
臨床検査技術学科の教育理念
生命・環境学部の教育理念・目的に基づき,臨床検査技術学科は,基礎学力の充実を図り,臨床検査に関する専門知識,技
術を習得し,さらに高い倫理観を有し,高齢者・障害者医療にも対応可能で,感染症対策,栄養サポート,糖尿病療養指導な
どのチーム医療を実践する一員としてふさわしい高い能力を有する臨床検査技師を養成する。
1.アドミッション・ポリシー(求める学生像)
本学科の教育理念を十分に理解し,最後まで目標に向かって努力できる強い意志と意欲を持った次のような人を求
めている。
(1)臨床検査技師として医療分野において活躍したい人
(2)臨床検査値と疾病についての関係に広く興味のある人
(3)臨床検査学を学ぶために必要な基礎学力(特に数学,化学,生物)を有する人
2.カリキュラム・ポリシー(教育の実施に関する基本的な方針)
本学科の教育理念と教育目標を具体化したカリキュラムは,
「臨床検査技師学校養成所指定規則」第 2 条第 3 号に規
定されている「臨床検査技師養成教育」に必要な専門科目 80 単位を基本とし,これに本学科独自の科目を加えて構成
されている。すなわち,高い倫理観を養うための生命倫理学,科学英語論文を理解するための基礎科学英語や医学英
語を取り入れた教養科目,及び疾病や遺伝的疾患を理解させるために臨床医学概論や基礎遺伝学,臨床遺伝学,遺伝
子検査学を配当した。さらに,履修した科目の内容を総合的に理解させるとともに,早い時期から国家試験を意識さ
せ,合格率を高めるために,教育の進行に合わせて総合臨床検査学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,総合臨床検査学演習を開講する。
(1) 1~2 年次において教養科目のほか,解剖学,組織学,生理学,微生物学,生化学,病理学,免疫学,医動物学
などの専門基礎科目(必修)及び臨床化学,病理検査学,検査管理総論などの専門科目(必修)を配当し,基
礎学力並びに専門基礎学力を身に付ける。
(2) さらに,3~4 年次において臨床医学概論,衛生・公衆衛生学,医用工学概論などの専門基礎科目(必修,選択)
のほか,臨床病理学,臨床血液学,臨床微生物学,臨床免疫学,臨床生理学,臨床遺伝学,そして医療の安全
についての科目として臨床検査リスクマネジメントを含め,専門科目(必修,選択)を配当し,臨床検査技師
教育の専門分野を展開する
(3) 卒業論文は,2~4 年次の 3 年間で履修する選択科目とした。学生は各研究室に所属し,研究テーマの決定,研
究活動に必要な知識と実験手技の習得,文献の購読,実験の実施,データの解析・考察,論文作成などを通じ
て,問題に取り組む能力,必要な情報を収集する能力及びプレゼンテーション能力など社会で要求される幅広
いコミュニケーション能力を身に付ける。
3.ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標)
本学科は,次のような能力・知識を有する卒業生を輩出する。
(1) 臨床検査技師国家資格を取得できる学力
(2) 医療従事者としての高い倫理観
(3) 臨床検査成績と疾患との関連性を深く把握できる能力
(4) チーム医療を理解し,実践できる能力
(5) 自分の考えを論理的に表現できる総合的コミュニケーション能力
上記の能力・知識の習得について,定期試験・追再試験などを行い,厳格な単位認定を行う。また,必修科目 108
単位,選択単位 16 単位の計 124 単位を卒業要件とし,これを修得した者に対して卒業認定を行う。
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臨床検査技術学科
[平成 23~25 年度入学者適用(M11000~M13000)]
臨床検査技術学科の教育理念
臨床検査技術学科は,高い倫理観を有し,各種疾病についての基礎的知識に立脚して疾病と臨床検査成績との関連性
をより深く,かつ正確に理解・判読でき,高齢者・障害者医療にも対応可能で,ニュートリションサポート,感染対策
などのチーム医療を実践する一員としてふさわしい高い能力を有する臨床検査技師を養成する。
1.アドミッション・ポリシー(求める学生像)
本学科の教育理念を十分に理解し,最後まで目標に向かって努力できる強い意志と意欲を持った次のような人を求
めている。
(1) 臨床検査技師として医療分野において活躍したい人
(2) 疾病の発症機序や病態について広く興味がある人
(3) 臨床検査学を学ぶために必要な基礎学力(特に数学,生物,化学)を有する人
2.カリキュラム・ポリシー(教育の実施に関する基本的な方針)
本学科の教育理念と教育目標を具体化したカリキュラムは,
「臨床検査技師学校養成所指定規則」第 2 条第 3 号に規
定されている「臨床検査技師養成教育」に必要な専門科目 80 単位を基本とし,これに本学科独自の科目を加えて構成
されている。すなわち,高い倫理観を養うための生命倫理学,科学英語論文を理解するための基礎科学英語や医学英
語を取り入れた教養科目,及び疾病並びにチーム医療を理解させるための医学系科目や介護学,看護学概論を配当し
た。さらに,履修した科目の内容を総合的に理解させるとともに,早い時期から国家試験を意識させ,合格率を高め
るために,教育の進行に合わせて総合臨床検査学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ(合計 15 単位)を開講する。
(1) 1~2 年次において教養科目 20 単位(必修 16 単位,選択 4 単位)の他,解剖学,組織学,生理学,微生物学,
生化学,病理学,免疫学,衛生・公衆衛生学などの専門基礎科目 51 単位(必修)及び病理組織細胞学,医動物
学,検査管理総論,RI 検査技術学などの専門科目 13 単位(必修)を配当し,基礎学力並びに専門基礎学力を
身に付ける
(2) さらに,3~4 年次において臨床病理学,臨床血液学,臨床化学,臨床微生物学,臨床免疫学,臨床生理学など
に加えて,内科学概論などの医学系科目を含め,専門科目 59 単位(必修 53 単位,選択 6 単位)を配当し,臨
床検査技師教育の専門分野を展開する。
(3) 卒業論文(6 単位)は,2~4 年次の 3 年間で履修させる選択科目とした。これは,学生を各研究室に所属させ,
研究テーマの決定,研究活動に必要な知識と実験手技の習得,文献の講読,実験の実施,データの解析・考察
法,論文作成などを通して,問題に取り組む能力,必要な最新の情報を収集する能力及びプレゼンテーション
能力など社会で要求される幅広い能力を身に付ける。
3.ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標)
本学科は,次のような能力・知識を有する卒業生を輩出する。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
臨床検査技師国家資格を取得できる学力
医療従事者としての高い倫理観
各種の疾患を理解し,疾患と臨床検査成績との関連性を深く把握できる能力
チーム医療を理解し,実践できる能力
自分の考えを論理的に口頭発表したり,記述できる総合的能力(卒業論文を通して)
上記の能力・知識の習得について,定期試験・追再試験などを行い,厳格な単位認定を行う。また,必修科目 133
単位,選択科目 10 単位の計 143 単位を卒業要件とし,これを修得した者に対して卒業認定を行う。
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