四国ガスグループ中期経営計画 2016~2018年度 2016年4月 経営理念・行動指針 四国ガスグループ経営理念 <めざす姿> 信頼され、選択される企業グループ <経営基本方針> ■「お客さま満足の向上」 ・お客さまの安全・安心を常に心がけ、価値の高い商品・サービスを提供します。 ・天然ガス・LPGを中心としたエネルギーの供給を通して、お客さまの快適で便利なくらしの実現に貢献します。 ■「地域社会への貢献」 ・地域に密着した社会貢献活動を通して、地域社会の永続的な発展に貢献します。 ・CO2排出量の少ないガス体エネルギーの普及により、低炭素社会の実現に貢献します。 ■「経営基盤の強化」 ・従業員一人ひとりの経験・知識・能力・意欲を尊重し、活力ある働きやすい職場づくりに努めます。 ・人材の育成・強化を推し進めるとともに、グループ各社の連携を図り、効率的かつ強靭な組織を確立します。 ・健全な財務基盤のもと、安定的かつ継続的な成長により企業価値を高めます。 1 経営理念・行動指針 四国ガスグループ行動指針 <行動指針> ■「お客さま第一」で、誠実・迅速に対応します ■ 「高い保安意識」で、安心を届けます ■ 「法令を遵守」し、正しい倫理観のもと行動します ■ 「環境に配慮」し、環境保全に努めます ■ 「変化に対応」し、挑戦し続けます 2 はじめに Ⅰ. 基本方針 基本的考え方 四国ガスグループの経営理念は、お客さまに「信頼され、選択される企業グループ」という 「めざす姿」と、めざす姿であり続けるために経営の軸として堅持すべき方針を表した「経営 基本方針」からなります。四国ガスグループはこの度、経営基本方針に掲げる3つの柱である「 お客さま満足の向上」「地域社会への貢献」「経営基盤の強化」の実現に向け、行動指針及び 2016年度から2018年度までの3ヵ年を対象とする「中期経営計画」を策定しました。 2017年4月に迎えるガス全面自由化に的確に対応すべく準備を進めるとともに、お客さまの ニーズに適応したサービスの提供と、エネルギー事業者の使命である安定供給・保安の確保を 常に意識した取り組みを展開してまいります。 四国ガスグループは、四国地域を事業の基盤とし、地域の皆さまから信頼され、選択される 企業グループを目指してまいります。 3 はじめに Ⅰ. 基本方針 経 営 理 念 めざす姿 経営基本方針 地 の域 貢社 献会 へ 満 足お の客 向さ 上ま 行動指針 経 の営 強基 化盤 グループスローガン 中期経営計画 事業課題 電力・ガス小売全面自由化 への対応 経営目標 重点取り組み項目 4 Ⅱ. 経営目標・主要計数 Ⅱ-1 経営指標に関する目標 (1)総資産利益率(ROA) 3年間の平均連結ROA:2.7%以上 (参考)2013~2015年度平均実績(見込み):2.6% 2013~2015平均 2.6% 2016~2018平均(目標) 2.7% 5 Ⅱ. 経営目標・主要計数 Ⅱ-2 営業に関する数値目標 ガス販売量 (1)ガス販売量 2億㎥ 2.2億㎥ 2018年度におけるガス販売量:2億2千万㎥ 2015 2018 (年度) (参考)2015年度実績(見込み):2億1百万㎥ (2)LNG販売量 2018年度におけるLNG販売量:7万トン (参考)2015年度実績(見込み):5.4万トン (3)LPG販売量 2018年度におけるLPG販売量:7万トン LNG販売量 5.4万㌧ 2015 7万㌧ 2018 (年度) LPG販売量 6.6万㌧ 7万㌧ (参考)2015年度実績:6.6万トン (4)家庭用コージェネレーションシステム※販売台数 2018年度末における累積販売台数:4,200台 2015 コージェネ販売台数 4,200台 (参考)2015年度実績(見込み):2,548台 ※エネファーム及びエコウィル 2018 (年度) 2,548台 2015 2018 (年度) 6 Ⅱ. 経営目標・主要計数 Ⅱ-3 安定供給と保安に関する数値目標 (1)安定供給と保安の確保 ガスの製造・供給・消費にかかわるガス事故件数ゼロ 7 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-1 電力・ガス小売全面自由化への対応 電力・ガス小売全面自由化に対応できる体制の構築を目指します。 (1)組織の見直しとグループ連携の強化 各セグメントにおける業務遂行と目的達成に向けて効率的かつ迅速に対応できる社内体制 の検討をおこないます。 グループ各社の連携を強化することにより、グループシェア向上に重点を置いた営業活動 を展開し、四国地域のエネルギー事業者として確固たる地位を確立します。 (2)お客さまニーズへの的確な対応 都市ガス事業・LPG販売事業を基盤としながら、多様化するお客さまのニーズにお応え すべく、電力小売事業をはじめとする多様な商品・サービスの提供及び、お客さま利便性 向上に資する各種サービスの充実に向けた検討を進め、企業価値の向上に努めます。 8 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-2 お客さまの快適な生活への貢献 (1)最新ガス機器の提案による快適な生活の提供 環境性と経済性に優れた家庭用コージェネレーションシステム(エネファーム・エ コウィル)と太陽光発電を組み合わせたダブル発電システムの提案を積極的におこ ない、分散型エネルギーシステムの普及促進に取り組んでまいります。また、床暖 房等の温水システムや従来からの暖房機をお得な料金によって使用できる快適なガ スライフを併せて提案いたします。 9 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-3 安定供給と保安の高度化 (1)災害への対応 地震等による被害の最小化と被災時の早期復旧のため、古いガス管を耐震性の高いポリエチ レン管(PE管)等に入替えることにより、ガス管の耐震化率を高めるとともに経年劣化に よるガス漏えい事故を未然に防ぎ、保安レベルの維持・向上に向けて災害に強い導管網を構 築します。 事業継続の観点から、老朽化した事務所の建て替えを順次おこなうとともに、津波・浸水被 害を想定した製造設備の安全対策に取り組みます。合わせて、事業継続計画(BCP)の定 期的な評価と見直しにより、防災対策・早期対応対策・早期復旧対策の推進に努めます。 10 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-3 安定供給と保安の高度化 (2)お客さまの安全・安心 お客さま敷地内の古くなったガス管について、PE管への入替や更生修理工法等に よる改善提案と業務機会等を通じての安全周知活動を継続しておこない、経年埋設 内管対策を積極的に推進します。 お客さまに安心してガスをお使いいただくため、安全型ガス機器への取替えや不良 給排気の改善、ガス警報器の普及率向上に取り組んでまいります。 11 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-4 地域社会貢献と環境改善 (1)次世代教育活動 「食」を通して体と心、社会との関わりについて考える食育や、冷熱実験や地球温暖化 実験を通して天然ガスの有効性を学ぶとともに地球環境問題について考える環境・省エ ネ教育など、次世代教育活動への積極的な取り組みを進めていきます。 12 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-4 地域社会貢献と環境改善 (2)天然ガスの普及拡大 産業用部門を中心としたお客さまの天然ガス燃料転換・高度利用を推進することにより 、環境性に優れた天然ガスの普及拡大に努めます。加えて、省エネ・創エネの提案をお こなうことにより、CO2の削減等の環境保全に貢献します。 13 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-5 経営基盤の強化 (1)人材の育成 企業は「人」であるとの考えのもと、組織体制の強化と合わせて人材育成の強化に 取り組みます。新入社員研修をはじめとした各種研修のさらなる充実を図り、お客 さまに選ばれる人材の育成を推進します。 ガス漏れ対応等の保安技能の向上を目指すとともに、実践的な事故防止研修を実施 し、保安教育の充実によるグループ職員のスキルアップを推進します。 14 Ⅲ. 重点取り組み項目 Ⅲ-5 経営基盤の強化 (2)コンプライアンスの徹底 法令、社会的規範ならびに社内規程を遵守し、健全な企業倫理観に基づいて行動する ことにより、信頼される企業であり続けます。また、コンプライアンスの徹底を図る ため、社内体制の整備と関連制度・教育の充実に努めます。 15 Ⅳ. 新しい「グループスローガン」 電力・ガス小売全面自由化を迎えるにあたって、「選択され、信頼される企業グループ」であるた めに、四国ガスグループの「グループスローガン」を新たに策定しました。 <グループスローガン> 16
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