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平成27年度全国資源評価会議 資料3-⑧
ゴマサバ東シナ海系群
平成27年度資源評価結果
1
50
1,000
40
800
30
600
20
400
尾叉長
200
体重
0
4
5
10
0
1
2
3
年齢
体重(g)
尾叉長(cm)
分布・成長・成熟
1
成熟割合
0.8
0.6
0.4
0.2
0
0
1
2 3
年齢
4
5
2
漁獲量の推移
0
9
0
6
0
3
漁獲量(千トン)
0
2
1
韓国
日本
0
1973


1983
1993
2003
2013
日本の漁獲量は1970年代以降、5万トン前後で推移している
2012年以降減少傾向で、2014年の日本の漁獲量は33千トン
3
資源評価の流れ
年齢別・年別漁獲尾数
資源量指数
①資源診断
チューニングVPA、自然死亡係数Mは0.4を仮定
年齢別・年別資源尾数
年齢別・年別漁獲係数
2015年漁期への前進計算
②将来予測
2015年の新規加入量の仮定
(将来予測における2015年の親魚量と
1992~2013年のRPS中央値から算出)
2015 年 漁 期 以 降 の 年 齢
別・年別資源尾数・親魚量
2016年漁期への前進計算、2015年漁期のFはFcurrentを仮定
2016 年 漁 期 以 降 の 年 齢
別・年別資源尾数・親魚量
漁獲シナリオとの対応
2016年以降の新規加入量の仮定
(将来予測における年々の親魚量と
1992~2013年のRPS中央値から算出)
2016年漁期ABC・算定漁獲量
漁期年:7月~翌6月
③ABC算定
4
資源量・親魚量と漁獲割合の推移
資源量
100
200
漁獲割合 80
高位
150
中位
60
100
40
50
20
0
0
親魚量(千トン)
1992 1996 2000 2004 2008 2012
100
漁獲割合(%)
資源量(千トン)
250
80
60
40
中位
低位
20
0
1992 1996 2000 2004 2008 2012
•
•
•
2014年資源量、親魚量はそれぞれ112千トン、38千トン
親魚量がBlimitを上回っていることから資源水準は中位とした
過去5年間(2010~2014年)において資源量は横ばい傾向
5
再生産関係とBlimitの設定
600
98
Blimit
加入量(百万尾)
93
4
400
97
99
1
95
5
6
10
14
96
9
94
13 12
11
8
3
0
7
2
200
92
0
0
•
•
•
20
40
60
80
親魚量(千トン)
100
親魚量と加入量に正の相関
資源変動が比較的安定している本資源において、高い加入量
を得るには、今までの最低親魚量を下回らないことが望ましい。
Blimit = 2009年水準(33千トン)
6
加入量、再生産成功率の推移
加入量(百万尾)
600
400
200
0
1992 1996 2000 2004 2008 2012
再生産成功率(尾/kg)
12
8
4
0



1992
1996
2000
2004
2008
2012
加入量: 2009年以降は2.5億尾前後で安定。2014年は2.6億尾。
再生産成功率: 1993、2004年に高かった他は比較的安定。2014
年はやや高かった。
将来予測における加入量は1992~2013年のRPSの中央値を仮定 7
生物学的管理基準と現状の漁獲圧の関係
250
SPR (%)
80
F30%SPR
Fmed
Fcurrent
60
YPR
150
F0.1
40
100
20
0
200
SPR
0
0.5
F
1
1.5
YPR (g)
100
50
0
FcurrentはFmedよりもわずかに高く、F30%SPRや
F0.1より高い
8
資源評価のまとめと2016年ABCの算定方法
• 資源評価のまとめ
 中位・横ばい (H26年度資源評価 中位・増加)
 2014年の親魚量(38千トン)>Blimit(33千トン)
 F30%SPR<Fmed<Fcurrent
• ABC算定方法
 規則 1-1)-(1)
 F2015=Fcurrent(2012~2014年)
 加入量=RPS(1992~2013年の中央値)×親魚量
• 管理基準
 親魚量の増大を図る F30%SPR
 親魚量を維持する Fmed
9
各漁獲シナリオにおける将来予測
80
300
Fmed
Fcurrent
F30%SPR
資源量(千トン)
漁獲量(千トン)
100
60
40
20
200
Fmed
Fcurrent
F30%SPR
100
0
0
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
漁期年
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
漁期年
• F30%SPRでは、2016年に漁獲量が大きく減少するものの、
その後の資源量の増加に伴い、漁獲量も増加に転じる。
• Fcurrentでは資源量、漁獲量ともわずかに減少
10
2016年ABC
将来漁獲量
(千トン)
漁獲
シナリオ
(管理基準)
親魚量
の増大*
(F30%SPR)
親魚量
の維持*(Fmed)
Limit /
Target
F値
(Fcurrentとの
比較)
漁獲
割合
(%)
Limit
0.46 (0.65
Fcurrent)
Target
確率評価(%)
2016年漁期
ABC
(千トン)
5年後
5年平均
2014年親
魚量を維
持
(5年後)
28
39~
102
51
100
100
36
0.37 (0.52
Fcurrent)
23
44~
100
49
100
100
31
Limit
0.68 (0.96
Fcurrent)
37
25~
77
48
61
76
47
Target
0.55 (0.77
Fcurrent)
32
35~
100
52
97
99
41
Blimitを維持
(5年後)
2016年漁期
算定漁獲量
現状の漁獲圧の
維持
(Fcurrent)
Limit
0.71 (1.00
Fcurrent)
38
23~
72
46
47
60
48
Target
0.57 (0.80
Fcurrent)
33
32~
93
50
92
97
42
* を付した漁獲シナリオは中期的管理方針に合致する
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