所信表明 - 柳川市

所信表明
金子健次市長は 3 月 1 日、平成 28 年
第1回柳川市議会定例会で、今年度の
所信表明を述べました。内容を要約し
住民と共に
進めるまちづくり
いきます。
また、社会情勢を的確に把
握し、厳しい財政状況にあっ
ても、新たな収入の確保や限
※枠配分による予算編成…一定の
予算枠を各課に配分し、その予
算枠の範囲内で行う予算編成
行うことで、今後の本市を担
う人々の多様な意見を反映さ
せました。
お互いに分かりあい、それぞ
5年後の本市が、あるべき
姿となるため、住民と行政が
年1月に策定しました。
次柳川市行財政改革大綱を今
進委員会で協議を重ね、第3
者で構成する市行財政改革推
外部有識者や市内の民間経営
ん。そのため、昨年4月から
していかなければなりませ
営を行い、事業の取捨選択を
まで以上に効率的な行財政運
いくことが予測されます。今
り、財政状況は厳しくなって
合併による優遇措置もなくな
て き ま し た。 し か し、 今 後、
回策定し、一定の成果を挙げ
やごみ焼却施設、火葬場の整
市の懸案である市民文化会館
を有効に活用することで、本
一方で、合併した自治体へ
の優遇措置である合併特例債
合などに取り組んでいきます。
有効活用や事務事業の整理統
今後は、市有財産の利活用、
自主財源づくり、公共施設の
議して決定しました。
副市長や教育長、全部長で協
いては別途枠を設け、私以下、
また、重点化を行う事業につ
算編成(※)を試行的に実施。
これにあわせ、今年度の予
算編成では、枠配分による予
運営の確立」を図ります。
続 し、「 次 世 代 に 繋 ぐ 行 財 政
ど、持続可能な財政運営を継
ト、住民・企業アンケートを
アンケート、高校生アンケー
他、定住促進若者会議や女性
議 を お 願 い し ま し た。 そ の
と・しごと創生協議会」に協
員 に よ る「 柳 川 市 ま ち・ ひ
この戦略策定に当たって
は、市内の団体や企業、有識
総合戦略です。
策をまとめたものが、柳川版
このため、人口減少に歯止
めをかけるための具体的な施
想されます。
経済に大きな影響が出ると予
ことが推計され、地域社会や
人口は、今後急激に減少する
略」を策定しました。本市の
次に、本市では「柳川市ま
ち・ひと・しごと創生総合戦
ば雇用創出を「4番バッター」
出にたどりつくという、いわ
ごとづくり』つまり雇用の創
『まちづくり』につなげて、『し
づ く り 』 か ら『 ひ と づ く り 』
そこで、本市の総合戦略の
基本目標を、まず『ふるさと
紡いでいくことが重要です。
感を呼び、その誇りが「柳川
川 へ の 愛 着 が 生 ま れ、 人 に 共
として高めていくことで、柳
市 民 一 人 ひ と り が、 日 常 生
活において地域の魅力を認識
い魅力があります。
ノリや魚介類など他地域にな
種の農作物、有明海で採れる
きた風土があり、また、多品
に国の
本市には、昨年3す月
いきょう
名勝指定を受けた「水郷柳河」
れが担う役割を明確にし、こ
備などの大型プロジェクトに
上 げ ら れ、 強 い ブ ラ ン ド 力
つ む
れまで以上の住民参画と市民
も全力を注ぎます。
を持って柳川市の魅力を発信
りある財源を有効活用するな
協 働 を 推 進 し、「 住 民 と 共 に
幼児医療費助成の見直し▽中
【具体的事業】▽保育料や乳
し、ひいては「稼ぐ力」に結
本市は合併後、行財政改革
大綱と実施計画をそれぞれ2
進めるまちづくり」を進めて
学校への空調設備の整備▽児
び付くよう、地域資源に根ざ
【 具 体 的 事 業 】 ▽企業に対す
るアンケート調査や積極的な
るための有識者などによる各
ミュニティのあり方を検討す
介したパンフレット作成▽コ
象にした市の歴史や文化を紹
【具体的事業】▽転入世帯を対
行っていきます。
を増やすための取り組みを
動を起こし、発信していく人
や誇りを持ち、共感を呼ぶ活
住に関する情報発信▽市空家
光や物販、ふるさと納税や定
「 ま る ご と に っ ぽ ん 」 で、 観
【具体的事業】▽東京浅草の
います。
延伸につながる取り組みを行
信や転入者支援、健康寿命の
循環につながるよう、情報発
いては定住者の増加という好
人が柳川に引き付けられ、ひ
高まるとともに、より多くの
市民自らが柳川の魅力を発
信することで市民の満足度が
今年は、行財政改革と柳川
版総合戦略の確実な実行の
録しブランドの確立を進める
を広くPRするため、商標登
情報提供▽有明海柳川産ノリ
調査・把握し、就農希望者に
耕作者が見つからない農地を
不用になりそうな農業施設や
の新規就農者を確保するため、
け入れ体制づくり▽市外から
ツーリズムの企画・開発や受
対象とした柳川への日本語
ため、日本語を学ぶ外国人を
子育て、暮らしに幸せを感じる
プライド」となるよう未来を
し、柳川に暮らす市民の誇り
割、多くの文化人を輩出して
に代表される旧城下町や掘
に見立てた体系としました。
童への補充学習や習熟度別の
した産業競争力の強化と後継
「柳川プライド」を紡ぐ
この基本目標に沿いなが
ら、今年度に取り組む主な施
指導の充実▽市有地を活用し
者づくりに取り組みます。
つな
策の概要は次のとおりです。
た定住促進住宅分譲事業
水郷柳川の風情や快適さに共
感し、人を引き付ける
企業誘致活動▽企業訪問など
による企業立地の促進▽外国
種プログラムの実施▽児童生
等対策協議会の設置と市空家
年。 柳 川 の 持 つ 地 域 資 源 に
「まちづくり」
者、学生など幅広い分野の委
柳川市の歴史・文化・風土に
誇りと愛着を持つ
「ふるさとづくり」
1人でも多くの市民が「柳
川が好き!」と胸を張って言
徒が地域の人々と触れ合った
対策計画の作成▽特定健診の
い っ そ う 磨 き を か け、 元 気 で
人観光客の新たな市場開拓の
り、 自 ら 調 査 し た り す る 体 験
結果を利用した健康寿命の延
にぎわいのある柳川を模索し
えるように、また柳川に愛着
学習の強化
伸▽地域公共交通ネットワー
なければなりません。
若い世代の希望を叶え、柳川の
ク計画の検討
「ひとづくり」
くりを目指していきます。
よし、訪れてよし」のまちづ
が 夢 と 希 望 の 持 て る「 住 ん で
そのためには、市民の皆さ
んと一緒に考え、共に、若者
市 民 の『 誇 り 』 と『 愛 着 』
によって地域の資源が磨き
「しごとづくり」
柳川の地域資源や産物を誇れる
若い世代の市民が、子育て
や暮らしやすさを実感しなが
ら本市に住み続けられるよ
う、環境整備に取り組んでい
きます。
8
広報やながわ 2016.4.1
広報やながわ 2016.4.1
9
若者が夢と希望の持てる
「住んでよし、訪れてよし」のまちづくりを
て紹介します。