第3次経営計画「地域とともに、さらなる成長に向けて、新しいトモニ始まる。」

高松市亀井町7番地1
TEL.087-812-0102
http://www.tomony-hd.co.jp/
平成 28 年4月1日
各
位
トモニホールディングス株式会社
第3次経営計画「地域とともに、さらなる成長に向けて、新しいトモニ始まる。」の策定について
トモニホールディングス株式会社(代表取締役社長兼CEO
遠山
誠司)では、今後3年間(平成
28 年4月1日~平成 31 年3月 31 日)に取組む新経営計画「地域とともに、さらなる成長に向けて、新
しいトモニ始まる。」を策定しましたので、その概要を別紙のとおりお知らせいたします。
記
○
計画の策定にあたって
当社が徳島銀行と香川銀行を傘下とする銀行持株会社として設立され、四国を始め岡山・大阪・
兵庫にネットワークを有する広域金融グループとしてスタートしてから、平成 28 年4月で6年が
経過します。
第1次経営計画では、「信頼される金融グループ」を目指して、当社を中心としてガバナンス態
勢の構築やコンプライアンス、リスク管理の高度化などの態勢整備を進め、グループ経営体制の構
築を図りました。また、ワンプラットフォームの下で徳島銀行及び香川銀行が各々の営業エリアに
おいてお客さまとのリレーションを活かした積極的な営業展開を行うことにより業容の拡大を図
るとともに、両行が協働して、営業ノウハウの共有、事務の統一化、システムの共通化・共同化、
コスト削減の取組みなどを進めることにより統合効果を実現し、多くの成果を上げることが出来ま
した。
また、第2次経営計画では、「存在感のある金融グループ」を目指して、第1次経営計画で構築
したグループ経営体制を進化させることにより、グループ全体のガバナンス態勢の充実・強化を図
りました。両行においては、事務の統一化、システムの共通化・共同化の取組みを伸長させること
により一層の統合効果を実現するとともに、引き続き各々の営業エリアにおいてお客さまとのリレ
ーションを活かした積極的な営業展開を行うことにより業容の拡大を図りました。
しかしながら、地域金融機関を取り巻く環境は、市場金利の低下や他金融機関との競合等により
資金運用利回りが低下するなど収益環境が厳しさを増すとともに、営業基盤とする地域においても
将来的に人口や事業者数の減少により地方経済の縮小が見込まれており、地域金融機関には、高度
化する顧客ニーズへの対応、地域に密着した活動の継続、地方創生に向けた金融機能の発揮等が求
められています。
こうした中、当社は平成 28 年4月より大阪地区を主要営業基盤とする大正銀行を新たに傘下に
加え、広域金融グループの更なる進化を図り、将来の持続的成長に向けた経営基盤・事業基盤を拡
充するとともに、今後の地域経済や金融機関の経営環境の変化を踏まえ、広域ネットワークの活用、
各々の強みや各種ノウハウの共有・活用により、成長戦略の実現と付加価値の高い金融サービスの
提供を行い、地方創生と地域経済の発展に貢献することを目指していきます。
平成 28 年4月よりスタートする第3次経営計画では、当社を中心として「成長戦略の実現」「経
営インフラの有効活用」「各種ノウハウの共有」といった大正銀行との経営統合により見込まれる
統合効果を実現することにより、当社グループの企業価値の向上を図るとともに、グループ各社が
協働・連携して「成長する広域金融グループ」を目指していきます。
以
上
第3次経営計画(平成28年4月~平成31年3月)
トモニHD フェーズⅢ
~地域とともに、さらなる成長に向けて、新しいトモニ始まる。~
トモニホールディングス株式会社
平成28年4月
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
第3次経営計画の位置付け
大正銀行と経営統合
フェーズⅢ
28/4~31/3
トモニHD設立
フェーズⅡ
25/4~28/3
フェーズⅠ
22/4~25/3
成長する広域金融グループ
存在感のある金融グループ
信頼される金融グループ
第3次経営計画は第1次経営計画及び第2次経営計画のコンセプトを踏襲し、当社グ
ループは、本計画に基づき、当社を中心として「成長戦略の実現」「経営インフラの有効
活用」「各種ノウハウの共有」といった大正銀行との経営統合により見込まれる統合効
果を実現することにより、当社グループの企業価値の向上を図るとともに、グループ各
社が協働・連携して「成長する広域金融グループ」を目指していきます。
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
2
グループ経営ビジョン(目指すべき金融グループの姿)
お客さま第一主義
お客さまとともに
成長
信頼と安心の経営
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
お客さま第一主義の経営を徹底し、それぞれの
お客さまのニーズに応じた最良の金融サービス
を提供します。
地域において持続的安定的な金融仲介機能を
発揮し、地域のお客さまとともに成長し続けます。
グループとしてより強固な経営基盤を構築し、
お客さまから信頼され安心して末長くおつきあ
いいただく存在になります。
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
3
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
第3次経営計画の概要
名
称 第3次経営計画(トモニHD フェーズⅢ)
( ネ ー ミ ン グ ) ~地域とともに、さらなる成長に向けて、新しいトモニ始まる。~
計 画 期 間 平成28年4月~平成31年3月
目 指 す 姿 成長する広域金融グループ
基 本 戦 略 Ⅰ リレーションの深化(地域・お客さまとの協働と成長戦略の実現)
Ⅱ グループ金融機能の強化(グループ内機能・ノウハウの共有・活用)
Ⅲ グループ組織力の強化(組織と人材育成の強化)
Ⅳ 収益・財務基盤の強化(収益力の強化と統合効果の実現)
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
4
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
基本戦略Ⅰ リレーションの深化
グループ銀行3行が、さらに拡充する広域ネットワークを戦略的に活用するとともに、地域のお客さまのニーズに
応じた最良の金融商品・サービスを提供することにより、地域の活性化やお客さまの成長に貢献していきます。
重点施策
(1) 広域ネットワークを活用
した営業基盤の強化
具体的施策
①大阪地区における中小企業取引及び住宅ローン取引の拡充
②東京地区への店舗新設による営業基盤の拡充
③店舗ネットワークの再構築
④広域ネットワークの戦略的活用による営業力の強化
(2) 顧客ニーズに適応した
金融商品・サービスの提供
①金融商品の品揃えの充実
②非対面チャネルの充実
③広域ネットワークを活用した顧客利便性の向上
(3) 統合効果の追及に向けた
成長戦略の実行と地方創
生への取組み強化
①統合効果の追求に向けたグループ戦略の展開
②グループ銀行3行による経営計画の実行
徳島銀行第20次経営計画
香川銀行第17次経営計画
大正銀行第12次経営計画
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
5
基本戦略Ⅱ グループ金融機能の強化
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
グループ内の各種経営資源・インフラや各種ノウハウを共有・活用することにより、グループ金融機能の強化を
図り、リレーションの深化につなげていきます。
重点施策
(1) 経営インフラの有効活用
具体的施策
①グループ資金の有効活用
②システム戦略の構築
③FinTechの戦略的な活用
(2) 各種ノウハウの共有・活用
①グループ銀行3行の強みの共有・活用
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
6
基本戦略Ⅲ グループ組織力の強化
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
グループ内の組織力や人材育成を強化することにより、効率的かつ実効的なコーポレートガバナンスを実現し、
リレーションの深化とグループの持続的な成長につなげていきます。
重点施策
具体的施策
(1) グループ組織態勢整備と
一体感ある組織の醸成
①グループ経営管理態勢の強化
(2) 内部管理態勢の強化
①リスク管理の強化(統合的リスク、信用リスク、市場リスク等)
②共通・重複業務の集約等グループ組織態勢の整備
②コンプライアンス態勢の強化
③内部監査態勢の強化
(3) 強固な管理態勢を支え、
リレーション深化を遂行
できる人材の育成
①教育研修の共同化・内容の充実
②長期的展望に立った人材の育成
③人事交流の拡充
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
7
基本戦略Ⅳ 収益・財務基盤の強化
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
あらゆる環境変化に対応できるよう収益・財務基盤の強化を図ることにより、利益の積上げによる自己資本の充
実と安定した株主還元を実施するとともに、グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上につなげてい
きます。
重点施策
(1) 収益構造の再構築
具体的施策
①グループ収益管理態勢の強化
②自己資本管理の強化
③市場環境の変化に対応したグループとしての有価証券運用の強化
(2) 統合効果の追求による
更なるコスト削減
①共通・重複業務の集約による効率化促進
②システム運用の統一化による効率化促進
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
8
第3次経営計画
トモニHD フェーズⅢ
目標とする経営指標
目標とする経営指標
(平成31年3月期)
トモニHD
(1) 親会社株主に帰属する当期純利益
収益性
(連結)
徳島銀行
香川銀行
大正銀行
82億円
(2) ROE
(連結)
効率性
5.0%
(3) 自己資本比率
(連結)
健全性
10.0%
(4) 貸出金残高
(3行単体合算)
成長性
2兆6,000億円
1兆125億円
1兆1,845億円
4,030億円
(5) 大阪地区貸出金残高
(3行単体合算)
成長性
7,800億円
2,385億円
1,385億円
4,030億円
(注)ROE=親会社株主に帰属する当期純利益/((期首株主資本+期末株主資本)×1/2)×100
Copyright © 2016 TOMONY Holdings,Inc.
9