平成 28 年 3 月 一般社団法人日本砕石協会 平成 28 年度の研究助成対象選考結果について 平成 28 年度研究助成事業について公募したところ、9 件の応募があり、研究助成選考委員 会において厳正なる選考の結果、以下の 3 件を選考し、助成金各 100 万円を交付することとし ました。 〇 研究題目: 表面形態を改質した砂岩系砕砂を用いたローカーボンコンクリートに関する 基礎的研究 研究申請者: 熊本高等専門学校 助教 松家 武樹 研究概要: ローカーボンコンクリートの細骨材に、表面形態を改質した砕砂を用いてフ レッシュ性状および硬化特性、ならびに耐久性を明らかにする。最終的に海砂 代替骨材としての砕砂の適用性を明らかにする。 〇 研究題目:砕石微粒分を原料としたガス化触媒粒子の創製とその評価 研究申請者: 千葉大学大学院工学研究科 准教授 和嶋 隆昌 研究概要:ケイ酸塩鉱物である砕石微粒分を用いて、水酸化ナトリウムを使用したアル カリ溶融反応により、バイオマスのガス化分解触媒として利用可能なフォージ ャサイト型ゼオライト粒子の作成を検討し、生成物のガス化触媒能を評価する。 〇 研究題目:プロピオン酸カルシウムを用いたアルカリ骨材反応の抑制に関する研究 研究申請者: 愛知工業大学 工学部 准教授 岩月 栄治 研究概要:新たな ASR 抑制方法として、これまでもプロピオン酸カルシウムを少量添加 する ASR 抑制方法を研究してきており、これらの結果を踏まえて、多種の骨材 について抑制効果を確認し、実用化をめざす。
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