つかえる - 家の光協会

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小学校の教職員のみなさまへ
授業でも!
つかえる
VOL.36
◇記事名: 『ちゃぐりん』 4月号 「ひとりでできる ワザあり!朝ごはん」 15P 活用法
◇対象: 全学年
文・藤本勇二 (武庫川女子大学 専任講師)
新学期は、新しい生活が始まるときです。意欲を持って毎日を過ごすためには、生活リズムを整えることが大
切です。その中でも、朝はちゃんと朝ごはんを食べることが特に重要。朝ごはんを食べないと脳が働きにくくな
り、学校に行く気力がなくなる原因にもなります。また朝の起きる時間が遅くなりがちな子どもには、前日の夜
の過ごし方に目を向けるようにします。朝食を食べること、さらに一人でできる朝食作りに挑戦することを『ち
ゃぐりん』は応援してくれます。
1. 朝ごはんの大切さを話し合う
農林水産省の「めざましごはん」のHP【http://www.maff.go.jp/j/seisan/kakou/mezamasi/about/】
を参考にして、朝ごはんを食べることの大切さを確認します。「めざましごはん」は、朝ごはんを毎日しっか
り食べることを応援することでお米の消費拡大を図るキャンペーンです。
HPでは、次のように朝ごはんの大切さを紹介してくれています。「朝、脳のためのエネルギーをしっかり
摂らないと、集中力が高まらずイライラが続いてしまいます。脳だけでなく体を動かすエネルギーを取り入れ
ていないために、体が重く、だるさや疲労感が残って元気が出ません。朝ごはんをきちんと食べて、お昼まで
に必要なブドウ糖をしっかり摂っておかないと、授業中にお
しゃべりをしたり注意散漫になってしまいます。また、空腹で
おなかがグーッと鳴ってしまうのを気にしていては、授業にも
集中できません。
」
朝ごはんの大切さを確認したら、
『ちゃぐりん』の記事を使
って家庭科の時間に「カップケーキごはん」や「みそ玉みそ汁」
などを作ってみましょう。5 年生の家庭科では、ご飯とみそ汁
を取り上げるので最適です。保護者会でも紹介して、日曜日に
家庭で作ってもらうこともできます。
高学年になると、おやつや夕食、夜食など帰宅後の食事の取
り方が、
「朝の目覚め」や「夜の睡眠」に関係していることを
学びます。日常生活での実践が大切なので、一人ひとりに食生活を見直すよう促していきます。それは、生活
習慣の基礎を築くためにも、自分の健康について考えていくためにも必要なことです。
2. 朝ごはんの授業
朝ごはんをテーマにした授業には、以下のような内容が考えられます。朝ごはんの大切さについて、授業で
取り上げてみませんか。
○朝ごはんの良い例と悪い例を提示し、自分が食べている朝ごはんの内容と結びつけて考えます。食品のグー
ルプわけ(三色食品群)を踏まえて、学校給食の献立を参考に、栄養バランスのとれた朝食を考えさせます。
○朝食の献立をたてるときのポイント「栄養のバランスがよいこと」
「野菜を上手に使うこと」
「短時間で作れ
ること」を確認して、朝食の大切さを知り、栄養バランスのよい朝食を考えさせます。
JAグループの食農教育を
すすめる子ども雑誌
子どもたちに伝えたい!
2016年5月号
Child Agriculture Green
世界農業遺産大集合
おすすめ記事
掲載ページ: 10~13P
地域環境を生かした伝統的な農業や、それに関わっ
て育まれた文化などを守ることを目的に、国連食糧農
業機関(FAO)が認定しているのが世界農業遺産で
す。日本で昨年 12 月に新たに認定された 3 地域を含
め、世界には現在36の認定地域があります。美しい
写真で紹介・解説することで、昔の人たちの知恵や伝
統を受け継いだ農業を知るきっかけになるでしょう。
わくわく!食農ワーク
掲載ページ: 16~18P
「わくわく!食農ワーク」がカラーページにリニュ
ーアル。今月のテーマは「春に花が咲く果物はなに?」
です。身近な果物の花を見て、どの果物になるのか当
ててみましょう。低学年の子どもにも理解できる易し
い内容です。モモ、ナシ、リンゴという身近な果物で
すが、花はあまり見たことが無い子も多いでしょう。
ぜひ、
「ちゃぐりんフェスタ」などでご活用ください。
アッコさんの台所
掲載ページ: 22~23P
イラストを使って、作り方の手順を丁寧に教える新
連載。第 1 回は「とろとろハムたまライス」を作りま
す。冷蔵庫にある材料ですぐに作れるので、家庭でも
実践しやすい内容です。細かいポイントも組み込まれ
ていて、失敗しにくい工夫がたくさん。同じく新連載
の「みんなのおやつノート」(24~25P)とあわせて、
「親子料理教室」などにご活用ください。
こんなの知ってる?畑の道具
掲載ページ: 134~138P
畝を立てる、種をまく、雑草を抜く、収穫するなど、
畑での作業には、さまざまな道具が使われます。実際
に使っている作業風景の写真とともに、その道具を紹
介して特長を解説します。「ちゃぐりんフェスタ」や
「あぐりスクール」の農業体験で、実際に使うことの
ある道具もあるはずです。農作業への興味や関心を高
めるきっかけとなるでしょう。
6月号予告 カラー特集「モ~っと好きになる!牛乳大特集」牛乳を使ったアイデアレシピの紹介や、栄養や色、味についての疑問を解説!
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