平瀬・昭和浄水場庁舎清掃業務委託仕様書

平瀬・昭和浄水場庁舎清掃業務委託仕様書
本仕様書は、甲府市上下水道事業管理者(以下、「委託者」という。)が委託する、
平瀬・昭和浄水場庁舎清掃作業委託業務の清掃作業の内容を表示するものであり、浄水
場は施設の管理上、常に清潔を保ち、特に衛生面には十分留意し施設内の状況に応じた
清掃を要求するものである。なお、本書に記載されていない事項であっても委託者が施
設の管理上、必要と認めた清掃作業は委託契約の範囲内で実施するものとする。
1 実施場所
平瀬浄水場 甲府市平瀬町437番地3
昭和浄水場 中巨摩郡昭和町西条1413番地
2 実施期間
平成28年4月1日から平成31年3月31日まで(3年間)
3 業務内容
(1)床清掃
① 清掃の範囲は、別紙図面のとおりとする。
② 床清掃は床面の保護と美化のため洗浄、樹脂ワックス塗布を行う。
③ 平瀬浄水場の平日清掃は、毎週月・水・金とし、委託者が指定する担当職員の
監督下において清掃を行う。
なお、清掃時間は午前8時30分より午後5時までとする。
④ 昭和浄水場の平日清掃は、第2・第4金曜日は昭和浄水場の清掃を行う。
⑤カーペット清掃は、管理本館2階中央操作室全室で、毎週月・水・金曜日(祝
日は除く)に掃除機による清掃を実施する。また、昭和浄水場ポンプ棟1階中
央操作室は、平日の第2・第4金曜日に、掃除機による清掃を実施する。
⑥ 水道資料館及び管理本館3階の平日清掃については、使用状況を踏まえ作業面
積の調整を行い実施すること。
⑦ 平瀬・昭和浄水場の平日清掃に従事する者については、あらかじめ本人の履歴
を委託者に報告して、了解を得ること。
⑧ 各施設の清掃回数及び床面積は次のとおり。
ア. 平瀬浄水場関連施設
①年6回ワックス清掃をする箇所
・管理本館内(1階事務室・会議室)
198.9㎡
・管理本館内(2階水質検査室)
135.3㎡
・汚泥処理棟内(3階操作室)
49.5㎡
②年3回ワックス清掃をする箇所
・管理本館内(1階玄関・通路及び廊下・階段)135.2㎡
・管理本館内(2階通路及び廊下・階段)
167.2㎡
③年2回ワックス清掃をする箇所
・管理本館内(3階全フロア)
429.5㎡
・汚泥処理棟内(3階電気室)
44.3㎡
・水道資料館(水交庵)
118.6㎡
×6回×3年
×6回×3年
×6回×3年
×3回×3年
×3回×3年
×2回×3年
×2回×3年
×2回×3年
④平日の日常清掃をする箇所
・平瀬管理本館及び汚泥棟
⑤日常清掃(カーペット清掃)
・平瀬管理本館2階中央操作室全室
691.5㎡
×358回(3年間)
185.1㎡
×358回(3年間)
イ. 昭和浄水場関連施設
①年6回ワックス清掃をする箇所
・昭和浄水場ポンプ棟 廊下
60.0㎡
② 平日清掃をする箇所
・昭和浄水場ポンプ棟、旧事務所
244.8㎡
③日常清掃(カーペット清掃)
・昭和浄水場ポンプ棟1階中央操作室
54.0㎡
×
3回×3年
×24回×3年
×71回(3年間)
(2)作業工程
ア.床清掃の作業工程は次のとおり。
①ゴミ、ちりの掃き掃除(平日清掃時及びワックス清掃時)
②カーペットは、掃除機によるゴミの収集
(平日清掃時/平瀬浄水場管理本館2階中央操作室全室及び昭和浄水場ポン
プ棟1階中央操作室)
③洗剤等による洗浄作業(平日清掃時に適宜及びワックス清掃時)
④ワックス塗布及び拭き取り作業(ワックス清掃時)
(3)窓ガラス清掃
ア. 窓ガラス清掃は、両面清掃を年1回行い、施設の美観を保持する。
①各施設の窓ガラス面積は、次のとおりとし、平瀬浄水場管理本館並びに
汚泥処理棟については、高所作業車で作業すること。
(4)カーペットスチーム洗浄
ア.カーペットの品質維持を目的に、契約期間内の1年目にカーペットスチーム
洗浄を実施するものとする。
なお、洗浄の実施時期については、委託者と受託者が協議の上、決定する。
①平瀬浄水場
・管理本館
2階中央操作室全室
②昭和浄水場
・ポンプ棟
1階中央操作室
185.1㎡
×1回×3年
54.0㎡
×1回×3年
(5)使用材料等
ア.清掃作業に使用する洗剤、清掃器具などの材料は、全て品質良好なものとし、
委託者の確認を受けたものを使用すること。
イ.材料及び清掃機材は、全て受託者の負担とし、作業時の電気及び水道料金につ
いては委託者の負担とする。
(6)作業工程表
ア.受託者は、予め作業計画表及び作業工程表を委託者に提出し、その承認を受け
なければならない。ただし、委託者の業務執行に急きょ支障をきたす場合には、
作業の変更又は中止に応じなければならない。また、受託者の都合で作業日程等
に支障が生じた場合は、委託者が認めた場合は変更することができる。
(7)一般事項
ア.施設内の備品及び書類には、業務に必要な場合以外はみだりに触れてはならな
い。
イ.業務実施中、建物、工作物、その他備品等に対し故意又は重大な過失により、
損害を与えたときは受託者の負担において回復又は賠償するものとする。
ウ.作業実施にあたっては、衛生面及び火災等には十分留意し、施設及び工作物、
備品に損傷を与えないこと。
エ.引火性(ガソリン・ベンジン等)のある薬品は使用しないこと。
オ.電気、水道の使用は極力節約に努めること。
カ.その他、細部については、担当者の指示を順守すること。
キ.作業従事者は、各年度内に2回、水道法に基づく検便検査を行うこと。
なお、この検査費用については受託者の負担とする。
ク.清掃作業終了後は、担当者の確認を受けること。
4 引継ぎ
(1)業務準備期間の引継ぎ
ア.受託者は、落札後、速やかに業務従事者を定め、本業務を開始日から円滑
かつ支障なく遂行するため、業務準備期間を設け、委託者が必要と認める期
間において、本業務を現に実施している者(現受託者)から引き継ぎを受け
なければならない。
なお、業務準備期間における受託者が要する費用は、受託者の負担とする。
(2)業務終了前の引継ぎ
ア.受託者は、この契約の解除又は終了に伴い、次期業務受託者が決定されたと
きは、受託者の責により次期業務受託者が円滑かつ支障なく業務が遂行できる
よう、委託者が必要と認める期間において良心的に受託業務の引継ぎを漏れな
く行うものとする。
(3)引継ぎの報告等
ア.受託者は、前項の引継ぎを完了したときは次期業務受託者の認めを得たうえ
委託者に文書をもって報告するものとする。
5 受託者の資格
(1)本業務を受託できる者は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律第12
条の2第1項第1号に掲げる建築物清掃又は同項第8号に掲げる建築物環境衛生総
合管理業の登録について山梨県知事から認められているものとする。
6 安全衛生管理
(1)定期及び臨時の健康管理
ア.受託者は、労働安全衛生法の規定により、従事する者に対して、定期又は臨
時の健康診断を実施し、従事する者の健康管理に努めなければならない。
(2)水道法に基づく健康診断
ア.受託者は、委託業務開始前までに従事する者に対して、水道法第21条に基
づく健康診断を年2回(約6ヵ月ごと)実施し、陰性の結果を委託者に報告し
なければならない。
(3)感染症の疑義
ア.受託者は、従事する者が感染症等の疑いがある場合には、速やかに従事する
者の変更を行い、安全衛生管理の徹底を図らなければならない。
(4)労働災害の防止
ア.受託者は、前3項で規定する事項のほか、災害防止関係法令等の定めるとこ
ろにより、常に安全衛生管理全般に留意し、労働災害の防止に努めなければな
らない。
7 守秘義務
(1)業務情報の開示
ア.委託者と受託者は、業務の履行にあたり直接又は間接的に知り得た一切の事
項(以下「業務情報等」という。)及びこの契約の内容について、善良なる管
理者の注意をもって、その秘密を保持するものとし、業務の履行に必要な場合
を除き、第三者に開示及び漏洩してはならない。
(2)業務情報の不適用
ア.前項の規定に関わらず、業務の履行に関して次の各号のいずれかに該当する
資料及び情報等に含まれないものとする。
①既に公知のもの又は自己の責に帰すことのできない事由により公知となった
もの。
②守秘義務を負うことなく第三者から正当に入手したもの。
③委託者に開示を承諾されたもの。
④業務情報等によらず独自に開発又は知り得たもの。
(3)守秘義務の期間
ア.守秘義務は、契約期間中の業務に従事した全ての社員を対象とする。また、
退職した社員等についても適用する。
8 長期継続契約
(1)本契約は「甲府市上下水道局事業管理者の所管に係る長期継続契約を締結する
ことができる規程」に基づく長期継続契約であり、翌年度以降において当該契約
に係る予算について減額又は削除があった場合は、当該契約は解除とする。
9 その他
(1)作業服
ア.業務に従事する者は、会社で指定した作業服を着用し、左胸には会社名と氏
名を刺繍したものを着用する。また、作業服の色は、派手でない原色を選択す
ること。
(2)安全管理
ア.各浄水場の清掃に従事する場合には、衛生管理面に留意し、安全な作業を
実施する。
イ.土・日・祝日等に入場する際は、施設立入許可書及び入場する際の方々の
名前を記載した許可書をあらかじめ委託者に提出し、許可を得た者が入場する
ことができる。なお、施設立入許可書は入場する日の1週間前までには、担当
職員に提出すること。
10 疑義等
(1)本仕様書に疑義を生じた場合又は、本仕様書に定めのない事項が生じた場合は、
委託者及び受託者で協議して決定するものする。