新日鉄住金エンジニアリング株式会社 行動計画 新日鉄住金エンジニアリングでは、 「ダイバーシティマネジメント=多様な人財の活躍」という考え方を基本とし、 性別・年齢・国籍等に関わらずお互いの個性を尊重し、気概と誇りと活力を持って働き続けることのできる会社を 目指しています。 その一環として、2010 年に女性活躍推進活動「e-frontier project」を立ち上げ、女性社員一人ひとりの働き方 に応じて活躍の場をつくることや、多様な制約を持つ社員が活き活きと働き続けることができる職場を目指し取り 組んできました。その結果、特に「働きやすさ」については、出産・育児を理由とした離職がほぼゼロとなり 「くるみんマーク」も取得するなど、着実に成果を上げてきました。 そこで、今後は主に「働きがい」に着目した目標を設定し、 「女性採用の強化」および「女性社員の成長機会の拡 大とキャリア形成の支援」を中心に取り組んでいきます。 1.行動計画期間: 2016年4月1日 ~ 2021年3月31日までの5年間 2.当社の取り組むべき課題: 女性社員数を増やし、様々な職種・職域や地域(国内外)において、 更に女性社員が活き活きと活躍できる会社になること 3.定量的目標: 2020年度までに、女性管理職数を2015年度時点の3倍にする 4.取組内容 : 【取組1】 女性採用の強化 ・ 女性社員数を増やすべく、女性採用施策を強化する ・ グローバルスタッフ(GS)について 採用数に占める女性比率を事務系35%以上、技術系10%以上とする <従前からの継続施策> ・採用広報ツールの充実やセミナー開催など、当社事業内容の理解促進のための施策の実施 <新規施策> 2016 年度以降 ・女性社員を中心とした「エンジニアリング業界の魅力や女性の働き方を伝えるセミナー」の開催 ・豊富な経験を持ち、当社で活躍が期待できる人財のキャリア採用の実施 【参考】当社の職群定義 グローバルスタッフ(GS):国内外の幅広い配置を前提に広範な業務領域において主に企画・判断を伴う業務を担当する職群 エキスパートスタッフ(ES):採用された事業所での勤務を基本とし、主に事業を安定・円滑に運営するために必要な業務を担当する職群 1/2 【取組 2】 女性社員の成長機会の拡大とキャリア形成の支援 (1) 女性社員に向けた施策 ・2015 年 4 月の人事制度改正により新たに定義された各職群(GS職、ES職)の役割期待を踏まえ、 活躍の場を更に広げることによる成長機会の拡大と、社員のキャリア形成につながる支援の実施 (定量的目標として掲げた女性管理職数に加え、 係長級の女性社員数についても、2020年度までに2015年度時点の3倍規模を目指す) <従前からの継続施策> ・将来の成長目標をより明確にするための個人別キャリアパスシートの作成と定期的な見直し ・本人のキャリア意識の向上・視野拡大等を目的とした、社内外での研修や交流会の実施 <新規施策> 2016 年度以降 ・各職群の役割に応じた職種・職域の拡大 職種(営業等)や職域(プロジェクト従事等)の拡大、グローバル経験等 ・ライフイベントに応じた成長機会の提供 ライフイベント拡大期(最盛期)に従事しにくいプロジェクト現場や海外拠点等の関連業務についての 計画的なアサイン ・新たな職種・職域を担うために必要な知識習得機会の提供や管理職登用に向けた研修の実施 e‐learning、通信教育等による知識習得。集合研修等による自己啓発への支援 (2) 上司・職場に向けた施策 ・女性社員が安心して新たな職種・職域等にチャレンジするための職場全体によるフォロー体制や キャリア支援体制の更なる充実を図る <従前からの継続施策> ・ダイバーシティマネジメントに関する講演会等の実施 (女性活躍推進活動説明会、女性社員を部下に持つ上司向け研修、介護セミナー等) ・上司・部下対話による、上司・本人間での成長状況や将来キャリア等について確認(年 2 回) <新規施策> 2016 年度以降 ・職種・職域の拡大を踏まえた新たな配置・育成施策の展開や、個々人に寄り添うメンタリングの強化 (上司と人事部門との対話や部門横断的な育成フォロー会議の実施 各職群の業務の再整理による自らの成長や働きがいを実感出来る業務の付与) (3) 女性がより活躍しやすい環境の整備 ・ 「働きやすさ」をサポートする育児や介護と仕事の両立支援制度等のブラッシュアップや、 助け合う職場風土の更なる醸成を通じ、より活躍しやすい環境の整備を進める <従前からの継続施策> ・ワーク・ライフ・バランス充実に向けた取り組み (年休取得奨励日の設定、総労働時間目標管理、ワーク・ライフ・バランス休暇の取得要件拡充) ・長く働き続けるための制度の整備・充実 (ウエルカムホーム制度、配偶者の転勤に伴う国内拠点異動申請制度・海外帯同期間無給休職制度の活用) ・制度が使いやすい職場風土の醸成 (働き方を支える各種制度を紹介した冊子の配布、イントラネットへ情報を掲示) <新規施策> 2016 年度以降 ・ 「働きやすさ」につながる、育児等との両立支援策の拡充 (短時間勤務制度の見直し、配偶者出産休暇制度の見直し、プラチナくるみんの取得に向けた取り組み等) 以 2/2 上
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