平成 28 年度 JICA 草の根技術協力事業(新・草の根協力支援型) 『沖縄・カンボジア 博物館から発信する平和教育普及プロジェクト』 教員派遣プログラムについて(募集) 特定非営利活動法人沖縄平和協力センター(OPAC)では、2009~2014 年度の 6 年間に わたり沖縄県平和祈念資料館及び沖縄県立博物館・美術館がカンボジア国内の博物館 に対し実施した JICA 沖縄国際センターの草の根技術協力事業に関し、両館の協力機 関として技術協力事業をサポートしてまいりました。 この度、後継事業として『沖縄・カンボジア 博物館から発信する平和教育普及プロ ジェクト』を実施することとなりました。 本事業の一環で沖縄県下の高等学校教諭(1 名)をカンボジアに派遣するとともに本県 における平和教育の発展に寄与するためのプログラムもあわせて実施いたします。 つきましては、教員派遣プログラムについて下記の通りご案内いたします。ご応募をお 待ちしております。 記 事 業 名: 平成 28 年度 JICA 草の根技術協力事業(新・草の根協力支援型) 『沖縄・カンボジア 博物館から発信する平和教育普及プロジェクト』 実 施 母 体: 国際協力機構(JICA)沖縄国際センター 実 施 団 体: 特定非営利活動法人 沖縄平和協力センター(OPAC) 実 施 期 間: 平成 28 年(2016 年)7 月~平成 29 年(2017 年)7 月(1 年 1 ヶ月) 相手国協力機関: カンボジア国立トゥール・スレン虐殺博物館(カンボジア王国) 連携・協働団体: 沖縄県平和祈念資料館 沖縄県立博物館・美術館(外部アドバイザーとして協力) 後 援: 沖縄県教育委員会 教 員 派 遣 時 期: 平成 28 年(2016 年)8 月中旬の約 1 週間 派遣目的及び派遣後の役割: 当該事業はトゥール・スレン虐殺博物館職員の人材育成を目的として いるが,事業の成果を沖縄県に還元するためのプログラムも含む。派 遣される教員は、カンボジア国内を視察しそこで得た知見をもとに本 県における平和教育の発展に寄与することをめざす。また、沖縄県平 和祈念資料館が実施する平和教育に係る事業への情報共有、側面的協 力を担う。 (例:学校における平和教育への反映、教育現場への報告等) 経 費:派遣旅費及び県内交通費、報告会等に係る経費は実施団体にて負担。 募 集 期 間:平成 28 年(2016 年)4 月 1 日(金)~4 月 28 日(木) 1 《問合せ》: 特定非営利活動法人 沖縄平和協力センター(OPAC) 〒900-0033 沖縄県那覇市久米 1-5-18 稲福ビル 201-B ℡:098-866-5435 FAX:098-866-4638 URL:http//www.opac.or.jp (担当)仲泊和枝 [email protected] 【事業の背景】 カンボジアは、約 40 年前に極端な共産主義体制の確立を目指したポル・ポト政権が自 国民を虐殺したという悲惨な歴史がある。当時の知識層を中心に多くの罪のない国民が拷 問、虐殺され、その数は 200 万人とも 300 万人とも言われている。 このような歴史に向き合うために、ポル・ポト時代に収容所として使われた建物をそ のまま利用して「トゥール・スレン虐殺博物館」が設立され、悲惨な歴史を継承しその 事実を国内外に発信している。また「トゥール・スレン虐殺博物館」に保管されている 自白書は、ユネスコ世界記憶遺産にも指定されている。「トゥール・スレン虐殺博物館」 では、負の遺産を礎に普遍的な平和への願いを発信する役割が求められており、博物館 職員(学芸員)に展示や資料保存、教育普及などで職員の技術及び運営能力の向上が必 要とされている。 そこで,沖縄県平和祈念資料館と沖縄県立博物館・美術館が協力し、カンボジアのト ゥール・スレン虐殺博物館,国立カンボジア博物館をカウンターパートとし、2009~2014 年度の 6 年間、学芸員の能力向上及び平和文化の創造を目的とした事業を実施した。 事業を通し本県の両館が持つノウハウを生かした博物館運営や展示,資料保存など技 術・知見をカンボジア側の両館へ伝えた。プロジェクトの最終年次に博物館から発信す る平和教育普及を目指し、中・高校生向けの学習ノートとして「ワークノート(クメー ル語)」を 2,000 部作成した。 プロジェクト実施に際し、沖縄平和協力センターは,上述の通算 6 年間に亘るプロジ ェクトの協力機関として側面的にサポートしてきた経緯がある。 今回の事業では,カンボジア側への支援の他に、本県における平和教育の発展に寄与 するためのプログラムも実施する。悲惨な沖縄戦を体験した世代が減少する中で、学校 における平和教育が果たす役割がより一層重視される。カンボジアにおける平和教育を 視察し国際的な見識を深めたなかで沖縄戦の実相と教訓を伝えるスキルをもった教員の 育成をめざすプログラムを通して、本県における平和教育の発展に寄与していきたい。 以上 ~ 参考 ~ 【プロジェクト目標】 トゥール・スレン虐殺博物館(以下 TSGM)職員が行うワークノートを活用した平和教 育を促進するため、TSGM 学習の手引き」が作成され、これを活用する博物館職員の能力 が育成される。 <プロジェクト終了後の発展> プロジェクト目標が達成されることで、TSGM を来訪する中・高校生や,同館が主催す (2016 年 月 日 記入) る地方の学校などでの移動博物館の来場者に対し,ワークノートを活用した効果的な学 習を提供でき、次世代を担う若者に自国の歴史の理解と平和教育が普及されていく。 2 応 募 用 紙 平成 28 年度 JICA 草の根技術協力事業 『沖縄・カンボジア 博物館から発信する平和教育普及プロジェクト』 カンボジア教員派遣プログラム フリガナ 氏 性別 名 男性・女性 生年月日 (西暦) 住 〒 所 (連絡先) 年 (連絡先 月 - 日 - ) 現在の勤務校 応募志望動機 これまで国際理解、平和教育等の活動の実績があればご記入下さい。 ※派遣後の活動の 履行意思 同意する 同意しない ※なお、派遣された教員は、以下の通り本事業の活動にご協力いただくことになりますの で、ご理解の上、派遣後の活動の履行をお願いいたします。 ① 沖縄県下の教員研修等での帰国報告 ② 教育現場(受け持ち授業等)での平和教育授業への反映 ③ 一般県民向け事業報告会への参加(2017 年 5 月~6 月頃実施予定) ④ 沖縄県平和祈念資料館が実施する平和教育事業に係る情報共有及び側面的協力 応募期間:2016 年 4 月 1 日(金)~ 4 月 28 日(木) 以下の担当までにメールか FAX でお申し込みください。 特定非営利活動法人 沖縄平和協力センター(OPAC) 〒900-003 沖縄県那覇市久米 1-5-18 稲福ビル 201-B ℡:098-866-4635 Fax:098-866-4638 URL:http://www.opac.or.jp 担当:仲泊和枝 [email protected] 3
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