渋川市空家解体事業補助金交付要綱 (目的) 第1条 この要綱は、市民の安全で安心な暮らしを確保し、良好で快適な住 生活環境、定住環境の形成及び保全並びに土地の利活用を図るため、市内 に存する空家の解体を行う者に対し、予算の範囲内で渋川市空家解体事業 補助金(以下「補助金」という。)を交付するものとし、その交付に関し 渋川市補助金等交付規則(平成18年渋川市規則第45号)に定めるもの のほか、必要な事項を定めるものとする。 (用語の定義) 第2条 この要綱における用語の意義は、次の各号に定めるところによる。 (1) 空家 居住その他の使用がなされていないことが常態化している 建築物をいう。ただし、建築してから一度も居住又は使用していない 建築物は除く。 (2) 建築物 建築基準法(昭和25年法律第201号)第2条第1号 に定めるものをいう。 (3) 敷地 建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第1条第 1項第1号に定めるものをいう。 (4) 所有者 空家の登記事項証明書(未登記の場合は固定資産税課税 台帳)に所有者として記載されている個人をいう。 (5) 工作物等 第2号に規定する建築物のほか、植栽等をいう。 (補助対象者) 第3条 補助金の交付の対象となる者は、次の各号のいずれにも該当するも のとする。ただし、市長が特別に認めた場合は、この限りでない。 (1) 空家の所有者若しくはその相続人又はそれらの者から同意を受け た者(以下「所有者等」という。) (2) 補助金を受けようとする所有者等及びその属する世帯全員が、市 区町村税(住民基本台帳に登録(以下「住民登録」という。)を行っ ている市区町村のもの)を滞納していないこと。 (3) 解体工事を市内に事業所を有する法人又は個人事業主に発注する 1 こと。 (4) 完了実績報告書をその申請に係る年度の3月15日(市の休日に 当たる場合は、その直後の休日でない日)までに提出ができること。 2 前項の規定にかかわらず、渋川市空家活用支援事業補助金の交付を受け た者又は受ける予定の者その他市長が不適当と認める者は、補助対象者か ら除く。 (補助対象空家) 第4条 補助金の対象となる空家は、次の各号のいずれにも該当するものと する。ただし、市長が特別に認めた場合は、この限りでない。 (1) 市内に存する空家で個人が所有するもの (2) 空家の期間が概ね1年以上のもの (3) 空家に所有権以外の権利が設定されていないもの (4) 公共事業による移転等の補助対象でないもの (補助対象工事) 第5条 補 助 金 の 対 象 と な る 解 体 工 事 は 、空 家 の 全 部 を 解 体 す る も の と す る 。 ただし、市長が特別に認めた場合は、この限りでない。 2 空家と同じ敷地に存する附属の工作物等を同時に解体する場合、これら を含めて補助の対象とすることができる。 (補助対象金額) 第6条 補助の対象となる工事金額(消費税及び地方消費税を含む。以下同 じ。)は、20万円以上の解体工事に要した費用とする。 (補助金の額) 第7条 補助金の額は、解体工事に要する費用の1/10とし、20万円を 限度とする。 2 次の各号のいずれかに該当するときは、補助金の額に10万円を加算す るものとする。ただし、複数の該当があっても一の該当とみなす。 (1) 建築又は築造が昭和56年5月31日以前のもの (2) 空家が群馬県及び渋川市が定める地震等の災害時に通行を確保す べき道路に面し、倒壊等により通行を妨げる恐れがあるもの (3) 申請日前 1 年以内に売買契約により購入したもの 2 (4) 3 接道状況の悪い敷地上にある解体が困難なもの 前2項の規定により算出した額に1,000円未満の端数が生じた場合 は、これを切り捨てる。 (補助金の交付申請) 第8条 補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、 工事着手前に補助金交付申請書(様式第1号)に、次の各号に掲げる書類 を添えて市長に申請しなければならない。 2 (1) 空家の現況写真 (2) 空家の位置図 (3) 解体工事見積書の写し (4) 売買契約書の写し(空家を購入した場合に限る。) (5) 同意書(様式第13号)(申請者が同意を受けた場合に限る。) (6) 世帯全員の住民票の写し (7) 世帯全員の市税の納税証明書(未納額のない証明用) (8) 空家の登記事項証明書(未登記の場合は固定資産税評価証明書) (9) その他市長が必要と認める書類 前項第6号及び第7号に掲げる書類は、申請者及びその属する世帯が申 請時に住民登録をしている市区町村のものとする。 (交付の決定) 第9条 市長は、前条の規定による申請があったときは、申請に係る書類の 審査及び必要に応じて行う現地調査等により、申請内容がこの要綱の目的 及び規定に適合すると認めたときは、補助金の交付を決定し、補助金交付 決定通知書(様式第2号)により申請者に通知するものとする。 (補助金の変更交付申請) 第10条 申請者は、第8条の申請内容に変更があったときは、速やかに補 助金変更交付申請書(様式第3号)に、次に掲げる書類を添えて市長に申 請しなければならない。 (1) 見積書又は請求書等の写し(金額が変更の場合に限る。) (2) その他市長が必要と認める書類 (変更交付の決定) 3 第11条 市長は、前条の規定による申請があったときは、申請に係る書類 の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、申請内容がこの要綱の目 的及び規定に適合していると認めたときは、補助金の交付を決定し、補助 金 変 更 交 付 決 定 通 知 書( 様 式 第 4 号 )に よ り 申 請 者 に 通 知 す る も の と す る 。 (工事の中止) 第12条 申請者は、第9条の交付決定又は前条の変更交付決定を受けた工 事を中止するときは、工事中止届出書(様式第5号)に補助金(変更)交 付決定通知書の写しを添えて市長に届出なければならない。 (完了の報告) 第13条 申請者は、工事が完了したときは、速やかに完了実績報告書(様 式第6号)に次に掲げる書類を添えて市長に提出しなければならない。 (1) 補助金(変更)交付決定通知書の写し (2) 領収書の写し又は支払が確認できる書類の写し (3) 工事完了後の写真 (4) 「産業廃棄物管理表 建設関連廃棄物マニュフェスト(E票)」 の写し又はこれに代わるもの (5) その他市長が必要と認める書類 (補助金の確定) 第14条 市長は、前条の規定による報告があったときは、当該報告書に係 る書類の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、報告内容がこの要 綱の規定に適合していると認めたときは、補助金の額を確定し補助金交付 確定通知書(様式第7号)により申請者に通知するものとする。 (補助金の請求及び交付) 第15条 申 請 者 は 、前 条 の 通 知 を 受 け た と き は 、速 や か に 補 助 金 請 求 書( 様 式第8号)により市長に補助金の交付を請求するものとする。 2 市長は、前項の規定による補助金請求書に基づき、申請者に補助金を交 付するものとする。 (補助の制限) 第16条 補助金の交付は、補助対象者につき1回限りとする。ただし、同 意を受けた者についてはこの限りでない。 4 (調査) 第17条 市長は必要があると認めるときは、職員をしてその実情を調査さ せることができる。 (交付決定者の承継) 第18条 補助金の交付の決定を受けた者(以下「交付決定者」という。) が死亡した場合は、その相続人(以下「承継者」という。)が承継するこ とができる。この場合においては、補助金交付承継申請書(様式第9号) に、次に掲げる書類を添えて市長に申請することができる。 (1) 補助金(変更)交付決定通知書の写し (2) 第8条第6号の規定により提出された住民票の写し又は交付決定 者との続柄が確認できる書類の写し 2 (3) 住民票除票又は死亡が確認できる証明書の写し (4) その他市長が必要と認める書類 市長は、前項の規定による申請に基づき交付決定者の承継を認めたとき は、補助金交付承継通知書(様式第10号)により承継者に通知するもの とする。 (交付決定の取消し) 第19条 市長は、交付決定者が次の各号のいずれかに該当すると認めたと きは、補助金の交付決定を取り消すことができる。 (1) 偽りその他不正の手段により補助金の交付を受けたとき、又は受 けようとしたとき。 2 (2) 補助金を他の用途に使用したとき。 (3) この要綱の規定に違反したとき。 (4) 定められた期限までに書類を提出しなかったとき。 市 長 は 、前 項 の 規 定 に よ り 補 助 金 の 交 付 を 取 り 消 す と き は 、補 助 金 交 付 取 消し通知書(様式第11号)により、交付決定者に通知するものとする。 (補助金の返還) 第20条 市長は、前条の規定による補助金の交付の決定の取り消した場合 において、既に補助金が交付されているときは、交付決定者に対し返還命 令書(様式第12号)を交付し、期限を定めてその返還を命ずることがで 5 きる。 (その他) 第21条 こ の 要 綱 に 定 め る も の の ほ か 、補 助 金 の 交 付 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、 市長が別に定める。 附 則 この要綱は、平成28年4月1日から施行する。 6
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