帝塚山学院大学 開学 50 周年 記念 こだはら大茶会&講演会 2016 年、帝塚山学院大学は開学 50 周年、帝塚山学院は創立 100 周年を迎えました。それを記念して、 茶道武者小路千家 14 代家元で本学リベラルアーツ学部客員教授の千宗守氏をはじめ 3 人の講師による 講演会とこだはら大茶会を開催します。 大学狭山キャンパスのある小高い丘は、古く「こだはら」と呼ばれていました。その古名にちなみ、 また、秀吉の「北野大茶会」を意識して、茶会を「こだはら大茶会」と名づけます。 茶室での茶席や茶室前広場での野点席、ロビーでのダンボール茶室の展示と茶席、中国伝統茶、韓国伝統茶、 イングリッシュ・ティーなどを楽しめる茶席を設けます。茶室では、正木美術館の貴重な館蔵品をご覧いた だけます。みなさまお誘い合わせのうえ、多数ご来場ください。 日 時 :平成 28 年 5 月 14 日(土) 9 時 30 分∼ 場 所 :帝塚山学院大学 狭山キャンパス G500 教室 参加費 :無料 10:00 ∼ お茶と健康 私は、糖尿病学、臨床栄養学を専攻しています。ヒトや動物の栄養を考えると、 植物の作り出すでんぷんや、酸素にたどり着きます。植物の力に関心を 持っています。もともと「茶」は、薬物として飲まれていたようです。 鎌倉時代、栄西禅師の「喫茶養生記」に、お茶の中枢神経興奮作用や ■津田 謹輔 帝塚山学院大学学長・医学博士。 疲労回復作用など の記載が認められます。お茶の成分や生理作用につ 1973 年京都大学医学部医学科卒業。 いて研究が始まったのは最近です。このような立場でお茶に関わる話 京都大学大学院人間・環境学研究科教授など を経て現職。 題を提供し、お二人の特別講師の講演につなげていきたいと思います。 専門は代謝内分泌・栄養学、特に糖尿病学。 10:30 ∼帝塚山学院大学の茶室「好逑庵」と木津宗泉 江戸時代後期から続く木津家は、代々宗詮の名を名乗る武者小路千家の茶家 です。三代宗泉(宗詮)は茶匠であるばかりでなく、茶室設計でも知られ、 阪神間は言うに及ばず遠くは朝鮮にもその作例を残しています。彼は、帝塚 ■木津 宗詮 山学院創立者山本藤助の依頼により、大正半ばに北畠の邸宅を建てま 立命館大 学文学部中国文学科卒業。 した。その邸内の四畳半茶室「好逑庵(こうきゅうあん)」は、昭和 47 武者小路千家家元教授。平成 25 年 7 代宗詮を襲名。 年に帝塚山学院大学狭山キャンパスに移築され今日に至っています。 斎号は桜斎。著書に、『千一翁宗守―宗旦の子に生 まれて』(官帯出版社、2013 年 )( 三徳庵茶道文化 この茶室にまつわるお話をいたします。 学術奨励賞受賞)、『木津宗詮―武者小路千家ととも に』(官帯出版社、2015 年)など 11:00 ∼ 泉州堺で育まれた茶の湯 茶の湯は、戦国時代に泉州堺で育まれました。当時、堺は日本一の 貿易港であり、それを基盤にした巨大な経済力がありました。その頃、 大徳寺の末寺である南宗寺に参禅した堺の有力商人たちは、禅に接し それを精神的支柱とし、また茶の湯を社交の場としました。 織田信長と豊臣秀吉たちも茶の湯を深く嗜み、また彼らはその治世に 積極的に茶の湯を取り入れました。信長、秀吉の二代にわたり仕えた 千利休のわび茶の背景についてお話します。 ■千 宗守 慶應義塾大学卒業、同大学院修了。 武者小路千家家元。平成元年、第 14 世宗守を 襲名。斎号は不徹斎。四百数十年に渡る千利休 以来の茶の湯の道統と血統を継承し、今日に至る。 平成 9 年 2 月、第 15 回京都府文化功労賞を受賞。 平成 24 年 11 月、京都市文化功労者として認定。 主催:帝塚山学院大学 後援:(公財)官休庵、(公財)卜深庵、(公財)正木美術館 参加 料 無 費 こだはら大茶会 日本の茶道 本学茶室 ( 好逑庵 ) での茶会 受 付 9:30 ∼ 14:00(お茶券がなくなり次第終了) 開 始 9:30 ∼ 本学狭山キャンパスの茶室のうち小間 の好逑庵は、茶室建築でも有名な 3 代目 木津宗泉(宗詮)が大阪市内北畠にあっ た帝塚山学院創立者山本藤助の邸宅とい っしょに設計した茶室を移築したもので、 歴史的にも大変貴重です。7 代目木津宗 詮氏とその社中による茶席で、本格的な 茶室での茶会を体験してみませんか。 ダンボール茶室 ( 忘露庵 ) 木津宗詮氏とその社中の方々が、無 用とされ捨てられる運命にある日常の 材料を利用して茶室をつくって京都・ 山科で催した「西野山大茶会」で好評 だったダンボールの茶室を、当日のみ 特別に本学に設置します。サイズは利 休の国宝茶室「待庵」と同じ 2 畳。 遊び心溢れる現代の「わび」を体験 なさってみてください。 世界のお茶 帝塚山学院大学茶道部による野点席 毎年 10 月に狭山キャンパスで行われる 本学大学祭や、同時期に堺市内大仙公園 で行われる堺まつりの「利休のふるさと 堺大茶会」で毎年好評を博しております、 帝塚山学院大学茶道部による野点席を、 当日茶室前広場に設けます。 お気軽に抹茶(薄茶)とお菓子をお召 し上がりください。 開始 9:30 ∼ いろんな国のお茶を飲んでみよう 中国の伝統茶(茉莉花茶、烏龍茶など)、韓国の伝統茶(柚子茶、 カリン茶など)、イギリスの紅茶、日本の緑茶をご用意しています。 いろいろと飲み比べてみてください。 数に限りが有ります。たくさんご用意しておりますが、万が一お品切の場合はご容赦ください。 ■交通アクセス ◆大阪方面から ・大阪(JR・阪神・阪急)→なんば(地下鉄・南海)→金剛or泉ヶ丘 ◆和歌山方面から ・和歌山→三国ヶ丘(JR・南海)→金剛or泉ヶ丘 ・橋本(JR・南海)→金剛or泉ヶ丘 大阪狭山市立 公民館 ■路線バスのご案内 *所要時間は目安です。 ◆南海高野線「金剛駅」(西側)から 南海バス50系統(約8分) →『帝塚山学院大学前』下車徒歩3分 ◆泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」(南側)から 南海バス50系統(約21分) →『帝塚山学院大学前』下車徒歩3分 お問い合わせ 帝塚山学院大学 学長室 企画担当 〒590-0113 堺市南区晴美台4-2-2 TEL:072-296-1331 FAX:072-292-2135 【受付時間】月∼金 9:00∼16:50 N
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