鹿児島大学総合研究博物館 第 21 回研究交流会

鹿児島大学総合研究博物館
第 21 回研究交流会
2016 年 4 月 14 日(木)
16:30 ∼
【会場】鹿児島大学郡元キャンパス 理学部 1 号館2階大会議室
海外遺伝資源に係る
生物多様性条約 / 名古屋議定書セミナー
【プログラム】①16:30 ∼ 17:30
「海外遺伝資源に関する名古屋議定書の最新情報の提供」
国立遺伝学研究所知的財産室 室長 ABS 学術対策チーム 鈴木 睦昭
②17:30 ∼ 17:40
『ABS 学術対策チームの概要と活動紹介」
国立遺伝学研究所 ABS 学術対策チーム 榎本 美千子
※別途、個別相談をご希望の方は ABS 学術対策チーム榎本([email protected])まで事前にご連絡下さい。
③17:40 ∼ 17:50
『総合研究博物館における ABS 対策の現状と問題点」
鹿児島大学総合研究博物館 館長 本村 浩之
④17:50 ∼ 質疑応答
【対 象】
海外から取得した遺伝資源(生物資源)を利用した研究を行っている研究者の方、海外の研究者と
共同研究されている方、海外から生物系留学生を受け入れている方、遺伝資源を保存されている部
署の方、研究企画立案・実行責任者、とそれらの研究を支援されている知財・研究推進・産学連携・
URA・海外連携等に所属する担当者。
【概 要】
研究やバイオテクノロジーによって新たな価値を生じる動物、植物、微生物が遺伝資源と呼ばれて
おり、生物学の研究において広く利用されている。遺伝資源の入手移動や利用に関して、1993 年
に発効した生物多様性条約で決定されたが、その実行性を高めるため、遺伝資源利用の利益配分に
関する国際的に法的拘束力のある名古屋議定書が採択され、2014 年 10 月 12 日に発効した。
現在、日本では名古屋議定書に基づく国内措置の検討が環境省を主体として関係省庁間で進められ
ている。非商用研究である研究機関や大学の基礎研究においても名古屋議定書の例外ではなく、遺
伝資源利用者が提供国の法律法令を遵守すること、事前同意 (PIC) を取得する、また利益配分の項
目が入った相互合意 (MAT) を行うことが求められている。
このような状況の下、大学での名古屋議定書対応が早急に必要となってきている。
【問 合 せ】 鹿児島大学総合研究博物館
〒890-0065 鹿児島市郡元 1-21-30 TEl: 099-285-8141 Fax: 099-285-7267