江戸川区アスベスト除去等工事費助成金交付要綱

江戸川区アスベスト除去等工事費助成金交付要綱
(目的)
第1条
この要綱は、江戸川区内に建築物を有する者に対し、予算の範囲内でアスベスト(石綿)
除去等工事費用の一部を助成することにより、区民の不安の解消や健康被害の防止を図ることを
目的とする。
(定義)
第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
⑴
建築物 住宅、共同住宅、長屋、事務所、作業所、店舗、倉庫、駐車場等の建築物であって、
室内又は屋外にアスベストを含有している吹付け材及び保温材(以下「吹付け材等」という。)
を有するもの
⑵
アスベスト除去等工事
次のいずれかに該当するもの
ア 吹付け材等に含まれているアスベストの除去工事
イ 吹付け材等に含まれているアスベストの封じ込め工事
ウ 吹付け材等に含まれているアスベストの囲い込み工事
エ その他上記工事に伴う必要な工事
(対象者)
第3条 この要綱において、アスベスト除去等工事の助成金交付の対象となる者は、アスベストを
含有する吹付け材等を有する建築物を所有する者(当該建築物を複数の者で所有している場合は、
法人又は個人にかかわらずその代表の者)で、アスベスト調査を既に受けた者とする。
(助成金の交付額)
第4条 アスベスト除去等工事費の助成金の交付額は建築物1棟につき、アスベスト除去工事等工
事業者に支払った費用の3分の2の額とし、住宅(兼用及び併用住宅を含む。)の限度額は 30
万円とし、共同住宅、長屋、事務所、作業所、店舗、倉庫、駐車場等の限度額は 100 万円とする。
2
前項の規定にかかわらず、江戸川区長(以下「区長」という。)が特に認める場合に限り、区
長が適当と認める額を交付することができる。
3
前2項に規定する助成金の額に 1,000 円未満の端数が生じる場合は、助成金の額は、当該端数
を切り捨てた額とする。
(交付の申請等)
第5条
アスベスト除去等工事費の助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)
は、第1号様式による申請書に、次に掲げる書類を添付し、区長に申請するものとする。
⑴
アスベスト除去等工事業者からの見積書、請求書及び領収書等その支払いが確認できるもの
の写し
⑵
アスベスト除去等工事をした箇所の現場写真(工事前及び工事後)
⑶
その他区長が必要と認めた書類
2
前項の申請書及び添付書類は、実績報告書を兼ねるものとする。
(交付の決定等)
第6条 区長は、前条の規定による申請があったときは、その内容を審査し、適当と認めたときは、
交付の決定をするものとする。
2
区長は、交付の決定に当たって、その目的の達成に必要があると認めるときは、条件を付すこ
とができる。
3
区長は、交付の決定をしたときは、速やかに第2号様式による通知書により、申請者に通知す
るものとする。
(交付)
第7条 前条第3項の規定による通知書を受けた者は、第3号様式による請求書により、助成金の
請求を行うものとする。
2
区長は、助成金を口座振替の方法により交付するものとする。
(決定の取消し及び助成金の返還)
第8条 区長は、第6条の決定に当たって付した条件若しくはこの要綱の規定に反し、又は申請者
が虚偽その他の不正な方法によって助成金の交付を受けたときは、交付の決定を取り消すことが
できる。
2
区長は、前項の規定により交付の決定を取り消したときは、その旨を第4号様式による通知書
により通知するものとする。
3
区長は、第1項の規定により交付の決定を取り消したときは、第4号様式による命令書により
期限を定めて助成金の返還をさせることができる。
(申請の取下げ)
第9条 第5条の申請をした者が第6条の規定による交付決定前に申請を取り下げるときは、第5
号様式による申請取下げ届を区長に届け出るものとする。
(重複助成等)
第 10 条 区長は、区が行うアスベスト除去に係る類似の助成・融資を申請者が受けている場合は、
この制度による助成を行わないものとする。
(その他)
第 11 条 この要綱に定めのない事項については、江戸川区補助金等交付規則(昭和 42 年3月江戸
川区規則第3号)に定めるところによる。
(委任)
第 12 条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は都市開発部長が別に定める。
付 則
この要綱は、平成 28 年4月1日から施行する。