PowerPoint

H27年度ATLASグループ予算要求
目的:最高エネルギーでの陽子・陽子衝突によるテラスケール物理の解明 ~ >H34
H26年度までの達成
H27年度以降の予定
H26年度の計画
 ヒッグスの発見を含む多くの物理成
果(H->τΤ: 1月完了!)
 アップグレードのための検出器開発
 LHCアップグレードのための磁石開
発の開始
 H26~H34 Ecm13-14TeVでの実験
 H28~H35 Muon Trigger Upgrade
(Phase-1, Phase-2)
 H28~H35 Tracker Upgrade 建設
(Phase-2)
 Run2 13TeV ランの遂行
(新粒子探索、SM検証)
 Phase-1 Upgrade のスタート
(ミューオンTGC)
 Phase-2 UpgradeのR&D
H27年度予算要求(千円)
KEKを含む国内16大学・研究所の共同実験の、測定器建設・運
転・改良のための経費をKEKが代表して管理。
ATLASアップグレードに向けた予算プロファイルはもっと高額
ですが、ここでは、最低限のR&Dのみいれてあります。ここでは、
加速器の磁石開発(低温センター)が最優先事項です。財政が
厳しいと聞いていますので、平年並みの場合は運転経費の未 物件費
払いで対処します。その場合の予算も書いておきますが、それ
でもH26 より多くなります。
TGC維持費
旅費
6,000
17,000
17,000
5,000
5,000
ストリップ検出器開発
30,000
30,000
その他アトラス+数値
雑費
6,000
4,000
研究員
6,000
0
70,000
62,000
運転経費
115,000
0
外国旅費
60,000
50,000
国内旅費
2,500
2,500
62,500
52,500
247,500
114,500
6,000
6,000
64,200
64,200
317,700
184,700
Muonトリガー開発
SCT維持費
小計
New Strip moduleの設計・試作
アップグレードのR&Dが始まって
いる。そろそろ大型の投資が必要
(H28には必須)
Muon Trigger Testbed
->
H27は実機製作へ
ATLAS合計
物件費
物件費
LHC合計
FY2015 最低線
6,000
小計
運転費
FY2015
PSBアンプ開発(加
速器)
磁石開発(低温セ
ンター)
ア ト ラ ス 測 定 器 に よ る 実 験 研 究
(目的)
アトラス測定器による実験は、欧州合同原子核研究機関(CERN) に建設したLHC加速器を
用いて、世界最高のエネルギー領域で、ヒッグス粒子(質量の起源)や超対称性粒子など未知
の粒子の発見や、物質と時空の究極の内部構造を探索することを目指している。 2009年秋
から衝突実験を開始しており、LHC加速器による国際共同実験を推進する。
(国際協力)
LHC加速器は、CERN加盟国(欧州20ヶ国)と日本、米国、カナダ、ロシアなどの非加盟国によ
る国際協力で、スイスとフランスの国境にまたがるCERNに建設された。
アトラス測定器による実験には38の国と地域から約3000人の研究者が参加しており、参加
研究機関は、担当した各検出器およびデータ収集・解析システムの維持管理をそれぞれ行っ
ている。我が国はアトラス測定器へ組み込まれた検出器のうち、主としてミュオン検出器とシリ
コン検出器を製作し、その維持管理を担当している。
地下100m
LHC周長27km
LHC(Large Hadron Collider)
-大型ハドロン衝突型加速器-
ドイツ
フランス
イタリア
イギリス
アメリカ
カナダ
ロシア
アトラス測定器
イスラエル
オランダ
CERN
中国
他25カ国
台湾
高さ:22m
全長:44m
重量:7000トン
オーストラリア
日本
建設、運転、維持
高エネルギー加速器研究機構
実験データ
地域データ解析センター
(東京大学素粒子物理国際センター)
アトラス測定器による実験に関わる研究者(教員、技術者、大学院生など)
筑波大学、東京大学素粒子物理国際研究センター、東京工業大学、早稲田大学、首都大学東京、信州大学、名古屋大学、
京都大学、京都教育大学、大阪大学、神戸大学、岡山大学、広島工業大学、九州大学、長崎総合科学大学、
90-46-46
高エネルギー加速器研究機構
HL-LHC 加速器への貢献
HL-LHCでのビーム衝突系磁石の開発分担
+
PS-booster の高周波空洞アンプ
+
ビーム安定性の研究、SR ビームモニター
経緯:
• CERN-KEK委員会で、長年にわたってHLLHCに関する貢献の議論
• CERNの「日本基金」による超伝導磁石開
発援助:
• EU-FP7: Hi-Lumi (R&D)への参加
(2014年はKEKで全体会議開催)
• 外部資金(頭脳循環・新学術科研費)の獲
得
• CERN-KEK分室の設置
• 2015年冬のTDRへ向けて、Prototypeの
Demonstration が重要
HL-LHC 加速器への貢献
HL-LHCでのビーム衝突系磁石の開発分担
IT Quads.& D1
Corrector
Package
IT Quads. w/ Nb3Sn
Q2a
Q2b
HL-LHC
Q1
Q3
SC D1
衝突点
NC D1
Nominal LHC
D1: 日本
既に始まったモデル作
成
現在のLHCに対しても、米国と共同で衝突点収束磁
石の開発製作を行った。この後継機に貢献
Tensioner
Feeder
ビーム分離用の双極磁石の設計が
KEKのチームによって進んでいる。
Winding mandrel
Turn table with
2mモデル磁石ー>2014年
CERN/KEK money
Very fruitful collaboration with CERN
J-PARC neutrino beamline
LHC magnets
PSB: cavities
J-PARC New RF cavities
5
HL-LHC 加速器への貢献
LHC入射器(PS,PSB)アップグレード
CERN PSB のためのアンプ量産
PSB新RFシステムの開発
KEKの開発した装置(磁場中熱処理炉)
で高性能なPSB用コアを製造する
昨年8E12の陽子を加速に成功!
PSダンパー空洞の開発
年度
2015
2016
2017
2018
台数
2
16
16
8
Cost(千円)
6,000
48,000
48,000
24,000
Supply of Solid State
Amplifiers for PSB two
rings (44 AMPs) is
included in ATLAS-Japan
proposal for LHC/ATLAS
upgrade.
アンプの信頼性の向上
2013年:J-PARCでの半導体の放射線損傷の評価試験
2014年:ATLAS予算で半導体冷却の強化のための試作
測定中
2015年:最終版の完成!
ビーム増強後のエミッタンス増加の防止対策
2014/11/21
C.Ohmori@CERN-KEK Committee
6