経営者のみなさまへ 1.個人番号を取り扱う事務の範囲の明確化 <一般的な事務> •個人番号の取得・廃棄 •扶養控除等(異動)申告書、保険料控除等申告書の収集・保管 •法定調書、給与支払報告書等の提出 •社会保険、雇用保険関係書類の提出 ・・・etc. 2.特定個人情報等の範囲の明確化 •「1」で明確化した事務と、それ以外で利用する個人情報とが繋がらないようにする 3.事務取扱担当者の明確化 •特定個人情報等の漏えいリスクを低減するため、「1」で明確化した事務のそれぞれについて、 取扱担当者、責任者を決める (部署、役職、個人など) 4.基本方針・取扱規定等の策定 <記載項目の例> •特定個人情報等の取扱方法 •責任者 •事務担当責任者 ・・・etc. 5.安全管理措置 •人的安全管理措置 ・・・ 事務取扱担当者の教育 •物理的安全管理措置 ・・・ 特定個人情報等を取り扱う区域の設定、管理区域の設定(間仕切 り、座席配置、保管書類の盗難防止、PCセキュリティー、廃棄ルール等) •技術的安全管理措置 ・・・ アクセス制限、外部からの不正アクセス、情報漏えい等の防止 6.業務契約書の作成・見直し ・・・etc. •税理士、社会保険労務士、クラウドサービス事業者 参考:罰則規定 行為 法定刑 1 個人情報利用事務等に従事する者が、正当な理由なく、特定個人情報 ファイルを提供 4年以下の懲役 or 200万円以下の罰金 or 併科 2 上記の者が、不正な利益を図る目的で、マイナンバーを提供、または盗 用 3年以下の懲役 or 150万円以下の罰金 or 併科 3 人を欺き、人に暴行を加え、人を脅迫し、または財物の窃取、施設への 侵入等によりマイナンバーを取得 3年以下の懲役 or 150万円以下の罰金 4 委員会から命令を受けた者が、委員会の命令に違反 2年以下の懲役 or 50万円以下の罰金 5 特定個人情報保護委員会による検査等に際し、虚偽の報告、虚偽の資 料提供、検査拒否等 1年以下の懲役 or 50万円以下の罰金 6 偽りその他不正の手段により「個人番号カード」や「通知カード」を取得 6か月以下の懲役 or 50万円以下の罰金 ※マイナンバー制度施行に伴い、所得税・社会保険共に厳密なチェックが行われることが予想されます。複数法人から給与の支給 を受けている方は、法律に則っているか、再確認されることをお勧めします。 © 2015 SAKAI-KAIKEI
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