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リーフフィッシュはアマゾン川流域に分布し、水草や木の枝、
落ち葉が多い水中に潜みます。枯葉の擬態をすることから
「木の葉魚」とも呼ばれる。擬態は、外敵から守ると共に餌を
とるためのもので、リーフフィッシュは餌を見つけると少しず
つ近づき、口を広げ小魚を食べる姿は一見の価値がある。
本名:峰岸 直子(みねぎし なおこ)、
1943年1月5日 - 1993年2月25日)は、
日本の児童文学作家。幻想的作風だ
が、あくまで日本的な民話風の趣を
持った作品が多く、晩年の作品では、
死後の世界を意識した物が多いとす
る評価もある。没後も評価は高い。
童話とは、児童が読む、または親などの大人が幼年児童
に読み聞かせる子ども向けの民話、伝説、神話、寓話(ぐ
うわ)、創作された物語等である。創作童話の多くは幼年、
児童向けの短篇作品を指す。
童話の目的は、幼児期の子供が言葉や文字を学んだり、
美的感覚、善悪の判断等の情操教育や想像力や価値観
を育てること、また親子のコミュニケーション手段等である。
裸の王様
ウサギと亀
白雪姫
あなたは、子供のころ、おなじみのイソップ童話、ア
ンデルセン童話、グリム童話などの世界に浸ったこ
とがありますか?
生き生きした表現
童話は子供を対象に書かれる物語なので、
内容にしても言葉の表現にしても、成人読者
から見れば幼稚な一面がある。しかし、オノマ
トペなど、言葉が豊富に使われて作り出され
た物語の世界で、それらの言葉の吟味がある
はずである。そういう言葉の効果を考えなが
ら、一語一語の大切さに触れることは重要で、
物語の登場人物の心理変化を読み取ること
も大事である。
本文の構成:
不思議
なお鍋
1 アイは初めてその不思議な鍋を使った。
2 アイはやたらに鍋を使った。
3 アイの一家は天罰(てんばつ)を受けた。
質問:
1、あの鍋はどんな鍋だか。なぜやたらに使ってはい
けなかったのか。
(キーワード: 不思議、同じ数の海の魚が死ぬ)
2、アイが二度目に焼き魚を作ったとき、どんな気持ち
だったか。
(キーワード:救う、海の魚にすまない)
3、アイはなぜ心をくすぐられたか。それはどんな気持
ちを表しているか。
(キーワード: きれいな着物、美しくなる)
4、アイの母親がお出でお出でと優しい声で呼んでい
るが、あなたはそれをどのように理解したか。自分な
りの理解を言ってください。
全体的に色彩が抑えている文章ですが、その中で着物の柄
の描写だけ、ポッと明りが灯るような華やかさがあります。ほと
ほとと散っている椿の花、ぽってりとした赤い花びら。その美し
さは貧しい生活をしてきたアイにとって、どれほどうれしかった
ことでしょう。われを忘れてしまうアイの気持ちがわかるでしょ
う。また、本文にいろいろなオノマトペが使われ、アイの気持ち
を臨場感たっぷりに表している。
子供向けの童話や寓話などの文学ジャンルに、オノマト
ペが多用されるのが特徴である。オノマトペの形容で、人
間の動作の核心や気持ちなどが生き生きと伝えられる。
感覚的
本文には、アイの動きや気持ちなどを
表すオノマトペの例を挙げてください。
例: 顔をすっぽり覆って、日焼けを防ぐ。(完全に adv.)
爪をやさしく、サクッと切る。(軽快的に adv.)
もし、一般的な語彙に置き換えら
れたら、どんな感じになる?
つまり、オノマトペは生き生きとした
臨場感に溢れる描写を実現するの
に不可欠な言語要素である。
オノマトペがなし
何の味がない、単純的、説明的
オノマトペがあり
鮮明的、具体的なイメージ
広 告
新聞の見出し
むかむかが抑えられる
日本報道を見てびっくり
(胃薬の宣伝)
友達と一緒にわくわく
こつこつでめきめき
国内も世界もいらいら
店 名
「つるそば」「びっくりう
どん店」「ぽかぽか亭」
「ふうふう亭」
(通信教育の宣伝)
どろどろからさらさらへ
の健康改革
(血液薬の宣伝)
何れも簡潔な表現で、それを見た
人がすぐにその内容が理解できるよ
うな具体的な描写力に富んでいる。
英語では、個別の動詞を使うことによって、動作
そのものが特殊になっている。
例えば: laugh smile giggle guffaw
日本語では一般的な動作が擬音語、擬態語表
現による形容で、特殊なものになっている。
例えば:(にこにこ、げらげら、にやにや)笑う
「オノマトペ」と依存関係
相互依存
一方依存
にこにこ
(いずれも独立して、一方だけで、叙
述も成立する)
にこにこ
笑う
(前者によって、後者が決定される)
ゆっくり
相互無依存
微笑む
歩く
(こうした結合以外、お互いが広い範
囲な他との結合を許す)
オノマトペ
擬
態
語
擬
態
語
非
擬
情
語
擬
音
語
擬
容
語
擬
情
語
擬
音
語
擬
声
語
身体感覚
(きりきり ちくちく)
心理感情
(いらいら どきどき)
[ABAB]の四音節「同音反復形」
反復感;繰り返し;持続性
「促音」が組み込まれたパタンー
急な終わり方;瞬時性
「撥音」が組み込まれたパタンー
「り」音で終わるパタンー
共鳴感;響きの持続
柔らかい;ゆっくりした感じ
ごろごろ ひらひら こつこつ むかむか
1、学生として、ちゃんど学生らしく、
2、花びらが
勉強すべきです。
飛んでいて、蝶みたいです。
3、何か悪いもの食べたせいか、朝からずっと
4、一日中、何もせずに、家で
していた。
している。
こっそり かっ(と) どくんどくん
1、あの人は怒りっぽいで、何か言われたら、ずぐ
2、恋はどんな感じかな~!心が
とする。
だよね!
3、母は寝ているから、彼女を起こさないように、
入っていった。
部屋に
ぼんやり
1、アイは、ぽかんと母親を見つめました。
2、「ここだここだ。ここがわしらの家だ」とお
姑さんが言いました。アイは目をぱちぱち
させて、「いい家ですね~~」。
まばたきする
3、アイは海の神様への後ろめたさも里の
母親の注意もさらりと忘れました。
あっさり
以上の「ぽかん」、「ぱちぱち」、「さ
らり」という三つのオノマトペはどうい
う意味ですか。これらのオノマトペに
よって、アイのどんな気持ちが表され
ているのでしょうか。
次の文を見てください!
今日ごろ、魚の焼けるにおいがするので、ちょっと寄ってみ
ました。この飢饉に一体どこで魚を手に入れたのか、それを
聞こうと思ってー、おどおどと諂う(へつらう)ように隣の人は
言いました。
おずおず
ここの「おどおど」はどう
いう意味でしょうか。
びくびく
おずおず/おどおど/びくびく
[共通する意味] ★恐れなどのために、ためらい、落ち着かないさま。
〔おずおず〕 ▽おずおずと手を差し出す
行動面
▽おずおずと休暇を願い出る
〔おどおど〕 ▽おどおどせずにもっと自信を持ちなさい
心理面
▽父親にどなられておどおどする
〔びくびく〕 ▽びくびくしながら試験の発表を待つ
未発生
▽悪事がいつばれるかと内心びくびくしていた
…と質問する
[対比表]
…しながら裁判
官の前に出る
叱(しか)ら
れて…する
叱られない
かと…
おずおず
△
○
-
-
おどおど
○
-
○
-
びくびく
○
-
-
○
1、この若い美しい婢女は、冷酷な主人夫婦の折檻 ( せっかん ) に逢 わ
ないようにとおずおず働いているのであった。
2、杜陽は心配そうな眼をしておずおずとそれを見ていた。
3、こう黙られると、お作の心はますますおどおど する。
4、誠は、小心翼々の、甘い弱い、そうして多少、頭の鈍い、酒でも飲まな
ければ、人の顔も正視できない、 いわば、おどおどした劣った子である。
5、まさかそんなこともあるまいとは思いながら、 びくびくしていました。
6、ことしの夏は再びそんな事の無いようにと、誰も彼も びくびくしている。
物事への描写:
1、すると、その家の戸ががらっと開いて、~。
2、鱸(すずき)が三匹じゅうじゅうと焼けていました。
3、三人はドドーッという無気味な音を聞きました。
4、天井がメリメリと鳴り、柱が揺れました。
5、そうして、カタリと戸を開けるとー~。
6、鍋の中にはカレイが三匹、ちょうどいい具合にこんがりと焼け
ていたのです。
7、海の水が、ゆらゆらと家の中に溢れこんで来る~。
1~5は 擬音語である
6~7は 擬態語である
例:それは白地に、椿の花がほとほと
と散っている着物でした。
ほとんど
非常に
「ぼつぼつ」 と 「ぼちぼち」
例:(点々と散在する〕点点滴滴;稀稀落落.
ある事象になるか、ならないかという微妙な
ぼちぼち
時期や感じを表す。
広い野原に民家がぼつぼつ建っている/在旷野里稀稀落
落地盖有民房。
甲:その店の料理、おいしい? /在票上零零星星打
切符にぼちぼちと点が打ってある。
着一些点。
乙:ま、ぼちぼちですね!
(物事の進行が僅かで緩慢な様)
甲:ところで、彼女できたの?
ぼつぼつ/ぼちぼち出かけようか。
乙:ま、ぼちぼちですね。
どんな文芸作品でもオノマトペ抜きには書け
ないが、まず、ことさら効果的に多用して有
名なのは宮沢賢治の童話であると考えられ
る。童話は子供が読むから、論理的な厳密
さでなく、直観に直ちに訴えるオノマトペがし
宮沢賢治(みやざわけんじ):日本の詩人、童話作家、
きりに使われるが、賢治童話にはとりわけさ
教師、農業技術指導者、地質学者、水彩画家。
まざまなオノマトペが散りばめてあります。
臨時オノマトペは、慣習的なオノマトペの音韻形態と異な
『銀河鉄道の夜』(ぎんがてつどうのよる):
孤独な少年ジョバ
る特殊な形態(逸脱形、変異形)である。作者は個人的な
ンニが、友人カムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語で、宮
角度から見たり、捉えたりする形態や音を表すのである。
沢賢治童話の代表作の一つとされている。
『風の又三郎』(かぜのまたさぶろう): 谷川の岸の小さな小学
校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。少年は地
元の子供たちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け
入れられ、さまざまな刺激的行動の末に去っていく。その間の村
の子供たちの心象風景を現実と幻想の交錯として描いた物語。
例:
1、中にはまだ昼なのに電燈がついてたくさんの輪転器がばたりばたりと回る。
2、気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小
さな列車が走りつづけていたのでした。
3、どっどど どどうど どどうど どどう、青いくるみも吹きとばせ、すっぱいかりんも
吹きとばせ、どっどど どどうど どどうど どどう
4、空がまっ白に光って、ぐるぐる回り、そのこちらを薄いねずみ色の雲が、速く速く走っ
ています。そしてカンカン鳴っています。
いずれも繰り返し形
が多いでしょう!
注意: オノマトペには、繰り返し形といったパターンが圧倒
進んでいった鹿は、四本の足を引きしめ引きし
的に多いである。繰り返し形を使って、相手に動作や状態の
め、そろりそろりと近づいて行きました。
連続感や具体的なイメージを持たせやすい。文全体の躍動
感が高まる。
質
問
もちろん、「引きしめ引きしめ」はオノマトペではないが、「そろり
いずれも繰り返し形であるが、「そろりそろり」と使ってあっ
そろり」と対句のようになって、これも言葉の感触がどこかしらオ
て、動作の核心をオノマトペが伝え、生き生きと様子が分か
ノマトペ的であり、オノマトペ的な効果を得られると言えよう。
る。では、「引きしめ引きしめ」はどうでしょう?
1、鹿の五匹がみんなことりことりとお互いに頷き合っていました。
逸脱形
2、眼がしんしんと痛む。 3、足が
わくわく震える。
個人的な使い方
4、そっこりと近づいてきた。 5、本当にきごきごの人だね!
擬音語
↓
擬態語
「ことりことり」は普通は擬音語だから、「う
なずく」様子には一般的には付かない。そ
どこが変だと思う?あるいは、
れをあえて強引に連結することで鹿がうな
どこが慣習的な表現と逸
づき合うとき、角が触れ合う、その音のイ
脱?
メージを喚起する。人間でなく、ほかの動
物でなく、いかにも鹿が頷き合うイメージが
「ことりことり」で浮かんでくる。
漫画におけるオノマトペ
インパクトを求め、読者の視覚に訴える漫画という表現形式にお
いては、オノマトペがあらゆる場面で使われている。噴出しの字を
だんだん大きくしていったり、画面一杯に太い字で書いたり、時に
画面からはみだしたり、また字体をいろいろ工夫したりして、生き
生きとした臨場感に溢れる効果を与えているのである。次の引用例
(青山剛昌『名探偵コナン』)を見ていよう。
(きゃー:驚き、恐れのため、高く叫ぶ声;様)
(ドックン:他から、際立って一瞬高鳴る音;様)
(ドシャ:多量の雨あるいは重量感のある物が
勢いよく落ちる音。また、そのさま)
(クルクル:物が軽やかに続いて回る様子)