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大阪医科大学発達小児科専門医養成コース4
(発達障害・心身症総合診療)
コースの全体像
現在、注意欠陥多動性障害、広汎性発達障害、学習障害(LD)などの軽度発達
障害や心身症・不登校児童数の増加により学校現場では混乱が生じている。また、
その診断を求めて病院を受診することが増加しているが、専門病院に患者が殺到し
1〜2年の予約待ちのこともある。本院ではLD児に対する言語学習指導を行う日
本初の専門機関であるLDセンターを中心に、小児科と連携して医学的根拠にもと
づく診断・治療・学習指導を行っている。これらの発達障害児は2次障害に陥りや
すく、不登校となって社会問題化する場合もある。
従って、本コースでは、症例数も多く充実した内容をもつLDセンターと小児科
において高度な診療技術を習得し社会に還元するために、高度医療人を養成するこ
とを目的としている。
また、本コースでは、臨床系大学院カリキュラムを含み臨床研究による学位の修
得も可能である。
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コースの概要
コース名:大阪医科大学発達小児科専門医養成コース4(発達障害・心身症総合診療)
大学病院・
診療科名
専門分野名
医療機関名
指導
目
的
者数
大阪医科大学 発達小児科 小児神経
附属病院
養成(受
心身症
間
入)人数
発 達 障 害 の 診 断・治 療 5
5
期
2年
心身症の診断・治療
3
発 達 障 害 の 診 断・指 導 5
1年
小児神経
1
発 達 障 害 の 診 断・治 療 1
6か月
小児神経
1
発 達 障 害 の 診 断・治 療 2
3か月
小児神経
2
発 達 障 害 の 診 断・治 療 2
3か月
LDセンタ 小児神経
ー
社会福祉法人 小児科
恩賜財団済生
会支部大阪府
済生会吹田病
院
医療法人恒昭 小児科
会藍野病院
関西医科大学 小児科
附属滝井病院
受入人数
3
コースの実績
注意欠陥多動性障害、広汎性発達障害、学習障害(LD)等の軽度発達障害児童
数の増加により診断を求めて病院を受診することが増加しており、専門病院に患者
が殺到し1〜2年の予約待ちのこともある。LD児に対する言語学習指導を行う日
本初の専門機関であるLDセンターを中心に、小児科と連携して医学的根拠に基づ
く診断・治療・学習指導を行い近畿随一の患者数を誇っている。心身症の専門医に
よる診療指導も行っている。
コースの指導状況
LDセンターでは小児神経専門医3名の他、非常勤小児科医4名、常勤言語聴覚
士3名、常勤オプトメトリスト1名、非常勤作業療法士らが加わり、各種神経心理
学 的 検 査( W I S C ,W P P S I 等 )の 実 施 と そ の 解 釈 、更 に 指 導 方 法 に つ い て 、カ
ンファレンスを通じて研修できる。
現在、臨床心理士、言語聴覚士が研修中であり、小児科外来では発達障害ばかり
でなく、心身症の専門医による起立性調節障害との鑑別等の指導が受けられる。
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専門医の取得等
学会等名
日本小児神経学会
資格名
小児神経科専門医
資格要件
1.
日本専門医認定機構に加盟している基本領域の学会専門医(
認定医)資格を取得していること。
2.
小児神経学の専門的知識を有し、小児神経疾患の臨床経験と
専門的な実績があること。
① 具体的には、5年以上の日本小児神経学会の会員歴
② 学会が認定した小児神経科専門医研修施設などで診療に従事
し 、最 近 5 年 間 に 経 験 し た 小 児 神 経 疾 患 患 者 3 0 例 の 症 例 要 約
などを提出
③ 最 近 5 年 間 の 小 児 神 経 学 会 へ の 参 加 や 発 表 、小 児 神 経 学 に 関 す
る論文の実績を提出すること。
学会の連携等の概要
特記事項なし
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