MAX® IIZ に関するプレス向け質問回答集 製品とアルテラについて Q:MAX IIZ CPLDデバイス・ファミリとは、何ですか? A:MAX IIZ CPLDは、アルテラの低消費電力製品群に新たに追加されたゼロ消費 電力CPLDです。ポータブル・アプリケーションをターゲットとするMAX IIZ CPLDは、 ポータブル・アプリケーション設計者が最も重視する消費電力、占有面積、コストという 3つの厳しい制約を解消する大きな優位性を提供します。MAX IIZ デバイスは、2つの 集積度(240個と570個のロジック・エレメント)、4種のパッケージ(5x5mm、6x6mm、 7x7mm、11x11mm)、54本から160本のI/O数および、わずか29µAのスタンバイ電流 で提供されます。 Q:MAX IIZ CPLD 独自の特長は何ですか? A:アルテラの新しいゼロ・パワー CPLD MAX IIZは、低コストMAX® II CPLDデバイス の超低消費電力バージョンです。MAX IIZ デバイスは、革新的なルック・アップ・テーブ ル(LUT)ロジック構造に不揮発性およびインスタント・オン機能を組み合わせることで、 従来のマクロセル・ベースのCPLDの消費電力、ボード面積、およびコストの限界を 打破します。MAX IIZ デバイスは、ポータブル・アプリケーション向けに最適化されて おり、設計者は低集積度FPGA、ASSP、および標準ロジック・デバイスの代替として MAX IIZ デバイスを使用できます。 Q:MAX IIZ デバイスは FPGA アーキテクチャを備えているのに、なぜ CPLD と呼ば れるのですか? A:MAX IIZ デバイスをCPLDと呼ぶことが、このデバイスの機能性および、この デバイスで活用可能なアプリケーションについて正確に表すことになります。MAX IIZ デバイスは、多くの設計者がCPLDと考える、インスタント・オン、不揮発性、低コストと いう特長を持つシングルチップ・ソリューションです。 Q:MAX IIZ ファミリの機能について詳しく教えてください? A:アルテラの MAX IIZ デバイスは、低コスト MAX II CPLD ファミリの最新製品です。 MAX II デバイスの全製品は、革新的な LUT ロジック構造に不発揮性およびインス タント・オン機能を取り入れています。この新しいゼロ・パワー MAX IIZ デバイスは、 これらの特性を業界最小の消費電力で実現しています。その結果、低消費電力ポータ ブル・アプリケーションの設計者は、多くの機能を非常にコスト効率良く提供できます。 Q:MAX IIZ デバイスで設計する利点は何ですか? A:ゼロ・パワーCPLD MAX IIZは、ポータブル・アプリケーションの設計者に、設計 期間の短縮、優れた柔軟性、ボード・レベルの統合などのプログラマブル・ロジックの 恩恵をもたらします。MAX IIZ デバイスは、低スタンバイ消費電力、小型パッケージ・ 1 サイズ、および独自機能により、スマート・フォンやその他のハンドヘルド製品など、 消費電力やボード面積に制約のあるポータブル・アプリケーションに最適なソリュー ションです。 Q:MAX IIZ デバイスは、どのように低消費電力を実現しているのですか? A:MAX IIZ デバイスの超低消費電力は、リセット回路上に流れる低電圧電源の スタンバイ電流を削減し、トランジスタのしきい電圧を高めて、リーク電流を削減する 革新的な技術により実現しています。 Q : MAX IIZ デ バ イ ス の 製 造 に は 、 どの プ ロ セ ス 技 術 が 使 用 され て い ますか ? A : MAX IIZ デ バ イ ス は 、 他 の MAX II デ バ イ ス ・ フ ァ ミ リ 同 様 、 TSMC ( Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)社の低コスト1.8Vコア電圧、0.18ミクロン、 6層メタルのフラッシュ・プロセス技術で製造されています Q:最初の MAX IIZ デバイスは、いつ出荷開始されますか? A:2008年第1四半期に量産出荷される予定です。 Q:MAX IIZ デバイスと MAX II ファミリの違いは何ですか? A:MAX IIZ デバイスは、MAX II CPLDの超低消費電力バージョンです。MAX IIZ デバイスは、EPM240ZとEPM570Zの2つのデバイスから構成されます。MAX IIZ デバイスは、M68(54本のI/O)、M100(80本のI/O)、M144(116本のI/O)、M256(160 本のI/O)の4種類のMBGA(Micro FineLine BGA)パッケージ(0.5mmピッチ)で提供 されます。 Q:MAX IIZ デバイスは、アルテラの製品群の中でどのように位置付けられますか? A:MAX IIZ デバイスは、MAX II CPLD ファミリに加わりますが、特に最小消費電力、 最小パッケージ、および最小コストを求めている設計者のニーズに対応します。アルテ ラは、Stratix® III、Cyclone® III FPGA、HardCopy® ストラクチャード ASIC、および MAX IIZ CPLD を含む、完全な低消費電力ソリューション群を提供しています。 Q:MAX IIZ デバイスには、どのようなIPコアが提供されますか? A:アルテラは、豊富な標準IPコアのライブラリとともに、MAX II ファミリに最適化された パートナ各社のIPコアを提供します。各コアは、MAX II ファミリのアーキテクチャ機能 を最大限活用できるよう最適化されています。詳細情報は、アルテラのIP MegaStore のWebサイトをご参照ください。 (www.altera.co.jp/products/ip) また、20以上のデザイン・サンプルが、ポータブル・アプリケーション特有のニーズに 対応すべく提供されます。ポータブル・アプリケーションのデザイン・サンプルの詳細 情報は、アルテラのWebサイトをご参照ください。(www.altera.co.jp/max2example) 2 Q:どのようにして MAX IIZ デバイスの設計を開始できるのか教えてください。 A:設計者は、無償のQuartus® II ソフトウェア・バージョン7.2 サービス・パック 1 (SP1) Web Editionをダウンロードしインストールすることで、MAX IIZの設計を直ちに開始 できます。アルテラは、操作性に優れたQuartus II ソフトウェアの新しいバージョンに より、円滑なデザイン・フローを保証し、最小の開発コストと最速のデザイン完成を実現 します。また、Quartus II ソフトウェアは、すべての主要サードパーティ製の合成および シミュレーション・ツールをシームレスに統合します。顧客は、Quartus II ソフトウェアの 「サブスクリプション・エディション」および「Web Edition」をアルテラのWebサイト (www.altera.com/download 日本語: www.altera.co.jp/download)からダウンロード できます。また、アルテラのソフトウェア・サブスクリプション契約を購入している顧客は、 出荷開始に合わせてQuartus II ソフトウェアを入手することになります Q:MAX IIZ デバイスの価格はいくらですか? A: EPM240Z M68の100万個購入時の量産価格は、米国内販売価格1.25ドルです。 Q:MAX IIZ デバイスは、どのようなパッケージで提供されますか? A: MAX IIZ デバイスは、M68(54本のI/O)、M100(80本のI/O)、M144(116本のI/O)、 M256(160本のI/O)の4種類のMBGAパッケージ(0.5mmピッチ)で提供されます。 市場とアプリケーション Q:MAX IIZ CPLD はどのアプリケーションで利用可能ですか?また、それはどのよう に実現されますか? A:MAX IIZ CPLDは、低消費電力、小型パッケージ、および低コストを求められる ポータブル・アプリケーションに最適です。MAX IIZ CPLDは、GPIOピン拡張、インタ フェース制御、ペリフェラル制御など、汎用ファンクション向けのコスト効率に優れた 低消費電力ソリューションです。また、MAX IIZ CPLDは、多くのシステム・タスクの 負荷を、電力を大量に消費するASSPから消費電力を節約する小型のMAX IIZ CPLD に移すことで、消費電力削減コプロセッサとして利用できます。MAX IIZ CPLDを使用 して消費電力を削減する方法については、アルテラのWebサイトをご参照ください。 (www.altera.co.jp/literature/wp/wp-01042-using-zero-power-cplds-to-lowerpower-in-portable.pdf) Q:プログラマブル・ロジックで量産アプリケーションを設計する恩恵は何ですか? A:スマート・フォンや他のコンシューマ製品など、多くの量産アプリケーションでは最短 の開発期間で、できる限り多くの機能を開発する必要があります。このニーズを満たす ために、設計者はASSPチップセットを幅広く利用しています。しかし、このアプローチ では、皆が同じチップセットを使用することにより、すべての製品が似通ってしまい、 製品の差異化を図ることが困難になります。MAX IIZ CPLDは、新機能を開発または 既存の機能を変更することで、標準チップセットを迅速にかつ低リスクでカスタマイズ 3 できる方法を提供します。MAX IIZ CPLDを使用した量産アプリケーションについての 詳細情報は、アルテラのWebサイトをご参照ください。 (www.altera.co.jp/literature/po/ss-maxiizhandset.pdf) 競合製品 Q:MAX IIZ デバイスと競合製品の違いは何ですか? A:MAX IIZ デバイスは、従来のマクロセル・ベースのCPLDに比べて、同じサイズの パッケージで最大6倍のロジック数と3倍のI/O数を備えています。これは、同じPCB ボードにより多くの機能性を組込めることを意味し、ポータブル・アプリケーションの 設計者が常に求めている能力です。 4
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