シリーズ家庭(PDF:354KB)

自然とのふれあいで学ぶもの
最近、テレビの CM などで、家族でゲームをしている風景をよく見掛けますね。子ども同士の遊びや家族と
過ごす時間に、家庭用ゲーム機や通信ゲーム機が利用されているのも時代の流れといえるでしょう。
もちろん、ゲームを楽しみながら家族と過ごすのは悪いことではありません。しかし、ゲーム機の普及により、
外で遊ぶよりも部屋の中で遊ぶ子どもが増え、自然体験をする機会が減っているのではないでしょうか。
増えている「自然体験がほとんどない」
全 国 の 公 立 小 学 校 4・ 6 年 生 と 中 学 校 2 年 生 約
が出ています。自然に恵まれた愛川町の子どもたちが、
1万4千人を対象とした調査では、自然体験をほとん
これと同じ調査結果になるとは必ずしも言えませんが、
どしたことがない割合が増加しているという調査結果
状況は同じであると推測できます。
次の体験がほとんどない割合
平成 10 年
平成 17 年
チョウやトンボ、バッタなどの昆虫を捕まえた
19%
35%
太陽が昇るところや沈むところを見た
34%
43%
大きな木に登った
43%
54%
キャンプをした
海や川で泳いだ
38%
10%
53%
26%
※独立行政法人国立青少年教育振興機構:「青少年の自然体験活動等に関する実態調査」報告書 平成 17 年度調査より。
自然の中に連れて行こう
日本には、四季折々の自然の美しさがあります。また、
愛川町は山や川に囲まれ、多くの植物や動物、昆虫な
どとふれあえる機会がたくさん作れます。実際に、お
子さんを自然の中に連れて行ってみてはいかがでしょ
うか。もしかしたら、普段は気にかけていなかったもの、
見たことがないものに出会うかもしれません。
自然の中で遊ぶことで、驚きや感動を共に体験し、
豊かな感性をはぐくみ、自然や環境を大切にする心、
忍耐の大切さを学べることでしょう。
身の回りでも自然体験を
まずは、ベランダなどでも楽しめる、手軽なプラン
験でき、自然とのふれあい経験になるのではないかと
ターを利用した家庭菜園を始めてみてはいかがでしょ
思います。
うか。土に触れ、苗を育てる楽しさ、難しさなどが体
家庭の日・あいさつ声かけ運動推進の町
毎月第3日曜日は家庭の日
問い合わせ◇生涯学習課青少年教育班(内線)3642
2009.July