つながる・ふれあう みなさまとの結びつきを深める取り組み 2025年には認知症の人が65歳以上の高齢者の5人に1人にあたる700万人に達するという推計 が出ています。NHKでは「認知症キャンペーン」 を展開し、認知症の人や介護する人たちの助けとな り、 認知症に対する正しい理解を促す情報をお伝えしてきました。 認知症キャンペーン「わたしが伝えたいこと」 「認知症になったら、何もわからなくなる」 「認知症=人生の終わり」 。 誰もが認知症になりうる時代、そんなイメージを根本から変えられ ないか? そこで考えたのが、認知症の人たちにメッセージの投稿を呼びか けるとともに、スタジオに認知症の人たちを招き、どうしたら認知症 になっても自分らしく生きられるかについて、 本人の視点 から議 論する番組でした。NHK初の試み。その率直な言葉は、数多くの視 聴者の心を揺り動かしたようです。 このようなご意見をいただきました ●「生きる意思は固く 心は柔らかく」 「できることを奪わないで できないことだけサポートして」という言葉は でら響いた。認知症に限らず、さまざまな病を抱えた人に対して、腫れ物に触るように接するのではなく、普 通に接した方が相手も気が楽になるのかなと、感じた。 ● 認知症になっても、できることをして社会とつながれば、元気になれると教えられた。 ●「認知症って、ひとつの違いでしかない」もっと多様性を認める社会になってほしい。番組をきっかけに認知 症について少しでも理解が広がったらうれしい。 認知症キャンペーン ∼認知症予防運動の普及活動∼ 認知症の危険性を下げることが期待できる運動を紹介する動画を 制作し、放送やホームページなどで公開しています。また、NHK放送 センターで 5 月に行われたイベント「渋谷 DE どーも」では、講師を招 いて運動のポイントを分かりやすく紹介。多くの来場者のみなさまに 体験していただきました。 認知症予防運動動画 http://www.nhk.or.jp/ninchishou/ このようなご意見をいただきました ● 佐藤弘道さんのしりとりをしながらの体操が、おもしろい。 (40 代) ● 少しでも進行を遅らせるのによい方法はないか? 今後に備えて何をすべきか、何ができるのか? なども取 り上げてほしい。 (40 代) 14
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