東北大 CYRIC での RI 利用 東北大学 サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター 放射線管理研究部 渡部浩司 CYRIC の概要 東北大学サイクロトロンラジオアイソトープセン ター (Cyclotron and Radioisotope Center 略称 CYRIC) はサイクロトロンの多目的利用各部局で は取扱い困難な高レベル RI やサイクロトロン生 成短寿命 RI の利用 RI 安全取扱いの全学的な教育 訓練などを行うために昭和 52 年度に設立された 学内共同教育研究施設です。 センター長 (谷内一彦(医)) 加速器研究部 (理学) 測定器研究部 (理学) 核薬学研究部 (薬学) サイクロトロン核 医学研究部 (医学) 放射線管理研究部 (工学・医工学) CYRIC の場所 CYRIC の場所 地下鉄青葉山駅 (平成 27 年 12 月開通) から歩いて 5 分 (日本一の駅チカ大型加速器?) サイクロトロン 930 型 AVF サイクロトロンと HM12 型サイクロト ロンを所有 サイクロトロン棟 N 玄関 管理区域 放射性同位元素使用室 標識 発 放射線発生装置使用室 標識 廃 廃棄作業室 標識 貯 貯蔵室 標識 保 保管廃棄設備 標識 管 管理区域( 使用・ 貯蔵・ 廃棄施設) 標識 使 管理区域( 使用・ 貯蔵施設) 標識 棄 管理区域( 廃棄施設) 標識 水 排水設備 標識 貯蔵容器 標識 検 汚染検査室 標識 発 本体前室 管理区域出入口 サイ ク ロト ロン 本体室 汚染検査室 検 管 容 サイ ク ロト ロン 発 排気設備 標識 貯蔵箱 標識 930 管 気 箱 加速器部品 保管室 管 管 発 管 発 同 管 検 同 同 希釈槽 同 管 発 管 発 同 R I 棟へ 発 棄 第2 貯留槽 貯 第3 貯蔵室 管 水 第2 貯蔵室 同 同 R I イ オン 源 準備室 排水設備 セミ ホッ ト ラ ボ 第3 貯留槽 貯 同 同 発 放射化物使用施設 2nd target room 化学計側室 同 室 薬剤 合成 準備室 同 発 管 ビ ーム 延長室 行 発 同 第2 タ ーゲッ ト 室 同 同 飛 同 同 同 子 管 3rd target room 第3 タ ーゲッ ト 室 作業室 ホッ ト ラ ボ 同 中 性 発 4th target room 第4 タ ーゲッ ト 室 研究棟へ WC 発 発 発 同 発 発 管 同 管 HM12 シャ ワー室 同 1st target 第1 タ ーゲッ ト 室 room サイ ク ロト ロン 同 magnet room 電磁石室 5th target ト室 第5 タ ーゲッ room 棄 同 第1 貯留槽 管 棄 10m 5 つのターゲット室と 9 本のビームライン 930 型 AVF サイクロトロン H,He,C,N,O,Ne,Ar,Kr,Xe の加速。主に物理実験、 放射化学、材料照射に利用 K値 引出し半径 最大磁場 メインコイル最大電流 加速電極数 最大加速電圧 加速電圧の周波数 総重量 110 MeV 923mm 2T 900A 2 60kV 11-22 MHz 230 t HM12 型サイクロトロン 主に PET で利用するポジトロン放出核種を生成 K値 加速イオン ビーム電流 イオン源 大きさ 重量 12 MeV 負水素イオン、負重水素イオン 60 µA (H) 30 µA (D) cold PIG, 内部イオン源 2.5 × 2.2 × 2.0 m 12 t ポジトロン放出核種生成で利用される核反応 核種 半減期 核反応 化学形 11 14 11 C 20.4 分 N(p, α) C 11 CO2 15 O 2.04 分 14 N(d, n)15 O 15 O2 18 18 − F 109.8 分 18 N(p, n)18 F F PET 装置 小動物用半導体 PET 装置 (MIP-60:住友重機械工 業+東北大学工学部) 小動物用 PET/CT(Clairvivo:島津製作所) Planer Positron Imaging 装置 (PPIS:浜松フォトニ クス) 臨床用 PET/CT (Eminence STARGATE:島津製 作所) PEM 乳がん診断用 PET 装置 CYRIC、東北大学多元研、仙台画像検診クリニッ ク、古川機械工業とで共同開発 (臨床治験中) 分子イメージング研究センター 2014 年 11 月開設 バリアフリー化、エレベーター設置 最近のサイクロトロン運転状況 930 HM12 3000 500 0 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 Year 300 200 100 0 2007 2008 2009 earthquake 1000 expected test use renovation 1500 use operation time (hour) 2000 400 test earthquake 2500 renovation operation time (hour) expected 2010 2011 2012 2013 2014 Year 2013 年度: 2186 時間 (930), 167 時間 (HM12) 2014 年度: 1253 時間 (930), 107 時間 (HM12) 2014 年度利用時間半減の理由: 排気ダクト工事、分子イメージング研究センター 工事、電気代 非密封 RI の利用 RI 棟 574 核種,サイクロトロン棟 1000 核種,分 子イメージング研究センター 27 核種 非密封 RI の利用 RI 棟 574 核種,サイクロトロン棟 1000 核種,分 子イメージング研究センター 27 核種 非密封 RI 使用状況 年度 核種 (年間使用量) 2012 F-18(1.22TBq),C-11(408GBq),O-15(3.54GBq), P-32(431MBq),I-124(339MBq),H-3(18.2MBq) 2013 F-18(1.35TBq),C-11(221GBq),O-15(1.64GBq), P-32(340MBq),I-124(170MBq),H-3(55.3MBq) 2014 F-18(783GBq),C-11(372GBq),P-32(730MBq), H-3(72.8MBq),Fe-55(47.5MBq),Na-22(200kBq) CYRIC で臨床応用されたPET診断プローブ 日本におけるPET癌診断研究の歴史 18F-FDGの合成に世界で初めて成功 1976年、井戸達雄名誉教授 18F-FDGが転移性肝癌の検出に有用 であることを証明、1982年(東北大) 11C-メチオニンが肺癌のPET診断に有 用であることを証明、1983年(東北大) 18F-FDGが肺癌の治療効果判定に有用 であることを証明、1985年(東北大) 文部省補助金による世界初のPETによる癌診 断の国際シンポジウム(1985年、1993年) PET in Oncology (PET-85) 松澤大樹名誉教授による世界初のPETによる癌検診センターの発案(1990年) 2003年4月、18F-FDGによるPET診断が保険診療適応 標識合成の将来像 自動合成装置のミニチュア化・マイクロ化 合成法を改良・簡便化し、超小型マニホールド電磁弁の使用によりミニチュア化を実現 東北大学の分子イメージング プローブ合成のための新戦略 マニホールド電磁弁 [11C]メチオニン・[11C]コリン合成モジュール [11C]O-メチルタイロシン合成モジュール マイクロリアクターの実現を目指して アルツハイマー病の神経病理変化 老人斑 (Senile Plaque) 神経原線維変化 (Neurofibrillary Tangle) “Numerous small miliary foci are found in the superior layers. They are determined by the storage of a peculiar material in the cortex.” cortex.” (Alzheimer, 1907) アミロイドβ アミロイドβ蛋白 “In the center of an otherwise almost normal cell there stands out one or several fibrils due to their characteristic thickness and peculiar impregnability” impregnability” (Alzheimer, 1907) 主要構成成分 タウ蛋白 [C-11]BF-227 アミロイドイメージング Kudo et al J Nucl Med 48,2007 (by courtesy of Dr Manabu Tashiro, Tohoku University) 多くの健常者がアミロイドイメージング ([C-11]PIB で 53%) で陽性 Jack et al. Lancet Neurol 9(1) 2010 Image of The Year 2014 CYRICの将来計画 〜サイクロトロンビーム大強度化による中性子科学の展開〜 サイクロトロンの高度化: ビーム強度を100倍に増 強し、大強度中性子を生 成。 産学連携: 中性子イメージング等を活 用した物質科学分野におけ る産学連携の展開。 中性子科学の展開: ホウ素中性子捕捉療法 (BNCT)の推進。 Treatment Procedure for BNCT Confidential Normal Cell Beam window 核破砕反応による 大強度中性子生成 Cancer Cell level view Boron Neuron beam Neutron Neutron source source Cancer Cell Basic 細胞レベルでの Idea of BNCT がん治療:BNCT Prompt -ray 478 keV -particle 1.47 MeV 163 keV/ m 9 m Thermal Neutron particle particles Boron 10B 4 m 210 keV/ m 7L i Nucleus 0.84 MeV Pre--injection of Boron compound which サイクロトロン高度化 Pre injection of Boron compound which Neutron beam to and Then, , emitted particles Nuclear reaction of irradiation Neutron beam Then accumulates in cancer cells before an Cell level view aonly cancer destroy cancer cells Boron will emit particles CYRICの特徴である異分野融合型研究を結集 irradiation 6 分子イメージング、粒子線治療、BNCTへとサイクロトロン核医 学の拡充 ボロノフェニルアラニンのF18標識は、本センターで初めて標 識され、基礎研究を推進 偏極中性子による原子核・素粒子物理と物質科学の展開 ビーム強度mAのサイクロトロンは国際的にユニーク 大強度中性子ビームによる産学連携事業の促進 1. 2. BNCT治療装置整備 Selectiv indis pen
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