オウットバァラァ ヤンゴン日本人学校 1 0 月号 2015 年 10 月 12 日 校長 萩野 幹夫 『安全対策の強化』 ―「備えあれば…」― 校長 萩 野 幹 夫 日本では、9 月記録的な大雨で、栃木と茨城が甚大な被害を受けました。救助される方々の様 子をテレビで見て、4 年前の 3.11 東日本大震災を思い出された方も多いのではないでしょうか。 ミャンマーでも 7 月から 8 月にかけての豪雨で、国、州が大打撃を受け官民挙げての復旧作業が 続いているとのことです。2008 年 4 月にベンガル湾で発生した大型サイクロン「ナルギス」は エーヤワディーデルタに上陸、ヤンゴン管区等で大惨事となりました。世界中が気象変動等によ る自然災害の直撃を受けるなど、その脅威はますます拡大していると思います。 さて、今年度6月と 9 月の2回の緊急下校訓練を終了しました。皆様のご協力ありがとうござ いました。 今回は、メール一斉配信を連絡の一手段として活用する取り組みを試みました。保護者の 皆様から頂いたアンケートの85%の方が「メールの連絡内容を確認」していただけたこと がわかりました。 「伝達内容があきらかになってよかった」という意見が多くありました。し かし、場所によっては WIFI 環境下でないのでメールがつながらなかったというご意見もあ り、課題はまだまだあります。 「備えあれば憂いなし」です。今後、PTA と相談の上、ホームページやアンケートのご意 見の中に書かれていた SMS などの方法も試していきながら、伝達手段の多様化と伝達内容の 正確性・速さの精度を高めていきたいと考えます。 また、事態の深刻度によっては、すべての通信手段が使えないことも考えられます。この 場合にも、お子様の安全確保を最優先と考え、保護者の方がお迎えに来ていただくまでの長 時間、学校で待機させますので、どうぞご安心いただきたいと思います。 11 月 8 日(日)には総選挙があります。来週、安全に関するプリントを配布いたしますので、 お読みください。 今後とも、子供の安全確保について、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。 <主な学校行事予定> 16 日(金)・ 23 日(金) 一分間スピーチ⑤ ⑥ 10/13 日(火) 全校集会 委員会承認式 14 日(水) PTA 読み聞かせ 1 年~4 年 15 日(木) 後期クラブ活動開始 26 日(月) 28 日(水) 29~30 日 31 日(土) <今月の学校運営委員会報告> 中学 3 年実力テスト 祝日のため休み(ダディンジュ) 午前授業(弁当なし) チルドレンフェスティバル 10 月 2 日 10:00~14:00 校長室 出席:妻鹿委員長、本宮教育担当、坂本領事、中田 PTA 会長、萩野校長、松野教頭、塚本事務長 議 事・報告 ①学校状況報告 ②学校運営会計状況報告 ③安全対策について(総選挙後の緊急対応・警備システム・運動場の状態等) ④教室定員・新々校舎建設などについて ⑤現地採用教職員の服務・待遇などについて 1 『チルドレンフェスティバル』について 総合的な学習担当 山本 桂子 10 月31日(土)のチルドレンズフェスティバルまで残すところ,あとわずかになってきました。 第1部はアセンブリーホールにて『ステージ発表』が行われます。 第2部は小学1・2年生は、生活科の取り組みとして『日本の遊び』を行います。運動場と体 育館を使って凧あげ・剣玉・こま・まりつき・はねつき・大縄とびのお店を開いて,隣接するマ リーチャップマン聾学校など五校の招待校の子どもたちと交流をします。遊び方を教えてあげら れるように,練習しています。 小学3年生から中学3年生は、総合的な学習の時間を使って『交流〜日本らしさ〜』というテ ーマで、各教室やプレイルームなどを使い、9つのグループ(書道・染め物・折り紙・音楽・服 装・遊び・ポストカード・ブックカバー・日本の行事)に分かれて他校の子どもたちと交流を行 います。 交流するにあたって『日本らしさ』の何を伝えたいのか、何をどのように交流するのか、など 企画の段階から中学生の生徒を中心に取り組んできました。 現在は,各グループのリーダーを中心に、役割分担や活動に向けての準備を行っています。来 ていただいたお客様に、少しでも日本の事を楽しみながら知ってもらうために、みんなで力を合 わせて頑張っています。どうぞお楽しみに!! 『言語』の時間について 言語の時間担当 瀬戸 歌南子 世界各国の日本人学校や補習校では、特色ある教育の一つとして、その国の言語を学習する時 間を設ける学校が数多くあります。本校でも、日本語(国語)、英語の他に、ミャンマー語を学習 できる「言語」の授業を設けています。 「言語」の授業は年間 20 時間程設定され、本人・保護者の希望によりミャンマー語か日本語を 選択でき、さらに、より個々の能力、語学力向上に力を入れられるようレベル分けをするなど工 夫をしています。 ミャンマー語のクラスは、日本語が堪能なミャンマー人講師により、日常会話を中心に指導し ています。講師がネイティブスピーカーであるため、児童生徒はレベルに応じて、ミャンマー語 の難しい発音も学習することが可能です。 コースは初級・中級・上級の3つのレベルがあり、各コースに合わせたテキストとカリキュラ ムに沿って学習を進めています。上級では、ミャンマー語の文章読解など、レベルに応じた学習 に取り組めます。 また、日本語のクラスは初級と上級に分かれており、初級では、小学校低学年程度の身近な日 本語や、文法・読解など基礎の定着を、上級では、小学校高学年以上の日本語の習得や日本語へ の理解を深めることを目標にしています。 本校は教育目標の一つに、 「国際社会に貢献できる人材の育成」を掲げています。 「言語」の授業で培う言語能力は、異国の地でコミュニケーションに欠かせない要素となるため、 本授業が、子どもたちの異文化への理解を助け、将来の活躍の糧となることを願っています。 2
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