平成 26 年度滋賀大学健康セミナー 第 4 回神経精神分析ワークショップ 「神経精神分析への招待」 ご案内 神経精神分析についてのこのささやかなワークショップも今回で 4 回目を迎え る こ と に な り ま し た 。 こ の 間 、 国 際 神 経 精 神 分 析 学 会 は 既 に 15 回 を 数 え (http://neuropsa.org.uk/index.php?option=com_content&view=article&id=4&Itemid=5)、 国際専門誌は現在英文2誌が定期的に刊行、昨年のニューヨーク学会では特定のテ ーマを設けず、「今日の神経精神分析的研究」というタイトルのもとで多彩な成果が発 表されました。一昨年のケープタウン学会では「神経精神分析の臨床」がテーマに据 えられていましたが、この 15 年の学会テーマを眺めるだけでも、神経精神分析のム ーブメントが臨床と研究の両輪から着実に展開されていることがおわかりいただける と思います。 一方で、斬新な臨床技法の開発や研究パラダイムの革新といったことは(一部 では期待されたかもしれませんが)、このムーブメントとは無縁であったこともまた、は っきりしたと言えるでしょう。むしろ私たちはそれも好ましいことと考えます。というのも、 神経精神分析とは、単に粘り強く継続される、こころの臨床と科学研究の間の困難な 対話と架橋の試みであって、臨床においても研究においても、何らかの特定の見方・ 考え方を提唱するものではなく、「神経精神分析学派」などといった単一の立場はあり えないからです。 さて今回のワークショップでは、現在鋭意進行中の「ニューロサイコアナリシス・ 神経精神分析への招待」出版企画を受けて、分担執筆者でもある各パネリストに、そ れぞれの臨床・研究分野から自由に話題を提供していただく予定です。例年のことな がら、その話題の豊富さ・多彩さ(脳損傷研究から描画療法・箱庭療法などの心理臨 床、緩和病棟でのケア、はたまた司会者の脱線に至るまで)、そしてそれぞれの臨床 感覚のユニークさから、神経精神分析というフィールドの魅力を十分に感じ取ってい ただける会になるのではないかと期待しています。専門・職種・経験を問わず、こころ と脳に興味をお持ちのみなさまのご参加をお待ちしています。 パネリスト (登壇順) 久保田泰考 滋賀大学保健管理センター准教授 平尾和之 京都文教大学臨床心理学部准教授 成田慶一 京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター 臨床心理士 岸本寛史 高槻赤十字病院緩和ケア診療科医師 入場無料 参加のご登録は、滋賀大学保健管理センターTEL/FAX0749-27-1024まで https://www.facebook.com/shiga.npsa 平成 26 年度滋賀大学健康セミナー 第 4 回神経精神分析ワークショップ 平成 26 年度財団法人 阪本精神病理学研究所医学研究助成 神経精神分析への招待 パネリスト 久保田泰考 滋賀大学 保健管理センター 准教授 平尾和之 京都文教大学 臨床心理学部 准教授 成田慶一 京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター 臨床心理士 岸本 寛史 高槻赤十字病院 緩和ケア診療科 医師 2015 年 2 月 13 日(金)16:00 ~ 19:00 滋賀大学大津サテライトプラザ JR大津駅前 日本生命大津ビル 4 階 入場無料 ご登録は、滋賀大学保健管理センターTEL/FAX 0749-27-1024まで
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