B 第 10 回 産業・組織心理臨床専門研修会 <企画趣旨> 平成 26 年 6 月 25 日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律により、ストレスチェックと面 接指導の実施等を義務づける制度が創設され、本年 12 月 1 日から施行されます。これに先立ち、昨年の第 9 回研修会では、法案の作成推進者である厚生労働省の泉陽子課長、ならびにストレスチェックを既に実 施されている方々をお招きして、この制度への対応を検討いたしました。 今回の研修会は、国のメンタルヘルス対策をさらに推し進める重要なストレスチェック制度実施元年で あることから、この制度をめぐる様々なテーマや課題を多くの皆さまと共有し、臨床実践に役立てられる ようなシンポジウムと分科会を企画いたしました。 ご承知のように、現在「公認心理師法案」が国会に提出されており、今後どのように展開していくかで、 大きな影響も生じます。そうしたこともありますが、とりあえず下記のようにシンポジストや講師等、決 まりましたので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。 産業・組織領域委員会委員長 平野 学 同 副委員長 足立 智昭 開 催 日 受 付 定 員 対 象 者 2015 年 10 月 17 日(土)/全 5 時間(ポイントあり) 10:00~10:30 250 名 臨床心理士、臨床心理士をめざす大学院生(在学・修了) 、心理職、産業・保健医療・行政関 係者など、産業メンタルヘルスケアの仕事に関わる方 午前の部 10:30~13:00 全体会 企画シンポジウム 「ストレスチェック制度に心理職は如何に関わることができるか?」 シンポジスト:厚生労働省 担当官 増田 将史(イオン(株)グループ人事部 イオングループ総括産業医) 栗岡 住子(大阪市立大学大学院 経営学研究科 保健師) 司 会:新田 泰生(当会副委員長 神奈川大学大学院) 、市川 佳居(当会委員 ピースマインド・イー プ㈱) 内 容:ストレスチェック制度の背景や目的を厚生労働省から再度ご説明頂くと共に、心理職への期 待を実施者である産業医や保健師の方々からもお話を伺い、心理職として「今、これから」 何が必要となるかを討論する。 昼休み 13:00~14:00 午後の部 14:00~16:30 ※分科会1、2からどちらかを1つお選びください。 分科会1 シンポジウム「ストレスチェックに関する臨床心理士の実践的事例」 シンポジスト:高田 晃(宇部フロンティア大学 NPO 法人メンタルヘルス研究所) 伊藤 寛臣(医療法人社団こころとからだの元氣プラザ 産業保健部 こころの健康相 談室) 板井 吾郎(三菱重工業(株) 神戸造船所 健康管理グループ) 司 会:足立 智昭(前掲 島根大学) 、三宅 美樹(当会協力委員 トヨタ車体㈱) 内 容:EAP、労働衛生機関、企業などで活動する臨床心理士がストレスチェックをどのように実 践活用し、事業場および労働者のメンタルヘルス向上に寄与しているかを検討する。 分科会2「ストレスチェック後のセルフケアと職場改善の進め方」 講 師:種市 康太郎(当会副委員長 桜美林大学) 司 会:松浦 真澄(当会委員 東京理科大学) 、森口 修三(当会協力委員 三菱電機(株) 鎌倉製作所) 内 容:ストレスチェック後のセルフケアについて、心理職が関わる場合のポイントを検討する。ま た努力義務となった職場集団(部、課など)のストレス状況分析と、その結果を踏まえた職 場環境の改善に関わる手法を具体的に解説し、実用可能性を探る。
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