看護学科 2 年生は、8月 25 日,9 月2日に看護の統合と実践Ⅰ(災害

《学園だより》
看護学科 2 年生は、8月 25 日,9 月2日に看護の統合と実践Ⅰ(災害
看護・看護管理)の授業の中で、災害時における応急処置の実際を学び
ました。実習室でグループに分かれ、心肺蘇生法とAEDを真剣な表情
で実習していました。
また、9月 18 日に実習病院で 3 年生から指導を受け、これから始まる
実習を前に意気込んでいます。学生個々の目標を達成できるよう、教員も
協力していきたいと思います。
3年生は、9月 18 日に一年間に亘る臨地実習を終了することができま
した。実習前には不安な表情がありましたが、今は学んだことが自信とな
り顔に表れているように感じます。実習では知識だけでなく、対象者への
対応について学びも多くあったようです。この学びを自分の目指す看護師
像に結びついてけるよう、更に研鑽されることを望みます。以下に学生の
学びを紹介します。
老年看護学実習を終えて
看護学科
3年
渡木 利江
老年看護実習では、老年期における身体的・社会的・精神的特徴を理解
することを目標とし、看護計画の立案・実施を行った。また患者さんに寄
り添い、安全安楽に援助できるよう努めた。
受持ち患者A氏は閉塞性動脈硬化症のため足趾に壊死があり、疼痛が強
く険しい表情をしてベッドで過ごしていた。問題点として、動くことへの
意欲が低く入院生活に張りがないことをあげた。しかし痛みに囚われてお
り、立案した援助に対し拒否的な言動が見られた。また口数も少なく気分
にむらのあるA氏とのコミュニケーションは困難であり、関心のあるもの
を引き出そうとしてもなかなか聞き出すことができず、戸惑うことが多か
った。しかし少しずつではあるが性格や今までの生活歴が分かるようにな
ってきた。A氏は今まで人に頼ることなく何事も自分でしてきたという自
信と誇りをもって生きてきた方だった。そのようなA氏に私が挙げた援助
は価値観に配慮しないで援助者の考えを押し付けたものだと気が付いた。
A氏の考えを尊重した援助の立案が大切であり、また尊重した関わりを持
ち納得のいく援助を行うことが個別性のある看護に繋がることを実感でき
た。その為には生活歴・家族歴・価値観・性格などを把握し全体像を見る
ことが大切であり、バイタルサイン測定時や手浴などの様々な援助を行う
中での表情や言動をアセスメントしていくことが大切であることを学んだ。
また適度な距離間を保ちながら自己決定を促し、患者の尊厳を守ることの
大切さを学んだ。
今回の実習では老年期の患者と関わるほど学びを深めることができた。
認知力が低下し自己決定が困難な場合もあるが、高齢であっても自分のこ
とは自分で決定したいという意志を持っており、そうすることで生活に張
りができ生きがいに繋がっていくことを学んだ。今回の実習で学んだこと
を、今後の看護活動に活かしていきたい。
<行事予定>
10/14(水)~10/16(金)推薦入学試験願書受付
10/17(土)看護研修会(看護技術 ハンドケア)
10/21(水)○
看 2 年生基礎看護学実習Ⅱ開始
10/30(金)~11/20(金)准 1 年生基礎看護実習Ⅱ
11/4 (水)○
看 2 年生各論実習開始
11/5 (木)推薦入学試験
11/6 (金)推薦入学試験合格発表
11/10 (火)○
看 自衛消防訓練
11/19 (木)推薦入学手続き締め切り
11/18 (水)○
看 小児看護学実習Ⅰ開始