熱の表情を、 赤外線カメラで見る - 千葉大学工学部都市環境システム

地
熱
地熱開発の理解促進に向けて
支援補助事業 件を採択
形成に繋げるため、上高
⑧長崎県雲仙市
会を結成し、勉強会や先
ギー)
タンツ、小浜温泉エネル
地地熱開発理解促進勉強 ( オ リ エ ン タ ル コ ン サ ル
進地視察を実施すること
から、弟子屈町における
発電等の相談があること
性等に関する調査を実施
熱開発の理解促進を図る。 水活用事業の事業化可能
により、地域における地
し、小浜温泉エネルギー
地熱発電に附随した熱
地熱ポテンシャル調査を
活用推進協議会や地域住
2000㌗規模の地熱
ギー庁はこのほど、地熱 発電のための調査を進め
実施する。また、弟子屈
経済産業省資源エネル
開 発 理 解 促 進 関 連 事 業 つつ、来年度より着工予
町 地 熱 理 解 促 進 協 議 会 (アドニス)
⑥大分県別府市
国で 件の事業を採択し 利用設備の詳細設計を行
( 三 次 公 募 ) に つ い て 全 定である中学校への熱水
民等との勉強会・意見交
エネルギーの源 ⑳
熱の表情を、
赤外線カメラで見る
「熱」に読者はどんな
ハブの温度分布である。
ンターネットのLANの
写真は、その例で、イ
輻射(放射)のほか、対
えである。熱は、前述の
って伝播するとしての考
る媒質である。熱を伝え
がそれであり、熱を伝え
エアコンや冷蔵庫の冷媒
佐藤 建吉
思いがあるだろうか。地
千葉大学大学院工学研究科都市環境システムコース准教授
一般社団法人 洸楓座 代表理事
球温暖化は、私たちが熱
伝導・対流・輻射がある
流によっても伝播される。 るには、前述のように、
赤外線カメラの撮影で
し、温泉・地熱を利用し
に向けて協議会を設立
ける地熱発電事業の実施
指宿市南迫田地区にお
学 等 を 可 能 に す る こ と (燈影新エネルギー開発)
④福島県川内村
発の理解促進を図る。
(電源地域振興センター) で、地域における地熱開
年度に発足した
じて地域住民への開発に
平成
会における取組の一環と
⑦大分県竹田市
業の採択は各経済産業局
竹田市久住町地域の住
熱発電理解促進協議会に
とともに、薩摩硫黄島地
きる自然環境が保全され
は食糧となる動植物が生
LEDは、昨年度のノー
ないのがLEDである。
であり、真空中でも伝搬
づけられたが、熱は、光
原理の説明の中でも関連
風、エアコンからの熱風
心地いい扇風機からの涼
結果をもたらしている。
現象がその原因であり、
は、ともにいわゆる熱素
する。したがって、牛丼
としての空気の働きであ
ベル賞であったが、世界
店などにある真空の隔壁
での放熱量を格段に減ら
これらの前提としての
で遮熱したプラスチック
は、お湯という熱素に、
す貢献をすることにな
ることでもある。
る地域振興策について検
討を進める。
身 を ゆ だ ね る 行 為( 習
熱源は、地球ではもちろ
おいて主に熱水利用によ
三つにまとめられる。
℃
が、冷媒は主には、伝導
白く映っているところが
である。
高温で、外気温度は
面白い現象がある。真っ
いま、私たちは、地球
を求め過ぎた結果ともい
暗の中で、鏡の前に立っ
温暖化の結果、典型的な
える。私たちの暮らしに
て、赤外線カメラを向け
異常現象として、巨大台
換会を実施する。
している。こうした機器
ると、体型が映し出され
風や竜巻を経験している。
地熱熱水を活用したハ
が、いま世界中で常時接
るのである。体から出る
これは、熱現象として生
ウス栽培施設を整備し農
続されている。プリンタ
放射熱線が、鏡で反射さ
じている地球の海流が、
における地熱開発の理解
第一に、生きるために
ーも同様で、待機電力、
れるからである。熱の伝
地球温暖化で偏流するた
た。同事業は地熱資源開 う。また、8月に発足し ( 仮 称 ) を 設 置 し、 地 域
熱、すなわち適温を維持
言い換えると待機熱を常
播が放射であることを教
発の推進を図るため、地 た羅臼町協議会を主体と
しなければならない。第
時発生している。液晶モ
えてくれる。
意義について地元住民等
⑪鹿児島県三島村
・7℃に達
二に、食べるために食材
ニターも、やはり、放熱
において外部有識者等に おいて、地域の農業高校
⑩鹿児島県指宿市
指宿市山川伏目地区に
おける地熱発電事業の実 (大林組)
薩摩硫黄島における地
であるが、
を加熱し、調理しなけれ
していることを赤外線カ
よる審査委員会での結果 や社会福祉法人との連携
民を対象として、地熱開
域における地熱開発の理
施に向けて、地熱の有効
おいて熱の存在は、次の
ばならない。第三に、人
⑨鹿児島県指宿市
間はじめ動植物の生圏と
産品の成長を後押しする
熱発電事業の実施に向け
めであり、海水が媒質、
とともに、当該施設の見
て、掘削調査に関する住
すなわち「熱素」の異常
促進を図る。
活用や多段階利用に関す
メラでは見て知ることが
方公共団体や温泉事業者 した勉強会、先進地調査
る検討、農業利用を行う
できる。発熱がほとんど 「エーテル」という相対性
対する理解を促進するこ ②北海道中標津町
等が地熱の有効利用を通 を実施する。
強会の開催や先進地視察
して、村内の地熱開発の (エスアンドカンパニー) た事業の可能性調査、勉
しての熱環境が維持され
発に関する勉強会の実施
施する。
解促進を図る。
地熱開発のための合意
さ て、 熱 素 の 概 念 は
なければならない。これ
関係者の理解を得るべく
⑤長野県松本市
町内外から複数の地熱
ッチャー)は、水位を確
慣)である。これらは、
る。 風 呂 に つ か る 行 為
認できるように透明のも
対流によるものである。
製の水差し(真空断熱ピ
のが多いが、一部には茶
り、価値あるイノベーシ
世紀の科学
熱の伝わりを説明する
色のもある。光を通しに
ョンである。
者・ ラ ボ ア ジ ェ は、「 熱
ん 太 陽 で あ る。 そ の 熱
素」という媒質の存在を
は、水素とヘリウムの熱
は、 1 5 0 0 万 度 を 超
た め に、
え、 表 面 か ら の 輻 射 熱
核融合反応で生成されて
か」を見極めるための検
いるという。その生成熱
証である。これらの調査
仮定した。熱が伝導によ
2011年から開発スタート
第1段階を終え現在第2段階に
じ て、 井 戸 の 噴 気 能 力
が、地球に暮らす人間と
査などの地表調査が実施
され、2012年に第2 (蒸気量)
、地下温度、流
動植物の熱環境となって
熱は、熱力学や熱統計
結果を踏まえた判断でゴ
力学で理論づけられる
ーサインが出て初めて、
メラを購入した。その動
(断熱性)はい
体の化学成分、井戸周辺
試験、貯留層能力評価、
機は、地域に棲むシカや
くい茶色の方が、保温性
の透水性などについて詳
環境調査などを含む、こ
イノシシの生態を、夜間
が、実は発熱や放熱とい
段階に移行。地中の構造
の場所での地熱発電実施
を含めて監視・記録する
号までが完成。現在は4
う熱移動がなければ、私
検討が行われている。地
を前提にした第3段階へ
ためであるが、日常の身
最近、筆者は赤外線カ
移行する。その判断が下
近な生活環境を撮影する
月5日、構造
熱は、光の伝
いる。
また、近隣の温泉井に
されるのは2016年度
と面白い発見がある。対
そして
号井を掘削している。
いはずである。
細な検証作業が行われる。 試験井掘削、生産・還元
おいて温泉水の温度、湧
以降、仮噴気試験をはじ
開発は2011年から
33
質構造や透水性などを調
出量、化学成分等の温泉
めとした今後の調査結果
象物の発熱と放熱の程度
査するための構造試錐井
(しすいせい)と呼ばれ
開発は順調に段階を踏
「AME 1
- 号 」 か ら 順 モニタリング調査も行わ
る観測井も2013年の
んでいるが、一方で、第
を慎重に見極めた上で下
れている。
1・第2段階まではいわ
されることになる。
次 掘 削 さ れ、 A M E 3
-
ば「本当にこの場所で地
進められている。
熱発電ができるのかどう
ら西に約
試錐井の仮噴気試験が実
を知ることができる。
施された。この試験を通
地域。この地点で現在、
視察を行う。
民説明会、開発地域見学
を支援するもの。補助事 う新エネルギー事業組合) 川内エネルギー自立協議
とを目的として行う事業 ( 中 標 津 町、 ほ っ か い ど
Column
会及び勉強会を実施する
⑨
ための市場調査及びそれ
⑦
らの検討に資する先進地
⑤
等を行う。
勉強会や先進地視察を実
調査を行う。
(シーエナジー)
及び先進地事例調査等を
による小規模発電とハウ
中標津町養老牛地区に
④
スタートした。地表地質
出光興産、国際石油開発
実施することにより、地 (指宿市)
③北海道弟子屈町
採択事業は次のとおり。 ス栽培を実施するための
を踏まえ決定された。
実施地域(事業者)
③
調査、重力探査、電磁探
㌔㍍の地点に
(弟子屈町)
②
帝石、三井石油開発の3
用されている。
の暮らしでも利
もちろん私たち
ような働きは、
しかし、熱素の
定されている。
くは、熱素は否
り、今では正し
播と同じであ
ラは見せてくれる。
熱の表情を、赤外線カメ
であるが、目に見えない
の中で最も基本的なもの
ある。熱は、エネルギー
用も、移動であるからで
なぜならエネルギーの利
り出すことができない。
たちはエネルギーをつく
LANのハブの発熱状態(○部)
(赤外線カメラで撮影)
①北海道羅臼町
⑩
⑪
20
①
社により地熱発電開発が
10
18
27
北海道西部、札幌市か
仮噴気試験の様子。なお本調査では、近隣の温泉井
において温泉水の温度、湧出量、化学成分等の温泉
モニタリング調査も行われている(提供:出光興産)
⑧
11
ある余市郡赤井川村の阿
北海道西部、余市郡赤井川村・阿女鱒岳地域での地熱発電開発
女鱒岳(あめますだけ)
30
(オリックス、羅臼町)
地下構造調査のための
仮噴気試験を実施
⑥
経産省
11
出光興産/国際石油開発帝石/三井石油開発
採択事業実施地域
6
2015年(平成27年)10月19日
新エネルギー新聞
隔週 月曜日発行
第37号