No. 27 (2015年01月31日発行)

 篭の外から(ウエブ版)
No.27 (2015.01.31発行)
1. 日本バスケットボール
都立大森高等学校籠球会
「制裁解除」に向けての動き (その 1)
編集部
<会員の活動・近況>
<編集後記>
1.
日本バスケットボール
「制裁解除」に向けての動き (その 1)
編集部
前号(No.26)と前々号(No.25)で概説しましたように、日本バスケットボール協会(JBA)
は、昨年 11 月 26 日に国際バスケットボール連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を受け
ました。その際、FIBA の直接指導の下で JBA を改革するための組織タスクフォース(Task
Force)を立ち上げることが決まっていましたが、その作業チームの初会合が 1 月 28 日に
東京で開催され「JAPAN 2024 TASKFORCE(ジャパン 2024 タスクフォース)」が発足しま
した。
JAPAN 2024 TASKFORCE
メンバー:
川渕 三郎(日本サッカー協会 キャプテン(名誉顧問))
インゴ・ヴァイス(国際バスケットボール連盟(FIBA) セントラルボードメンバー)
青木 剛(日本オリンピック委員会
岡崎 助一 (日本体育協会
副会長兼専務理事)
専務理事)
梅野 哲雄 (日本バスケットボール協会
林 親弘((株)東芝
バスケットボール部
木村 達郎(沖縄バスケットボール(株)
萩原 美樹子(早稲田大学
中村 潔((株)電通
ブレイブサンダース
部長)
琉球ゴールデンキングス
バスケットボール部
代表取締役社長)
女子部ヘッドコーチ)
執行役員)
境田 正樹(四谷番町法律事務所
久保 公人
会長職務代行)
(文部科学省
弁護士)
スポーツ・青少年局
局長)
パトリック・バウマン (国際バスケットボール連盟(FIBA)
事務総長)
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JAPAN 2024 TASKFORCE のホームページ(http://www.japan2024.jp)から
2015 年 1 月 28 日
報道関係各位
FIBA タスクフォース「JAPAN 2024 TASKFORCE」設立
~日本バスケットボール界の長期的なビジョン・目標を幅広く議論~
この度、日本バスケットボール界の長期的なビジョン・目標を作り、実行していくための FIBA タス
クフォース「JAPAN 2024 TASKFORCE」が立ち上がりました。
“2024”は 10 年後、日本のバスケットボールのあるべき姿を共有し、2020 年夏の東京オリンピック
はもちろん、その後の 2024 年夏五輪でも継続して日本代表が活躍するためにタスクフォースを行う
という気持ちを込めています。
タスクフォース設立の背景と趣旨
これまで日本バスケットボール界は、様々な問題・課題に対し、多くの議論を重ねてまいりました。
しかし、内部関係者だけによる議論では、根本的な解決や合意形成には至らず、結果、2014 年 11
月に FIBA 加盟国協会としての資格停止処分を受けると言う最も大きな困難に直面しました。
「JAPAN 2024 TASKFORCE」はこの出来事を日本バスケットボール界が変革するための大きな機会と
捉え、議論を進めてまいります。
また、より多くの有識者・関係者・選手、そして地元やファン等からインターネットや Facebook・
twitter を活用しながら、広く日本バスケットボールの未来と発展のための意見を募集し、それを集
約、参考にさせていただき議論を行いたいと考えています。
公式ウェブサイト : http://www.japan2024.jp
公式 Facebook ページ : https://www.facebook.com/japan2024
意見募集メールアドレス :
[email protected]
本日ここにタスクフォースメンバーを発表しますが、そのメンバーだけでなく、日本バスケットボ
ール界を愛する全ての方々がタスクフォースのメンバーであると考えています。
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タスクフォースのアジェンダとスケジュール
「JAPAN 2024 TASKFORCE」は、2015 年 6 月までに以下の 3 つの大きな課題について関係者間での合
意形成を目指します。
1) 男子2リーグの統合
…”FIBA Official Basketball Rules“ に従い、JBA の傘下で運営されるトップリーグ
(1 リーグ)を創生し、国内全体でリーグを成長させる。
2) 日本バスケットボール協会(以下、JBA)のガバナンスの強化
…機能的、効果的、時代の先端を行く JBA 組織を再構築する。
3) 日本代表(男子・女子)の強化体制確立
…具体的に実行可能な長期プラン(2024 年までをカバーするもの)を策定する。
主に上記の1)~3)それぞれの
A)
目標とする理想像
B)
A)に至る経過措置策
C)
B)の期間の設定
を議論し、その経過を公開してまいります。
JAPAN 2024 TASK FORCE メンバーについて>>
【本件に関するお問合せ】
JAPAN
2024
TASK
TEL:03-5537-8460
FORCE
事務局(株式会社スポーツビズ内)
E-MAIL:[email protected]
担当:金城理美 ・ 鈴木秀和
公式 Web サイト:http://www.japan2024.jp
公式 Facebook ページ:https://www.facebook.com/japan2024
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今後は川渕三郎さんが議長役のチェアマンとなって、3 つの課題について作業チームの
下にできるワーキンググループで今年の 6 月までに関係者間での「合意形成」を目指すよ
うです。3 つの課題の中で最重要課題はナショナルバスケットボールリーグ(NBL)とター
キッシュエアラインズ bj リーグ(bj リーグ)の 2 リーグを統一して新しいプロリーグを発
足させることで、「6 月」までに「合意案」がまとまらなければ「制裁解除」はなく、従
って今夏にあるバスケのリオ五輪予選には出場できなくなります。
ところで、
「2024」は 10 年後、日本のバスケットボールのあるべき姿を共有し、2020
年夏の東京オリンピックはもちろん、その後の 2024 年夏五輪でも継続して日本代表が活
躍するためにタスクフォースを行うという気持ちが込められているそうで、今後 10 年間
もの間日本バスケは国際バスケットボール連盟(FIBA)の管理下(監視下?)におかれるの
でしょうか。
それにしても今回の「資格停止」という制裁処分に胡散臭さを感じるのは私だけでしょ
うか。JAPAN 2024 TASKFORCE の設立趣意書には、「日本バスケットボール界の長期的
なビジョン・目標を作り、実行していくために FIBA タスクフォース「JAPAN 2024 TASKFORCE」
が立ち上がりました」とあり、そのために 3 つの課題について作業チームの下で合意形成
を目指すと書かれています。
3 つの課題である「男子 2 リーグの統合」も「JBA のガバナンスの強化」も「代表の強
化体制確立」もおしなべて日本国内の問題です。日本バスケ界の長期的なビジョン・目標
を作るのも FIBA ではなく JBA でしょう。3 つの課題に対して JBA には今のところ残念な
がらアイデアはありません。その結果、代表チームが弱くて国際大会で勝てなくてもこれ
は日本バスケの問題であって、FIBA の問題ではないでしょう。
2005 年に bj リーグがスタートした時から JBA 傘下と傘下にはない 2 つのリーグが併存
していて、FIBA の定款に抵触したまま 10 年近く国際試合が容認されていたのに、なぜ今
「資格停止処分」なのでしょうか。なぜ FIBA の事務総長自ら日本に乗り込んで来てタス
クフォースのメンバーとして日本バスケ界のために作業をするのでしょうか。FIBA の事
務総長ってそんなに暇なポジションなのでしょうか。
これらの「なぜ」に対しては次の記事を読んで合点がゆきました。
「JBA のガバナンスを問題にしているのは、日本バスケ界のためではなく FIBA の事業戦
略のため。FIBA は、2017 年に始まるワールドカップ予選からホーム・アンド・アウエイ
方式を採用して試合数を増やすことで収益性を上げる計画で、自国開催の東京オリンピッ
クに日本が出場出来ないのは興行面でマイナスになるので、日本には強い代表チームを作
って観客を呼べる国になってもらいたい。だからリオ五輪を諦めてでも、しっかりと日本
のバスケ界を整備する方を選ぶ可能性がある」というのです。
JAPAN 2024 TASKFORCE の「2024」には FIBA の長期戦略が込められているようです
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ね。今のところ NBL、bj リーグ、WNBL の各リーグからは JAPAN 2024 TASKFORCE の発
足に関してコメントは出されておりません。
(文・鈴木
稔)
<会員の活動・近況>
★ 国際連語論学会
篭の外から(ウエブ版)No.13 の本欄でお知らせしました国際連語論学会は、4 期生の鈴
木康之さんが名誉会長をなさっている学会です。今年も 2 月 21 日(土)~22 日(日)に第 3
回大会が大東文化会館ホールで開催されます。
会費は 500 円(会員、非会員共通)です。プログラムが催事情報 国際連語論学会第 3 回
大会(http://www.toho-shoten.co.jp/toho/saiji15-001.html)に掲載されています。
<編集後記>
JAPAN 2024 TASKFORCE が設立され、作業チームの活動がスタートしました。
「2024」には深い意味が込められていて、今後 10 年間もの間日本バスケは国際バスケッ
トボール連盟(FIBA)の管理下(監視下?)におかれるようです。
これから日本のバスケ界はどうなるのでしょうか?
元はと言えば日本バスケ協会(JBA)の無為無策が招いたことですが、だからといって FIBA
の 日 本 バ ス ケ へ の 介 入 は 賛 成 で き ま せ ん 。 ネ ッ ト へ の 書 き 込 み で は JAPAN 2024
TASKFORCE の設立は概ね歓迎されているようですが・・・。(MS)
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