vol. 建 学の 精 神 長岡大学通信 17 平成27年4月発行 月発行 幅広い職業人としての人づくりと 実学実践教育の推進 地域社会に貢献し得る人材の育成 平成26年3月発行 平成 平成2 6年3 年 月発行 行 ご入 学おめでとうございます No Philosophy No Life 地域で育つ 長岡大学長 経済経営学部長 内藤 敏樹 村山 光博 ご 入 学 おめでとうござ います 。入 学 式 の 新 入 生 の みなさん 、ご入 学おめでとうご 式 辞に、 「目標を持ってほしい」ということ ざいます。みなさんが長 岡 大 学 の 一員に を付け加えます 。目標というと漠 然としたものであるかのよう 加わられることを心から歓 迎いたします。 に思えますし、人 生 の 最 終 の 姿・到 達 点ということを考えられ さて、おそらくみなさんは、これから始まる新しい 大 学 生 活 るかもしれませんが、そういうことではありません。かつて日本 に多くの期待と多くの不安を抱いているのではないでしょうか。 の 街 道 筋には「 一 里 塚 」が 置 かれていました。この 一 里 塚に たとえば 、 「 大 学での 勉 強は面白そうだけど、難しい内 容につ は茶 店 があったりして、今日中にあそこまで行こうとか 、集 落 いていけるだろうか」とか、 「 学 生はいろいろな地 域から来てい の所 在などを示す目印になっていたそうです。 るようだけれど、うまく友 達を作ることができるだろうか」など、 抽 象 的な目標ではなく、ある限られた時 間 の 中で具 体 的な 期待と不安が入り混じった複雑な心境かも知れません。 しかし、 成 果を上げようとして努 力する、その 積 み 重 ねを通じて人 間 あまり深く心配しないでください。長岡大学では、すべての教職 は成 長していくものです。仮に資 格 取 得などの目標 が 試 験 の 員が一 人ひとりの学 生の相 談に乗ります。どんな事でも遠 慮な 点 がとれなくて達 成できなくても、そこまでに投 入した努 力は く相談してください。私からひとつだけアドバイスするならば、大 無 駄にはなりません 。必 ず 他 の 部 分で、あるいは次 の 機 会に 学 生 活をうまくスタートさせるために、一つでも良いのでサーク 生きてきます 。無 駄になるものがあるとすれば 、ああでもない ル活 動 への参 加がおすすめです。サークル活 動では先 輩 学 生 こうでもないと迷って無 為に、なにもせずにすごしてきた時 間 ともつながりを持てるので、普 段からいろいろな情 報をもらえま だけです。 すし、その人脈でさらに友達が増えることもあるでしょう。 このようにして少しずつ 積 み 上げていくことで、自分 の「 生 長 岡 大 学は地 域 の 大 学です。地 域 社 会 が 求 める能 力を十 き方 」が形 成されていきます。皆さん方が人 生をどう形 作って 分に身に付けた学 生を育て、地 域 社 会に送り出していくことが いくかは、歩いているうちに見えてくるものなのですが、ある程 本 学 の 使 命です。そのために、学 生 のみなさんには大 学 内だ 度 見えたところで次にどうするかを考える、言 葉をかえて言う けでなく、実 際に地 域 の 現 場に出かけて学んでもらうことがた と自分の哲 学を持つということが必 要だろうと思います。 くさんあります。地 域の人の声に耳を傾け、地 域の空 気を感じ 大 学は皆さんにさまざまなチャンスを提 供しています。それ ながら、地 域 の 課 題にどのように取り組んでいくべきなのかを らのチャンスを生 かして皆さん 方 の 成 長 、言 葉をかえれば自 考えてもらいたいと思います。 分の価 値を上げることに寄 与できるかは、みなさん次 第です。 これからの4年 間で、ぜひ、充 実 感 、達 成 感 、満 足 感を味 わ ご健 闘をお祈りします。 ってください。 道をよく考え、スキル 学友会執行部よりメッセージ アップを目指してくだ 学 友 会 執 行 部 では 長岡大学学友会 会長 新保 実央 (環境経済学科3年) 学 生 が 主 体となって さい 。社 会 人 になる 楽しい活 動 やイベン と、忙しくなり時 間 に トを実施しています。 余 裕 が なくなると思 1 年 生 のみなさん、ご入 学おめでとうございます 。みなさんは わ れます 。大 学 生 の これから4 年 間 、長 岡 大 学で学ぶわけですが、こうして大 学で 学友会 会長 副会長 うちに、大 学 生でしか 勉 強できるのは、友 人 やご 家 族 、高 校 の 先 生をはじめ 多くの 新保 実央 中原 紗貴美 できないことをたくさ 方々の 励ましのおかげだと思 います 。感 謝 の 気 持ちを胸に刻 んしてほしいと思います。4 年という時 間は、長いようであっと み 、いつまでも持ち続けてください。大 学 生は時 間を自由に使 いう間に過ぎていきます。一 時 一 時を無 駄にしないように、精 えます。講 義 の 時 間 割を自分で決めることができます。これが 一杯楽しんでください。学生生活で何か困ったことがあったら、 高 校までと大きく違うところだと思います。また、大 学 生の4 年 いつでも相 談してください。みなさんの 学 生 生 活がよりよいも 間 は 、社 会 人になる準 備 段 階でもあります 。自分 の 進 みたい のになりますように! 通信 4 月号 2015年 平 成 2 6 年 度より 「 長 岡 大 学COC通 信 」として「 長 岡 大 学 通 信 」と一 緒に発 行しています。 起業家から若者に贈る 進路選びのメッセージ 人材育成 オリーブ塾 開講! 2月7日( 土 )、まちなかキャンパス長 岡で起 業 家が若 者に進 路や仕 事 選 択について語る「 人 材 育 成オリーブ 塾 」が開 催 されました。長 岡 市と長 岡 大 学が主 催し、長 岡 市 出身で2 0 代で起 業した清 水 亮 氏による講 演と「 起 業 家と話そう、これ からの長岡、未来の私たち」と題した討論会を行いました。 清水氏は「長岡の図書館は幅広い分野の本が揃っていて、 中学高校時代は元より、会社を立ち上げる際にもよく通った。 長 岡は自然 豊かで大 学があり素 晴らしい環 境 。科 学 技 術に 強く、奇想天外なことを考え実行するスケールの大きい先人 達( 河 井 継 之 助 、小 林 虎 三 郎 、山 本 五 十 六 、田中角栄 )を輩 出してきた地。どんな困難 に直 面しても立ち上 がる 不 死 鳥 の 精 神があること を誇りに思っている。」と 熱く語っていました。 長岡大学の「長岡地域<創造人材>養成プログラム」が、平成 25∼29年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業=大学COC 事業」 に採択されました。長岡市とともに産業活性化、社会課 題解決および地域・コミュニティ活性化に取り組んでいます。 進化するインターンシップ 新潟フォーラムに参加しました 3 月 4日( 水 ) 、新 潟 市 中 央 区 の 新 潟日報メディアシップ で 「 進 化 するインターンシップ 新 潟フォーラム」が 開かれ 、 県 内 1 0 大 学・短 大 の 学 生 がインターンシップ( 就 業 体 験 ) やボランティア活 動の成 果を発 表しました。 長岡大 学からは「 学 生による地 域 活 性 化プログラム」に取 り組んでいる權 五 景 ゼミナールの 学 生 3 名が「 十 分 杯で長 岡を盛り上げよう」をテーマに発 表を行 いました。平 成 2 6 年 1 0月に開 催した「 十 分 杯 会 議 」で学 生たちが提 案した、 J R 東日本 の 観 光 列 車「 越 乃 S h u*K u r a 」とのコラボレー ション企 画が実 現したことなどの紹 介がありました。 会 場 の 1 2 0 名 余りの 参 加 者からは大きな拍 手 が 送られ ていました。 参加者のコメント 大学を卒業してから何かをしようという姿勢ではなく、在学中に何を達 成するかが大切だと思った。 すごく刺激を受けた。失敗をおそれず挑戦し行動したくなった。 「心からやりたいものを続けると次につながる。」印象深い言葉だった。 第2回 左から 人間経営学科2年 小川雄気 、環境経済学科2年 中沢裕太、 人間経営学科2年 中澤司 、指導教員 權 五景 悠久山・東山フォーラム開催! 平成26年度 地域志向教育研究 成果発表会を開催しました 3月7日(土)、長岡大学地域交流ホールで「悠久山東山フォ 2 月 2 5日( 水 ) 、 「平成26年度地域志向教育研究成果発 ーラム」を開催しました。地域の魅力を再発見し、情報発信 表 会 」を開 催しました。発 表 会では、今 年 度( 平 成 2 6 年 度 ) を行うため、平成26年度一年間、学生と栖吉地域の方々で 採 択された8件 のテーマについて、各 教員が活 動 内 容と成 マップ作りを進めてきました。地 域の記 憶を記した「 栖 吉お 果を発 表し、学 内・外 の 参 加 者からの 質 疑 応 答を行いまし もひでマップ」、 「 悠 久山おもひでマップ」、 「 東山自然 体 験 た。活 発な議 論 の中から地 域 への 認 識を深めると同 時に、 マップ」がようやく完成しました。フォーラムでは雪国植物園 今 後 の 新たな課 題や活 動 の 方 向 性も見えてきた有 意 義な 園 長 の 大 原 久 治 氏による基 調 講 演や「 地 域 の 魅力をどう 機 会となりました 。地 域 志 向 教 育 研 究 成 果 内 容 について 活かすか」をテーマにパネルディスカッションを行いました。 は、報 告 書 の 発 行を予 定しております。 悠 久山・東山地 域は生 活に密 接に結びついた山があり、 環境面でも文化面でも大変恵まれています。これらを有効活 用するには理念をしっかりと持ち、愛情を持った住民が自ら活 動し、学生が協力していくことが重要であると認識しました。 1 ※マップご希望の方は下記のお問合せ先までご連絡下さい。 お問合せ・申込先 ① 中越地域製造業の企業系譜と技術系譜作り ② 新潟における戦争の記憶 ③ 長岡市区域公共施設ビンテージのGISを活用したデータ分析 ④「ながおかバル街」 による中心市街地・店舗活性化の研究 ⑤ 新潟県の中小・地域金融機関による持続可能な社会の形成に向けた金融行動の 現状と問題点を探るための調査 ⑥ 産官学連携の消費者市民教育の実施による大学生の社会参画意識の変容の検証 ⑦ 地域企業の経営発展と成長および企業者活動についての研究 ⑧「買い物支援」 を中心とした住民ネットワーク構築の必要性 權五景 兒嶋俊郎 内藤敏樹 中村大輔 西俣先子 橋長真紀子 松本和明 米山宗久 長岡大学 地域連携研究センター TEL 0258-39-1600㈹ FAX 0258-39-9566
© Copyright 2024 ExpyDoc